エクストリーム・軍靴の足音

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エクストリーム・軍靴の足音(えくすとりーむ・ぐんくつのあしおと[1])とは、ある話題、題材、作品をどこまで強引に軍隊軍国主義に結び付けられるかを競う、エクストリームスポーツの一種である。

概要[編集]

エクストリームスポーツとはいえ、己の肉体ではなく、頭脳を使う競技である。 非常に高い言語能力、文章構成能力、アジテーション能力を必要とする競技であり、それらの能力とあまたの時事のなかでも特に大衆の興味を引くことができるものをチョイスできる競技者自身のセンスが必要である。

この競技における優秀な選手は、プロパガンダ活動の期待の星として各方面からのスカウトが多数来る。中にはお抱えのコラムニストにすらなった者もいるため、挑戦者は多い。

歴史[編集]

競技自体の歴史は、かなり古くから続いている。元々は人を広場などに集めて、口頭による発表によってその評価を競っていたが、新聞などの媒体が普及するにつれ、非常に多くの人に評価をゆだねられるようになり、競技としての確固たる地位を築き上げた。

日本では、特にここ何年かの国内外の情勢を受けて、いままで全くこの競技を知らなかった専業主婦や、団塊世代などの人々が、新規参加するようになり、これを受けて大手マスメディアがこぞってスポンサーとなり、競技者を支援するようになったため、急激に知名度が上がった。

ルール[編集]

対象[編集]

取り上げる話題、題材、作品は、それが直接軍隊、あるいは軍国国家を描いたもの、戦前体制への回帰や軍国主義の賛美を行っているもの以外ならば、なんでもよい。

文章構成ルール[編集]

一般的な作文、論文のルールを最低限満たす必要がある。人に見せるのに恥の無い作りであれば良いが、できるだけ雑誌などの媒体に載せる事のできるレベルの文章が望ましい。なお、誤字、脱字は大きな減点要素である。

高得点への道[編集]

まず、これから取り上げる話題、題材、作品について簡単な説明をする。何について語るかを述べるのは、論文、作文でも基本であるので、ここを蔑ろにしている作品は、この時点で評価の対象から外される事もままある。
実はエクストリーム・軍靴の足音ではここはすっ飛ばしていきなり転に行っても良い。なぜなら、本質的に語りたいことは取り上げた話題、題材、作品の中身ではなく、その存在自体が軍国主義への回帰の象徴であることの証明だからである。起で、つかみが終わったら、いきなり転で取り上げた話題、題材、作品に対する反論を並べても良い。もちろん、自分の主張に厚みを持たせるため、あるいは、持ち上げるだけ持ち上げといて落とすために、ここを充実させるのも作戦である。
転では取り上げた話題、題材、作品について、特に何の問題もなさそうな一部分を取り出し、いかにもそれが軍隊や軍国主義を連想させるとんでもないことであるかのように煽る。この時に、作品全体の思想や、作者がこの場面を書いた背景、理由などは一切無視して、切り捨てる。一度捨てれば、あとは何を言われても知りませんでしたで済むからである
そして、取り上げた事柄一つ一つに「冗談ではない、戦争反対」といった反論をつけておく。
コツとしては、とにかく話題、題材、作品全体をくまなく見渡し、戦時中に行われた徴兵などといった行為とをうまく結びつけることにある。また、選んだ一部分がほとんど戦争などを連想させない事柄であればなお良い。
ここでは、取り上げた話題、題材、作品の当事者、作者などに対して、有識者の第三者の意見を通じて批判を一つ置いておくのがポイントである。他人の意見による裏づけを取っておくことで、ここまで書いた主張を磐石のものとする。その上で、自分の意見を述べて締めとする。
また、エクストリーム・軍靴の足音と言う名前だけあって、結で「音」に関する事について取り上げると、非常に高い評価が得られる。このテクニックは、次節のお手本の締めの部分を参考にして欲しい。

お手本[編集]

以下はエクストリーム・軍靴の足音の歴史の中で、もっとも有名で評価の高い作品の一つである。難度の高い競技であるが、非常にレベルの高い作品が多いため、この作品のレベルを基準として挑戦して欲しい。

少し前に、「カードキャプターさくら」という、NHKで放映された マンガが流行っていました。
うちの息子(36歳、無職)も一生懸命見ています。
だいぶ前に終わったのに、ビデオ屋などに行くと、根強い人気を持っているとのこと。

さて、「さくら」という名前を女の子に付ける親が、ここのところ急増したと、先日の「朝日新聞」に書いてありました。
今の若い人は知らないと思いますが、桜は戦争=軍国主義のシンボルでした。
アジアの人々の心をあざ笑うかのように、最近の靖国公式参拝を公言し、
異を唱える市民を「頭のおかしい人」と冷笑する極右派の小泉首相の異常な人気を考えると、さもありなんという気がします。

このマンガは、主人公の女の子がいきなり「あんたはカードキャプターや!」と有無を言わさず言われて、戦わされます。
私はふと、かつて若者が「赤紙」1枚で無理やり兵隊に取られた過去を思い出しました。
そんな時代はもういやです。スタッフの皆さんには、戦争で亡くなった方はいないのでしょうか。
平和を愛する人間らしい気持ちはないのですか!なによりも平和が一番です!

また、「愛がなくなるなんて悲しすぎるよ」と言って、悪役と戦うシーンがありますが、
侵略戦争はいつも「お国のため」といったきれい事のもとに行なわれるのです。
このマンガが、軍国主義を扇動している危険なマンガに見えるのは、私だけでしょうか。

NHKは不偏不党と言うのは、真っ赤なうそだと、本多勝一さんも書いておられます。
実際には、世界に誇る平和憲法をないがしろにする、危険なマンガを垂れ流しているのです。

私には、NHKをつけると映ってくる、この小さな女の子の「はにゃーん」という声が
若者を戦争へと駆り立てる軍靴の足音に聞こえてなりません。
カードキャプターならぬ、赤紙キャプター「同期の桜」の時代はもうたくさんです!

脚注[編集]

  1. ^ 「ぐんかのあしおと」と読みたくなってしまうユーモア欠乏症患者がいるかもしれないがここにもある通り、「ぐんくつのあしおと」が正しい。

外部リンク[編集]