(・∀・)イイ!-ロケット
(・∀・)イイ!-ロケット(イイロケット)とは、JAXAが運用中の固体ロケット。またの名をイプシロンというはそんな事は誰も気にしない。2013年に1号機が打ち上げられた。 初飛行ではSPRINT-A(ひさき) / EXCEED(エクシード)とかいうかっこいい名前の小型衛星を乗っける予定である。
経緯[編集]
M5型ロケットがあまりに金食い虫だったため、もっと安くて使いやすいロケットがあればいいなというコンセプトで作られるのが、この(・∀・)イイ!-ロケットである。
なお、M5型廃止の理由は、表向きはあまりに高額で即応性がなかったためとされているが、世界最大のICBMであるピースキーパーをも上回るその打ち上げ能力を恐れた一部の国内外の勢力が圧力を掛けたためではないかという噂もある。このあたりの事情は、英語版wikipediaが詳しい。(ウィキペディアにはめずらしく、真実が書かれた記事である。) とはいえ、JAXA理事長は(・∀・)イイ!-ロケットを移動式ランチャーで打ち上げるという構想も持っているなので、必ずしもそれらの勢力の思い通りには行っていないようである。
なお、(・∀・)イイ!-ロケットはパソコンたった3台で遠隔地から打ち上げ管制が出来るみたいなので、腕に覚えのあるハッカー諸氏はロケットのハッキングを試してみるのもいいだろう。
能力[編集]
弾道ミサイルとしての能力
地球の全地点へ、1.2トン以上の弾頭を打ち込む能力がある。M5型ロケットの1.85トンには劣るものの、実用性は十分である。朝鮮民主主義人民共和国の宇宙ロケットをはるかに上回る能力である。
惑星間ミサイルとしての能力
残念ながら、(・∀・)イイ!-ロケットには惑星間軌道へ到達する能力はない。無理すれば100~150kgの弾頭を運べるが、明らかに能力不足である。ただし、後継ロケットでは能力回復するものと見られている。開発責任者の森多プロマネの頑張りに期待すべし。
人工衛星打ち上げ用のロケットとしての能力
偵察衛星などに用いられる極軌道への打ち上げ能力は、約450kgである。衛星の製作費用を別にすれば、H-IIA型ロケット1機分の費用で、2~3機の偵察衛星が打ち上げられるので、日本の防衛能力の向上に寄与するものと見込まれる。ただし、日本の偵察衛星はちょっと重たい(900kg程度と推定されている)ので、ダイエットは必須である。
費用[編集]
開発費用は約120億円、一機あたりの打ち上げ費用は25~30億円を目標にしている。この手の計画は「小さく生んで大きく育てる」が基本になっているので、この費用は今後増大することが予想される。
↑のような記事を2007年頃に書いたのだが、案の定、2012年時点では開発費200億以上、打ち上げ費用38億円と、着々と増大している。初飛行も当初の目標の2010年度から2013年度へと、ずるずると延びている。
なお、2017年度を目処に、当初の予定の30億円以下を目指して開発が進められているが、また新たな開発費が掛かるであろう。
将来[編集]
GX型ロケット、通称「糞ロケット」(メタンガスで飛ぶため)の上段用として開発されていた、世界初の国産LNGエンジンLE-8をイプシロンの上段として使用するという構想もある。冗談じゃないようだ。