レスター・ウィリアム・ポルファス

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レスター・ウィリアム・ポルファス (1915年6月9日 - 2009年8月13日)—通称レス・ポール—は、アメリカ・ウィスコンシン州出身のギタリスト兼発明家。ギタリストとしては、世界最多のシグネチャーモデル[1]販売数を誇る[不要出典]と同時に、あまりその存在を知られていない[2]人物でもある。

本稿では、彼自身の生涯についてのほか、世界中のギタリストにとって肩こり・腰痛の原因となっている、彼のシグネチャーモデルについても触れる。

経歴[編集]

ルバーブ・レッド時代のレスター。見ての通りの赤髪だ。

少年期[編集]

1915年6月9日、アメリカ・ウィスコンシン州ウォーカッシャで、ドイツ系アメリカ人家系であるポルファス家の二男として生まれた。親譲りの無鉄砲で子供の頃から損ばかりしており、12歳の時分、蓄音器の針を生ギターの表板にねじ込み、出力を父親の真空管式ラジオにブチ込んで、路上パフォーマンスをした事がある。

14歳の頃には、カウボーイズというウェスタン・スイングのバンドでプロ活動を開始し、ラジオ局でも売れっ子のギタリストとなっていった。しかし、20歳頃には「ルバーブ・レッド」と名乗るようになり、頭の毛を真っ赤に染めて活動するなど、少々頭のおかしな人物であったようだ。

レス・ポール氏自作のギター「ログ」。あまりに見た目が丸太すぎてギターに見えないため、左右にギターらしく見せる為のオプションパーツまで作成する始末である。

マッドサイエンティストとして[編集]

1941年には、10cm×10cmの断面を持つ角材に、著名なマンドリンメーカーであるギブソン社のネックとピックアップを付けただけの、「ログ」というガラクタを自作した。他にも、ヘッドがないアルミ中空ボディのギター「ヘッドレスワンダー」というキワモノを、スタインバーガー社[3]や東海楽器[4]に先駆けること40年も前に製作するなど、キチガイぶりを遺憾なく発揮した。

1946年、彼は「ログ」のアイディアをギブソン社に売り込んだが、あまりにも未来に生きすぎていたため、一蹴されている。ただし、その後フェンダー社が同様のアイディアで大儲けした為、1952年、焦ったギブソン社から逆に請われる形で、彼のシグネチャーモデルが販売されることとなった。このギターの詳細については後述する。

演奏家としての成功と没落[編集]

1949年には、自作の録音機で世界初のオーヴァーダビングを行ってヒット曲を飛ばすなど、ギタリスト兼マッドサイエンティストとしての名声はますます高まった。私生活でも、後にコンビを組んで一世を風靡した相方、メリー・フォードと結婚をしている。なお、この時点で既にレスターとメリーの離婚歴は2人合わせて3回以上に上っており[5]、この2人も結局離婚している。やはり頭のネジが少し飛んでいるとしか思えない。

'50年代中盤にはレギュラーのテレビ番組を持つようになっていた彼も、ロックン・ロールの流行後は時代遅れとなってしまい、凋落の道を辿った。一方、彼の名を冠したギターは'60年代以降、エリック・クラプトンなど著名なギタリスト達の間で評判となり、時流に乗り大ヒット。この頃辺りから、このギターがレス・ポール氏のアーティストモデルであることが、本格的に人々から忘れられはじめている。

晩年[編集]

70年代に入ってから少しやる気をだしたのか、チェット・アトキンスとのデュオアルバムでグラミー賞を受賞した。その後は94歳で死去するまで毎週ニューヨークのクラブで演奏を続け、その姿はまるでロボットのようであったという。

シグネチャーモデル[編集]

本当ならば、もうレス・ポール氏の人生も書き終えたので本稿を終えたいところだが、こんな項目をわざわざ見ようとする方は、本当はギターのほうのレスポールについて知りたいはずなので、不本意ながら、少しだけ記述する。不本意ながら。

レス・ポールモデルは、とにかく重いことで知られている[誰によって?]、最もポピュラーなエレキギターのモデルの1つである。重い個体では5kg程度あり、ハードケースに入れてエフェクターボードも持ち歩くとなれば、両手に米俵を担ぐようなものである。あまりの重さに、「レスポールは重いから使わない」と言い出すギタリストは後を絶たず、愛用者はたとえ中年でなくとも肩こりや腰痛を発症するのが常である。どれだけ重いかというと、レスポールが'61年にSGシェイプへ変更された理由が諸説ある中、『重すぎて販売数が伸びなかったから』という説が存在するぐらいである。

本節では、そんなレス・ポール・モデルのヴァリエーションを解説する。

ゴールドトップ[編集]

谷でも金。母でも金。

'52年に発売されたレス・ポールモデルの原点であり、その黄金に輝く表面の塗装には、現在は使用禁止となっている有害な塗料が使われている[6]

何故こんな色になったかといえば、レス・ポール氏が「リッチで豪華に見えるから」と希望したからであり、足利義満金閣寺豊臣秀吉の黄金の茶室と似た、安直な発想からであった。

初期の頃はピックアップの位置に石鹸が付いていたが、'57年以降はハムが付けられるようになり、どちらにせよ、さながらお歳暮の贈り物のようである。

サンバースト[編集]

ギター界のビットコイン

'58年から'60年の短期間発売された、エレクトリックギター界におけるストラディバリウスのような存在であり、トウモロコシに匹敵する投機対象商品である。個体によってその色合いが異なっており、それぞれ色の通称にはハニーだとかチェリーだとか、これまたトウモロコシの品種のような呼び名がある。

現在、「レスポール・スタンダード」というモデル名で扱われているのは、基本的にはこのサンバーストの仕様(色違い有り)のものである。しかし、「スタンダード」の名称がカタログ上で公式のものとなったのは'61年のSGシェイプ変更以降である為、この時期のサンバーストレスポールをスタンダードと呼ぶと、狂信的なヴィンテージギターおじさん達にすごく怒られる。

カスタム[編集]

真っ黒くろすけ

'54年、レス・ポールモデルの上位機種として発売された、ブラックフィニッシュとゴールドパーツのモデルである。

このカラーの取り合わせは「喪服に似合うように」という理由からであり、レス・ポール氏が葬式での演奏を依頼された際のことを考慮してのものであった。このギターの、黒尽くめの未亡人のような容貌は、時としてブラック・ビューティーという異名で呼ばれ、一部の性癖のギタリスト達に根強い人気を誇る。

また、フレットは細く低く仕上げられており、あたかもフレットがないかのような不安を覚えるその感覚は、フレットレス・ワンダーと称されている。

ジュニア、スペシャル[編集]

イケメンでもブサメンでも

千原兄弟のジュニアはアゴが出ているが、レス・ポールのジュニアは平坦な面構えをしている。'54年に発売されたこの廉価版のモデル「ジュニア」は、犬耳を1つ付けた可愛いルックスのニクい奴である。'55年に発売されたスペシャルは、さらに犬耳が1つ増えて、犬耳を2つ装着している。

これらのモデルは、いわゆる「ロキノン系」と呼ばれるような邦楽バンドによく使用されているイメージが強く、サンボマスターの汗臭い人から、BUMP OF CHICKENの真ん中で女子にキャーキャー言われている綾波オタクまで、ブサメンかイケメンかを問わず幅広く支持されている。

SG[編集]

カブトムシに似ている

ソリッド・ギター、略してSG。あまりに安直なこのネーミングのギター、'61年の発売当初はレス・ポール・モデルの大々的なリニューアル版として登場している。しかし、明らかにフェンダーを意識したギブソンらしからぬ意匠のこのモデル、当のレス・ポール氏が全然気に入らなかった。あまりにも気に入らなかった為、レス・ポール氏は'63年にギブソン社との契約を解消し、こんなシンプルな名前となってしまった。しかし、'61年のこの仕様変更後、レス・ポール・スタンダード(という名のSGシェイプのギター)の生産数は、それまでの3倍ほどになったと言われている

レコーディング、パーソナル、プロフェッショナル[編集]

レス爺さん愛用

エリック・クラプトン等の使用により、'60年代後半にはオリジナルのレスポール・モデルに対する再評価が高まり、レス・ポール氏とギブソン社は'67年に再契約をおこない、レスポールの再生産が行われるようになった。そんな中、完全にレス・ポール氏の個人的な趣味で発売されたのが、69年に発売されたパーソナル、プロフェッショナルの2機種と、71年に発売されたレコーディングである。レスポール・モデル数あれど、レス・ポール氏が死ぬまで好んで使っていたのはレコーディングであり、そういった意味ではレコーディングこそが真のレスポールであると言っても過言ではない。

仕様としては、ローインピーダンスP.U.の採用、バリトーン・スイッチ、フェイズ・スイッチ、プリセット・スイッチなど、いかにもド変態発明家のレスポール氏が好きそうな謎の電飾系装備オンパレードであり、御茶ノ水の中古楽器屋でたまに見かけることもあるが、『誰がこんなキワモノ高い金出して買うんだよ』というビザール感を漂わしている逸品である。その重量は果てしなく重いそうであり、そういった意味でも真のレスポールと言えるであろう。

シグニチャー[編集]

右がシグニチャー。何か全体的に変である

レスポール・モデルと名前が紛らわしいが、こちらはレスポール・シグニチャーというモデル名のギターである。この'73年に発表されたモデル、自らソリッドボディギターの道を切り開いたレスポール氏のモデルのくせに、ホロウボディである。ただ、色はゴールドで、ピックアップはローインピーダンスと、そこはかとなくレス・ポール氏らしい仕様となっている。

おそらく世間的にはマイナーな部類に入るギターの為、「レスポール買ったょ!」と言ってこのギターをスタジオ練習にもっていけば、バンド仲間の度肝を抜くことが可能だろう。 なお恐ろしいことに、'90年代後半のEpiphoneのカタログには、このレス・ポール・シグニチャーの廉価版が載っており、とてつもない『誰が買うんだ』感を醸し出していた。

シグニチャー・モデル[編集]

ギブソン社から、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジや、エアロ・スミスのジョー・ペリー、元ガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュ、B'z松本孝弘などのシグニチャー・モデルのレスポールが発売されている。

言うまでもなく、これらは「ジミー・ペイジ氏のレス・ポール氏のモデル」「松本孝弘氏のレス・ポール氏のモデル」といった意味になってしまうので、全くわけのわからないナンセンスなネーミングである。発売元である当のギブソン社がこの有り様なのだから、レスポール・モデルがレス・ポール氏のシグニチャーモデルであることが世間にあまり認知されないのも、無理なからぬことと言えよう。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ アーティスト名を冠した楽器のこと。中学時代や高校時代、憧れているミュージシャンのシグネチャーモデルを購入してしまうと、のちのち自分の人生を振り返った際に黒歴史となることが多い。
  2. ^ 一部のカントリーミュージック愛好家や、一部のギターオタクを除く。
  3. ^ 1980年設立、ヘッドレスのギターを販売することで有名な変態メーカー。
  4. ^ 1983年にアルミ製ボディのギター・Talboを発売した、国産変態メーカー。
  5. ^ 『レスポール読本』によればレスターにとって3度目の結婚、これによればレスター2度目、メリー3度目の結婚である。
  6. ^ 料理研究家・平野レミの息子の弁広告がやたら多い上に、ホチキスで留めただけのクソみたいな製本の某大手ギター雑誌によれば、ラッカーに真鋳を混ぜたものをふきつけている。