ギャグ/解放
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
ギャグ(gag)とは、人間の言葉、行動で人々をおもしろおかしく笑わせる技術や手法の事である。似たような言葉にユーモア、ダジャレなどがあるが、ギャグはそれを発する本人の身振り、発話、などの個人独特な表現方法によるものが多い。
[編集] 概要
ギャグは元々は、轡(くつわ)の意味であり、人々を笑わせて他のおしゃべりを止めさせる行動、という意味を持っている。同じ様に人々を笑わせるものにはユーモア、ダジャレなどがあるが、
- ユーモアは特に理知的な会話、文章によって読み手・聞き手の洞察力に任せて諧謔とした笑いをもたらす
- ダジャレは主に文章中に類似した言葉を織り交ぜ、その言葉の滑稽さを笑う
- ギャグは、言葉や文章の面白さだけではなく、それを発する人の行動、発話方法、さらには表情や場の勢いなどを含めて面白さをもたらす
という違いがある。ギャグは特に、その行動を行なう個人の資質(発音・容貌が特徴的である、普段から“面白い”というイメージを他人に持たれている、など)による事が多く、それゆえ、ある人が行なったギャグがウケたとしても、同じ行動を他人が行なってもそれが必ずしもウケるとは限らない。
[編集] 種類
狭義のギャグは、その会話や劇中の流れに沿って突然発生するものとされている[要出典]。これは、元々ギャグはコメディのドラマや舞台で発せられるものが多く、そのコメディの流れを止めない事が第一条件であったためである。その後、芸人といわれるギャグや漫才を専門に行なうタレントの隆盛により、ギャグがコメディを離れて単体で楽しまれるようになって来たため、以下におけるような大まかな細分化がなされてきた。
- 一発ギャグ
- 瞬間芸とも言われる、行動者が一回の行動、発話で笑いを取るギャグ。ギャグという場合、現在ではこのことを指し、「一発ギャグしま~す」との前フリから始まる、前後の状況とは全く関係のない状況で発せられる事が多い。
- パクリギャグ
- 他人のギャグを別の人が行なった時の、そのギャグのこと。但し、芸人のギャグを一般人が行なうこと自体はこのようには呼ばれない。もっぱら、芸人同士において使われる用語である。普通、他の芸人のギャグをパクることは非紳士的な行為とされているが、“他人のギャグをパクっている”という事実自体に笑いの要素を求める高度な芸人も存在しており、そのような芸人は、他の芸人からも賛否両論を巻き起こしている。
- ボールギャグ
- ボールを使用したギャグ。ボールを口の中にいれ、不自由な発話の状態で会話する、などが例にあげられる。
- 出オチ
- 一発ギャグの仲間であるが、登場した次の瞬間に笑いを取り、そのままその出番が終了するというパターンである。例えば、この記事である。
[編集] ギャグのジレンマ
ギャグは、その定義として、言葉の面白さだけでなく、発声、表情、容姿、ポーズなど、そのギャグを発する者の資質や研究と渾然一体となって炸裂することが望ましい。しかしながら、そうしたギャグはその本人が発した時にしか面白いと感じられず(本人でさえ、状況によっては面白くない場合もある)、それゆえ人々の間に広まることがないまま廃れてしまうことが非常に多い。当たった時は非常に面白いにも関わらす、である。こういったギャグを生み出す人物は非常に稀だが、そうした人が世に登場して有名になることはさらに稀なことである。
逆に、言葉や動きだけで発するギャグは、出来はそこそこであるにも関わらず、簡単で誰にでも使えるが故に広く人々に広まる。まだ動きの滑稽さで笑える子供がよく真似をするがごとく、こういったギャグは急速に陳腐化する。結果として、そうしたギャグを発する人物はギャグの量産に追われるハメになり、ついには飽きられてしまう。
どちらにしても、ギャグを作るという職業は茨の道である。

