アルビレックス新潟

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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディアの専門家気取りたちが「アルビレックス新潟」の項目を執筆しています。

アルビレックス新潟(- にいがた)とは、新潟市を本拠地とするプロサッカークラブである。

目次

[編集] 概要

Jリーグチームであるが、本州日本海側では最大規模を持つプロスポーツチームであり、女子サッカーチーム「アルビレックス新潟レディース」は元より、シンガポール唯一の日本人サッカーチーム「アルビレックス新潟シンガポール」を所有。さらにはシンガポールが出資する形で、2012年にスペインバルセロナに「アルビレックス新潟バルセロナ」を設立。さらに、同じくシンガポールが出資して、2014年1月にカンボジアの首都プノンペンを本拠地とする「アルビレックス新潟プノンペン」が設立するという、実に新潟県民もビックリな増殖を繰り返すクラブである。

その結果、日本で一番世界進出を果たしているクラブチームである。信じられないんだけど、海外に3ヵ所もクラブを抱えるということは、確かにそういうことになる。

愛称は干潟

なお、雪国を本拠地とするチームなので、J1に昇格して10年を経過し、今年こそACLを狙おうなどという話が出たとしても開幕直後に今年こそ降格だろうと思っているネガティブファンが大勢いるのが大きな特色である。今年こそ優勝だ! なんて夢物語は口が裂けても言えず、言ったとしても他チームのファンのみならず、自チームからもバカにされる運命にある。負けて納得し、勝って不思議がる、判りやすく言うと東北楽天ゴールデンイーグルスの先輩のようなチームである。ついでに言えばカップ戦(菓子杯、天皇杯)などは連戦連敗。まったく勝ち上がることができず、若手の練習試合だと割り切っている節もある。ただし、好くも悪しくも新潟市の気質にマッチしているため、地盤は新潟県のほか、お隣の庄内県魚沼県にも広がっている。

あわせて、サッカー以外にも別法人として野球チーム(新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ)やバスケットボールチーム(新潟アルビレックスBB、女子チームの新潟アルビレックスBBラビッツ、アメリカの独立リーグに所属するロングビーチ・ジャム・アルビレックス)、アルビレックスチアリーダーズ新潟アルビレックスランニングクラブ、スキーやスノボのチームとしてチームアルビレックス新潟、さらにはモータースポーツチームのアルビレックスレーシングチームなどが存在するが、新潟県民でもこの増殖にはほとんどついていけないため、この項目では割愛する。

[編集] 歴史

[編集] チーム結成以前

  • 1955年、前身となる新潟市のクラブチーム新潟イレブンSC結成。
  • 1994年日韓ワールドカップの開催に向け、新潟市にプロサッカーチームを! というサッカー関係者にとっての夢物語、一般人にとってのどーでもいい戯れ言が始まる。
  • 1997年、JFL(J2下部リーグ)昇格。チーム名を「アルビレオ新潟」変更することになったが、アルビレオなんて名称はとっくの昔に商標登録されていた。慌てて、アルビレックス新潟にチーム名を変更する喜劇を、新潟市民は生暖かい目で見守った。もっとも、この事件をきっかけに新潟市民にその存在を(一応)知られるようになる。(ちなみにこの時、「オラッタ新潟」と後一歩の所でつけられそうになった。笑われる名前にならなくてよかったね)

[編集] チーム結成~J1昇格まで

タダ券バラマキなど無謀なチーム経営の負債はこのような所に回っているが、所詮世間は冷た~い。
  • 2001年、日韓ワールドカップ開催にあわせ、新潟スタジアム(通称:ビッグスワン)建設完了。ただし、長野オリンピックの悪夢から抜け切れない雪国人は、こんな赤字を垂れ流す箱物を建てどうすんだと、ずっと無用の長物扱いしていた。さらに、開幕セレモニーとしてさだまさしのコンサートを選んだそのセンスに多くの人間が驚愕した。
  • 2002年、日韓ワールドカップが開催されると、日本人と一緒に新潟市民も世界のサッカーに触れる。そして、自分たちの県にもサッカーチームがあったことを思い出す。その結果、世界のサッカーとおらがとこのチームのレベルの差に愕然とした人間の多くは、ネタとして、日本で最も雪の多い地域の一つでサッカーチームを応援という自虐を楽しむようになる。そして、見事にJ2で昇格失敗。この段階で新潟市民のハートをがっちりつかむ。
  • 2003年に何の因果か最終節に1位をかすめとる劇的な展開でJ1に昇格。この時期の奮闘をきっかけとして、新潟では反町といったら隆史ではなく北京オリンピック康治(隆史も康治も、地元が浦和なんだが…)を指すことになる。ただし、代表監督の反町の下の名前が康治とは知らない人間も多い。ビッグスワン完成と同時に、タダ券のバラマキというそれまでになかった集客方法で熱心なファンを大量に生み出すことに成功する。思ったよりもでかいビッグスワンを橙色に染め上げたアルビレックスの成功があまりに派手だったため、日本全国に二匹目のどじょうを狙うサッカークラブが雨後の筍のように出現することになる。しかし、この時期から新潟の誇りだったなんて言うのはいくらなんでも言いすぎである。

[編集] J1昇格後

  • 2004年、J2で得点王としてチームを支えてきたマルクスが抜け、1stステージ終了時で14位と降格の危機に瀕する。予想どおりと大部分のファンは感じていたことは秘密。その後、南蛮国よりオゼアスを召集し、ファビーニョエジミウソンの3人で南蛮戦隊オコメンジャーを結成。この戦隊の活躍により2ndステージは6位と躍進する。
この時期から、強い相手に勝ち、弱い相手に負けるというアルビレックスのチーム性が固まっていく。
  • 2005年、隣の魚沼県大地震が起こったのに、「がんばれ新潟!」という垂幕で魚沼県民から苦情が来る。魚沼県の震災被災者からしてみれば、「魚沼の物は新潟の物? ふざけんな!」である。オゼアスが脱退したが、新たに代打の神様が入隊。世界レベルのフリーキックに驚いたファンは大勢いる。そして、そのフリーキック以外の得点源がなかったことに驚いたファンはもっと大勢いる。まぁ、この時期ぐらいなら新潟の誇りといえなくもない。
  • 2006年、反町監督勇退。代わりにモンテディオ山形から骸骨がやってきた!でも、代打の神様帰国。そしてぎりぎり残留だ!
  • 2007年、シーズン前に深井正樹千代タンデビ純カスマル様、そして新潟に骨を埋める覚悟でやってきた禁則事項ですを補強。これが功を制しチームは快進撃を続けた。中でも禁則事項ですはチームの精神的支柱となりそれまでチームの顔であった慎吾ゴーゴーをベンチへ追いやる程の活躍をみせた。一応、6位に滑り込んだ。その後、チームが引き抜きでガッタガタになるとは知る由もなかった。
  • 2008年、前シーズン終了後禁則事項ですが「やっぱ俺、猫より犬派だから…」と言い残し沈没しかけの泥舟に復帰する。そして、アルビレックスにとってのバースが埼玉のお金持ちのところへ円満に移籍。彼の活躍ぶりから引き止められるわけはないと達観していた新潟県人は多いが、どうせなら、ヨーロッパに行ってほしかった。なお、開幕後に泥沼の4連敗を達成し、エジミウソーーーン(泣)と多くのファンに嘆かせたが、幸い、アレスさんの補強が当たり、なんとか降格圏を脱出。ところが11月になるとなぜかアウェイ戦でゴールが決まらなくなるいつもの病気が再発、順調に順位を落し続け、ついに最終節に、運が悪かったらJ2降格というプチスペクタクルを演出することに成功する。幸いにも、ガンバ大阪をホームに退けることに成功、J1残留を勝ち取ったが、最終的に13位。でも、まぁ、ほら、新潟だし。ちなみにこの年、マル様不在の試合でまったく勝利できなかったことは秘密だ。
    このような順位でも監督の更迭の話が出てこないのが新潟クオリティだが、一つだけ強烈に動いているものがある。それは、2010年にJリーグの春秋制を秋春制に変更するだのいう戯言ついてである。新潟の冬に屋外でサッカー観戦するなどというのは、ある意味自殺行為であるため、サポーター、チーム一丸となって改悪に反対している。
  • 2009年、前年度のチーム得点王アレスさんを手放すことを決意。まぁ、ゴールした瞬間にユニフォームを脱いで、イエロー食らったおかげで、チームをJ2陥落の危機に陥れていたことはサポーターも理解していたため、エジミウソンほど惜しまれることはなかった。代わりに、大宮アルディージャからペドロさんが期限付き移籍やってくる。
リーグ開幕直後から、何か悪いものでも食べたんではないかと思われるぐらいに連携が機能しまくり、リーグ戦で一時は首位にまで立ち、その後もリーグ上位をキープするなどという、新潟の歴史に残る快進撃。もちろん、ファンはまったく盛り上がっておらず、期待もしておらず、なおかつ「今年、何位ぐらいだと思う?」「ここまで調子いいから10位ぐらいじゃない?」などと半ば本気で話していた。これは、褒めた直後に負けるという、悪しき伝統を回避するためにはどうしてもやらなければならない儀式である。あわせて、リーグ戦とはまったく関係ないナビスコ杯では連敗続き、あっという間に敗退している。そんな彼らを見て新潟サポーターは「やっぱり新潟だ」と安心しているのも現実である。
そして、夏に入ると同時にまったくシュートが入らなくなるいつもの病気が再発。多くのファンを安心させると同時に定位置へ向かって急降下し、無事、アジアチャンピオンズリーグ圏内から外れる。しかし、場合によっては、あの妙に薄っぺらな戦力でアジアの強豪と無駄な戦いをしまくるような状況に陥るとも限らないため、訓練されたアルビレックスファンでも気が気ではない状況が続くことになる。
8月末、レンタル移籍なのにチームでもっともゴールしまくっていたペドロさん大宮から完全移籍させる、と同時にネズミと11匹の仲間にン億円で売り渡す。仕組んだのがもちろん難波のあきんどであったが、その結果、新潟ではありえないほどの大金をタナボタで手に入れるが、このチームにそんな大金を有効利用できる経験はまったく存在しない。よって、ファンも気楽に、これでマリノスから移籍してきた大島秀夫がちったあ活躍するんじゃないか、などとてきとーなことをほざきつつ、ペドロさんの移籍からまっっっったくゴールが入らなくなった状況を、別の意味で楽しむのが、訓練されたアルビレックスファンのいつもの姿である。
その後、いつもの勝てなくなる病が続くも、なぜか同じように勝てなくなる病にかかった相手と連戦することになり、なんとか順位を下げることなく9月を乗り切る。すると、10月4日、首位を走っている鹿島アントラーズとの戦いを○様のスーパーゴールによる1-0で勝利し、見事、今年度の降格を免れる。一応、首位争いも翌年のアジアチャンピオンズリーグ出場も可能な首位との勝ち点差4点での5位という立場であったにもかかわらず、今年度の降格を免れる
2009年のJ1最終成績は13勝11敗10引き分けで8位。そして特筆すべきは、優勝した鹿島に2つ黒星をつけた上、2009年度降格が決まった3チーム、大分に2引き分け、柏に1勝1敗、千葉に1勝1分けと、まさしく強いやつらには強く、弱いやつらには弱いという新潟というチームの持ち味を発揮した一年となった。あわせて、ウィキペディアにすら「中位力の新潟さん」とかかれる始末。これは、ウィキペディアのような信頼性のおけない辞書のようなナニカでは、以下に示すような2010年の惨状が理解できなかったためである。

[編集] 2010年

2010年のアルビレックス新潟を参照ください

[編集] 2011年・前半戦

2011年のアルビレックス新潟・前半戦を参照ください

[編集] 2011年・後半戦

2011年のアルビレックス新潟・後半戦を参照ください

なお、なんで分割されたかについては、正直なところ、思い出したくない

[編集] 2012年

アルビレックス史上最低の1年にして最高の奇跡の年。

[編集] 2013年

この年、アルビレックス新潟は飛躍する。

[編集] 現在

[編集] 2014年

アルビレックス新潟というチームは、数年先を見越して種を撒くことに特化したチームである。

決してだの希望だの、にわかファンだの泡く銭だのといった不確定なものに過大な期待をしないチームである。無論、それらも大事であることに代わりはないのだけれど、多くの強豪チームがそういった不確定要素に振り回されて没落していった向こう側で、アルビレックスがこつこつ借金を返済しながら有望な若手の育成に力を注ぎ続けたのは、そちらのほうが確定された要素であったためである。そして、実にまったく小さいことからコツコツと積み上げていくのがアルビレックスで、チームの肝であるブラジル人選手とのコネクションを長年にわたって重視。帰国した元選手とのつながりから多くの選手を招聘し、彼らの住環境を大事にし、移籍する際もその後のケアまでしっかりと取り組んでいる。さらには地元のマスコミや各種企業、そして古くからのサッカー関係者との良好なパイプを築き上げ、さらには海外へも未来を見越して様々な拠点を整備。その結果、ウィンタースポーツぐらいしか取り立てて話題のなかった新潟に、通年で情報が発信できるサッカー文化が根付くことになる。

ただし、大本であるJリーグ機構とは0円移籍から秋春制、さらには2ステージ制への移行も含め常に因縁があるというのが玉に瑕だけれども、そういった逆風の中でも決して信頼を裏切るようなことをしなかったチームである。そして、有力選手の無体な引き抜きや有望選手の獲得競争などで汚名をかぶることは、なかったわけではないけれど、人としてファンとして後ろ指を指されるようなことをしていないチームであるというのが、多くのJリーグファンのアルビレックスに対する共通認識である。

で、なぜこういった話を年初しかも冒頭で行わなければいけないかというと、2014年シーズンというものが、Jリーグクラブライセンス制度によって定められた、財務基準に深く関わる年だからである。

[編集] クラブライセンス制度

2011年にJリーグ機構が導入を決めたクラブライセンス制度とは、元は健全経営の申し子みたいなドイツのブンデスリーガが最初に導入した制度で、ようはサッカーチームとしてちゃんとした基盤を備えているチーム以外はリーグに参加させないという、ある意味、当然な話を具現化したものであるのだけれど、それを2009年にAFC(アジアサッカー連盟)が導入し、ACLに出場する資格として採用することを決定したことで、一部チームに大変に大きなお金が動く日本において、いろいろと楽しい話が出てくることになる。

で、結局のところ、このライセンス制度は放漫経営がネックとなっていたJチームに大鉈を振るうことを目的として導入されることになる。

具体的に言うと、2012年から3年連続で赤字を出したチームはライセンスを剥奪されてJFLに降格の可能性があり、さらに2014年末に債務超過に陥っていたとしても一発でアウト。リーグからサヨウナラ。ついでに、選手の移籍金や給料の未払いが起こってもグッドバイという大変に厳しい制度である。分かりやすくいうと、横浜・F・マリノス&ヴィッセル神戸、そして何よりもアビスパ福岡が本当にマズイ。とてつもなくマズイ制度である。

ちなみに、2013年末の段階でマリノスの債務は16億円強。ヴィッセルは9年連続の赤字経営。アビスパの選手への給料は2013年11月に支払いが滞る寸前だった。他にも危ないチームはJ2で多いのだけれど、それらのチームは財政の規模が小さいため、栃木FCのように債務を圧迫するようなブラジル人選手を移籍させ、2014年は若手主体で挑むことで今回のライセンス制度に引っかからないような対応が可能な状況のチームがほとんどである。

しかし、アルビレックスは2011年にこの話が出る以前から健全経営に徹しており、そういった世の中金じゃなんて話は対岸の火事であるのだけれども、いかんせん2011年と2012年に成績が火達磨になったのは明らかにこの制度が原因である。こんなクソ大事な時期であるにも関わらず、対岸から飛び火して選手を掻っ攫われた結果である。が、それでも生き残った生き残れた悪運については、アルビレックスが異常だった。ということにする。

そして、迎える2014年である。はっきり言うと2014年のJリーグは、アホな運営をしているチームが地獄へ落ちる年である。そして常識的な経営をしてきたチームでも、風向きによっては大変に厳しくなるシーズンである。そのため、シーズン開幕前に名古屋グランパスが大幅に戦力を放出し、ベガルタ仙台もU-21の監督に就任した手倉森誠監督以下続々とレギュラーメンバーを移籍させ支出を削減。そしてあのビッグクラブ鹿島アントラーズですら、生え抜きの超有力選手である大迫勇也選手をドイツへ移籍させることで赤字の解消に努めるなど、まさに焼け野原といった雰囲気がそこにある。

そんな中、われらがあるびれーっくすは、毎年毎年無体な引き抜きを仕掛ける連中が軒並みライセンスに引っかかって健全経営を目指さないとならなくなるという僥倖の中で、珍しく、本当に珍しくも、ある程度の戦力を維持したまま新シーズンを迎えることになる。なお、そんな中でもヴィッセルとマリノスがなんら大規模な支出削減をせずに、ガンバ大阪が1億円もの大金をかけて東口順昭選手を掻っ攫っていけたのは、はっきり言えば親会社が強いから、である。

で、アビスパがとてつもなくマズイのは親会社がでかくないのに放漫経営しまくってたためである。

こういったチーム運営を、羨ましくなくもないが代わろうかと言われても断るだろう。(さだまさし、戦友会より)。

なんにせよ、砂をかんで地にはいつくばった健全経営のチームにとって、まさに2014年は格好のチャンスである。親会社が強いチームであっても、夏場に大きく情勢が動く可能性は高く、そこに付け入るチャンスがある。といいんだけれども、そういった話とアルビレックスが結びつかないのは、これまでの積み重ねのせいであり、こりゃまたどうしようもない。

けれど、2014年はアルビレックスにとって大きなチャンスであることは間違いない。なんせ、躍進した翌年に中心選手を引き抜かれなかった年なんて、それまでなかったんだから。

[編集] 1月

過去に例を見ないほど順調に推移した2013年12月から14年1月にかけてのストーブリーグ。本来であれば絶叫や七転八倒があまた見られる新潟がこれまでにないほど順調な日々をすごすことになるのだから、どう考えてもフラグにしか見えない。などと書いた直後、実はチームの絶対的な守護神とキャプテンを引っこ抜かれているにも関わらず、新潟ファンのほとんどが平穏無事な日々だと考えていることに愕然とする。けれど、それも、悲しい事実であり現実である。

そして、中心選手のぶっこ抜きで空いた大穴を埋める移籍も逐次行われ、昨年と同様、戦力の補強ではなく既存の戦力と新戦力の競争を促すチーム体制が整うことになる。最終的にチームが胎動する1月16日の段階で、2014年のレギュラーメンバーとして確定しているのが、川又堅碁選手にレオ・シルバ選手、そしてキム・ジンス選手の3人しかいないという、実に素晴らしいというかというかなんというかまぁ、新潟らしい戦力の高め方である。

2013年度の不動のレギュラーメンバーである田中亜土夢選手や成岡翔選手ですら、強力な対抗馬をあてがわれ、ややもすると開幕レギュラーの座が危ぶまれるという状況であり、それはDF陣においても同様である。特に、昨年、開幕から閉幕まで常に穴が開きっぱなしだった右SBの熾烈な争いは、今年のアルビレックスの命運を決める可能性が高い。

[編集] 移籍その1

というわけで、一気に。まず、1月7日に酒井宣福選手がアビスパ福岡へレンタル移籍し、早速チームとも合流。ぜひ、今年こそは酒井高徳選手の弟であるという枕詞を使用せずにすむような活躍を期待すると同時に、の名称は酒井高聖選手のものとなることも確定する。

で、その翌日の1月8日に、三門雄大キャプテンが横浜・F・マリノスに完全移籍。あべし。いや、けれど、うん、まぁ、なんだ。財政に不安を残すマリノスだからこそ、2013年で契約満了だった三門選手を取ったわけで、取らざるをえない状況になったわけで、そういったステップアップの可能性を掴み取った三門選手の作戦勝ちとも言える。無論、パスセンスが求められるマリノスでチームになれるにはけっこーどころか相当に辛そうだけれど。けれど、2014年シーズンの活躍を祈るものである。言いたいことは山ほどあるけれどもさ。

そして1月9日、ジュビロ磐田から柳下正明監督のツテで小林裕紀選手を獲得。なお、獲得には東口資金の一部が当てられた模様。これで、元ジュビロ所属で過去に柳下監督の薫陶を受けたアルビ選手は、サガン鳥栖に移籍した菊地直哉選手と2013年バリッバリのレギュラーだった大井健太郎選手、そして成岡翔選手に次いで4人目であり、なおかつ、それら全ての選手と監督も含めて、磐田のフロントやファンとギクシャクしての移籍という時点でちょとおかしいと思わざるをえない。まぁ、だいぶおかしいからこそチームが崩壊したのだけれど。無論、菊地選手の件は別にしても。なんにせよ、これでMFのレギュラー争いがとんでもないことになる。

で、その後は続々と出て行く選手の話題になってしまうのが悲しい話で、1月11日にカターレ富山にレンタル移籍をしていたキム・ヨングン選手がそのまま富山に移籍することが決定。セットプレイ時のキッカーに困る新潟であっても、基本は走って走って走り続けるチームである以上、アジア枠を争う相手がスタミナお化けキム・ジンス選手であったことが彼の一番の不運であった。けれど、2013年は富山で31試合に出場しているように、今後もよりいっそうの活躍を祈るものである。

[編集] 移籍その2

1月15日、いつもとは違う形で奥山武宰士選手との契約を解除。本来であれば最後の最後まで移籍先を探すアルビレックスが単に契約満了のみを発表するというのは大変に珍しいけれど、筋肉の怪我という話もあることから、非情であるけれどチームの動きとしては特に間違ってはいない。しかし、今後の彼の動きが、アルビレックス新潟シンガポールに所属する選手に大きな影響を与えることを考えると、やはり最後の最後までしっかりと面倒を見て欲しいけれども、こればかりはどうなるか分からない。ただ、退団する際のメッセージに悲壮感がないことが幸いである。

そして同日、西村竜馬選手がJ3のアスルクラロ沼津へレンタル移籍。とりあえず川又堅碁選手を筆頭に、黒河貴矢選手やフィッツジェラルド舞行龍ジェームズのように、下部リーグへのレンタルからたたき上げてJ1レギュラーの座を奪い取った選手がいるアルビレックスというチームは、本当に若手選手に道しるべを与えることに長けている気がする。無論、それが長い長い道のりであっても。なんにせよ、西村選手の3年連続のレンタルの先に何があるかを決めるのも西村選手なわけで、どうなるかは誰も分からないけれど。

で、またさらに1月15日。なんと、Jリーグでは大変に珍しいトレードが行われ、大分トリニータからU-21代表に選出されたSB松原健選手がレンタルで移籍すると同時に、アルビレックスからCBの増田繁人選手が大分へレンタル移籍。この結果、韓国代表に定着したキム・ジンス選手のバックアップができる選手がリハビリ真っ最中の坪内秀介選手しかいなかった問題がようやく解決する。もっとも、松原選手の本職は右SBであり、そちらの競争の激化もまた新潟ファンとしては喜ばしいことである。そして、大分も2013年に崩壊したDF陣を埋めるピースが獲得でき、双方でよい結果が出たらいいな、というトレードになったことは間違いない。無論、松原選手はその崩壊したDF陣の一員であり、攻撃力は十分、でも守備はまだまだつたないということであり、それは増田選手でも同じ。ようは、今後の成長に全てがかかっている。

[編集] 移籍その3

翌1月16日。左ひざ十字じん帯の大怪我と兵役との兼ね合いで懸念されていたキム・クナン選手の契約満了と他チームとの移籍交渉中であるという話がアルビレックス広報よりもたらされる。本当に、ほっとする。2013年の春、新チームのチームワークが整っていない中、クナン選手の個人技と身体能力で数々のピンチを切り抜けたことをいまさらながら感謝する。と同時に、韓国でも活躍できるよう、心から祈るものである。

そのクナン選手の抜けた穴を埋める形で、同日、身長190センチ、体重83キロのソン・ジュフン(宋株熏)選手の入団が決定する。韓国の建国大学に通うソン選手は、U-21の代表でもあり、本来であればアルビレックスよりも格上のチームに取られて当然の選手であるのだけれど、若手育成に定評のあるアルビレックスが、韓国代表のキム・ジンス選手を育てたことから、他チームのオファーを蹴ってアルビレックスに入ることを決めたという経緯が存在。その結果、2013年にクナン選手が無双を決めたセットプレイ時の跳ね返し要員が1人補充されたと同時に、大井健太郎選手と舞行龍選手の不動のレギュラーの座を脅かす存在が出てきたことを心から喜ぶものである。

そして最後に、水戸ホーリーホックにレンタルで移籍していた木暮郁哉選手が、1月16日に西村選手が移籍したアスルクラロ沼津へこれまたレンタルで移籍。とにも。かくにも。フィジカルを鍛えてくだせえ。体重62キロはやはり、やばいです。本当に、沼津の監督及びスタッフの皆さん。木暮選手を鍛えてやってください。本当に、10代でJ1に12試合も出場するほどセンスのある選手なんです、後は、後はフィジカルだけなんです。

で、この木暮選手の移籍をもってして、2014年のアルビレックスの新体制が整うことになり、柳下監督の下、総勢26名の選手と14人のスタッフで1年間戦い続けることになる。

あわせて同日に行われた2014年新体制の発表会で、新加入の小泉慶選手が自己紹介で「本田圭佑です」と発言。見事、柳下監督の苦笑を獲得する。ある意味、事故紹介であるけれども気にしない。

[編集] 沼津キャンプ

1月24日、アルビレックス新潟は沼津で第一次キャンプに入る。このキャンプは2013年と同じく、まずはチーム作りのためのデータ収集がメインとなるもので、1月30日の最終日までに選手の走力や心拍数の計測、さらには精神的なスタミナの把握も重視した基礎トレーニングが始まる。

今回キャンプ地に選ばれた愛鷹広域公園多目的広場は、2013年にも新潟が一次キャンプを行った場所であり、その際に、初めてアルビレックスの選手の能力について本格的なデータ収集が行われた場所でもある。その結果、浦和レッズから移籍したばかりの田中達也選手の筋バランスの問題が発覚。怪我の予防のために、ただちに別のトレーニングメニューを組んだという逸話があり、それだけでも2012年のアルビレックスは取り組む姿勢が違うなあとファンが感じた、などという話がある。

で、それ以上にバランスを直した田中選手がすごい活躍をした点が大きい大きい。結局、一次キャンプの時点でバランスを直した結果、田中選手は1年を通してスタメンで試合に出場することになり、スペ呼ばわりされていた浦和レッズ時代では考えられないレベルで試合に貢献。これだけでもすごいのに、それ以上に、あれほど怪我に泣かされたアルビレックスが、このキャンプを経て選手のデータが集めた後、2012年とは比べ物にならないほど選手の怪我というものが激減。それがそっくりそのまま、チームの順位にも現れることになる。

無論、キム・クナン選手の全治8ヶ月という膝の怪我があったことについては、大きな課題であるけれど。

なお、今回のキャンプではデータの収集は元より、選手間の競争もまた開始されることになる。実際、2013年の沼津キャンプでは、最初のデータ収集時点で強スタミナと良コンディションを猛アピールできた三門雄大選手とキム・ジンス選手が、二次、三次キャンプを経てもまったくライバルにその座を譲らずに早々にレギュラーを確約された状況になり、実際にシーズン通してほぼ不動のスタメンとして活躍。また、試合でも90分間まったくスタミナ切れという話が出ないレベルで毎試合活躍するんだから、そらあポジションを争う他の選手達にとっては高い壁になるわなあ。でも、アルビレックスがそういうチームである以上、争うほうが準備しとかんのが悪い。

2014年シーズンのレギュラー争いは、実は2013年から始まっている。特に、右サイドバックについては2013年の春から始まっている。どうなることやら。

そして、キャンプ最終日の1月30日。選手達の疲労がピークに達した中で行われたTM(トレーニングマッチ)HondaFC戦では、2013年にJ1で猛威を振るったハイプレス&ショートカウンター戦術が遺憾なく発揮され、45分×2セットの試合を6-0で勝利。JFL所属とはいえ、難敵として知られるHondaFCに対しシーズン前の段階で無難に勝利できるのだから、13年からの上積みに相当期待できる。かもしれない。無論、これはあくまでも練習試合である。その上、旋風を巻き起こした新戦術とはいえども2年目に入れば、優秀なJ1のスカウト陣にとって穴の開いたチーズのようなものであり、更なるレベルアップと更なる連携の強化が期待できなければ中断期間前どころかリーグ開幕までに対応策が全チームにいきわたる可能性すらある。結局、現状維持のままでACL出場などという話は夢のまた夢のまた夢でしかない。無論、若いチームというものはその上が期待できる。だからこそ、あの、常に最悪を想定する新潟ファンですらそれなりの希望を保持できるのだけれど。

ま、なんのこっちゃない、レギュラー陣に怪我人が出たら即座に閉じる狭き門である。あわせて、出ないでくれと願い続けた怪我人が今年は早々に出てしまい小塚和希選手が負傷。足に裂傷を負ってTMの出場を回避することになる。どんなに細心の注意を払っても、悲劇は起こる。もちろんひげきなんてえものはあるびれつくすにとつてはいつものはなしだけれども。

なお、次のキャンプの舞台は高知県。2月2日から15日までの間、J1屈指のハードトレーニングが選手達を待ち受ける。

[編集] ハッピースタジアム

1月31日、アルビレックスと、ユニフォームの胸スポンサーである亀田製菓が記者会見を行い、1996年から続くスポンサー契約を3年延長することが決まる。とりあえず、新潟がクラブチームとして出発した際に、多くの県民に驚かれた、こんな弱小チームのスポンサーに亀田製菓がついたよおい、という話が実は、長期的な投資としてまったく間違いでなかったことを証明する。なお、ベトナムの工場の件は騙されただけである。

さらに、2014年は亀田製菓もアルビレックスも勝負の年と見て、なんと共同で新規ファンの開拓を行うことでも合意し、プロジェクト「ハッピースタジアム」としてデンカビッグスワンで行われるリーグ戦17試合全てで、来場者数や勝敗に応じて、選手のサイン入りユニフォームや色紙を抽選で贈ることも決定。これで、2012年に2万5千人を割り込んでいた動員を何とか3万人にまで回復させる筋道は一応付いたことになり、後は勝つだけである。後、移籍させないでくださいお願いします。そして、できれば、できることならば、あのJ1昇格の際に4万人で埋まったスタジアムも再現したいというのが、目下のところ、一番の目標である。まぁ、こういう話ができる程度の戦力を保持したことが大きい。さらに、遠方の子供達にアルビの試合をスタジアムで生観戦させる亀田製菓の独自事業、「ハッピーシート」も継続して行われることになり、2014年の新潟は、確実にいつもと違うということを見せ付ける。まぁ、けど、こういうアオリは外れたときが怖いから、なるべく、地道なファンの獲得のほうも継続してお願いします。

なお、今回のプロジェクトの名前はもちろん亀田製菓の誇る麻薬、もとい白い粉によるものである。

[編集] 2月

1月後半から2月にかけ、各地からJ1チームのキャンプ情報が上がってくる中、珍しく各チームのファンから「ぐわああああ」だの「ぎやあああああ」だの、今シーズン絶望という言葉とともに聞こえる絶叫が聞こえないキャンプ序盤となっている。しかもJ2でも大きな怪我人が出たという話はなく、こういった状況がもし維持されるとしたら、日本のサッカー界にとって大きな進歩であるといえる、のだけれども、何事も例外というものがある。本当にある。しかもアルビレックスの関係者の話だと思うと悲しくなる。

というわけで、浦和から2014年シーズン最初の重傷者の情報がもたらされる。もっとも、キャンプ中の負傷ではなく、昨シーズン終盤に股関節を負傷、だましだまし試合に出場し続けた○様の怪我の詳細が判明しただけなんだけれどもさ。てか、股関節の怪我の影響で左ひざの機能不全を起こし全治6ヶ月&即手術・・・なんちゅうか、その、優勝争いをしていた以上仕方ないのかもしれないのだけれど、クラブとしてもうちょっと選手のケアの体制を何とかしたほうがいいんじゃないかと思うんだわな。無論、チーム戦略にあるどでかい穴に気づかないままシーズンインしたほうが、優勝を争う他のチームにとっては都合がいいんだろうけど。。しかも、○様の膝に古傷があるということはすでに知られているんだから、なおさら大事にせにゃならんはずだろうに。

その後、レッズでは大宮アルディージャから新加入の青木拓矢選手がキャンプ3日目にして負傷、別メニューとか言う話が出たことからも分かるように、各チームの怪我人情報だけでキャンプの質、そして選手の体調管理のレベルというものが、ある程度は把握できるってのが恐ろしい話である。とりあえず、J1の歴史の中で、数多くのチームが怪我人によって優勝を逃し、そしてJ2へ降格せざるをえない状況に追い込まれる中、いかに怪我を防ぐか、重症化しないよう予防策をとれるか、そして怪我人が出た際にチームバランスが崩壊しないよう対策をとれるかが、チーム運営の肝になる。

結局、春の段階でシーズンを通しての思想もしくは運営方針のあるチームとそうでないチームの差が顕著に現れるのが世の中てえものである。無論、アルビレックスでも小塚和希選手の裂傷の話があったり、さらにはガンバ大阪東口順昭選手の膝の状態がよくなくて別メニューとか言う情報もあるなど、マスコミやその他の外部関係者に出す必要のない軽症はそこらじゅうのチームにあるものと思われるけれど、これから先、J1が開幕するまでの1ヶ月間、各チームのフィジコおよびトレーナーの皆さんの表には出ない活躍が、選手及びチームそして関係者の未来を決める。そのため、ぜひとも、最先端のトレーニングの導入地域の病院との連携、さらには各地の大学との連携の中、医学部でも体育学科でもいいのでマスコミを介さないサッカーに関する新知識を得るための窓口の確保だけはやっといてもらいたい話である。ハードルがめちゃくちゃ高いのは知ってるけどもさ。

あわせて、例年、中心外国人選手が帰国しないとかいう話が出ていたりするけれど、そこらへんについては通訳の皆さんのご検討を祈る。

[編集] 高知キャンプ

沼津の第一次キャンプで筋力や持久力といった所属選手のデータを得た直後、わずかばかりの休息を経て、即座に四国へと移動するあるびれつくすの選手達。で、そのわずかばかりの2日間で、柳下正明監督他スタッフ一同が、新潟の特徴であるハイプレス&ショートカウンター、すなわちスタミナ天国というチームカラーに沿ったキャンプのトレーニングメニューを組んで、一次キャンプの段階で頬がこけていた選手達をさらにもう一段追い込む追い込む。これによりハードな状況でのデータが収集可能となり、夏場や連戦など本当に厳しい状況におけるチーム運営に関わるもろもろが取りまとめられる。

おっと、一部訂正。頭を使ったスタミナ天国というチームカラーに沿ったトレーニングを組んでいく。

そして、この2週間が選手にとって、特にレギュラーを争う選手達にとって生命線となる。さらに、そこから一歩引いた場所にいる選手たちにとっても、シーズンを通して不意のチャンスをつかむための基礎作りという意味でとても重要になる。なお、キャンプ地となる高知市春野総合公園陸上競技場はアルビレックスが2010年から毎年キャンプを行っていて、そのたびごとに高知大学と練習試合を組むことでも知られている。で、レギュラー陣が無難に勝利しても、控えや若手中心となると苦戦。そんな話も毎年繰り返されていることでも知られている。

けれども、2014年はちょっと違う光景が訪れる。2月8日に行われた高知大学との試合は30分×4本、2チームごとに分かれるという形式で行い、アルビが7-1で快勝。しかも、レギュラー陣は4-1での勝利の中にセットプレイでの失点が含まれるの対し、控え組は無失点で3-0で勝利というほぼ互角の内容となっている。もちろん、連戦になる分、高知大学側が疲労した後半のほうが有利であるのだけれど、重要な点として、2013年とは明らかに控えのレベルが違うということと、2014年は控え組にも得点力が備わっている、かもしれない、ということである。2013年の岡本英也選手のように、途中出場でシュートをたたっこめる精度と精神力を持つ選手は、アルビレックスの戦略には必要不可欠であり、なんとしてでも確保しておかなければならない育てなければならない存在である。無論、レギュラーも控えもまだ流動しまくる状態で、ベテラン選手と若手の差も大きく、今後のキャンプでさらに変わる可能性が高い話だけれども、相手にとって脅威となる途中出場選手の数をどれぐらい確保できるかが、躍進の鍵を握る。無論、緊急事態の穴を埋めることも重要であるけれど。

あわせて、今回のTMには2月5日よりキャンプに合流したキム・ジンス選手も参加。これによってようやくアルビレックスの全ての選手が顔を合わせることになる。

そして、1次キャンプから1ヶ月、いいかげん疲労が蓄積されまくった2月12日に練習試合を組むところが実にあるびれっくつ。しかも、チームを2つに分けてAチームはファジアーノ岡山ネクストと、Bチームは大学サッカー界の強豪、関西学院大学と戦わせるんだからまぁ激しい激しい。その結果、2013年のレギュラー陣を中心にメンバーを組んだ初戦のファジアーノ岡山ネクスト戦には3-2で辛勝したものの、控え選手中心の関西大学戦は1-2で敗戦。2014年初めての敗北となる。無論、なぜ敗れたかという貴重な情報を得ることも重要な時期であるためまったく問題はない。

そしてキャンプ最終日となる2月15日、もっとも疲れた状態で高知大学およびカマタマーレ讃岐との練習試合を組むんだから実にまったくあるびれっくすすぎてもう。結果は、高知大学戦は4-0で勝利するものの、讃岐戦では1-1のドロー。夏場の連戦時に大変に参考となる選手の心の強さを測る一戦となる。と思うことにする。無論、疲労度が蓄積された際のプレーの精度については、あのレオ・シルバ選手もけっこーな度合でやらかしたなんて話があるため、データとして取り揃えておかないと後が怖い。そして、2014年はW杯イヤーであるため、選手の代表選出も考えてのデータ取得の意味もある。と思うことにする。

[編集] キム・クナン選手の移籍先が決まる

2月14日、アルビレックス広報より、2013年秋より懸念されていたキム・クナン選手の移籍先について、蔚山広域市(ウルサン)に本拠地を置く蔚山現代FCへの完全移籍が決まったというアナウンスがあり、これで2013年のアルビレックスの移籍関連情報が全て出揃うことになる。なお、蔚山現代FCは2012年にアジアチャンピオンズリーグを制覇した強豪であり、2000年から2008年にかけて金正男監督が率いていたことでも知られている。無論、同姓同名であり、韓国サッカー界の歴史に残る名監督であるのだけれども、ウィキペディアを見て思わず吹いてしまった情報である以上、隠すことなく記載するものである。

[編集] 静岡キャンプ

長く苦しい高知キャンプを終えわずかばかりの休息の経てもなお、さらにさらに選手を追い込むのがキャンプの醍醐味っちゃあ醍醐味である。というわけで、2月18日、アルビレックスの第三次キャンプである静岡は清水市でのキャンプが始まるとともに、これまた例年通りとなるキャンプ日程の変更が行われ、2月18日から28日まで予定されていたスケジュールを早めに切り上げ、2月23日まで清水で練習を重ねた後、チームは開幕まで新潟での調整に入ることとなる。

とりあえず、関東圏のチームに申しわけないと思いつつ、近年にない少雪万歳。後、雪に負けるなヴァンフォーレ

そしてまったくとりあえずなんていいますかその、試合に負けるなあるびれつくす。というわけで、疲労疲労にまた疲労のアルビレックスは、清水キャンプでさらに連携を深めるため、20日に町田ゼルビア、23日に湘南ベルマーレとトレーニングマッチを行い、両試合ともふるぼっこにされっちまう。30分×4試合で組んだ町田戦の前半2セットは1-4で大敗。後半2セットは2-0で取り返すものの、トータル3-4でJ3チームに敗北するという話が襲い掛かると、次の23日の対ベルマーレ戦、こりゃまた45分4セットで組まれた試合は、1点も取ることができないまま2-0、1-0で敗退。開幕に思いっきり暗雲が立ち込める。

けど、2013年は清水エスパルスを相手に圧勝した後、開幕後に悪夢を見たのに比べれば、悪い部分が先に出ているところを良しとする。開幕後に悪い部分が発覚したなんてのよりはずいぶんとマシ。無論、新戦力がチームになじむまではどこもかしこもJチームであれば似たようなもんである。開幕後に悪いところが出たとしても、それはそれ、しょうがない。

開幕まで1週間。疲労の抜けたアルビレックスがどんなチームになるか、それは柳下監督にしか分からない。

[編集] 悲報

静岡キャンプを課題山積みで終えたあるびれつくすに、新たな試練がやってくる。

誰も、降格を、予想しない。いや、うん、当たり前なんだけれども。主要なテレビ番組や雑誌などで軒並み中位に名を連ねるならまだしも、中山雅史氏の開幕予想などは2014年のアルビレックスを優勝とまで言ってのけるんだからもう。とりあえず、Jリーグは世界で一番予想が難しいリーグという話である以上、大はずれしてもさほど経歴に傷は付かない上、視聴者にとってもアルビレックスファンにとってもいいジョークとして受け入れられる絶妙な順位である。

本当に、中山選手は絶妙な位置で受ける才能を持っている。周りの人間にどう思わせるかという才能にあふれている。

ただ、その、アルビレックスの周囲に氾濫する例年にない楽観主義というものの根拠が川又堅碁選手やキム・ジンス選手のような若手選手の台頭である以上、多くの人々の予測どおり活躍したとしても、それはすなわちブラジルW杯で国の代表として選ばれることに他なく、世界の舞台で活躍したらしたで、夏の移籍でごっそり持っていかれて即終了。という話に直結している。そのため、予測できる活躍は活躍でいい話なのだけれども、世の中そんなに甘くない

でも、開幕直前に大怪我してW杯絶望の上、得点原の喪失にチームもファンも目の前が真っ暗なんていうガンバ大阪宇佐美貴史選手のような悲劇よりはだいぶマシだけれどもさ。

無論、惜しくもW杯に出場できなくても、基本、日本屈指のフォワードであり左サイドバックであることは間違いないため、そして、実にあるびらしい大変においしい年俸と実にまったく素晴らしき移籍金、さらには基本、貧乏な懐具合という話、何よりも海外への移籍に対するアルビレックスの積み重ねから、ヨーロッパへの移籍についてはもはや諦めの境地に立って考えるべきである。

とりあえず、8月に絶叫するか、それとも12月か。それが問題だ。

[編集] 呪い

しかし、開幕直前の2月24日、かくも不幸なアルビレックスに幸運な話が舞い込んでくる。静岡での最終キャンプを取材した新潟のローカルテレビ局、NSTの報道で放送とは無関係な女性の声で「お腹いたい」という謎の声が入り込むという心霊現象が発生。そのせいかどうかは不明なものの、小林祐希選手がキャンプ中の怪我でスタメンから脱落すると、最終キャンプでの練習試合でボロ負け。さらには開幕直前になって急なインフルエンザソン・ジュフン選手が脱落という、実にまったく見事なぐらい毎年恒例の呪われたアルビレックスネタが降りかかってくる。

まぁ、幸せすぎて足元がおぼつかなくなるより、気を引き締めるこういった不幸をしっかりと受け止めることが大事っちゃあ大事である。それに大事にならなくてよかったということもあるし。

なんにせよ、デスブログの恐怖に比べればかわいい話である。

[編集] 新キャプテン

開幕を直前に控えた2月28日、アルビレックス新潟の新キャプテンとしてDFの大井健太郎選手が任命される。無論、開幕前日になって任命されるキャプテンということはすなわち、人選に難航したか、もしくは選ぶのを忘れていたかのどちらかである。とりあえず、いろんな言葉を飲み込んで後者ということにする。もちろん、年齢と実績、監督との付き合いの長さから考えれば、29歳の大井選手はキャプテンとして文句の出ない存在である。

ただ。ちょっと。キャプテンシーという言葉に夢を見たかっただけで。

あわせて、キャプテンに求められる情報発信能力、つまり、しゃべりについては前任である三門雄大選手と同じレベルであることがシーズンオフの際のラジオなどで確認されている。そのため、よい雰囲気でチームをまとめていくのについてはまったく問題はない。けれども、選手層の薄いアルビレックスは、中心選手の離脱が即連敗につながりうるチームであり、そういった非常時に、いかにしてチームをまとめていくかが重要になるチームである。

そう思うと、元キャプテンである本間勲選手や同じくベテランの域に達した田中達也選手、黒河貴矢選手の存在が大きくなってくる。まぁ、ACL出場を目指すシーズンの開幕直前に考えるような話ではないけれど、2012年の悲劇を思えば、開幕前の期待に振り回されないようにしておかないといけない。多分、大丈夫だと思うけれども。

訂正、思いたいけれども

[編集] 3月

というわけで、開幕。

およそ1ヶ月半のキャンプで繰り広げられた激しいポジション争いの結果が発表され、見事2014年のスタメンを獲得したのは、GK守田達弥選手、左SBキム・ジンス選手、CB大井健太郎選手、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手、右SB松原健選手、左MF岡本英也選手、MFレオ・シルバ選手、成岡翔選手、右MF田中亜土夢選手、FW川又堅碁選手、田中達也選手が3月1日のピッチに立つことになる。

大体の予想通りと言える布陣であり、移籍したGK東口順昭選手、右SB三門雄大選手の抜けた穴以外は全て2013年の最終戦でビッグスワンのピッチに立っていたメンバーである。ということはつまるところ、昨年末からの戦術とほぼ同じ試合がそこにあることになり、右サイドの穴とセットプレイという話も、もしかしたら、受け継がれる可能性がある。んなことはないと思いたいのだけれど、こういう話がなぜだかないわけがないということが分かるところが新潟ファンというものである。

[編集] ろーどとぅえーしーえる アウェイベガルタ仙台

3月1日、アルビレックス新潟の2014年が始まる。で、始まった直後に色々と終わるってどうよ

前半10分過ぎ、セットプレイで川又堅碁選手負傷。繰り返す。川又選手利き足である左足を負傷

は?


われわれは呪いというものの存在を信じない。ただ、アルビレックスの不幸という現実を深く信じるものである。しかし、その後も川又選手は無理をしてピッチに立ち続けるものの、25分に鈴木武蔵選手と交代。そんな全アルビレックスファンをどん底に突き落とす不幸の後、ベガルタ仙台の守備のミスという望外な幸運が発生するんだから世の中ってものはまったく。前半39分に仙台のMF角田誠選手がPA内で痛恨のハンドを犯してしまい、ある意味、プレゼントされたPKを見事レオ・シルバ選手が決めて新潟が先制。1-0。悪夢の交代劇で叫びたくなるところをぐっと我慢した状態のまま、前半終了。中心選手の交代という悲劇に動揺することなく、新潟は2013年に完成した「新潟らしい試合」を組み立てていく。

しかし、そんな小さな幸運もまた、即座にかき消されるのが新潟というものである。不幸とアンラッキーと悪夢が手をつないでスキップしながら扉をノックして郵便箱を確認して呼び鈴を押すのがアルビレックスというものである。で、ドアを開けてお茶にご招待するからこそのにいがた。

後半開始直後の4分。フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手、仙台のFWウイルソン選手と交錯して交代。繰り返さない。繰り返したくないので繰り返さない。

はぁっ?


そして、舞行龍選手が大野和成選手と交代した直後の後半7分。思い出したくもないセットプレイから失点するのもまた、アルビレックス。間接FKから見事に仙台のMF富田晋伍選手にたたっこまれて1-1の同点。いや、だから、どうして、2013年の弱点が翌年に継続されてるのでしょうか。なしてマンマークが外れてドフリーの状態で・・・って、そうですね、2人も怪我で交代してたらそうなりますよねぇぇぇぇぇぇ。けど、それでも、フリーにするほうが悪いことは確かである。不運だけれども。

が、さういった対応しきれない悲劇を埋めるために、新潟は新潟の戦術を磨いてきたわけで。というわけで、いつもの試合の鍵となる後半の交代が行われ、後半28分に田中達也選手とホージェル選手が交代。その後はスタミナが落ちてきた仙台相手にいつものハイプレス&ショートカウンター地獄、別名レオ・シルバ無双が始まり、仙台ファンの絶叫と新潟ファンのため息が交差する。改めて、2014年の新潟の中心選手がレオ・シルバ選手であることが再確認される。んが、かくも奪い続けたボールがことごとく最後の精度というものに跳ね返され、昨年と同じように新潟ファンの心に重くのしかかる。3ヶ月ぶりとなるこのため息はしかし、川又選手がそこにいたらという話であるため、こりゃまた仕方ないどうしようもない。ぐはあ

しかし、仙台の攻撃の芽をつぶしまくっているから特に問題はないんだけれどもしかしそうなんだけど、とか何とかゆうてたら、後半44分にホージェル選手がPAの外からスーパーゴールぶっさすんだから、まったくもう。とにもかくにも新潟の控え選手万歳としか言いようがなくなるわけで。

なんちゅう試合じゃ

1-2。もう1回。なんちゅう開幕じゃ。試合はそのまま新潟が仙台の攻撃の芽を摘みまくって時間を上手く使い、残りのロスタイム4分を無難に終わらせる。これは、2013年の新潟が積み重ねてきた光景であり勝利の方程式である。が、その、怪我人が多すぎて喜びを喜べない上、確実に次節に影響がないわけがないちゅう話でもある。とりあえず、次節はホーム開幕戦、3月8日にビッグスワンにガンバ大阪を迎える、ということはすなわち東口順昭選手がやってくるということでもあると同時に、宇佐美貴史選手を欠くガンバという点において、中心選手が怪我をしたチーム同士の戦い、にもなる。心より、川又選手と舞行龍選手の怪我が軽いことを祈る。祈るしかない。

[編集] うぎゃあ

試合が望外な勝利に終わったとしても、まだまだアルビレックスの不運体質が終わるわけではない。なんせ、午後のひと時、みんなでお茶を召し上がった後、お帰りになられる際に不幸アンラッキー悪夢の皆さんに、しっかりとお土産を持たせるからこそのアルビレックスである。本当にそうである。

というわけで、3月3日、W杯ブラジル大会に向けたトレーニングマッチ、対ニュージーランド戦のメンバーの追加召集が行われ、すでに代表に選ばれていたセレッソ大阪柿谷曜一朗選手が、本人の急な発熱で取りやめとなった結果、サガン鳥栖豊田陽平選手が急遽、3月5日に国立競技場で行われる代表戦に呼ばれることになる。なお、豊田選手は2013年にも日本代表に招集されており、東アジアカップでブレイクした柿谷選手とのFW争いに1歩遅れをとってから召集が見送られるようになったという経緯が存在。今回の召集は再挑戦及び最後のチャンスという意味合いが強い。

・・・ということはつまり、その、うぎゃあ

はいそうです。まったくもってそのとおりです。怪我さえなかったら川又堅碁選手の初代表選出が十分ありえました。てゆうか、対戦相手や開幕直後というコンディションの面から見て、ものすごいどころの騒ぎではない大チャンスでしたよこんちくしょう。開幕戦でここまで呪われるか普通。って、アルビレックスは普通じゃありませんでしたそうでした。

けど、まぁ、まだ挽回は可能である。5月末からの日本代表の最終合宿までに調子を取り戻すことは十分に可能であり、今は今、そもそも柿谷選手の発熱という話に乗っかるよりも、FWとしての実力および実績で選ばれたほうがいろんな意味で確実である。そのため、怪我を治すことと一戦一戦ゴールと勝利を積み重ねることが重要である。んだけれどもしかし。なに、この、見事な、不運体質。開幕戦における利き足の怪我および途中交代だけでもひどすぎる話だってのに、なして代表初参加のチャンスがこういう不運で過ぎ去っていくのでしょうか。「アルビレックスだから」という答え以外で。

・・・まったく分からん

なお、3月4日にようやく川又選手の怪我の詳細が判明し、膝の打撲ですでに練習を再開しているとの一報が流れ、ファンは安堵すると同時に、だからこそそのタイミングの悪さが心に沁みる。んとーに。

[編集] 藤田征也選手、湘南ベルマーレへレンタル移籍

3月4日。実にまったく新潟らしい話。

2月26日、Jリーグ開幕直前に湘南ベルマーレの右MF、古林将太選手が練習の際に負傷、精密検査の結果、全治7ヶ月の大怪我と判明する。これは、2013年にJ1で30試合出場したバリッバリのレギュラーをシーズン開幕前に失い、その上、リハビリと試合勘を取り戻す作業も含めれば、今シーズンを棒に振ることになることを意味しており、ベルマーレのスカウト陣は大急ぎで、穴埋めのための人材を求めてツテを頼りにいろいろといろいろすることになる。

その結果、2012年から2年間、大野和成選手をレンタルしていたアルビレックスに白羽の矢が立つことになり、3月4日、藤田征也選手が湘南へレンタル移籍することが決定。出場機会を求める藤田選手と、選手の成長のきっかけを惜しまないアルビレックス、そして戦線が崩壊する寸前だったベルマーレの3者とも納得の移籍となる。のだけれでも、4者目である新潟ファンのもやもやについては、こりゃもう致し方ない。

まさか、シーズン始まってからこーいう話になるかー。

なお、1月中旬に2014年の所属選手が発表された段階で、アルビレックスの登録メンバー26人、少数精鋭だなあという話がそこかしこであったにもかかわらず、さらに少数になるんだからファンの心のもやもやたるやもう。

けれども、今回の移籍は藤田選手の飛躍のきっかけになるという点において衆目は一致しており、急な話かつ、後々苦労するかもしれないけれども、快く藤田選手を送り出すからこそのアルビレックス。ただし、本職はMFながら、右SBのスキルも有する藤田選手の移籍により、右SBが本職である松原健選手と川口尚紀選手がU-21日本代表として韓国で行われるアジア競技会に赴く9月までに、バックアップの体制について模索しなければならない。

なんにせよ、2015年1月の段階で藤田選手がどれぐらいスキルアップして新潟に戻ってくるかを楽しむと同時に、様々な思いをぐっと飲み込んで、藤田選手の活躍を祈ると同時に、彼の類まれなるクロスを無駄にしないようにベルマーレのスタッフにお願いしつつ、ディフェンス面での向上を湘南のほうで何とか、何とかしてくださいと土下座するものである。

[編集] ああひがしぐち ホームガンバ大阪

3月8日、当たり前の話ながら、東口順昭選手のいるガンバ大阪戦。この試合は、前節のベガルタ仙台戦で負傷した川又堅碁選手は先発出場を果たすものの、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手は脳震盪ということで大事をとってベンチ外に退くことになり、代わりとして大野和成選手がスタメンに名を連ねることになる。

そんなわけで、ホーム開幕戦。相手は川又選手と同じ日本代表候補である宇佐美貴史選手を怪我で欠くものの、遠藤保仁選手、今野泰幸選手というW杯出場が濃厚な2人を有するビッグクラブ。そこに、アルビの歴史上最高のGKである東口選手が加わった結果、どうなるかというと、こうなるわけだ。

あわせて、この試合の2日前に行われた各国の代表戦で、韓国代表としてギリシャ戦をアウェイでしかもフル出場したキム・ジンス選手は中1日、時差ぼけも解消できない超強行軍で先発出場を果たすものの、その動きはやはり悪く、その結果、左サイドからの崩しというアルビの攻撃力の30%を有する武器ががっつり失われることになる。無論、ガンバの遠藤選手も代表戦に出場したものの、後半のみで中2日という状態では、コンディションが悪化するほどとはいえない。

そんな状況の中、さらにガンバ大阪はアルビレックスが大嫌いな遅攻をしかけてくるんだからたまらない。つまるところ、2013年のアウェイサンフレッチェ広島戦の悪夢が繰り返されることになる。アルビが前線でどれだけプレスをかけてボールをダッシュしても、ゴール前でガンバは十分に人数をかけて守る上、取られることを見越したディフェンスを繰り返す繰り返す。で、前半の時点で攻撃が停滞しまくるしまくる。その上、前半だけでアルビレックスのコーナーキックについては今年も得点のにおいがしないことが明らかになり、9本ほどチャンスを棒に振る。結局、風上にたった前半はアルビレックスがガンバを押し捲るもののことごとくチャンスを得点に結び付けられないまま0-0で終了。ここまで両チームとも攻撃が停滞しまくって得点のにおいがしない試合におけるキーとなるもの。それは、アルビレックスにはないけど、相手にある、しかも遠藤選手のセットプレイという日本屈指の飛び道具である。それだけでも怖いのに、前半の時点で代表のDFを担う今野選手も大暴れ。そして何よりも東口。ああ東口。

このように、押し捲っていても嫌な予感しかしない試合というものは現実に存在する。そして、そんな現実が大当たりするからこそのあるびれーっくす。しかし、そうは言ってもせめなしゃーないのである。というわけで、後半14分にいつもどおり田中達也選手と鈴木武蔵選手が交代するものの、いつものスピードによる崩しはがっつりと息を潜め、徐々に重苦しい雰囲気がアルビサイドを覆い始める。これは普段であれば田中達也選手が消耗させていたDFラインが、無理に攻めないという意識の統一の下、本来であれば消耗しているはずの後半20分すぎになっても元気一杯。ということはつまり、そういう話だわな。

っとーに、そういう試合でアルビに点を取れる手段がないことを熟知している選手がいるチームというのはやりづらいし怖い。

しかも、向こうはそういう試合で点が取れる。取れっちまうんだからもう。その上、とんでもないレベルで。というわけで、後半24分、アルビ右サイドの突破から生まれたFKのチャンスで、キッカーの遠藤選手がニアサイドに芸術的な軌跡を描き出すと、そこにマンマークをガッツリ引き剥がした岩下敬輔選手がヘッドでズドン。0-1、ガンバが先制。この段階でアルビファンの心を覆った感情の80%が、東口選手の実績によるものです。えぇ、まったく。本当に。

実際、派手なセーブこそ無かったものの、なに、あの統率の取れまくった守備。特に、ゴール前の守備について、どっかで見たことあるなあと思ったら、思いっきりアルビレックスでよーく見たやり方です。人数をかけて、マンマークを切らさず、中盤の選手と挟み込むようにシュートコースを切りまくって、で、最後の最後に絶対的なGKが控えることで、見ている側にぜんぜん失点のにほいを感じさせない、ミスを極力排除するDFの動きを、まーさか攻め達磨のガンバが取り入れるとは、長谷川健太監督、恐るべし。おかけで川又選手も途中で入った鈴木選手もまともに攻撃参加できないままただただ時間は過ぎていく。

まさかこんな形でアルビレックスと対戦するチームの気持ちを実感できるとは思わなかったぜこんちくしょう。

そして、後半33分に川又選手がホージェル選手に交代しても、その傾向はより強く続き、で、直後の後半37分。中1日での試合に時差ぼけ、そんな中でも走り回るスタミナオバケ、キム・ジンス選手もさすがに運動量が落ちた時間帯に、普段のアルビでは考えられなかった左サイドに空いた穴を突かれるんだから、悲しい話である。

後半37分、アルビ左サイドで倉田秋選手がゴールエリア直前でキム・ジンス選手を振り切った大森晃太郎選手に決定的なスルーパスを送ると、そのままゴールエリア直前まで進入、角度のないところからそのままキーパーである守田達弥選手の手元をぶち抜いて0-2。2013年のアウェイ川崎フロンターレ戦のように、一瞬の切れ味と個人技で失点。

まぁ、なんだ。攻撃の停滞も2失点もアルビレックスの弱点すぎて笑うしかねえや。

けど、まぁ、強豪ガンバ大阪がアルビレックス相手に相手に合わせた試合をするということはつまり、そういう難敵にまでアルビは成長したということである。そう思わないとやってられないという話でもあるけれど、仕方ない。試合はそのままアルビレックスに何の見せ場もなく0-2で終了。連勝は6でストップ。ホームでの連勝も9で止まることになる。なんにせよ敗因は明らかであるから気にしない。そもそも、GKというのはボールをキャッチするほかにも、DFラインを統括するのも重要な仕事である。というわけで、いつもどおり、相手チームの元アルビ選手大活躍という、ちょっと頭をかきむしりたくなるだけの敗北である。なんにせよ、ガンバ大阪は1億円で勝ち点20を買った気がしなくもない。アルビノホウハカチテンヲ10ヘラシタグライニナレバイインダケドナ。

次節は3月15日にアウェイでヴァンフォーレ甲府戦である。なお、平成26年豪雪でホームである山梨中銀スタジアムでの開幕が行われなかったため、実質、ヴァンフォーレにとっては次節の新潟戦がホーム開幕試合となる。

[編集] コネクターのいない試合 アウェイヴァンフォーレ甲府

3月15日、アウェイ甲府戦。この試合の前に、またしてもまたしても、アルビレックスに悲報が訪れる。およそ60分限定のFWとして前線で相手DFをかき回してチャンスを作り上げてくれる田中達也選手が練習で怪我をしてしまい、前線でのチャンスメイクという、とてつもなく重要なピースが欠けてしまう。この段階で、ある程度の苦戦は予想されたものの、まさか、あそこまでガタガタになるとは思いもよらなんだというのが、サッカーの面白いところというか、困ったところである。

前半。予想通りというか当たり前というか、ヴァンフォーレは若干引き気味の戦術を選択。アルビレックスの前線からのハイプレス対策を行うことを選択した瞬間、本日のアルビレックスは、ものの見事にバラッバラだということが判明する。何より、前線からのプレスが効かない。というのも、今回の試合のスタメンは2013年に後半残り20分から何度もゴールを決めてきたコンビである川又堅碁選手と岡本英也選手だったのだけれども、双方とも、前線でパスをつなぎ、キープするコネクトの役割が苦手ときたもので、その結果、2人にパスが渡る前にことごとく甲府DFにつぶされるという、新潟ファンが前半だけで「この試合ダメだあ」と嘆くような試合になる。いかに田中選手の存在が大きかったか、という話のほかに、田中選手の代わりに3年ぶりとなるJ1出場を果たしたプレースキックのスペシャリスト加藤大選手と他の選手とのパスの呼吸が微妙に合わず、逆に甲府の選手にパスをカットされてピンチになる場面が続出。

この段階で、新潟ファンの半分以上がACLを諦めた件についてはいかんともしがたい。基本、ショートパスで敵のDFの近くでつなぐ技術には、微妙なところでマークを外すオフザボールの動きが必須なのだけれども、もーーー、ガッツリ。ベッタリ。甲府DFさん僕を見て状態で、FWの2人が背後霊か何かのごとくに常時DFを背負っていては、そらあパスは通らんわ。そんな状態でことごとく新潟の攻撃がつぶされる中、甲府の攻撃陣が実に見事に素晴らしくいやらしく新潟の弱点を突いてくる。そう、右サイド。改めて言う、右サイド。

前半37分、右サイドの突破から甲府FWのクリスティアーノ選手がボールをキープ。加藤選手のマークを大井健太郎キャプテンがケアするものの、何の意も無くてらいもないクロスをあげさせてしまうと、そこを盛田剛平選手がドンピシャヘッド。大野和成選手の寄せをかいくぐっての見事なヘディングで1-0。なんちゅうか、その、盛田選手は普段DFの選手だけあって、DFが嫌がる動きを熟知しているなああとしか言いようがない。それぐらいの綺麗な位置取りとオフザボールの組み合わさった動きでまず甲府が先制。

そしてまったくチームとして何もできないまま前半が終了。前半、アルビレックスのシュートはわずか2本。暗雲が立ち込めるどころの騒ぎじゃない。このままではACLではなく、残留争いを気にしなければいけないぐらい、チームがかみ合っていない。思い出したくもないおととしの光景を思い出すレベルである。これは、いかに田中達也選手の存在が大きかったかという話と同時に、こういう停滞感あふれるチーム状況をどうやって打開するかを試行錯誤できるかという点において、今後のチームを占える。

もっとも、今回の試合は相手の甲府サイドにも実は不運な面があり、平成26年豪雪のためにキャンプ最終盤において地元での調整が上手くいかなかった結果、甲府はスタミナの面が不安視されており、実際、開幕からの2試合とも後半の失点を食らっている。そのため、アルビレックスのいつもの試合であるならば、いずれかはミスを見出せる、と思いたいなあ、という話があったりする。

そんな予想がありがたいことに当たると同時に、柳下正明監督も戦術の修正を行い、似たよーなパッターンでボールを失いまくっていた前線へのパスが散らされ始めると、ようやく、サイドからのクロスが上がり始める。もっとも、得点のにおいなんてまるでしないクロスなんだけれども、しかし。そのオマケがこの試合、とてつもなく生きてくる。なんせ、たった1試合でアルビレックスにおける最高のプレースキッカーの座を加藤選手が奪取。FKもCKも合わせやすい見事な曲線を描いて前線の選手へと飛んでいくんだから、んだらば、チームとしてやるべきことぐらい見えてくるわな。

というわけで、後半28分。田中亜土夢選手のコーナーキックを、ついに、ようやく、やっとのことで、川又堅碁選手がズドン。1-1。え?加藤選手?彼は右サイドで、今回のコーナーは左サイドです。得意なサイドのコーナーキックを蹴り分けることが可能になっただけでも十分な収穫です、はい。その後も、セットプレイで惜しいチャンスを作り続けるアルビレックス。前節っていったいなんだったんでしょうね。などと、口から思いっきり出た言葉をぐっと飲み込みつつ、遅攻戦術を持って新潟に対応しようとした皆さんをにっこり笑って迎え撃てる体制を心から喜ぶものである。

しかし、同点になった直後から、甲府の猛反撃が始まるんだから困る困る。しかも、新潟が加藤選手からホージェル選手、岡本選手から鈴木武蔵選手へと交代、より前へのプレッシャーをかけた直後に、甲府が得意とするカウンターがガッツンガッツン新潟のゴールへと襲い掛かるんだから、タイミングが悪いなんてもんじゃない。しかし、再三のピンチをGK守田達弥選手がセーブ。改めて、新潟のスカウト陣の実力を知ると同時に、誰だ、スタミナ面で不安があるなんていったのは。

そして、試合は後半30分から実に攻守にわたって激しい攻防が始まる。前半のアレはいったいなんだったのだろう。そして、両陣営のDFが大活躍。結局、試合は1-1の引き分けで終わると同時に残り15分でそれまでの70分間の停滞感を打破することに成功。そして、アルビレックスは遅攻戦術、つまりドン引き戦術を取るチームから得点1と勝ち点1を獲得するという、得がたい経験を得ることになる。もっとも、ボロボロのバラバラだった前半を立て直して後半のセットプレイ一閃という話はJ2で弱小チームが強豪を屠る際の定型であるけれど、J1でも、それができなくなったチームから最初に勝ち点レースからこけていく傾向が強い。その点がサンフィレッチェ広島森保一監督を名将たらしめている。なんにせよ、最低でもアウェイで勝ち点1という話は、ACLという言葉を残留に変えることを防ぐには、大変に重要になる。

なお、次の試合は3月19日、アウェイでナビスコ杯徳島ヴォルティスとの一戦であると同時に、アルビレックスの開幕スタメンから外れた選手達による1年間におよぶ長い戦いの始まり&2015年に向けた試行錯誤の始まりである。あわせて、リーグ戦は3月23日、ホームでW杯ブラジル大会に向け、代表FWの座を争う2人の選手が直接対決する。開幕を怪我で乗り遅れた川又選手と開幕から絶好調のサガン鳥栖豊田陽平選手が直接対決するこの一戦は、ほんとーーーーーに、重要な一戦となる。

[編集] 博打の打ち方 ナビスコ杯アウェイ徳島ヴォルティス

3月19日のナビスコ杯徳島ヴォルティス戦。この試合はなんと、2ヶ月前に入団したばかりの本田圭佑選手、もとい小泉慶選手を柳下正明監督は大抜擢。お手本であるレオ・シルバ選手との間で中盤を形成する。そして、右サイドの川口尚紀選手やFW鈴木武蔵選手といったアルビ期待の若手もスタメンに名を連ね、まさに彼らがJ1で生き残れるかどうか、今後を占う一戦となる、はず、だったのだけれど。

徳島ヴォルティスの小林伸二監督は、この試合を若手主体から超若手主体へと切り替えて、リーグ戦からスタメン全員総とっかえ。おーーーい。そう、くる、かあああ。とりあえず、さすが、名監督の呼び名が高い小林氏である。博打の打ち方を知ってらっしゃるという他ない。

なお、今回の徳島の判断は別に問題でもなんでもない。2014年度J2降格候補No1の呼び声の高い徳島ヴォルティスは、この試合までのリーグ戦を3戦全敗得点0、失点10というまさにボロックソ、悲惨な状況で終えており、もちろんJ1ぶっちぎりの最下位。そんな状況の中でナビスコ杯をマトモに戦うなんて話を押し付けるほうが悪い。けれども、イの一番、もっとも初めにカップ戦を切り捨ててまでリーグ戦を重視するんだから、現実が見えてるなあと言うほかない。とりあえず、23日に徳島が戦う柏レイソル戦を前にスタメンを休ませることができた上、ファンとフロント、そして選手達にさえ覚悟を求めている。これは、どこぞの反町康治監督がブラジル人3人前線後全員で守るとかいう大博打でJ1にギリッギリ残留を果たした話と同義である。ようは、危機に陥った際に、非常手段を早い段階で打てるかどうかで、チームの趨勢が決まる。そのため、試合を捨ててまで若手が化ける可能性を選んだ徳島は、なんら間違ってはいない。

ま、降格するチームというものは、そーいう非常時に限って中心選手が怪我をして、さらに、それを埋められる人材が見当たらないままズルズルと降格していくのがデフォなのだけれども、そういった悲劇を回避するために、この試合のような全員若手&全員ステップアップのチャンスという機会を設けるのは、これから先の悲劇を回避するのに重要になる。と同時に、こういう試合をどうコントロールするかもまた、新潟に課せられた重要な課題となる。

幸いなことに試合はアルビレックスが若手主体のヴォルティスを粉砕。前半の初めからズッタズタに相手の攻撃のラインをハイプレスの餌食とするとともに、ボール奪取後に数多くのシュートチャンスを演出。前半16分には田中亜土夢選手からのスルーパスを受けた鈴木武蔵選手が相手DFを上手く交わして早くも0-1。さらにはその直後の24分、岡本英也選手のミドルシュートを、これまた鈴木選手が上手く体に当ててコースを逸らして0-2。ガタイとスピードで徳島のDF陣を圧倒する。また、怖い怖い縦パスも新潟の最終ラインで脳震盪から復帰したフィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手が跳ね返しまくり、徳島にマトモな攻撃をさせないでそのまま前半は終了。後半もそんな状況はまったく変わらないまま、後半28分。CKからのこぼれ球を加藤大選手がクロス、そこを田中亜土夢選手があわせて決定的な0-3。で、これでそのまま終わってくれればよかったんだけれども、後半42分。川口選手の不要なバックパスに反応したドウグラス選手がボールを掻っ攫ってPA内に侵入。たまらず、舞行龍選手がファールを犯してしまってPK。2014年初めての徳島の得点は、新潟のDF陣のミスから生まれましたって、そらあ、試合後に柳下正明監督が嘆くのも無理は無いぜよ1-3。

結局、試合はそのままタイムアップ。猛省すべき選手とほぼレギュラー獲得を果たした選手との差がくっきりと分かれることになる。後、小塚和季選手、公式戦初出場おめでとう。

もっとも、今回の試合はあくまでもボーナスステージと割り切って、もう1つ上のレベルでどう動けるかを注視しないといけない。無為な期待で若手を押しつぶすよりも、ある程度の余裕を持ったほうがいい。それ以上に、恥も外聞も無く1点を取りに来て、ボロクソに負けても1点取った徳島が、今後どう変わっていくか。ファンもフロントも覚悟を決め、中心選手の怪我を回避するなど幸運に恵まれたとしたら、カップ戦で消耗した相手に金星を上げる可能性もある。それぐらい、現状を認識して早めに博打が打てる監督はしぶとい。強いではなく、しぶとい。ま、そんなに上手くいくわきゃないんだけれどもさ。ただ、後半になってから、新潟の攻撃が跳ね返されまくったってのは、それぐらい、前半45分の間で自信を持った選手がいる、かもしれない、という話になるわけだな、うん。

なお、アルビレックスは3月23日にホームでサガン鳥栖戦である。今週、ナビスコ杯が休みだったサガン鳥栖戦である。ほんと、新潟のラックの値の低さを実感できる日程であると同時に、レオ・シルバ選手が出ずっぱりかあああああ。しょうがないけれどもさああああああ。

[編集] とある悲劇の翌日 ホームサガン鳥栖

3月23日のホームサガン鳥栖戦、の前日。新潟県のスポーツシーンで大変によくある光景が繰り返される。2013年の秋に行われた明治神宮野球大会に準優勝したことから春のセンバツで珍しく、本当に珍しくも新潟県勢として躍進が期待された日本文理高校が、ものの見事に甲子園の魔物の餌食となり、愛知豊川高校から大逆転サヨナラ負け。そんな、なかなかにキツイ一撃を食らった翌日、多くの新潟県民がアルビレックスのことを思い出す。まぁ、なんだ。過去の成功や現状に関する甘い認識に浮き足だつとホントーにロクなことにならんという現実を改めて実感した、ということにする。

そんなわけで、多くの県人が軽くへこんだ状態でのホーム、デンカビッグスワンでのサガン鳥栖戦。この試合は、先週のヴァンフォーレ甲府戦と同じく、腕に喪章を巻いての試合となる。これは、アルビレックス新潟の取締役にして、新潟県サッカー協会会長である澤村哲郎氏が3月5日、肺炎のため急逝したことを受けたものである。氏の尽力の結果、アルビレックスが出来上がり、ビッグスワンが完成し、その結果、日韓W杯で新潟で試合が行われることになり、環境の変化によってサッカーの面白さに目覚めた子供達の中から、日本代表に選ばれる酒井高徳選手など、続々と若い才能が出てくる。

世の中というものは種を撒き続ければどこかしらで花が咲くものである。

なお、試合については、ナビスコ杯での活躍から鈴木武蔵選手がスタメンに抜擢され、腰の怪我がまだ不安な田中達也選手はベンチスタートとなる。で、予想どおり、前線からのプレスが不足した上、鳥栖は中盤をすっ飛ばすロングボール主体の戦術を選択。本当に、どこのチームも新潟の得意な戦術を取らせてくれない。もっとも、序盤は鳥栖にペースを握られるものの、最終ラインで鳥栖の絶対兵器である豊田陽平選手に仕事をさせずがっちりマンマーク。拮抗した状態で試合は推移していく。となると、後半の交代に味のあるアルビに優位だなあと思っていたらばその前に。前半30分、スローインからの鳥栖のPA内でパスがつながり、マークを外した川又堅碁選手がシュート、DFに跳ね返されるものの、こぼれ球を再度レオ・シルバ選手がゴール右隅に蹴り込んで新潟が先制。1-0。

うん、これは日本文理と同じ展開だなあと感じた県民が思いのほか多かったのは秘密だ。

けれど、前半は特にピンチらしいピンチも無いままに終了。で、問題の後半。本当に問題の後半。いきなり右サイドから崩されて金民友選手のシュートがサイドネットに外れてからもう。すっかんすかんと守田選手が1対1でボールをとめるシーン続出になるんだからもう。舞行龍選手のスーパークリアに守田選手の立て続けのビッグセーブ、そしてスーパーセーブにスーパーゴールポストの活躍を堪能するレベルで、まさにフルボッコの状態で攻められるあるびれっくす。けれど、後一歩のところでゴールラインを割らせることなく、いつもどおりのカウンターを繰り出すものの、ナビスコ杯の疲労からか動きが後半に入って一段落ちてしまい、さらに怒涛の鳥栖の反撃を食らうというシーンが繰り返される。

てゆうか、右サイドやばすぎ。分かりやすく言うと、鳥栖の安田理大選手すごすぎ。いやもう、ばっつんばっつん抜かれまくる抜かれまくる。

けれど、その結果、よーく分かったこと。それは、今日の鳥栖は絶対に何かがおかしい。特に、後半31分の豊田陽平選手のシュートがポストに弾かれた場面などは、完璧にマンマークを外された状態でラストパスがわたり、誰もがやられた!と思ったにも関わらず、ゴール目前のドフリーのシュートがポストの内側を直撃。てんてんと枠の外へ転がっていく。そんなシーンのさらに上を行くのが後半40分。ハイボールのクリアをミスしたGKの守田達弥選手とフィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手が交錯、こぼれ堕ちたボールを早坂良太選手がゴール前でカットして、無人のゴールに流し込むもうとしたら、そのまま宇宙開発したシーンなど、フリーの素材として後世に伝わるレベルである。とりあえず、あまりの決定力の無さから一昨年のあるびれっくす、てゆうかブルーノ・ロペス選手の姿を思い出してしまうレベルである。

つまるところ、あれだ。甲子園に続いて2日連続で似たような後半一気の大逆転なんて試合をするのは、さすがに神様が許してくれなかったということだ。で、もう1つファンの間でささやかれた話はちょっと不謹慎だからしないけれども気持ちは分かる。

ただし、こういった強烈な幸運に見舞われた試合でネタの神様に供物を用意するところが実にまったくアルビレックス。この試合、なんとまったく驚くことに、選手交代なし。まるでなし。理由。交代選手の身長が低いと、それだけ鳥栖のロングボールを跳ね返せなくなるし、下手にリズムを変えるほうがいい流れが寸断されるから。そのため、至極当たり前の話ながら、ナビスコ杯に出た選手は全員ヘロッヘロ。そんな状態で後半40分過ぎから怒涛の鳥栖のパワープレイが開始され、危険なシーン続出。と同時に、鳥栖の運の悪さもパワープレイ。

一言で言い表すなら、「アルビレックス以外のチームがここまで不幸になるのを初めて見た」。

不幸の比較対象としてアルビレックスが出てくるというのは、かなり重症である。で、試合はそのまま鳥栖に押しに押されっぱなしの状態のまま、ゴールだけは割らせずに1-0でアルビレックスが勝利。てゆうか、シュート16本も打たれて、なおかつ、ほぼゴール確実のシュートを何本も外した段階で、この試合はアルビが勝利したというよりもサガンに負けてもらったという感覚が近い。無論、一番の勝因は守田選手がビッグセーブを連発したおかげであるけれども。

けど、たまには、こういう勝利があってもいい。それに、新潟ファンにとってそんなGK無双な試合は東口順昭選手で大変によく見知ったものであるためなんら問題はない。なお、次節以降、アルビは序盤の山場を向かえ、強豪チームと連戦に入る。その初めは3月29日、アウェイでセレッソ大阪戦である。つまり、アルビレックス新潟と世界的プレイヤーであるディエゴ・フォルラン選手との初めての邂逅、となる。

[編集] 本当に久しぶり アウェイセレッソ大阪

3月29日、アルビレックスが本当に久しぶり出会う世界的プレイヤー、ディエゴ・フォルラン選手を擁するセレッソ大阪戦inキンチョウスタジアム。この試合は、アルビレックスが久しぶりにいつものハイプレス&ショートカウンター戦術でガンガンに押しまくれる=戦術レオ・シルバが発揮できる環境となる。とりあえず、アルビレックスの弱点である遅攻やロングボール連発とかいう普通の試合をしてもらえない相手とは違い、セレッソは前節までで3勝1敗の2位。戦術も柿谷曜一朗選手を筆頭に、若手名選手をずらりと揃えて勢いそのままに真正面からやってくれる相手なのだから、ありがたいことこの上ない。

実際、試合はそのままレオ・シルバ選手の中盤における収穫作業をお楽しみください。という、いつもの刈り取り作業がセレッソお得意のパス回しを苦しめ続けるものの、セレッソのほうもめげることなく何度でもアタック。刈取りからこぼれたところを上手くつないで新潟ゴールを脅かす。しかし、アルビレックスも最終ラインでしっかりと弾き返して逆襲、という光景が繰り返され、とりあえず、昨年とは違いセレッソクラスの強力な攻撃陣を相手にしてもまったく動じないディフェンスが、春先に出来上がっていることが証明される。

問題は、相も変わらず攻撃のほうで、もーーー、嫌になるほどのマンマークがいつも通り川俣堅碁選手にべったりと張り付いて動きを阻害。そして、そういった状況をチャンスとしなければならない鈴木武蔵選手もまた、若さ若さがこれまたあふれにあふれ出る出る試合になる。分かりやすく言うと、前線の2人が対戦相手の誰もが嫌がる動きができないため、試合中にボールに絡めず消える時間帯ができてしまい、むはっとかいう話になる。具体的に言うと田中達也選手がいつもやってる動きとは違う動きというやつで、柳下正明監督が嘆くのも仕方ない。特に、前線からのプレス、チェイス、マークをはがすスクリーンにコーナーやスローインを得るプレーといった、相手DFではなく相手チームや相手ファンが嫌がる動きができてない。できても、繰り返すことができない。繰り返し続けることができない。90分の試合を60分で終えるような相手が嫌がるペース配分とかいう話じゃない。けど、まぁ、数年先を考えれば、それもまた仕方ない。日本代表にまで成長した柿谷選手も通った道であり、破綻しなければそういった積み重ねを続けていくしかない。

さすがにそのままだったらまずいけれども。

実際、後半に鈴木選手とと田中選手が交代したところ、一気にアルビレックスの攻撃が活性化することになったのだからちょつとまずい。けれど、結局のところ、そういう話なわけである。なお、試合はそのままアルビのDF陣もセレッソのDF陣も踏ん張って0-0のスコアレスドロー。途中、セレッソのDFゴイコ・カチャル選手の靴が脱げ落ちたにもかかわらず試合が続行され、その間、まったく試合が切られることのないままソックスでボールをクリア、さらにソックスでタックルといったネタが織り込まれることになる。素晴らしいファイティングスピリットであると同時に素晴らしいネタをありがとうございまう。そんな一進一退の好ゲームは、アルビにとって2012年10月に行われたの対ヴィッセル神戸戦以来、1年5か月ぶりとなるスコアレスドローに終わる。けれど、アルビレックスにとって強豪相手にアウェイで勝ち点1をもぎ取ったことは上々であり、下位チームにさえ取りこぼさなければ、上位チームと互角であることを証明した試合でもあるといえる。わんすもあ。下位チームに散りこぼさなければ。

次節は4月6日、これまた強豪だけれども新潟相手に自分たちの戦術を押し通す可能性の高い、すなわち戦術的に相性のいい横浜・F・マリノス戦である。けどその前の、4月2日にナビスコ杯、ホーム名古屋グランパス戦が控えている。2014年の新潟には、控えや若手に華も実力もあるため、カップ戦であっても、その後のリーグ戦に深くかかわる試合になる。で、相手には矢野貴章選手。華も実力もネタもあるという意味で、本当に素晴らしい気がする。やってみなわからんけども。

[編集] 4月

例年にない順調な仕上がりの中、春の連戦に挑むアルビレックス。しかし、そういうときに限ってリーグ上位との戦いが目白押しな上、ナビスコ杯やW杯の日程などで試合がきっつきつ、そしてそういうときに限って上位との戦いが待っている(2回目)。

もっとも、アルビレックスもつらいけれど相手もつらいから気にしない。むしろ、夏場の連戦にリーグ上位とかいう話よりも、まだ、マシ。

[編集] これぞ天下のバカ試合 ナビスコ杯ホーム名古屋グランパス

4月2日、お互いに相手ホームだと勝てないことで知られる名古屋グランパス戦。この試合、先発メンバーとしてFWの田中達也選手が実戦に復帰、川又堅碁選手はベンチスタートとなり田中選手は鈴木武蔵選手と初コンビを組むことになる。ということはすなわち、なんとしてでも前線における田中選手の動きを鈴木選手に教えよう、もしくはベンチから川又選手に見てもらおうという柳下正明監督の意思が見え隠れする。さらに、ルーキーである小泉慶選手もスタメン出場を果たし、これまたなんとしてでもレオ・シルバ選手の動きをうんぬんかんぬんという話がごにょごにょと。

そんな試合は、前半、珍しく新潟が主導権を握り、てゆうか、田中達也選手がばっしばし相手DFを崩しまくり、チャンスを演出。その結果、前半17分にキム・ジンス選手が今期初ゴールをあげると、続く前半29分にセットプレイから田中選手が追加点。一気に2-0で新潟がリード。

で、まさかここから試合が大きく動くどころではなく、試合が壊れるとは普通思わんわな。

後半開始直後、リーグ戦に備えて松原健選手を交代、坪内秀介選手がピッチに立つと同時に、2013年にあれほど身に沁みていた交代直後のセットプレイで失点するってんだからもう。というわけで後半4分、CKから田中マルクス闘莉王選手に上手く決められて2-1。そこからはもうひどいひどい。その2分後の後半6分に矢田旭選手にDFの裏を狙われて同点ゴールをたたっこまれ2-2。さらに10分たたないうちに、後半15分、矢田選手の突破から小川佳純選手に大逆転ゴールを決められ、わずか11分間で2-3。なんていうかその、ああああるびれーっくすすすすぎてどうしようもない。

が、これでまだ終わらないところがまったくもって恐ろしい。後半38分、逆転シュートをたたっこんだ小川選手が今度は坪内選手の顔面にエルボーをたたっこんでしまって2枚目のイエロー→レッドカードで退場。このピンチ対し、グランパスの西野朗監督はついにあの矢野貴章選手をピッチに投入。その際、新潟ファンがどんな想いを抱いたかは、想像に難くない。うわー、守備固めだー、まずいなー、どーしよーという言葉の後ろに、という文字が見え隠れした件については目の錯覚である。ちょっとうれしかった件についてはもっと秘密である。

なお、そんな形で多くの新潟ファンが抱いた予測が外れていなかったことについては、こちらの責任ではない。まったくない。

で、まぁ、なんだ。今年1年間を通して語るべき試合、別名、笑うしかない試合確定。後半44分、加藤大選手の絶妙な浮きパスに反応、PA外から中にむけてスルスルと走りこんだ小泉選手による劇的な同点ゴールが決まり3-3、2012年のナビスコ杯大宮アルディージャ戦で0-3から大逆転、4-3とひっくり返して以来となる大量得点大量失点の試合となる。なお、矢野選手は悪くない。最後の小泉選手のシュートの際、若干寄せが遅れて体をぶつけられなかったけれども、悪くない。なんとなく、空気と先の展開を読んでしまった、読めてしまった新潟ファンが悪い。結局、試合はそのまま3-3のドロー。わけのわからん、勝ち点1を獲得する。

これぞ天下のバカ試合。次の試合は4月6日、ホームで横浜・F・マリノス戦である。

[編集] W杯への道

4月3日、ブラジルW杯に出場する日本代表の最終選抜に関する重要な発表が行われ、日本代表に選ばれる可能性を持つ最後の23人が4月7日から9日にかけて行われる国内組だけの合宿に参加することになる。その中の1人に、アルビレックスからFWの川又堅碁選手が選ばれるのはまぁ、予想通り。そのほか、GK東口順昭選手にDF鈴木大輔選手が、アルビ出身選手として最終選考に名を連ねており、ほぼ確定と言える酒井高徳選手を含めた4人のアルビレックス関係者が6月に行われるW杯に出場する、かもしれないところまでたどり着く。もっとも、川又選手については開幕いきなりの怪我とその後の不調から、ファンの間でも代表選出にはちょと厳しいか、という話が広まっていて、ようやくコンディションが上向きになり始めた状態の中、ギリギリ滑り込んだ滑り込めたという認識で一致。

あわせて、その、FWのライバルがライバルすぎてまったくもう。

川又選手とFWの座を争う国内組だけで、サガン鳥栖豊田陽平選手、サンフレッチェ広島高萩洋次郎選手、川崎フロンターレ小林悠選手、横浜・F・マリノス斎藤学選手、柏レイソル工藤壮人選手、浦和レッズ原口元気選手にセレッソ大阪南野拓実選手という、まさに綺羅星のごとくという言葉がピッタリの面々がでそろっており、このメンバー相手に残りFWの1~3枠を争わなければいけないというのが実に厳しい。

正直、書いてて嫌になる。

とりあえず、実績という点で見れば川又選手も上位に食い込むのだけれども、いかんせんアルベルト・ザッケローニ監督の求める代表のFWの役割がすなわち、ジュビロ磐田前田遼一選手のようなオールマイティで何でもできるという話だと、川又選手にとってやーけにつらくなるのが悲しい。そもそも、全ての基本である足元の技術とファーストタッチの技術いうものについて考えると、どーしても上記のメンバー中で、川又選手はごっつ下位かもしくは一番下という気も少々、とかいう話になってしまう。その分、クロスへの対応や競り合いでの強さ、前線からの守備などは上位であり、特に泥臭い動きすなわち運動量で見れば随一であり、代表を争う他の選手から見れば、ものっそく嫌な存在であることは間違いないけれど、だとしても、弱点が弱点すぎて悲しくなる。

けれど、わずか3日の合宿において、いかにして他の選手との連携を構築し、チームプレーを高められるか=コミュニケーション能力で現状を打開できるかどうかを考えると、オフの間それなりにテレビ出演もこなしていたことから、まだ、何とか、なるんじゃ、ないかと、思い、たい。すっげつらいけど。

ちなみに、年齢的に代表選出が微妙な前田選手(32歳)が、長年ザッケローニ監督に求められ続けた動きは、結局のところ前線における何でも屋に相違なく、ついてはアルビレックスに田中達也選手という素晴らしいお手本が存在している点も、少し有利な点である。あわせて川又選手自身、それなりに両足が使えるということが、ものすごく、有利、だ、と、おもいたひ。そして、田中選手の人柄と鈴木武蔵選手ばりの情報発信能力の高さ(質を問わず)も含めれば、よりとんでもないお手本が2人も側にいるということであり、とりあえずはなんとかなってほしいなほんとうに。

といいつつ、実はザッケローニ監督以外でも全ての国の全てのチームの監督が重視し、なおかつ川又選手の実績において日本代表に選出されてもまったくおかしくない要素が1つだけ存在している。それは、2013年の最終節に自身の得点王の可能性を捨ててまでチームの勝利に徹したようなフォア・ザ・チームの意識であり、その点については召集されたメンバーの中で、川又選手が最も上である。と思いたい。もっとも、どうやったところで厳しい話であることに代わりはない。

[編集] 固いよー困るよー ホーム横浜・F・マリノス

4月6日、DFとセットプレイ能力ともにJリーグ屈指の横浜・F・マリノスをデンカビッグスワンに迎えての一戦。この試合は、昨年度のマリノスの歴史に残る悪夢、最終節の逆転サヨナラ準優勝に大きな影響を与えたアルビレックスに対する恨み骨髄、とまではいかないまでも、昨年度もっともマリノスを苦しめた戦術レオ・シルバを、いかにして封じ込めるかが一つの焦点となる。

結果、見事に対応されてしまうからこそ、新潟というものぢゃないですか。

なお、別に奇抜な戦術的にどうのこうのとかいう話ではなく、単に、前半をある程度落とし気味で試合に入り、ある程度アルビレックスに持たせた状態で試合を進め、うまーくDF陣で刈り取り、いなし、両チーム無得点のまま後半勝負を仕掛けてくる。それだけである。その結果、戦術レオ・シルバの肝である中盤がガッタガタになってしまうのが悲しいところ。しかも、レオ・シルバ選手以外の新潟の選手たちが軒並み後半20分以降動きを落としてしまい、なぜか元気なレオ・シルバ選手を尻目に、中村俊輔選手を起点としてスパンスパン両サイドをえぐられてしまう。まぁ、なぜだかもクソもなく、ナビスコ杯の疲労のせいだけれど。しかし、齋藤学選手や中町公祐選手といったスピードのある選手のドリブル突破を、疲労困憊気味で抑えるというのもきつい話で、結局、後半は両サイドからずるずるとDFラインを押し込まれ、嫌になるほどセットプレイされまくることになる。

しかし、そういった話に備えて、本日もアルビレックスはスタメンにフィジカルでマリノスの強力DF陣に対抗できる鈴木武蔵を先発させ、川又堅碁選手とともに、ガタイがよくてタッパのあるFWがしっかりセットプレイで新潟のゴールを守り続ける。そして、アルビDF陣もナビスコ杯名古屋グランパス戦のような11分で3失点とかいう気の抜けた失点は許さず、危ないシーンでも最後の最後で守田達弥選手がビッグセーブを連発し、すんでのところでマリノスにゴールを割らせない。

そんなピンチの中、柳下正明監督はレオ・シルバ選手以外の中盤の選手を全員交代という荒業に打って出る。明らかに疲労で動きが悪かった田中亜土夢選手を後半19分に加藤大選手に交代させると、37分に成岡翔選手をルーキー小泉慶選手に、そして43分に岡本英也選手を田中達也選手と交代することで、ようやく押されに押されまくったマリノスが支配した中盤を奪い返すと、今度は立て続けに反撃。が。最後の最後でレオ・シルバ選手のシュートはポストに嫌われ、鈴木選手のシュートがゴールから外れていくこの悲しさよ。

結局、試合は0-0のままタイムアップ。2013年に1度もなかったスコアレスドローを2試合連続で経験することになる。もちろん、相手が強豪マリノスであるため、まったく問題はないけれど、ネタ拾うこっちの身にとっては大問題である。次節は4月12日、アウェイで鹿島アントラーズ戦である。

[編集] 愚直と洗練と アウェイ鹿島アントラーズ

4月12日、2014年のJ1で首位をひた走る鹿島アントラーズとの一戦。なお、前節までの鹿島は、得点数最多、失点数最小というまさに王者の風格すら漂う戦績を残しており、若手とベテラン、さらには外国人選手のバランスがうまくかみ合ってまさに強豪鹿島復活をアピール。多くのサッカーファンがこりゃアルビも厳しいかなあと思ったらばしかし、いきなり主力選手であるダヴィ選手がカードの累積で試合出場停止。6節で出場停止はさすがに早すぎるけれども、まぁ、ダヴィ選手なら仕方ない。あわせて、これでワンチャンスができたと思うくらいでは、まだまだアルビレックスの懐の深さというか運の悪さというか特性というものを理解していない。でなけりゃ、2-0の試合を11分で2-3にされるわけがない。ぶっちぎりの最下位だった大分トリニータに初白星を謙譲するわけがない。

基本、利点だの余裕だのチャンスだのを持った瞬間、弱くなるチームというものは現実に存在する。

さて、試合のほうはまさに戦前の予想どおり、洗練されたパスワークで崩してくる鹿島を、新潟が愚直なマンマークで対応。ボール奪取後のカウンターを鹿島DF陣が柔軟に跳ね返すというシーンが続出。特に、絶対的にセットプレイに自信を持つ鹿島は、新潟程度のセットプレイを苦にしないとしか思えないレベルで新潟のチャンスをセットプレイでつぶしまくる。けど、まぁ、これもまた予想どおり。

唯一、予測できなかったのが、前半20分。成岡翔選手のクロスに日本代表選出のための事前合宿に参加していた川又堅碁選手がボレーで合わせ、首位チーム&最小失点のDF陣相手に値千金の先制ゴール。0-1。とりあえず、先週まで相手DFのマークに苦しんでいた川又選手が、わずか3日間の合宿で化けて帰ってきました。心より、アルベルト・ザッケローニ代表監督の選手指導力を感謝するとともに、前回大会に続く、アルビレックス選手の代表入り&W杯出場の可能性が少しだけ増えたことを心より喜ぼうとしたらばしかし、前半31分。アルビレックスの右サイドを突破した山本脩斗選手がクロスをあげると、走りこんだ土居聖真選手がしっかりとあわせて即座に同点。さすが首位チーム。嫌になるほどアルビレックスの弱点を突いてくる。さすがアルビレックスの右サイド。こなれたネタをしっかり忘れずに提供してきやがる。

結局、同点のまま前半を終了。鹿島相手に互角の争いをするアルビレックスというのも、ある意味、珍しいかもしれない。

そして後半。疲労がたまった鹿島アントラーズを相手にあの選手が無双をはじめる。というわけで、まるで新潟平野の秋、稲穂にゆれる田んぼに投入された最新鋭コンバインのようにレオ・シルバ選手が鹿島の中盤のパスワークを刈り取りまくる刈り取りまくる。普通、1対3の状況でパスを刈り取るかあ?刈り取るのかああ。それぐらいえぐいプレイを鹿島ファンに見せ付けるのだから恐ろしい。けれども、鹿島もまた、少ないチャンスを反撃に結び付けて応戦。そんな一進一退の攻防はしかし、最終的にあの選手が決めてくれるんだから恐ろしい。

というわけで、後半31分。PA内に走りこんだ鈴木武蔵選手のクロスが、川又選手、ではなくて鹿島のDF青木剛選手の足に当たり、そのままゴールの中へ吸い込まれていく

・・・へ?


え、えーっと、その、なんといいますか、意外性のある選手というものは本当にオソロシイデスネとしかいいようがない。J1最小失点チームのDFからミスを誘発させるんだから、本当に恐ろしい。しかし、たとえ相手の足であったとしてもゴールはゴール。1-2。けれど、その結果として当然のごとくいつもの守田達弥タイム到来。鹿島のシュートがバカスカ降り注ぐことになる。しかし、試合開始時から始まっているレオ・シルバタイムと同じく、アントラーズ相手に決定的なシーンを防ぐ防ぐ。とりあえず、なんだ。慎重派の柳下正明監督が、ACLへのチャレンジを口にしても納得の試合運びである、と同時に、怪我をしたら&誰か1人でも引き抜かれたらシーズンごと終わるという気がしなくもないどころか、絶対に終わる

そんな将来の不安に心を曇らせるほど、強いアルビレックスというのも久しぶりである。試合はそのまま1-2で新潟が勝利。2013年、公式戦で3敗した相手に土をつけることに成功。そして、強豪相手の3連戦で1勝2分は上々であり、これでさらに気持ちよく連勝を狙いたい、と思いたいんだけれどもしかし。連戦の最後の最後に待っているのが勝手知ったる、ではなく、勝手知られたる森保一監督と千葉和彦選手というところがまったくもってその。

なに、この、不運。いや、新潟らしくて仕方ないんだけれどもさ。というわけで、次節は4月20日ホーム、デンカビッグスワンスタジアムでリーグ2連覇中のサンフレッチェ広島戦。の前に、4月16日のナビスコ杯、ホームヴァンフォーレ甲府戦があるというところがまったくもって。とりあえず、水曜日のカップ戦をはさむと、とたんに後半の動きが落ちるアルビレックスが、2013年のアウェイ広島戦でまったく手も足も出ずに敗北した経験をどう活かすかが試される。と同時に、どーしても活かせる気がしない、するわけがないという意識が働いて困る。ま、それも含めて経験なんだけれども。

[編集] ミス待ち試合のやるせなさ ナビスコ杯ホームヴァンフォーレ甲府

4月16日、毎度毎度引き分け続きで嫌になりそなヴァンフォーレ甲府との試合は、まったくもって予測されたどおりの試合すぎて悲しくなる一戦となる。つまるところ、開幕3戦目と同じく、甲府サイドが引き気味に試合を進めるのに際し、アルビレックスの引き出しの少なさが身に沁みる身に沁みる。そして、相手の遅攻戦術に際し、見せてはいけないミスをする選手が続出。前半39分にほぼ懲罰交代のような形でキム・ジンス選手が交代すると、その後は延々と新潟甲府ともに相手のミス待ちを狙う戦いとなる。

つまるところ、甲府の術中にはまった、ということである。もちろん、アルビレックスにもそういった遅攻戦術に対抗する術はあるものの、今回の甲府はミドルシュートやセットプレイなどへの対応も完璧。むしろ、いらだつ新潟のほうがミスを連発してピンチを招くなど、相変わらず王者の戦いや強者としての心構えができないあるびれえーっくすというものをファンに見せ付ける。まぁ、相手の対策を押しつぶせるほど戦力が固まってもいない状況では、さすがに厳しい話だけれども、今後、J1下位を相手に同じように苦戦しては、下位に対する取りこぼしでACLを失う光景が今から見て取れる。しかも、その可能性がものっそく高いこともよく分かる。

そんな悲壮感あふれる甲府との戦いはしかし、最後の最後で、ルーキー小泉慶選手が頑丈に固められた甲府のゴール前をこじ開ける。

後半48分、PA内への突破をはかった小泉選手がラストパスを鈴木武蔵選手へ渡すと、DFを引き剥がして振り向きざまのシュート。見事に相手DFの足の下を抜けたボールが甲府GK岡大生選手の指先をかいくぐって、1-0。ついに均衡を破ると同時に、アルビレックスをナビスコ杯Bグループトップへと押し上げる。最終的に、試合はそのままタイムアップ。90分間のモヤモヤを1分間で晴らせたとしても、やはりモヤモヤはモヤモヤとして心に残る。勝ったには勝ったけれど、反省点の多い、多すぎる勝ち点3である。

次の試合は4月20日、ホームでサンフレッチェ広島戦であると同時に、少しでも休ませたかったレオ・シルバ選手に川又堅碁選手が、結局出ずっぱりになった件については、そらあアルビレックスだものしょうがねえべさ、と思うしかない。

[編集] ミス待ち試合パートⅡ・最強の敵 ホームサンフレッチェ広島

4月20日、試合前から嫌な予感しかしないJリーグ連覇中のサンフレッチェ広島戦は、ナビスコ杯ヴァンフォーレ甲府戦とまったく同じかつまったく逆の試合となる。つまり、アルビレックスが格下で広島が格上という点で、前の試合以上にミスができない、ミスをしてはいけない試合となる。

んで、ミスがたくさん。ごっつたくさん生まれるところが実にまったくあああるびれっくすぅぅ。いや、攻撃の際に突っかけて奪われるのは仕方ないのだけれど、チャレンジしてないところでの単純なパスミスやチャレンジして取られたとしても、まったく粘れないミスが連発するてえのが、実に広島の守備の強さを物語る。と同時に、新潟の攻撃陣の未熟さも物語る。つまるところ、チャンスがそのままピンチに直結する場面多すぎ。ありていに言えば、アルビレックスが普段やってるような、中盤でのハイプレスに弱すぎ。けれども、ディフェンスでのミスについては、最終ラインの大井健太郎キャプテンと、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手がしっかりと対応。ミスを犯すことなくしっかりと広島の攻撃の芽を摘みまくるため、前半20分過ぎから試合はある種、こう着状態へと陥り、甲府戦以上のお互いのミスを待ち続ける試合が完成。ビッグスワンをため息が支配する。

そして、前半早いうちから新潟のオフェンス陣が組織的な守備、特にあわてないこと、ミスをしないことに定評のある守備陣をあわてさせることができない、ミスさせることができない素直な選手ばっかということも確定。Jリーグの全DFに嫌われるような前田遼一選手や大久保嘉人選手、さらには佐藤寿人選手のような個人技とチームワークと、も1つ個人技が合わさった動きができないできない。

てゆうか、この試合は、前から固い硬いと定評のある広島DF陣に対して新潟のあわてる選手がことごとくあわてるのが新潟らしいやこんちくしょう。その上、数少ないゴール前のチャンスでも、新潟のミドルはゴールの上にけりこまなければいけないルールでもあるのだろうかというぐらいふかしまくり、シュートを打った瞬間、相手がほっとする、相手が楽になるシーンが続出。そして、広島のGK林卓人選手が、数少ない枠内に飛んだボールをことごとく弾き返し、まさに守護神の名に恥じぬ活躍っぷり。そんなシーンが前半を通して&後半も17分からの新潟の交代までは延々と繰り返される。で、田中亜土夢選手が小泉慶選手、直後の鈴木武蔵選手が田中達也選手に交代してから、ようやく新潟の攻撃からミスが減ることとなり、なんとか試合らしくなる。とりあえず、田中亜土夢選手は広島のプレス&素早いプレッシャーに負けすぎてミスを連発し、鈴木選手も鈴木選手でドリブル中に自分のフェイントで自分がこける段階で、まったくもって妥当すぎる交代である。

しかも、フェイントのモーションが大きすぎて相手DF陣が引っかかりもしないときたもんだ。

もっとも、そんなミス連発のアルビレックスに対し、サンフレッチェも森保一監督も、今回の試合をきっつい連戦の中のきっついアウェイでの1試合とみなし、最低限のラインを早くから設定。なんにせよ、ACL狙いの強豪を相手の試合と考えた結果かどうかは知らないものの、新潟相手に最低限の勝ち点を得ることに徹してくるのだから、実にまったくすさまじい。そら、2連覇するわ。結局、後半開始直後から明らかに疲労で動けない広島の中心選手を早めに下げた上、全体の運動量が少ない状況でミスを少なくする失点を回避する引き分け狙いを選択。つまるところ、前線に怖い怖い佐藤寿人選手を置くものの、残りの10人をハーフウェイラインより下げて新潟のオフェンスに対応させるフォーメーションを選んだ結果、新潟の凡ミス以外、広島の攻撃がほっとんどなくなってしまう。しかし、森保監督がよーく知ってるように、新潟がそういう相手から点を取れるような引き出しがたくさんあるかというと、ほっとんどない。まったくない、とは言い切れないけれど、そういう戦術を組織的な守備が最も得意な相手がやってくると、まず、得点できやしない。あああるびれつくすということを再確認させてくれるという点で実に嫌な監督かつ元アルビレックスヘッドコーチである。

実際、新潟は試合中、わずかながらも相手のDF陣を崩しシュートに持ち込み、少ないながらもセットプレイも獲得。けれども、最後の最後のツメが甘いシーン続出。後半、川又堅碁選手と林選手が1対1になり、シュートが見事に弾かれた時点で、あ、こらダメだという話が出てくる。てゆうか、広島の守備陣が機能しまくり、常時DFを多めにしてPA付近に張り付いた結果、アルビレックスのリズムの中に、最後の冷静さが抜け落ちる形ができてしまっていた。結局、最終的に成岡翔選手と加藤大選手を交代で入れて、リズムに変化を持たせたものの、時間が足りずにそのままタイムアップ。0-0のスコアレスドローに終わり、アルビレックスが首位相手に勝ち点1を獲得すると同時に、引き分け狙いの相手に勝ち点2を奪われる。

悲しい話であるけれど、これもまたアルビレックスの実力である、と同時に、ミスがあんだけ多かったらしゃあねえわな&少なくともこけんなあああああ、という話になる。ま、まだ春先の話である。1人の選手と1つのチームを育成していくには、それだけ多くの時間と勝ち点が必要になる。しょーがない。次の試合は4月26日、アウェイでぶっっっちぎりの最下位徳島ヴォルティス戦である。つまり、強い相手に強く、弱い相手にとことん弱いアルビレックスにとって天敵ともいえる相手との試合である。

[編集] 分かりきったこととは雖も

4月23日、いつもの話がやってくる。いつもどおりにやってくる。

ドイツブンデスリーガに所属するTSG1899ホッフェンハイムキム・ジンス選手の移籍に向けて動くという話が出てきましたとさ。ちなみに、ホッフェンハイムのある都市の名前がジンスハイム。んな話は置いといて、さすが、W杯イヤー。試合スケジュールの前倒しもむごければ、移籍交渉のとっかかりも早い早い。そして世界の主要リーグはすでに来シーズンに向けて動き始めており、そのとばっちりでアルビも2014年の春に2015年のことを考え始めないといけないはめになる。

幸いなことに、数々の移籍に関する悪夢を乗り越え、のしかかる借金債務についてもなんとかかんとか軽減していったアルビレックスである。そのため、他のチームで今後よく見られるようなクラブライセンスうんぬんで緊急的に金が入用のため、戦術面が崩壊してでも選手を移籍させないといけない、とかいう話ではない。そして各種報道でも、7月に入った直後の移籍とかいう無体な話はまずありえないとしている。というのも、アルビレックスのフロントがキム・ジンス選手の移籍を食い止めやすい条件が整っており、まずW杯において、韓国代表として活躍すれば、ホッフェンハイムより大きなクラブへの移籍も可能になるという点が1つ。また、10月に開催されるアジア大会でもし金メダルを獲得しさえすれば兵役が免除されるという点がもう1つ。特に、後者が彼のサッカー人生に与える影響が大きいため、アジア大会直前にヨーロッパへ移籍して、時差ぼけなどでコンディションを落としてメダル獲得に失敗すれば、いろんな意味で元も子もない。そのため、2014年の夏の移籍でもしキム・ジンス選手がヨーロッパのチームに分捕られるとしたら、W杯で大活躍した上で、ホッフェンハイム以上のビッグクラブの食指が動く場合に限る。

あわせて、もしホッフェンハイム以上のクラブが動いたら、Jリーグ内で引き止められるチームなんて存在しない。けど、まぁ、大丈夫、だろう。多分。

もっとも、キム・ジンス選手自体、海外志向が強くヨーロッパリーグへの挑戦を公言していた中での話である。そのため、ファンにとってもある意味、規定路線規定路線。だいぶ早いけれども。あわせてこの報道を受けて早速、ファンの間では夏の移籍で獲得する左サイドバック、もしくはポジションをコンバートする選手についての見立てが始まっている。

[編集] 2014年の徳島ヴォルティス アウェイ徳島ヴォルティス

4月26日、昔のアルビレックスを見る気がしてならない徳島ヴォルティス戦は、仕方のない話として、心が折れている相手をさらに折らなければいけない試合である。とはゆーても勝たなしゃーないのである。そして、そんな話をしたときに限って、ろくでもない結末を迎えるのも昔っからのアルビレックスである。普通、味方のDF同士が交錯して、両方交代すっかああ?とかいう記憶はなかったことにしたいんだけれども、そんなわけにはいかない。

もっとも、そんな悪夢を一度たりとも経験したら、次からは同じ過ちを繰り返さないよう心がけるのも当然である。なお、同じ過ちというか、同じ不幸属性を繰り返してぶっちぎり最下位だった大分トリニータ天皇杯でも敗北した件については、もはやどうしようもない。

そんなアルビレックスらしいアルビレックスを繰り返すのがアルビレックスだからアルビレックスというものはアルビレックス。というわけで、この試合、前節のサンフレッチェ広島戦でめちやくちや動きの悪かった田中亜土夢選手に替えて、なんと高卒ルーキー小泉慶選手が先発。もっとも、これからGWにかけて2週間で5試合というハードな連戦が続くため、コンディション調整の意味合いが強く、急な初先発についてもまったく問題はない。まったく。そんな前半。試合はアルビが嫌いな遅攻を取り入れた徳島をどうやって崩していくかが鍵となるのだけれども、その、なんていうか、うん、アルビレックス新潟の選手の個人技で崩される徳島DF陣が心からやばい。前半35分、成岡翔選手からのスルーパスに反応した鈴木武蔵選手が先制ゴールを決めて1-0、なんだけれども、アルビレックスがサイドではなくほぼゴール正面から相手DF陣を崩したなんて話を思い出そうとすると、2013年の最終節まで遡らないといけないんですが、ええ。

この段階でアルビレックスの攻撃がどうのこうのというよりも、徳島のDFがやばいどころの騒ぎじゃない。

そして、直後の前半38分。こりゃまた鈴木選手の突破でもらったファール、徳島のPA手前でのFKをレオ・シルバ選手が見事にゴール右隅に突き刺して2-0。えーっと、アルビレックスが直接FKで得点したなんて記憶は、2013年秋の天皇杯にまで遡らないといけないんですが、ええ。

そんな思い出深いシーンを集めたまま前半終了。0-2・・・どこかで見たことのある数字だけれど、気にしない。11分なんて数字に見覚えはない。そして迎えた後半、前回の轍を踏まずに、しっかりと守るアルビレックス。そこを果敢に崩そうとするヴォルティスはしかし、J1トップチームですら苦しむ戦術レオ・シルバと売り出し中のGK守田達弥選手の存在感を存分に味わうことになる。そして、アルビレックスは次の試合に向けてのターンオーバーを開始、まず後半18分に成岡翔選手が田中亜土夢選手と交代、そして後半28分、岡本英也選手に代わって、膝の怪我で出遅れていた小林裕紀選手がついにアルビレックスのユニフォームをまとって試合に出場する。もっとも、怪我明けの選手の様子を見るという意味では最高のシチュエーションであるわけで、同じくコンディション不良の田中亜土夢選手と徳島ヴォルティスを翻弄。

えっと、すいません。徳島の選手の名前を書けるチャンスがないんですが。

そしてそして、後半37分には鈴木武蔵選手に代えて小塚和季選手を投入。まさに、お試し状態となった試合だからこそ、ネタの神様がやってくる。本当にやってくる。後半44分、アルビレックスの大嫌いなセットプレイで、PA手前で濱田武選手の蹴ったボールは惜しくもポストを直撃するものの、跳ね返ったボールを衛藤裕選手が折り返し、李栄直選手が冷静に押し込んで、1-2。誰だ、徳島の選手の名前を書くチャンスがないだなんて言ったやつは。しかし、不意の失点でも特に動揺することなく、アルビレックスは冷静に試合をすすめそのままタイムアップ。1-2で新潟が勝利する。けれど、やっぱり最下位相手にポカをやらかすあるびれくす。伊達に試合前から不安視されてない。けど、まぁ、勝ったからいいや。それに、お試し選手が多すぎて、セットプレイ時の守備についても仕方ない仕方ない。次の試合は4月29日、昭和の日にホームでヴィッセル神戸戦であると同時に、昔懐かしきペドロ・ジュニオール選手との再会である。

[編集] 個対組織 ホームヴィッセル神戸

4月29日、勝ち点20で首位鹿島アントラーズと並ぶヴィッセル神戸をホームに迎えた試合は、怖い怖い神戸の個と組織の融合したシステムと、組織に特化したアルビレックスの戦いとなる。その結果、連戦になればなるほど、組織というものは綻びるという話になる。

神戸の躍進を支える3人のブラジル人、元アルビレックスのペドロ・ジュニオール選手とマルキーニョス選手、シンプリシオ選手のうち、守備的選手であるシンプリシオ選手が膝の怪我で抜けたことは大きいのだけれど、いかんせん、残りの2人が怖いなんてもんじゃない。普通、移籍したばかりの選手が試合に慣れるまで相当な時間が必要なのだけれども、両選手ともそういった問題を個の能力で解決。ボールキープ、体幹、ファーストタッチ、スタミナなどなど、他の神戸の選手たちからパスをもらえばそこから自分達で試合を作れるんだから後はもう、何をすればいいかなんてすぐ分かる。

結果、神戸は新潟バリのハイプレス&ショートカウンター戦術で、前線で奪って2人に預けるという実にシンプルな戦術が、とてつもなくきつい厳しい難しい。新潟にとっても1人のキープレイヤーだけならばレオ・シルバ選手でつぶせるのだけれど、もう1人をつぶせる選手がいないことが重く重くのしかかっていく。そのため、前半からシンプルなパスと個の能力がナタのような重さをもって新潟のDF陣にたたきつけられ、危険なシーンが続出。なにあのキープ力。しかし、新潟もリーグナンバー1のDF陣が底力を発揮して、危険なシーンを防ぎ続けるものの、明らかに連戦で動きが悪く、前線へボールがつながっていかない。ショートパスって、こんなにもカットされるのかこんなにも短い距離でミスするのかというシーンが出てくる出てくる。

こういうとき、ミスしない個の能力を持つチームが本当にうらやましい。

しかし、前半を0-0で終えて、常時ハイプレスのヴィッセルが後半動きを悪くするのは見えており、さらに新潟の柳下正明監督は後半開始直後に鈴木武蔵選手に代えて小林裕紀選手を投入。川又堅碁選手をワントップに据え、中盤を厚くしミスを少なくする戦術を選択。その結果、後半開始直後から新潟が試合をつくりスタミナが欠け始めた神戸を押し込み始めるものの、そういうときに限って、こりゃまた神戸がさらにさらに個の戦術を高めるんだからもう。そして、スタミナ天国のアルビレックスでも、連戦で信じられないミスが起こるってのがまったくもう。

後半28分、レオ・シルバ選手が痛恨のパスミス。バックパスを神戸のMF森岡亮太選手に掻っ攫われてシュート、GK守田達弥選手がギリギリのところでセーブするものの、こぼれたボールはコロコロとペドロ・ジュニオール選手の足元へ。ガチャコーンとポストに叩きつけられたボールはそのままゴールラインを割って0-1・・・まぁ、なんだ。連戦におけるレオ・シルバ選手の凡ミスは2013年度からけっこーあった話だから、うん、まぁ、その、ぐえええええええ

あわせて、ペドロ選手は気の合うブラジル人仲間がいると、本当にいい選手だよなあちっくしょう。

久しぶりに精神的にくるゴールである。しかし、その直後に神戸は怖い怖いペドロ選手をターンオーバー気味に交代。つまり、レオ・シルバ選手がマルキーニョス選手を抑えられる状況になり、新潟がようやく新潟らしい試合に持ち込める、と思ったらばしかし、がっつり引いて守るから2位にいるんだろうなあヴィッセルは。そんな心重い中でも攻めないといけないことは間違いなく、愚直に諦めずにパスをまわす新潟の選手達。そんな新潟の選手達になぜだかやってくる。ネタの神様がやってくる

後半45分、左サイドからのキム・ジンス選手のクロスが神戸のGK山本海人選手の正面へ飛んでいくところを、寸前で加藤大選手がそらし、真後ろの川又選手がシュート。思いっきり空振りして、軸足の太ももの付け根にボールが当たったボールがてんてんとゴールラインを割って1-1の同点。うーわーー、やったーーって、なんだこの、複雑なうれしさは。

あぁそうだよ、股間でシュートだよ。最後の最後で、個の力で押してくる相手に、新潟の誇る個の力で同点に追いついたことはうれしいのだけれども、後半ロスタイム間際に同点に追いつく貴重なゴールなんだけれども、川又選手がW杯代表に選ばれるために必要不可欠なゴールもそうなんだけれども、いろんな意味で神様に愛されすぎである。川又選手が股でゴールするなんて話は、どう考えても小学生レベルのダジャレであるのだけれども。結局、試合はそのまま1-1でタイムアップ。最後の最後で貴重な勝ち点1を獲得すると同時に、アルビレックスも川又選手もいろんな意味でもっていすぎである。

次の試合は5月3日、こりゃまたネタ度の高いことで定評のある大宮アルディージャとの一戦、inNACK5スタジアム大宮である。

[編集] 5月

2013年とはまったく違い、引き分け引き分けまたドローという強いんだか弱いんだか分からない試合が続くアルビレックス。これで、リーグがある程度ばらけていたなら特に問題はないのだけれども、実際は1位から9位まで団子状態というわけがわからん混戦状態に突入しており、アルビレックスの引き分けの多さはチームを中位に留める原因となっている。

しかし、とはいうても、春はまだ戦術を固める時期である。むしろ、戦術が固まっていない状況で順位が1桁だと思うと、これから先がさらに楽しみであると同時に、固まってない状況で夏の移籍で中心選手を引き抜かれたらいろんな意味でやばい。そして、固まった後でもやばい。これからどうなるかはひとえにアルビフロントの流す汗に掛かっている。けど、まぁ、アルビレックスの歴史上、2009年に次ぐ最高のスタートダッシュをしていることも確かである。

[編集] ホージェル選手のレンタルバックが決定

GWまっさかりの新潟に突如として現れる黒い影、ならぬ、不幸な現実。というか、厳しい苦しいと思いつつアルビレックスらしいやって話。もっとも、4月中盤よりホージェル選手のベンチ入りが少なくなってきた中、一部のファンは再契約について何か問題が出ているんではないか、などと気づいてたってんだからもう。

というわけで5月1日、ホージェル選手についてアルビレックス広報より発表があり、アルビレックスはポンチ・プレッタの間で2014年7月まで結んでいたホージェル選手のレンタル契約を破棄し、その結果、ホージェル選手はレンタル元であるAAポンチ・プレッタへ復帰することになる。これによりホージェル選手は即座にブラジルで試合に出ることが可能になり、あわせて、5月3日に離日することも決定する。

・・・はえええよ

このドタバタの原因について説明すると、ホージェル選手のレンタル元であるAAポンチ・プレッタが2013年に降格したため、チームを再建するためにホージェル選手に白羽の矢が立ったのが1つ。けれど、新潟との契約が7月まであったという話がもう1つ。そして、契約の際にレンタル元であるポンチ・プレッタ側が一方的に破棄できないような契約を結んでいたことが、このドタバタの主な原因となる。つまり、アルビレックスがこれまでに培った経験をもとに選手との契約のゴタゴタを極力回避するようしっかりと隅々まで精査した上でホージェル選手を獲得した結果、レンタル元であるポンチ・プレッタの窮状に対して珍しくアルビレックスの方が上の立場になったのだけれども、心優しくレンタル解除に同意するところが実にまったくアルビレックス。向こうの言い分を飲んで契約を解除したところに新潟らしさとブラジル人選手に対する新潟の信頼の源が存在するんだけれども、もーーーなんていいますか。

もっとも、それ以前にアルビレックスの中盤の底上げが成功し、今だったらまだ何とかなるという判断が働いたということも確かである。けれども、25人しかいない新潟の所属選手が24人に減ったことにより、ウィキペディアの2014年のアルビレックス新潟テンプレートがまーたしてもスカっスカになってしまう。と同時に、新潟からドリブラーがいなくなり、そして、レオ・シルバ選手の相棒がいなくなってしまうことは、若干の不安を感じさせるに十分であるけれども、とりあえず、夏の移籍で底上げしないと秋の連戦および選手の代表選出で、とてもじゃないけれども人数が足りないことが確定。そのため、アジア大会でサイドバックが3人抜けることを見越して、早期からブラジル人選手を獲得できる態勢を組めたことにほっとすることにする。

最後に、

Obrigado


Roger!


2014年のシーズン開幕戦、アウェイベガルタ仙台戦で終了間際に突き刺したゴールを新潟ファンは忘れない。

[編集] ネタ度の高い試合の条件 アウェイ大宮アルディージャ

5月3日、春真っ盛りのはずなのに、気温が28度とかいう話の上、5連戦の3戦目という大宮アルディージャ戦は、まさにミスが出て当然、そしてなおかつ動きが悪くなって当然という試合になる。そして、当然のようにミスが出て動きが悪くなった結果、大変にネタ度の高い試合となる。

大宮戦はいつだってこうだ。

まず、前半開始早々の9分、松原健選手の突破からのクロスにDFを2人引き連れて飛び込んだ川又堅碁選手がスルー、大外から回り込んだ田中亜土夢選手がヘッドで決めて幸先良く新潟が先制。0-1。しかし、アルビレックスがリーグ戦で前半の早い段階で得点しただなんて話は、2013年秋のベガルタ仙台戦の前半18分という数字以来ということで、果たして浮き足立たなければいいんだけれどなあという想いとは裏腹に、浮き足立つからこその新潟である。前半39分、大宮を押し捲っていた新潟の一瞬の隙を突いてのCK、一度クリアされたボールを高橋祥平選手がキープ、そしてPA内へゆるいクロスを放り込むものの、あいにく川又選手の真正面へ飛んでしまう。がっ。川又選手がものの見事にキックしそこない、ズラタン選手の足元へコロコロと。そこを逃さないからこそ、スロベニア代表なわけでというわけで、1-1の同点。

さすがにこれは、大宮ファンからナイスアシストと呼ばれても致し方ない。

この一撃で大きくダメージを食らった新潟は一気に動きが悪くなる。これで良くなったらそっちのほうが怖い。そこに季節外れの暑さと連戦の疲労がかぶさった結果、いやもうひどいひどい。その上、大宮ががっつり引いて引いて引いて守るんだからもう。ズラタン選手ですらハーフウェイより中で守り、11人が引いて守るんだから、どうせいちゅうねん。というわけで、この試合、ハイプレス&ショートカウンターという新潟らしさなんて皆無どころの騒ぎではない試合となる。そして、なんとなんと、天気予報を覆してにわか雨まで降ってきて一気に湿度までアップするんだから、もはや環境的にも精神的にもメタクソどころの騒ぎではない。

というわけで後半9分。これまたCKからアルビレックスの左サイドを元日本代表の家長昭博選手がぶちやぶってふんわりとしたクロス、そこを先制アシストの高橋祥平選手がヘッドでぶち込んで逆転。2-1。うん、これは、あれだ。あまりにあれすぎて何か新潟を勝たせたくない別の意思が働いているに違いない。とりあえず、セットプレイの守備ってのは判断力が落ちるときほどやばいということを再確認する。けれども、多くの新潟ファンに敗戦を覚悟させた悪い流れはしかし、よくよく考えてみると、大宮側もまったく同じ条件だったわけで。というわけで、逆転を食らった直後の後半11分。11人で守る大宮に対してレオ・シルバ選手が前線に向けてロングパス、そこを小林裕紀選手が落とし、なおかつ、DFを1人ひきつけてPA内に侵入、空いたスペースに成岡翔選手がスルーパスを送ると、疲労から判断力の落ちた大宮のDF陣もこれをスルー。そこに反応した岡本英也選手がドフリーかつ前を向いた状態でパスを受けると、あわててチェックに来たDF陣をあざ笑うかのように、角度のないところから綺麗に決めて、アルビレックスは2-2の同点に追いつく。

とりあえず、この試合FWとして出場した岡本選手がフリーになった、フリーにした段階で、大宮DF陣の大ポカであり小林選手のナイス判断という話であると同時に、そらあどこのチームの選手だって疲れてるわなあという話になる。その後、試合はグダグダの上にグダグダ。両チームとも決定的なチャンスを作るのだけれども、明らかに動きが悪くミスを連発。てゆうか、新潟のシュートの精度が久しぶりに胃に来るレベルだったというだけでも、この試合のネタ度はひどかった。少なくとも、疲労の抜けないままでは次の試合とその次の試合にまったく希望もクソも見出せない状態である。結局試合はぐだんぐだんのままタイムアップ。2-2のドロー。アルビレックスは16位大宮相手に痛恨の勝ち点2を失ってしまう。けど、まぁ、あれだ。ヴィッセル神戸戦で川又選手によって勝ち点1を奪い取った3日後に、川又選手によって勝ち点2を失うのが、実にまったくとんでもないほどに新潟ってもんだ。

次節は中2日、5月6日にホームで清水エスパルス戦である。

[編集] GW&晴天&言葉にできない ホーム清水エスパルス

5連戦の4戦目ともなると、いかにしてチームを壊さないような戦い方ができるかが重要となる。というわけで、GWの最終日、5月6日に行われたホーム、デンカビッグスワンスタジアムでの清水エスパルス戦は、両チームともへっとへと。その上、若い連中が多い=ミスいっぱいという簡単な図式がものの見事に当てはまる試合となる。

あわせて、前半の段階で若い両チームが互いに労を惜しまずに試合を作る場面が見て取れた時点で、すでに後半を見ているのが熟練されたアルビレックスファンというものである。実際、選手達の動きから長年の経験の蓄積から、どうせ今回もまたスタミナが重要となる後半15分過ぎか、もしくは相手の隙ができる後半開始直後ぐらいにならないと試合は動かんだろうなあという、完璧な予測を立て、その結果、予測どおり完璧にな形でアルビレックスの試合が推移していくんだから困ったものである。無論、前半から岡本英也選手の惜しいシュートが何本も放たれ、さらには川又堅碁選手によるDFを引きつけるデコイ(囮となる動き)が数々のチャンスを生み出し、そこかしこでアルビレックスの成長ぶりが見て取れる場面が出てくるものの、基本、敵も味方も全員がへとへとの状況の中で個人能力から得点できる選手なんざあ、セットプレイをのぞけばどっちのチームにもいない。そのため、チームワークが大事になるものの、んなもん、疲れてない前半では防ぐほうもチームワークがしっかりしてらあな。で、疲れたら攻撃する側の精度も判断力も落ちて当然。

というわけで、前半はことごとくアルビレックスのシュートチャンスが防がれましたとさ、まる。

そして始まる後半戦。格段に落ちるエスパルスの運動量とは対照的に、徐々に試合を支配し始めるアルビレックス。なんせ、この試合、ビッグスワンに集まったファンの総数が35,533人てあーた。これまで22,000人から21,000の間をうろうろとしていた動員が、ここまで跳ね上がったんだったらば、そらあ味方の動きはよくなり、敵の、しかも若いエスパルスの選手達は気圧されて当然、必然的に動きは悪くなるわなあ。

なお、タダ券と交通渋滞については聞くな。そんな久しぶりの魔境ビッグスワン復活によって、ファンの声援とスタジアムを埋めるオレンジ一色の威圧感たるやもうすごいすごい。しかもエスパルスファンもオレンジユニフォームを着用しているため、まさにスタジアムはまさに一色。そして、そんなアルビフロント起死回生の営業効果は試合内容にも影響を及ぼし、明らかに開幕直後の数試合とは選手の動きも試合の盛り上がりも1つ上の試合となる。で、かくばかり素晴らしき環境の中、後半開始早々、びゅーてぃほーごーるが決まるんだから、そらあ大騒ぎになるわけだ。というわけで、後半10分、川又選手とのワンツーでレオ・シルバ選手がPA内に進入してスルーパス、それを受けた田中亜土夢選手が角度のないところフェイントでDF2人を外す見事なシュートを決めて1-0。これで俄然勢いづいた新潟はしかし、その、なんだ。

ここぞとばかりにネタを爆撃してきやがる。しかも、集中的に。効果的に。

というわけで、本日の新潟劇場は岡本選手ならびに川又選手、そして清水のGKである櫛引政敏選手とDFのカルフィン・ヨン・アピン選手の4人が主役となって、そのほかの選手ならびに監督全員が、ゴール前で絶叫を繰り返すシーンを演出。まぁ、その、なんだ。

清水戦はこんな試合ばっっっかや。

しかし、今年の試合は一味違う。劇場どころの騒ぎではない。記憶に残る意味では、1つどころか2つ上の試合になる。なんせ、後半44分にキム・ジンス選手が負傷し大野和成選手と交代した直後の後半47分。清水のパワープレイで新潟のPA内に放り込まれたボールをヨン・アピン選手がヘッドで折り返すと、つめていたDFの平岡康裕選手が起死回生のゴール、1-1の同点。その瞬間、新潟県民の。いや、やめておこう。とりあえず、

ばかあ。

けれども、こりゃだめだと思った全ての新潟ファンに、神様は微笑む。そう、ネタの神様がしっかりとプレゼント。心の底からプレゼント。えっとですね、後半50分にですね、試合を諦めずにエスパルスのPAの側までドリブルで駆け上がった川又選手がですね、へろへろのへったくそなクロスを上げたらですね、ヨン・アピン選手のですね、PAの外からのオウンゴールを誘いましてね、えぇ、2-1・・・。

・・・へ?


スタジアムの時間が一瞬だけ止まった件についてはいかんともしがたい。後、単純に新潟の試合を書くだけで、何か見てはいけないネタを見ることになるのだから恐ろしい。まさか、ここまでネタ的に1つも2つも上の試合になるとは想像つくわけがない。ちなみに試合後に、新潟のローカルテレビ局がサヨナラオウンゴールとテロップを出したのはさすがにどうかと思うけれども、まったくもって正しすぎるからどうしようもない。そして試合は直後にタイムアップ。2-1で新潟が勝利すると同時に、ネタの神様がアルビレックスの側におわしますことは、誰にも否定できない事実であることも再確認する。次の試合は、5月10日にアウェイで柏レイソル戦である。

[編集] キム・ジンス選手、W杯出場選手に選ばれる

5月8日、W杯ブラジル大会における韓国代表選手の発表が行われ、アルビレックス新潟から左SBのキム・ジンス選手が選出される。もっとも、キム・ジンス選手については2013年の東アジア杯の活躍からすでに代表メンバーに定着しており、韓国の歴代SBと比べても遜色のない活躍を期待されてもなんらおかしくはない。のだけれども、いかんせん、清水エスパルス戦で足首を負傷した後の発表だけに心がモヤモヤするアルビファンが多いのも致し方ない。

最悪、5月17日のホーム名古屋グランパス戦も負傷で回避した後、W杯で大活躍。即座に欧州のビッグクラブに一本釣りされ、7月18日の移籍解禁直後にサヨウナラ、などという悲劇が起こる可能性すら考えられる。まぁ、大変に小さな可能性ではあるけれども、2014年の12月に絶対に欧州へ移籍するという確信については、もはやいかんともしがたい。これが、W杯前の負傷で移籍チャンスを逃し、結果、国内チームへの移籍だとしたら、目が当てられないなんてレベルではない。

なんにせよ、キム・ジンス選手の順調なステップアップを喜ぶとともに、お願いだから負傷が軽いものであることを願うばかりである。

[編集] 主審・中村太 アウェイ柏レイソル

5月10日に行われるアウェイ柏レイソル戦は、2011年のアルビレックス新潟を象徴しているホームでのそれと、まったく逆の立場で酷似した試合となる。というのも、3年前、アルビレックスが登録選手のうち8人を負傷したなどという悲劇の中でボッコボコにされたのと同様に、柏レイソルもこの試合までに8人ものレギュラー陣とさらに控え、さらには若手を負傷で失い、そして何よりも、柏の選手で最も怖いとされたレアンドロ・ドミンゲス選手との契約を解除した状況での試合となる。

こういった状況下においては、普通であればチームが瓦解してもおかしくはなく、実際にアルビレックスは瓦解したけれども、さすがは柏レイソル、そしてさすがはネルシーニョ監督。登録メンバーがユース選手込みで17人という状況であるにも関わらず、普通に試合を組み立て、普通に上位をキープ。本当に、本っ当に、資金力というものの差が身に沁みる。

あわせて、もう1つ、2012年のアルビレックス新潟を象徴している人物については、気にしないものとする。無理だけど。

このように、明らかにアルビレックスにとって優位な状況であるにも関わらず、前半はがっぷり四つになる。これは、5連戦の最終戦である以上いたし方ない。そして何より、2013年の秋を乗り越えた柏レイソルが、選手が疲労困憊になっている試合の経験を多く持っていることが大きい。けど、それ以上に、新潟の前半の得点力が一番大きい。というわけで、川又堅碁選手は今日もまた、シュートチャンスで新潟ファンを絶叫させる仕事をしました。1試合1回というノルマを確実にこなしているようにしか見えないんだけれど。

そんな状況のまま前半を終えるものの、さすがに後半にスタミナで勝てる気がしないのが連戦というものである。特に、後半の選手交代に妙のあるアルビレックスとはいえども、頼みのレオ・シルバ選手についても、さすがに動きが好調時に比べて悪く、試合は拮抗。

となれば、あれがやってくるのもしょうがないじゃないか。

というわけで、後半28分、レオ・シルバ選手のファールからのFKで、田中順也選手の蹴ったボールはポストに阻まれるものの、昔懐かしき、鈴木大輔選手が即座に反応。ゴールにたたっこんで、1-0、ああそうだよ、アルビレックスの弱点を見知っている選手がまーた決めやがったよ。

本当に、こういう話に弱いからこそアルビレックス。そして、試合は両チームともスタミナ切れのまま淡々と推移していく。本当に、疲れた試合の進め方を熟知してるわ、ネルシーニョ監督は。

試合はそのままタイムアップ。ヘトヘトな状況のまま川又選手を5試合ぶっ通して使い続けた弊害が1-0というスコアに大きく現れる。そして、多分、川又選手のW杯出場についてもタイムアップな件については、どうしようもない。けど、こういう精神的に微妙な話を続けなければならなかった中で、なかなか平常心という話は厳しいものであると同時に、これもまた1つの経験である。とりあえず、川又選手が常時DFを背負い続けた状態でプレイしなければならなくなったことは1つの成長の証であると同時に、これからの経験を積み重ねていくことで、果たしてどれだけ成長するか。それは誰も分からない。けど、ここでつぶれるにはまだ早すぎることも確かである。

次の試合は5月17日、ホームで名古屋グランパス戦である。なお、この試合は、柏レイソルに負けないレベルで怪我人続出の結果、緊急的にDFにコンバートされた結果、すっかり右サイドバックになじんだ矢野貴章選手との試合である。

[編集] 祝・酒井高徳選手W杯代表選出・ということはつまり

5月12日、W杯の最終選考が行われ、見事酒井高徳選手が2014年FIFAワールドカップブラジル大会の日本代表メンバーに選出される。新潟県三条市出身でアルビレックスユースからアルビレックストップチームを経て、2012年よりドイツブンデスリーガVfBシュトゥットガルドで活躍する酒井選手は、怪我明けの内田篤人選手及び酒井宏樹選手と右サイドバックのスターティングメンバーを争う存在であり、左サイドバックでも長友佑都選手に次ぐ存在としての活躍が期待されている。そして何よりも、今回のW杯代表選出はただでさえ貧乏なアルビレックス新潟が、0円移籍などという無体なシステムの変更を押し付けられた中、歯を食いしばりながら取り組んできた若手の育成主体のチーム運営が、見事に大輪の花を咲かせた瞬間である。

この件については、2014年現在、大宮アルディージャでコーチをしている黒崎久志元監督の若手育成の手腕がいかにすごかったかという話でもあると同時に、そのおかげでアルビレックスの成績が、あーれーーという話になったのは、若手の育成に力を入れすぎたせいでもある。けれども、酒井選手の活躍後、アルビレックスユースの質の向上っぷりとアルビレックストップチームの若手選手の抜擢ぶりはものすごいことになっており、少なくとも、監督とコーチとファンは若手の抜擢と若手の失敗を恐れない耐性が身についている。まぁ、選手のほうがちょと問題だったりするけれども。

そんなわけで、残念ながら、川又堅碁選手については今回の代表選考を逃すことになったのだけれども、実際の選考の基準となった戦術理解度やユーティリティープレイヤーという話は、どう考えても不器用な川又選手ではきついきついなんてもんじゃない。そして、唯一の鍵であったゴール数についても、いかんせん春先にDFをがっつり背負い続けたプレイの中でほとんど積み上げることができなかったことが痛かった。そして昨年度のゴール数についても、今回の選考で最後の最後で選出された大久保嘉人選手に負けていたことが痛かった。

けれども、これでアルビレックスは2ヶ月間の積み上げが期待できる。多くのチーム、特にセレッソ大阪が中心選手抜きの状態が続くのに対し、アルビは今年一杯で移籍の可能性が高いキム・ジンス選手の代わりを探さなければならないミッションをじっくりクリアすることができる。そして何よりも、DFを背負った状態での川又選手の動きをもう1度作り直すチャンスである。いっかんせん、得点力不足のアルビレックスの課題が分かりきっている以上、こういった長期にわたる中断期間は、後半戦躍進のためになんとしてでも役立たせないといけない。

[編集] 中断期間の前に ホーム名古屋グランパス

5月17日、W杯をはさむ2ヶ月の中断期間の直前に行われる名古屋グランパス戦は、怖くないけど怖く懐かしくもあり懐かしくもない矢野貴章選手との再戦である。心から、心から思うのは、新潟時代から右サイドバックやってたらどれぐらい素晴らしいプレイヤーになっていただろうかという悔恨と同時に、いや、でも、矢野選手だからなあという一種の諦めも少々。いや、多々あるにはある。

あわせて、前節の柏レイソル戦で成岡翔選手が負傷、これで清水エスパルス戦で負傷したキム・ジンス選手とともに新潟の大事な部分ががっつりと欠ける。もっとも、こういった話は来年度に向けた種巻きであり、特に左サイドバックの大野和成選手が早め早めでこのポジションに慣れてくれないと秋に行われるアジア大会の期間が厳しく、それ以上に2015年度はもっと厳しい。そのため、成岡選手の代わりにスタメンに入る小林裕紀選手とともに、これから先を占う試合となる。あわせて、ついにというかようやくというか、田中達也選手が腰の怪我から復帰。やっと、やっと2013年秋の新潟の前線が帰ってくる。

なんていいますかっ、そのっ、前線でのっ、動きがっ、違いすぎてっ、泣きたくなるっ。

しかし、そんなにも動きのいい新潟に対し、試合で先制したのが名古屋というんだからもう。前半5分、名古屋のカウンター、枝村匠馬選手からのスルーパスを受けた永井謙佑選手がスピードでフィッツジェラルド舞行龍ジェームズをぶっちぎってシュート、GKの守田達弥選手が一度弾くものの、こぼれたところをつめて先制、0-1。

けれど、動きの良さで負けてないアルビレックスは早い時間で同点に追いつき、前半11分にPA側で田中亜土夢選手からのパスを受けた田中達也選手のミドルシュートが綺麗に名古屋ゴールに突き刺さって1-1。

そして、始まる、川又堅碁、劇場。

まぁ、あれだ。ファンを3回以上絶叫させるんだから、新潟の歴代のフォワードに負けずとも劣らない役者であることは確実で、1対1を外し、1対1をまた外し、そしてゴールかと思った瞬間にファンをどん底に突き落としてこそ、いい役者というものである。結局、新潟には喜劇役者がそろう環境が整っているってところが悲しい話だ。特に前半終了間際など、川又選手がヘディングで得点!かと思ったらば惜しいところでオフサイド。まぁ、あれだ。笑いどころが分かってる。特にこの試合、名古屋のDF陣が田中マルクス闘莉王選手を筆頭にがつんがつん体をぶつける選手ぞろいで、PA内で後ろからショルダーチャージされる場面が続出。うまくやればPKというシーンであるものの、新潟の前線にそんな演技力を求めても意味がない。

そしてこの試合、なんといっても、矢野選手の大活躍を抜きにしては語れない。動く動くぶつかるぶつかるちゃんとしっかりファールで止めて時間を稼いでまた動くそしてぶつけてまたファール。そりゃあ、普段温厚なレオ・シルバ選手がきれて突き飛ばすのも無理はない。

しかも、レフェリーの目の前でやったにも関わらず、カード無し。ナイスレフェリングであると同時に、矢野選手が、あの、新潟で恐れられたDFW矢野選手が、DFに転生してビッグスワンに帰ってくると、ここまですげえやべえ選手になっているとは誰も思わなかった。けど、あれだ、この汚さを新潟時代に発揮していればと思わなくもない。しかも、後半30分過ぎには新潟のPA内でシミュレーションでイエローまでもらうんだからもう。

なんにせよ、その演技力のなさこそが元あるびれっくす。なんにせよ、アルビレックスと元新潟の選手が戦うと、いっつも新潟の選手が活躍する。活躍しすぎて悲しくなる。とりあえず、ビッグスワンでブーイングを一身に受ける矢野選手がこりゃまた絵になるところがまた悲しい。で、ちょっとだけうれしい。

そしてそして、そして後半もまた川又劇場第二幕。プラスするところの矢野選手の一人舞台が付随するんだから、実にまったくネタの濃い試合である。なお、川又劇場では相方として鈴木武蔵選手が好演。絶叫が繰り返される繰り返される。まぁ、なんだ。新潟らしいや。あわせて、その間、常に右サイドバックとして矢野選手が動く動く。なんだろう、ヘタな勝利よりもネタが濃いこの試合は。結局、試合はそのままタイムアップ。1-1のドロー。とりあえず、叫べるし身悶えるし、それ以上に笑ってしまう引き分けである。とりあえず、矢野選手の復讐は完遂されました。このまま右サイドバックで活躍すれば、矢野選手は全チームから嫌がられることも確定です。それぐらいにひどいてゆうかうまい。いろんな意味で、心にくる試合である。

なお、次の試合は5月21日、ついこの前やったばかりのアウェイ柏レイソル戦inナビスコ杯である。そしてリーグ戦ははるか先、7月19日にアウェイで浦和レッズ戦である。

[編集] レオ・シルバ選手、月間MVPを獲得

5月20日、Jリーグ機構は4月度の月間MVPを発表され、4月を無敗で乗り切ったアルビレックスから、もはや中心選手どころの騒ぎではないレオ・シルバ選手が選出され、賞金30万円を獲得するとともにGK以外では大変に珍しい守備的な選手によるMVP選出となる。実際、アルビレックスの守備については、レオ・シルバ選手の予測と技術、さらには周囲の選手のサポートが組み合わさって、J1でも珍しい、もはや芸術とも言うべき相手チームからボールを奪取する光景が繰り返されている。けれど、そういったとんでもない状況に、なる場合がある(強調)という話で、実際は連戦で各選手の動きが悪くなれば、そういった光景が見れなくなる場合も多い。何よりも、アルビレックスはJ1屈指の守備力を誇る、のだけれども(強調)、残念ながら2014年はW杯の影響でがっつり連戦とにかく連戦。連戦連戦。そらあ、最高の動きを見せられる状況ではないというのが、5月に入ってからの現実である。もちろん、それでも十分に相手チームには脅威なのだけれど。

なお、レオ・シルバ選手の持つ刈り取りの技術については、日本のサッカー界に根付かせないといけない技術であり、なんとしてでも後世に伝えなければならない。のだけれども、その方法が分からない分からない。一応、見る限りでは相手とボールの間に自分の手足を差し込んで、体幹の強さでボールを奪取する方法や、相手がバランスを崩すくらいの強さで腰をぶつけ、弾くようにして相手を倒さずにボールを刈り取る方法などは、しっかりと教えれば小中学生や高校生、さらにはユース世代も含めて見に付けられる気もするけれど、今までそんな選手は見たことがない。つまり、そういうことなのだろう。てことはだ。かくばかりファールしないでボールを刈り取るこの技術を身につけた選手は、各世代で無双できる、かもしれないということだわな。

という話が月間MVPの裏側にあると思われる。適当だけど。

[編集] ボコボコ ナビスコ杯アウェイ柏レイソル

5月21日、ついこの前、やったばかりの試合。というわけで、ナビスコ杯である柏レイソル戦である。この試合、アルビレックスを率いる柳下正明監督は大きくメンバーチェンジを行い、まず、CBに今期新加入のソン・ジュフン選手が公式戦初出場を果たすと、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手をなんとボランチに投入。さらには新人である小泉慶選手を右MFに配置するという、これまでにないフォーメーションを選択。そして、川又堅碁選手がベンチスタートとなり、岡本英也選手と鈴木武蔵選手がツートップになった結果、

・・・書きたくない

心の底から書きたくない結果になるのが悲しい話である。前半開始早々の9分、田中順也選手に決められて1-0、そして前半34分に茨田陽生選手に中押しされて2-0。えーっと、堅守ってなんでしたっけ?さすがに、これはまずいと後半開始早々にソン・ジュフン選手を下げて舞行龍選手をCBの位置へ戻し、代わりに小林裕紀選手がピッチに入るものの、後半13分に渡部博文選手にダメ押しとなる3点目をたたっこまれてた結果、この試合は、同じくナビスコ杯であっという間に3失点した名古屋グランパス戦と同様、今シーズンにおける大変にいい薬になることが決定しました。

後、堅守というのは、きっとザルのことだと思います。

なんにせよ、その、初心忘れるべからずという点において良薬口に苦しどころの騒ぎではない。やっぱり、個人頼みの守備、てゆうかレオ・シルバ選手頼みの守備意識というものは、相手チームが対応策を講じれば簡単にほどけてしまうなあという話であると同時に、個人技での守備ではなく、チームワークで刈り取っていたことがよーく分かる、分かりすぎる。それに加え、新加入選手および前線からの守備に難のある2人、そして大野和成選手が不慣れな左サイドバックを勤めなければならない状況、何よりも相手が、基本、手を抜くことを知らない柏レイソルである。

これで成功したらよっぽど幸運すぎるわけで。無論、こういった失敗を積み重ねることもまた重要だけれどもさ。

試合はそのまま3-0で柏レイソルが完勝。けど、まぁ、これまでの予選を2勝1分の1位だからこそできる失敗である。そして、次の試合がサガン鳥栖戦以来となる、水曜のナビスコ杯がなかった浦和レッズ戦というところがまったくもって幸運すぎる話で。浦和の。

とりあえず、現在勝ち点7のアルビはトップの柏レイソルとわずか1差であり、5月24日のナビスコ杯ホーム浦和レッズ戦が予選突破の鍵を握っている以上、主要な選手を休ませての敗北もまた仕方ない。あわせて、デビュー戦が散々な結果だったソン・ジュフン選手の巻き返しを期待するとともに、それ以上に、中断期間におけるチームの再編を早め早めで行ってほしくなる。3-0というのは、そういう試合である。

[編集] 懸念材料全部だし ナビスコ杯ホーム浦和レッズ

5月24日。チーム状況があまりよろしくない中で、絶対に当たりたくない相手と当たるのはアルビレックスだからである。というわけで、見たくもない考えたくもない浦和レッズ戦。とりあえず、アルビレックスの歴史上、もっとも勝ててない相手と、中2日でしかも中心選手の怪我、さらには相手はスケジュールの都合で1週間ほど休養をとってという、まぁ、その、考えるだにろくでもない中で始まる一戦。

もっとも、この試合はボコボコにやられた柏レイソル戦で休養が取れた、はずの、田中達也選手と川又堅碁選手が先発。田中選手による前線からのプレッシャーで、新潟が押し気味に試合を進めるまでがデフォルトであり、それでいて点が取れないのはもはや宿命である。結局、川又選手さえ抑えれば、新潟の得点力というものは怖くなく、あわせて攻める手段にしてもどんだけ引き出しが少ないかという話である。が、それでも、まだ、2年前に比べればマシどころの騒ぎではない。そんな中でビッグスワンの声援をものともしない浦和、そして嫌いな3バック、さらにまったく希望の持てないCKと詰め込めるだけの悪い要素を詰め込んで、特に動きもないまま前半を0-0で折り返す。

で、後半15分に田中達也選手が交代してから、ガクっとチャンスの芽が育たなくなるまでもデフォである。

その直後。キャプテン大井健太郎選手が怪我で退場。ソン・ジュフン選手が急遽投入され、守備の要のキャプテンまでいなくなる。ここまで悪い要素が積み重なると、後は何があっても驚かない。というわけで、後半43分。慣れない左SBで苦労する大野和成選手がやっちまう。盛大にやっちまう。というわけで、つい2週間ほど前に清水エスパルス戦で見た光景を繰り返すのもアルビレックス。本当に、アルビレックス。というわけで、試合終了間際に浦和のMF関口訓充がPA内にどうってことのないクロスをあげると大野選手がヘディングでクリア、しようとしたんだけれども弾き損ねて見事な軌道を描くオウンゴール。0-1。この時点で、新潟ファンは今まで得た経験から、サヨウナラナビスコ杯と思ったことは秘密である。

試合はそのままサヨウナラナビスコ杯。0-1で終了。アルビレックスの決勝進出はほぼ不可能となり、とりあえず、リーグ戦再開を目標に再度チームを組み立てる必要に迫られる。なんにせよ、やるべきことが多すぎて多すぎて。けど、その中でも、セットプレイになるたびにチャンスがつぶれすぎるというのは、アルビレックスの明確な弱点である。そのため一心不乱に、加藤大選手のほか、もう1人点が取れるセットプレイのキッカーを。そして、絶対領域キム・ジンス選手の後を担う左サイドバックの補修と、何よりも、調子の上がらないレギュラー陣へのテコいれを急がなければならない。ぶっちゃければ、レンタルでもトレードでもいいので、チームのダイナミズムを十二分に発揮しないとまずい箇所がたくさんありすぎる。中心選手が足を引っ張るなら、そこにメスを入れることを恐れてはいけない。そういった確かな意思を見せずになあなあで済まそうだなんて思ったらば、とてもじゃないけれども、2013年のような後半戦一気の挽回などできるわけがない。

改めて、チームの雰囲気と試合のリズムを変えることができたホージェル選手がいなくなったことが重くのしかかる敗戦である。なお、次の試合はようやく1度休みが入り5月28日に行われるナビスコ杯をスルー、6月1日にアウェイで大宮アルディージャとの予選最終戦である。ここで3点差以上で勝利すれば、予選突破の可能性ってどう考えても無理やん。

[編集] みぎゃあ

5月29日、実にまったくアルビレックスらしいというかなんというか、その、ろっくでもないニュースが飛び込んでくる。キム・ジンス選手、足首の怪我の回復が思わしくなく、W杯出場見送り。つまり、その、清水エスパルス戦で捻挫した足首が大会本番までに回復しないという判断をされた模様。その結果、呼び登録メンバーであったパク・チュホ選手が繰り上がりで出場することになる。

えーっと、その、うぎゃあああああああああ

W杯の楽しみが1つ減ったどころの騒ぎではない。むしろ、怪我の状況によっては、アルビレックスとしては大変に面倒な話に巻き込まれる可能性すらある。まず、懸念されていたW杯直後の移籍はほとんど可能性がなくなるものの、その次に重要だった移籍金については、W杯の活躍込みで2億いったらいいなあとかいう予測がものの見事に崩壊。酒井高徳選手並みに1億円越えでの移籍もけっこーキツイ状況になってしまう。何よりも、基本選手のステップアップを拒まない新潟である。場合によっては、8000万円程度でもにこやかに送り出す可能性が高いなんてもんじゃない。

場合によっては国内移籍の危険すらありうる。考えてみてください。韓国代表の左サイドバックで日本人の機微に通じた上でファンとの交流も惜しまず、性格もまじめ。そんな選手が鹿島アントラーズに移籍したら。

なお、浦和レッズガンバ大阪だと、使いこなせない可能性のほうが高いため怖くないのだけれど、鹿島の場合は新潟よりもずっと有効に使いそうだから怖い。使いそう?違うな、使う、だな。

そのため、なんとしてでも海外へ向けたステップアップの場として付加価値を高める機会を逃してはならないのだけれど、まさか、世界でもっとも付加価値が高められる大会を逆転サヨナラで欠場するたあ、普通は考えられないわけで。また、考えたくはないのだけれども、9月に韓国仁川広域市にて行われるアジア競技大会で活躍できなかったら、もしくは負傷欠場なんて話になったら、いろんな意味で移籍計画の練り直しを行わなければならない。実際、国内と国外で競り合うなんて話になった場合、国内の1億2千万よりも、海外の5千万+様々なオプションとかいうほうを選択せざるをえないなんてなったら、目も当てられない。

あわせて、2014年の後半戦に新潟が躍進、優勝かそれに届くような戦績を残した結果、万々歳で2015年の契約更新とかいう可能性もなくはないけれどもない。ない。そんな虚妄にまどわされてはいけない。

[編集] 6月

中心選手の相次ぐ怪我の結果、実に分かりやすい形でナビスコ杯を落とすことになったあるびれーっくす。この経験と積み重ねを踏まえて、1ヶ月の中断期間のうちにどれぐらいチームに変革ができるかが鍵となる。

[編集] このチームに得点力はない ナビスコ杯アウェイ大宮アルディージャ

6月1日に行われたナビスコ杯大宮アルディージャ戦。6点以上取れば決勝進出の可能性を残すとか言われても、それはすなわち敗退が確定していることに他ならない。けれど、ようやく1週間の休養と相手の中2日というアルビレックスにはありえないほどの好条件が積み重なった試合であり、それなりに勝てるんではないかという期待をファンが抱いても仕方ない試合である。

無論、訓練された新潟ファンはそこに確実に落とし穴の存在を見出すと同時に、相手が大宮ということでどうせ引き分けだろうと予想するのが、蓄積された経験というものである。その上、6月というのに30度越え、ピッチ上では軽く35度越えとかいうたわけた天候の中、試合はあっという間にぐっだぐだ。むしろ、どうして新潟のほうが先に乱れるのだろう。

前半25分。暑さのためか疲労のためか、なななんとレオ・シルバ選手がPA内で痛恨のファール。大宮に先制点のチャンスを与えてしまい、この段階でいろんなものが終わる。とりあえず、さようならACL。しかし、なななんと、GKの守田達弥選手が家長昭博選手のPKを見事にセーブ。アルビレックスの試合でここ数年見たことがないどころの騒ぎではない、まさに奇跡のプレーが炸裂するものの、よくよく考えてみると悲しくなる。

本当に悲しくなる。

しかも試合はそのまま暑さと疲労でぐっだぐだのぐっだぐだ。てゆうか、新潟のFW陣は股抜きとかいうものを知らないことをようやく理解する。相手のDFが目隠ししてくれるから相手GKのシュートへの反応が遅れるという話だのに、なぜだかシュートするシーンをまざまざとGKに見せ付けないと新潟のFW陣は罪悪感を持つようで、ことごとくことごとく、無理やりにDF陣をはがして無理やりなシュートを枠外に飛ばすことを義務付けられている。いや、正確に言うと、枠外に飛ばす権利を行使し続ける。

そんな笑うしかない試合にさらに笑うしかない光景が加わるのだから恐ろしい。前半終了間際の45分、大宮のDF片岡洋介選手が2枚目のイエローカードを提示されて退場。後半は1人少ない10人で戦わなければならなくなる。なお、ここでチャンスだと思えるようなら、新潟ファンなんざやっていない。心から言えるのは、手負いの相手にトドメをさせるような選手がいないから新潟は優しいのだと。そんな悪かないけれど、良くもない現実というか経験則はこの試合でも見事に発揮され、後半13分にいつもどおり田中達也選手が交代した後、いつもどおりの光景が繰り広げられる。あわせて、この試合、新潟のFW陣については田中選手以外に名前を掲載するレベルに達していない。まったく、達していない。そのため、2013年に惜しくも得点王を逃した選手については、あれはたまたまです。そして、日本人離れした体格を持つ若手選手についても、チームの雰囲気を盛り上げるためのマスコットです。そういうことにします。

というわけで、特に語ることもないまま、10人を相手にチャンスすら作れないまま試合は0-0で終了。誰か、新潟のFWに相手DFの股下を抜く技術を教えてください。後、かくばかり訓練された新潟ファンの予想を覆すようなプレイができる選手を獲得するか育成しないと、もっとしっかり予想する相手チームを崩せるわけがないです、ええ。結局、相手チームの予想を覆せるスタミナお化け、キム・ジンス選手の怪我からあっという間に新潟が新潟でなくなってしまったことと、もう1人の刈り取りオバケ、レオ・シルバ選手対策が相手チームに浸透したことが、アルビレックスに重くのしかかる。

次のリーグ戦は7月19日、こんな気分で考えたくもないんだけれどもアウェイ浦和レッズ戦である。なお、その前の7月13日に天皇杯2回戦が福井県坂井市にあるテクノポート福井総合公園で行われる。

[編集] キム・ジンス選手、ホッフェンハイムへ完全移籍

少々お待ちください。叫ぶ準備と叫ぶための心の余裕が必要ですので。

[編集] 繰り返す、キム・ジンス選手、ホッフェンハイムへ完全移籍

6月13日、2014 FIFAワールドカップブラジル大会が開幕したまさにそのとき。恐れていた事態がアルビレックスを襲う。なにはともあれ、キム・ジンス選手が22歳の誕生日を迎えたその日、えっと、その、なんだ。

言葉にしたくない。けど、しなけりゃならない。というわけで、

고맙다!


김진수!

改めて、ありがとう、キム・ジンス選手。というわけで、叫ぶのをぐっと我慢して、5月までの段階では移籍は年末という話だったのがなぜ急展開したかを説明すると、まず、W杯出場という最高のきっかけを怪我で失った件は確かに今回の急な移籍に影響を与えたことは間違いはないのだけれど、それ以上に、W杯直前に韓国代表が行った親善試合がひどすぎたことが大きい。とてもじゃないけれど、本番まで待っていたら、韓国代表のとばっちりによって移籍金が下がる可能性が高かったことが大きい。もちろん、前評判を覆して躍進する可能性もあるにはあるけれど、いかんせん、2軍が来たホームでのチュニジア戦での0-1の敗北はもとより、本番直前のガーナ戦における4-0の惨敗の段階で、新潟ファンは嫌な予感しかしなかった。

大当たりしたけれどな。

その点差以上に、何よりも意気消沈したまま失点を重ねたDF陣が明らかにまずく、さらに本番直前にも関わらず、ガーナの選手を悪質なタックルで負傷退場に追い込むなど、世界のサッカー関係者が韓国を忌避する行為を、ロンドンオリンピックに続いて繰り返しやがる。さらにひっでえ話として、空気も自分達の立場もまったく考えていない選手およびファンが、予選で行われる対ロシア戦において相手を侮辱するようなパフォーマンスを画策。それも、ソチオリンピックにおけるフィギュアスケートキム・ヨナ選手が銀メダルだったことに対する批判から、ゴールしたらスケートのパフォーマンスをしようというのだから、バカすぎるという言葉では足りないほどバカすぎる。

この段階で、てめえら、ロンドンオリンピックの際の竹島パフォーマンスで、危うくFIFAから追放されかかったやんけという言葉をぐっと飲み込むと同時に、なぜだか彼らの中でその話が無くなっている可能性が高い以上、キム・ジンス選手をっ、全力でっ、ホッフェンハイムにっ、売ることもっ、仕方ないっっ。正直、全世界に向けてバカなパフォーマンスをする連中の仲間だと思われたら、彼の夢が潰える危険すらあった。

このように、ただでさえ弱い代表チームに空気が読めない選手、何よりもそれを止めようともしない国民があわさった結果、キム・ジンス選手の移籍が早まっても致し方ない環境が整えられる。もちろん、あのとき、あの瞬間、清水エスパルス戦で負傷さえしなかったら、韓国代表のDF陣がこれほど破綻はせずに、何よりも彼の性格上、こんな話は笑い話だったのだけれども、いかんせん、彼がいない状況におけるガーナ戦が厳しすぎた。あわせて、今回のブラジル大会には、日本人からもその人格を賞賛されたパク・チソン選手がいないことも大きく、その上、新潟ファンお墨付きのマジメな性格であるキム・ジンス選手の2人が出場していないって状態の中、チーム愛の無さがあまりにもひどいとアンサイクロペディアに記事まで作成されたパク・チュヨン選手にロンドンで竹島プラカードを掲げたパク・チョンウ選手、さらには韓国で旭日旗問題が燃え広がるきっかけとなったキ・ソンヨン選手といった選手達が代表に名をつらねていては、もはや乾いた笑いしか残らない。そして、そんな前科のある選手をたばねるのが、弱冠25歳のク・ジャチョル選手という時点で、すいません。おなかいっぱいです。

そのため、今回の移籍については、アルビレックスファンも事前にある程度の覚悟していたため大きな混乱はなく、酒井高徳選手以来のチーム生え抜きの選手が海外へ挑戦する様子をことのほか喜ぶと同時に、

誰もACLの話はしない。アンサイクロペディアでもしない。できるわけがない。後、何気に、場合によっては降格の危険だってあるんだけれども、考えたくない。

なんにせよ、韓国代表がスポーツマンシップに乗っ取ったプレーを心がけ、ファンが理性をもって応援してくれていれば、キム・ジンス選手の移籍が年末まで延びて、新潟ファンも高騰する移籍金を楽しめた可能性が高い。けれども、いかんせんアルビレックスにそんな幸福は似合わない。そんなに幸せだったらアルビレックスとはいえない。書いてて悲しくなったけれど、事実なんだよなあ。というわけで、アルビレックスの優秀なフロントはもろもろの事態を鑑みて、キム・ジンス選手の22歳の誕生日に人生の目標だった欧州への移籍を了承。彼は夢をかなえ、アルビレックスはおよそ100万ユーロ(1億3000万円)の移籍金と、それに伴う育成費を獲得する。悲しくも、妥当な判断である。

あわせて、ホッフェンハイムファンの皆さん。アジア屈指の左サイドバックの獲得、おめでとうございます。何よりも、キム・ジンス選手の今後の活躍を心から祈ります。そして、2012年11月24日に行われたアウェイベガルタ仙台、あなたのゴールがアルビレックス新潟を救いました。ファンは生涯、そのことを感謝します。言いすぎですが、それでも30年以上、もしくはあなたが引退するまで感謝し続ける自信があります。

というわけで、めっちゃ我慢してた分、とてつもなく醜く叫びます。くそったれえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ。ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。ばかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。

[編集] 夏の補強、第一弾

6月13日のキム・ジンス選手の電撃移籍の結果、アルビレックスにちょいと困った事態が訪れる。というのも、トップチームの登録メンバーが23人まで減り、その内3人がゴールキーパーという段階で、紅白戦すらままならなくなってしまう。いや、人数的にはギリギリ何とかなるものの、フィールドの選手がギリギリすぎてそれぞれのポジションに振り分けられないって、そもそも、専門で左サイドバックができる人が坪内秀介選手しかいない。うん、だから移籍はないなーと笑ってたのに、そんな予想をきれいに覆すあるびれーっくす。普通、紅白戦すらままならないぐらいまで選手数を減らすかあ。減らすのかあ。しかし、そんな緊急事態に際し優秀なアルビレックスフロントは事前に動いており、なんと6月16日に、夏の移籍第一弾を慣行。

困ったときの柳下人脈、すなわち柳下正明監督のツテが今回も発動した結果、ジュビロ磐田山本康裕選手が半年間のレンタル移籍でアルビレックスにやってくる。ちなみに、名前の読みがちょとだけ難しく、ヤスヒロ選手、ではなく山本コースケ選手ですのでお間違えのないよう。

なお、山本選手の本職はボランチ。ただし、サガン鳥栖で無双ぶっこいてる元ジュビロでかつ元アルビの菊地直哉のように、様々なポジションが出来るユーティリティープレイヤーであり、両方の足が使え、なおかつアルビファン待望の2人目のセットプレイのキッカーである。そのため、本職ではないものの左サイドバックの起用が濃厚である。が、もちろん、いつもどおりの激しいポジション争いが待っている件についてはいかんともしがたく、果たして、前半戦でレギュラー争いから脱落した選手達が、絶対的左サイドバックだったキム・ジンス選手の穴を埋めるべく虎視眈々と修練を積んでいる中、けして本職とはいえない山本選手が果たしてレギュラーを獲得できるのか、どうかは誰も分からない。さらに、基本、秋のアジア大会でレギュラーが抜けることが確定している以上、人数が足りないことこの上ないため、夏の移籍第二段が早くも待ち望まれると同時に、今回はキム・ジンス選手の移籍金付きだぜイェーィっという話もあるため、よりレギュラー争いが混沌とする可能性が高い。

もちろん、キム・ジンス選手に続く形でアルビレックスから飛び出ていく選手がいる可能性もあり、それなりの覚悟も必要ではあるけれど、いかんせん、人数が人数であるため、いろんな意味でやめてほしい。無論、そういったもろもろを乗り越えて、多少の無理を背負ったからこそ、ここまで築き上げた人脈ではあるのだけれど。

[編集] 別れの挨拶

6月17日、いろんな意味でうれしいんだけれど、めっちゃ困る上にうおおおおいいいいいいという話がいきなり急に突然にやってくる。なんと、キム・ジンス選手が急遽新潟を訪れて、ファンに別れの挨拶を行うなどという話が、17日の午前11時にアルビレックスの広報から発表され、18時30分にビッグスワンで別れの会を行うというなどという突発的イベントがぶちあげられた結果、そらもう大騒ぎ。もっとも、アルビレックスでは2013年にも前日の夜8時に翌朝5時の別れの会を企画したなんていうブルーノ・ロペス選手の話があるため、さほど問題ではない。

わけはない。とりあえず、アルビレックス史上もっとも強烈な別れのイベントである。時間的にも、内容的にも。そのため、この降って沸いた話にアルビレックスファンは大大混乱に陥る。

なお、企画したアルビレックス広報もまた大混乱した件についてはいかんともしがたい。とりあえず、駐車場を確保しておかなかったため、急遽、別の公園の駐車場を開放してもらうことになったほか、人数が多くなりすぎた結果、当初はビッグスワン内の会議室で行うはずだった別れの挨拶を急遽、ビッグスワン前の広場に変更せざるをえなくなるなど、まさに大わらわ。

てゆうか、どう考えても会議室ですむわけない。

それでも、平日の夕方、わずか7時間しか広報が出来なかったにも関わらず、700人ものアルビファンが駆けつけるのだから、いかに彼が重要な選手であったかが知れると同時に、だからこそ、新潟ファンはキム・ジンス選手との最後の別れを惜しむ。惜しみまくる。そんな別れの挨拶がしかし、順調にいくようだったらば、新潟ファンとはいえない。アルビレックスというものは、常にろくでもない何かが起こるチームなのだから。というわけで、18時30分から45分までの別れの会という話が、最後の最後で大サイン会に移行。ほぼ、想定内だけれど、ある意味、もんのすごい。そして、当初はスタジアムの会議室でおよそ15分と計画された別れの会が、いつの間にか2時間を越え、腱鞘炎になるのではないかと気に病むなんて話になり、この段階ですんません、キム・ジンス選手はJリーグの歴史に名を残す韓国人選手として殿堂入りしました。少なくとも、アルビレックスファンにとっては。

あわせて、こういった彼の性格が、彼をJリーグ屈指と呼ばれる左サイドバックに押し上げたことは間違いない。

アルビレックスに在籍した2年間、努力に努力を重ねてチームメイトと意思疎通が困らぬレベル、むしろ3万人を超えるファンの前でスピーチを行えるほど日本語が上達した他、柳下監督の指導のおかげで韓国代表になれたことを公言し、さらにはそのプレイスタイルについても豊富な運動量とスタミナと何よりも縁の下の力持ちどころの騒ぎではない卓越した守備意識が、アルビレックスの左サイドを支配しまくっていた。ダッシュをいとわず、ケアをいとわず、攻撃参加をいとわず、ミスの挽回をなおいとわない。さらに、敗色濃厚な中でも決してクビを下げずに、最後の最後まで走り抜くことを貫いた結果、アルビレックスファンは無名の19歳の選手が、たった2年でアジア屈指のサイドバックにまで成長する姿を目撃する。

もう1回、こんなサイドバックを育てなければならないことを考えると、一瞬、意識が遠くなる。てゆうか、2014年中に左サイドの穴を埋められる気がしない。まったく、しない。とりあえず、試合にしろ生活にしろファンサービスにしろなんにしろ、ここまで意識の高い選手がアルビレックスからいなくなってしまうのは損失どころの騒ぎじゃない。どうか、どうか彼を目標に、彼のやったようなプレイスタイルとサッカー選手としての生活の意識を次代の選手達が受け継いでくださいお願いしますというほかない。特に、2012年のような降格濃厚なチーム状況の中でも、決してクビを下げずに最後まで立ち向かったおかげで、奇跡の残留を果たしたということを次代の選手が理解して受け継いでくれればいいんだけれども。

きっついよなあ。改めて、ホッフェンハイムのスカウトはいい仕事をしやがったぜこん畜生。

[編集] 富山キャンプ

W杯でイロイロとイロイロな状況が繰り返される中、あの程度の敗北と不幸で精神的に追いつめられるようでは、サッカーファンなんてやってられないという感想を持ってしまうのがアルビレックスファンの持つ精神的耐性の良い面であると同時に、川又堅碁選手やキム・ジンス選手が出場してたら、いろんな意味で危なかったと思わざるをえないことも事実である。けど、あんまりな試合にあんまりな話が続々と出てくるせいで、酒井高徳選手が出場していないことをラッキーと思ってしまうのはさすがに問題であるけれど、中心選手の失態が続く中だとさすがに、そう思わざるをえない。

そんな、まさに人生はあざなえる縄のごとしを地でいく中、粛々と後半戦からの巻き返しを狙うアルビレーックスは、反撃の第一歩として6月22日より、富山県魚津市桃山運動公園で夏のキャンプに突入する。なお、昨年度に引き続き、優秀なアルビレックスフロントが近隣の県にある安い料金で広大なグラウンドを使用できる施設の探索を行った結果、見事、秋田県にかほ市で行った2013年夏のキャンプ(1時間4800円)よりもさらに安い施設を見つけ出したことは、常なる敵である経費削減と戦う意味では大きな戦果である。ちなみに、公園内の陸上競技場(1日10800円)他、付随する各種施設を複合的に使用するトレーニングを計画しており、キャンプの総仕上げとして、6月28日にこりゃまた後半戦の巻き返しを狙う、絶賛J2最下位のカターレ富山を練習試合が組まれている。

ちなみに、いたってどうでもいいのだけれども、カターレの関係者に送るテキトーな戯言として、基本、チームが弱いことは問題ではなくて、チームが弱いことにファンもフロントも混乱して、結果として何をすればいいのかさっぱり分からなくなってしまってさらに弱体化が進むというのが問題で、それとは逆、若い年齢の監督や大舞台の経験の少ない監督が、率先して混乱を引き起こして瓦解していったチームについては、さっさと関係者が動きさえすればまだ態勢の立て直しは可能なんだけれども、いかんせん、2014年のサッカー監督に求められる能力というものが、基本、ツテであり人間関係を構築する力であったりするところがむつかしい。まぁ、はらわたが引きちぎれるほどのいい経験を味わってからでないと、分からない世界がある。降格まっしぐらなどという世界はまさにそうであり、予選敗退とかいう話についても、まさにそれに該当する。

とりあえず、W杯本大会の天候やキャンプ地と試合会場の環境の差を考慮せずに4年間にわたって代表チームをほぼ固定化された選手によるパスワーク中心の戦術で心中することを選択した結果、肝心の本大会の予選会場が大雨の上、キャンプ地との温度差も湿度の差もとんでもないことになり、その結果、スタミナは削られパスワークも封じられ、試合をするごとに選手が混乱していったなんていう笑い話(泣)は、一度経験したらおなか一杯なんてレベルじゃない。なんにせよ、ベストな環境でベストなチームが、不意な怪我、天候不順などでひっくり返るという話は、どこぞのアルビレックスでもよーく見たなあとしか。とりあえず、幸運や普通の状態で強いチームも大事であるけれど、不運かつ異常な状態の中でも弱くないチームというのもまた、大事である。後、選手よりもスタッフによる事前準備もまた、とてつもなく大切である。こんな話、はらわたがボロボロにならないと理解できないけれどもさ。

なお、6月26日に急遽、カターレ富山との練習試合が石川県金沢市にある北陸大学のサッカー部との試合に変更される。というのも、6月28日はふっつーにJ2の試合が組まれており、18:00の公式戦の前に10時に練習試合をするというのもケッタイだのうと思っていた中の変更であるため、特に問題はないけど、うん、その、なんだ。チーム間の確認作業についてはお早めに、としかいいよーがない。

あわせて、今後のスケジュールとして、6月29日に年に1度の鈴木武蔵選手独演会ならぬ、アルビレックス新潟サマーフェスタ2014がビッグスワンで開催される。果たして、鈴木選手と期待の新人である小泉慶選手とどちらが自己表現力に優っているかが見ものであると同時に、事故表現力の可能性についても否定できないことは仕方ない。なんにしろ、アルビレックス新潟に川崎フロンターレガンバ大阪レベルのはっちゃけっぷりを求めてもしゃーない。

[編集] 夏の補強 第二弾

6月23日、チーム運営能力という点ではJ1屈指とされるアルビレックスのフロントが、富山で行われる夏のキャンプにあわせる形で補強第二段を慣行する。これは、絶対的左サイドバックだったキム・ジンス選手の移籍により懸念されていた専門職の補強について、なぜだか、有望な人材が韓国から新潟に流れるようになっていた結果、同じ韓国人左サイドバックの補強を行える態勢が整えられていたことを意味する。しかも、なんと1月に兵役の関係で移籍したキム・クナン選手の所属する韓国蔚山現代からというのだから、まったくもって、

ツテ万歳

というわけで、優秀なるアルビレックスのフロント陣はU-19韓国代表の経験を持つイ・ミョンジェ(李明載)選手(20歳)を半年間のレンタル移籍で獲得することに成功。ある意味、交通事故に近い状態だったキム・ジンス選手の突然のドイツ移籍から即座にポジションの穴を埋める移籍を成功させた新潟のフロントの素晴らしさを多くのファンが感じると同時に、こりゃまた多くのファンが、ここからが大変だということを理解するからこその新潟。てゆうか、アルビファン。

とりあえず、今回の移籍により1軍登録された選手が少なすぎて二手に分かれての試合形式の練習すらままならないとかいう話はなくなったわけだけれども、いかんせん前任者の偉大さと、その前任者ですら移籍直後にやらかしまくって試合を壊しまくったことを思えば、やはり言葉には出さないけれどもさらばACLもしくは、お久しぶりです残留争いも覚悟しなければいけない。

なんにしろ、イ・ミョンジェ選手にこれから1ヶ月の間に求められる様々な必須用件が多すぎて多すぎて。まず、日本語の習得やチームにあわせた動きの確認、さらにはチームメイトとの意思疎通能力の形成、何よりも、総合的な力で左サイドバックというポジションを勝ち残らなければならないわけで。そして、さらに、移籍直後にこりゃまたJ1屈指のアルビレックスのトレーニングキャンプにぶち当たることになった上、これから先、サイドバックが最もつらい、高温多湿の夏が待っているという運の良さ。さすがに、移籍直後から新潟のハードな練習をものともせずにこなしていったスタミナお化けキムジンス選手とは比べてはいけないものの、改めて、きっつい時期にきっつい動きが求められるポジションの移籍が行われたなあと。でも、まぁ、とりあえず、乗り越えて欲しいわな。

あわせて、今回の移籍に際してイ・ミョンジェ選手の背中を押してくれたキム・クナン選手に感謝すると同時に、韓国の才能ある若手がアルビレックスに集まるルートができたことをことのほか喜ぶものである。まぁ、ドイツへ送り出すルートもできちまったけれどもさ。

[編集] サマーフェスタ2014

富山キャンプの最終日となる6月28日、急遽試合相手が変更となった総仕上げの北陸大学との練習試合は無事、5-0でアルビレックスが勝利。北陸大学の皆様にはとにもかくにも急な要請にお付き合いいただいてありがとうございます。なお、中断期間におけるアルビレックスの練習試合は、このほかに7月5日のアウェイベガルタ仙台戦が組まれており、内容も震災復興事業に七夕を絡めてというけっこーな規模の試合となる。まぁ、1964年6月16日に発生した新潟地震から50年という話もある以上、この試合にはいろんな意図が含まれている。などというちょと暗くなる話はさておき、さぁ、ここからが本番です。

翌29日、キャンプの疲れも抜けぬままアルビレックスの選手監督スタッフ一同、デンカビッグスワンにとんぼ返りして毎年恒例となるサマーフェスタ2014へと吶喊するんだからまあ、大変っちゃ大変である。もっとも、ぢごくのキャンプの最後にこういった息抜きを設けることはまったく問題ではない上、そもそも、アルビレックス史上類を見ないほどの芸達者(棒)の集まった年である。そのため、いい意味でも悪い意味でも、ファンにお披露目しておくことは大事である。後、どこぞの電通が推し進めたような、選手をテレビという箱の中にしまいこんで試合のときだけ眺めるという話は、W杯の予選3試合だけでおなか一杯という現実の中、身近な選手という存在は本当にありがたい。そして、なによりもこちらについては無為無体な言葉が付随していない。そんな感想もちらほらとある中、とりあえず、あまりにも周囲が煽りすぎて燃え盛りすぎたせいで、W杯本大会が始まった直後から川又堅碁選手とキム・ジンス選手がW杯に出場できなくてラッキーだったなあという想いがもたげるなんて話が、ないわけがない以上、2014年のアルビレックスサマーフェスタは、なんとなくどことなく足を運びたくなるイベントだった、のかもしれない。

けど、さすがに18000人はびっくりである。いや、確かに、ファンがサッカーというものを自分の目線で確認するのに、こういったイベントほどありがたいものはないけどもさ。後、周囲が持ち上げすぎたまま、足が地についてない状態の試合を観戦するよりも、んっとーーーーーーーにっ、新潟らしいやこんちくしょうっと実感を持てるけれどもさ。後、言葉で煽る必要の無い生身の選手とのふれあいのほうが、見てて疲れないからいいけどもさ。

けど、普通、18000人も集まるかあ?

まぁ、だからこその新潟か。もちろん、この人数には一つのカラクリがあり、W杯の影響は当然のことながら、同日にビッグスワンの隣にある公園で、サマーフェスタと並行して行われた2014鳥屋野潟スポーツ公園フェスタとの相乗効果によるものでもある。そして何よりも、当日の朝に大雨だった天候が、昼前になって快晴という、アルビレックスにはふさわしくない幸運のせいでもある。もっとも、その分、日本代表が不運だったからまったく問題はない。

さて、その新潟らしい金のかかっていないかけてもいない選手とファンとのふれあいについて簡単に説明すると、まず、選手が企画したグルメを本人が提供する屋台や、3年前にアルビレックスの歴史に残る悲劇が発生した子供達とのふれあいサッカー、そしていつもどおりの選手の持ち物のオークションと、実にまったく関係者一同、疲れない上けっこー手抜きな企画が目白押しの中で、ゆるやかーーーにアットホーーーーーーームな時間が過ぎていく過ぎていく。しかし、2014年はそれまでの新潟とは少し、いや、相当に違い、いつもの選手によるパフォーマンスで、なんとアルビレックスレディースによるダンスが新しく演目に加わったほか、選手会長である田中亜土夢選手プロデュースによる東京ガールズコレクション(TGC)ならぬ新潟ガールズコレクションを実行。もちろん、若手男性選手による。で、まぁ、その、最初はよくあるよくある選手同士のちょっと笑えるお遊戯会だなあという話はしかし、あの選手の登場によって大きく変わることになるんだなあ、これが。

はい。そうです。鈴木武蔵選手です。

詳細は以下のリンク先に譲るとして、そのクオリティの高さに会場がどよめくレベルの女装を見せ付けた結果、見事、2014年のサマーフェスタは新潟ファンの心に残るサマーフェスタとなる。なってしまう。とりあえず、ガールズコレクションで「普通にいる」というレベルの脚線美を見せ付けるサッカー選手という存在について、いったいどう反応すればいいか分からない。いや、分かりたくもない。なお、この結果を受けて、鈴木選手は日本屈指の女装が似合すぎるさっかーせんしゅになり、ぜんこくのさっかーふぁんからもいちもくおかれるそんざいとなる。しょうじきなところ、あまりにもびみょうすぎてかんじをつかいたくない。あわせて、腋毛をそったり胸パットの乳首を立てることでファンからどよめきを得る一手間、準備を、オフザボール(ボールが無い場所での動き)の動きに発揮してもらいたい気もしなくはないけれど発揮したらしたでびみょーに嫌な気持ちになりそうで実に困る。

とりあえず、鈴木選手の加速度的な成長っぷりはまったくもって、新潟ファンの心を捉えて離さないのだけれども、それがサッカーの技術なのかはたまた一発芸なのかについては、言葉を濁さざるをえない。

[編集] 7月

開幕前にあったACLの可能性は5月の段階でもまだ潰えずに残り、中断期間を迎えてもなお、そのままいくと思われていた。しかし、一瞬でそういった希望的観測は笑い話と化し、ただただ、1人の良き選手の今後の活躍を祈ると共に、粛々と現実をかみ締めなければならない時間が訪れる。どうすれば、左サイドを崩されずに済むか。どうすれば、左サイドから崩せるか。そして、長年の課題であるセットプレイのキッカーは?得点力が壊滅した攻撃陣の建て直しは?

なお、こういった1人の選手の移籍によるゴタゴタを解決するのに1年以上かけるのがアルビレックスの特徴である。矢野貴章選手しかり、マルシオ・リシャルデス選手しかり。もちろん、もはやチーム大黒柱どころではないレオ・シルバ選手についても、2014年のシーズン終了後から移籍についてを覚悟しなければいけない。んがっ、けれどもっ、しかしっ、こういった毎度毎度の将来の不安についてアルビレックスでは違った方向から修正をかけるのが上手になっており、2014年についても、新潟はチームの特色である若手の育成でなんとかかんとか乗り切れそーな話が出ている。

実際、2014年についても、こりゃまたいつもどーり他チームでレギュラーを獲得した上、レンタル先のファンから絶大な信頼を得る、そんな選手が出てきているため、2015年シーズンの人材確保という点においてはまったく問題がない状況である。そのため、後はいかにして残りの5ヶ月間を乗り切って、悪夢悪夢の年末の移籍移籍移籍レオ・・・うわぁーっに備えるかが問題となる。ちなみに、J2をぶっちぎりで勝ちまくっている湘南ベルマーレ藤田征也選手はいわずもがな、アビスパ福岡にてそれまでMFとして出場していた酒井宣福選手が5月よりフォワードの魅力に目覚めた結果、シーズン2桁得点を狙える位置にまで急上昇。その結果、両チームから残留と買取りのコールが鳴り響く中、とりあえずアルビレックスは来シーズンの右サイドとフォワードの補強については考えなくてもいい状況にあったりもする。無論、いつもの、ほんっとーーーに、いつもすぎて嫌になる新潟らしさを発揮しなければ、だけれども。

[編集] プレシーズンマッチ アウェイベガルタ仙台

7月5日、2週間後に迫ったリーグ再開に向けて、着実にチーム力アップを図るには格好のプレシーズンマッチinユアテックスタジアム仙台。この試合は、移籍ウィンドウが開く前の試合になるため、6月の時点でレンタルで移籍してきた選手の出場にいろいろと制限がかかり、新戦力である山本康裕選手の出場はJリーグ機構から許可され早速右MFとしてスタメンに名を連ねるものの、さすがに外国人選手については移籍ウィンドウが開いてからではないと厳しく、李明載(イ・ミョンジェ)選手のデビューは次回以降へ持ち越しになる。あわせて、同日に浦和レッズのレジェンド、たりーさんこと山田暢久選手の引退試合が行われたため、元チームメイトである田中達也選手についてはこの試合が決定する前からそちらへの参加が決まっていた。そのため、アルビの2トップは鈴木武蔵選手と岡本英也選手が勤め、開幕の怪我で調子を落とた後、2ヶ月以上ももがき続けていた川又堅碁選手はベンチスタートとなる。悲しいけれど、少しほっとする。

そんな試合はしかし、ベガルタペースで進むことになり、前半10分に右サイドからのクロスを仙台のMF八反田康平選手に押し込まれて1-0。しかし、アルビレックスも反撃。前半26分に、前半戦にあれほどゴールに嫌われたレオ・シルバ選手のミドルシュートが、新加入の山本選手の背中に当たってコースが代わって見事ゴール。なるほど、こういう得点の仕方もあるのかという形で1-1の同点に追いつく。けれども、前半45分、今度はベガルタのキャプテン、角田誠選手にゴール前30mから見事なフリーキックを叩き込まれて2-1、リードされたまま後半を迎えることになる。

とりあえず、シーズン再開前に修正点がたくさん見つかるのはいいことだ。そして、新潟の前半というものはだいたいあんなものである。

そして迎えた後半16分、自陣PA付近からのパス回しの中、成岡翔選手が前線へボールを送ると、反応した鈴木選手がファーストタッチとスピードで仙台DFのマークを引き剥がし、なんと、併走する岡本選手へのパス、と見せかけたフェイントを織り込むことで、見事に追走するDFのチェックを一歩も二歩も遅らせることに成功。そしてPA内で相手のチェックが届く直前、ボールとゴールの間に相手選手が入った瞬間、うまくスクリーンになった状態で放ったシュートが仙台のゴールを揺らした段階で、えっと、すいません。つい2ヶ月前、自分のフェイントに自分が引っかかって転んだ選手にこんなテクニックを見せ付けられても反応しづらいんですが。けれど、これは練習試合。つまり夢、つまり幻ですので気にしない。そして、後半28分。これは夢の鈴木選手に代わって川又選手がピッチに入ると、試合はずっとアルビのターン。いわゆる、レオ・シルバ無双に始まる、アルビレックススタミナ天国がベガルタのDF陣を圧倒し始め、そして後半41分。その川又選手と田中亜土夢選手のパスで左サイドを崩すと、中に走りこんだ岡本選手が田中選手からのクロスをドンピシャリであわせて2-3と逆転に成功する。そして、試合はそのままタイムアップ。ベガルタに反撃の力は残されておらず、逆転でアルビレックスが勝利する。

あわせて、この逆転勝利については勝利の喜び以上に改善点を見つけ出せたことを喜ぶべき勝利である。特に失点シーンについてはいつもどおりの右サイドから崩され、セットプレイで豪快に決められる時点で、もはやいつもどおりとも言いたくない根深い問題である。それと同時に、攻撃シーンについては、前半戦で見られなかった形が何度も繰り返され、特に2点目については鈴木選手の日本人離れした才能がようやく発揮できたかもしれないレベルですごいゴールだったものの、いかんせん、ああいったセンターサークル付近からの長躯ドリブルにフェイント、さらにシュートができる環境はそうない。あくまでも重要なのは、リーグ戦においてこういった動きを再現できるかであり、再現が難しい場合の動きの構築である。ま、基本、引いて守る相手にああいったプレーは厳しいため、夢が夢のままの可能性が高いんだけれどもさ。

なお、次の試合は7月13日、テクノポート福井スタジアムで天皇杯2回戦サウルコス福井との一戦である。

[編集] 小塚和季選手、レノファ山口へレンタル移籍

7月8日、天皇杯を直前に控えて1つのちょっとだけ重い決断が下される。地元新潟出身のMF小塚和季選手が、急遽、J3への昇格を目指す山口県のサッカーチーム、レノファ山口へレンタル移籍することが決まり、12月31日までのおよそ半年間、またしても、またしてもアルビレックスは所属選手の数が少なすぎいという、微妙にきつい状況に陥る。

とりあえず、小塚選手の移籍によって24人にまで所属選手が減ったことで、怪我人が2人出たらまーたしても紅白戦すらおぼつかなくなる場所にまでやってくる。なお、怪我人3人とかいう話については、そうなったらチーム崩壊に近いため考慮しない。そのときは別の思考が大切になる。結局、所属選手が少ないともしもの場合の保険が利かないなんて話になるため、常に最悪を考える新潟ファンにとっては大変に心細い状況になってしまう。

そして、それ以上に、7月13日のサウルコス福井戦が、アルビレックスの控えメンバーにとっては格好のアピールのチャンスであったことも大きく、また、小塚選手の後輩の小泉慶選手が想定外の大活躍をしていることなどから、小塚選手についてもここを巻き返しのチャンスと見て試合に臨むとかいう話も当然あったにも関わらずこの移籍である。無論、フロントはより困難な道を用意し、小塚選手もそれを了承したことは分かるのだけれど、若手のレギュラー争いという点においては一つの決着であるのがやはりさびしい。

もっとも、小塚選手のこれから先については当然ながら厳しい道のりであり、レノファ山口でレギュラー争いに勝ち残らなければならない。JFLのレギュラー陣といえばフィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手がJ2昇格後のV・ファーレン長崎から出戻り後、即レギュラーを獲得し、あっという間に無くてはならない選手になったように、決してカテゴリの違いが選手の実力の違いに直結しているわけではない。そのため、決して安易な移籍ではないわいな。けれども、いかんせん、アルビレックスのMFの層が厚すぎという話はいかんともしがたく、特にレオ・シルバ選手の存在の大きさを考えれば、アルビレックスでのレギュラー争いのほうがムリゲーであり厳しいことに相違なく、小塚選手の将来を思えばこの決断も致し方ない。

あわせて、アルビレックスでの生き残りのために、小塚選手はMF以外にFWへのコンバートを行っており、むしろ、そういう面で2つのポジションでレンタル移籍で試合経験を積める可能性もある以上、今後のサッカー人生で大きなチャンスであることは間違いない。

結局、Jリーグトップ3に確実に入るMFとポジション争いをしなければいけないというのは、チームにとってはわが世の春と言える状況なのだけれど、ポジションを争う若手選手にとって厳しい冬なんてもんじゃない。そのため、今回の小塚選手の移籍については、ある意味、渡りに船といえ、特にレノファ山口がJ3昇格に向けて大きな試練(2014年7月9日現在、首位と勝ち点差12の6位)を迎えている真っ最中であることから、まさに修羅場を経験するために最高の環境であるといえる。2012年の地獄で監督選手スタッフフロント、そしてファンを含めても、どれだけいい経験になったかということを考えれば、追い詰められたチームに若手選手を放り込むことはまったく間違いではない。後は、心から、怪我人が出ないことを祈るだけで。

[編集] 天皇杯を前にいつもの話

7月11日、いつものクソどーでもいいニュースがスポーツニッポン略してスポニチに掲載される。というわけで、なぜだか、W杯の日本代表の惨敗を受けて2016年秋からJリーグに秋春制を導入という誰が見ても無意味な話がいきなり出てくる。これは、いわゆる電通による観測気球であり、こういった話を出すことでより自分達の利益を大きくするか、もしくは、サッカー関係者全体を巻き込む議論をぶちあげることで、自分達の失態を隠すかという話である。そもそも、こういった話をスポニチなる場所で記者の妄想のような形で場に出す段階で、いろいろと裏の話が見えてくる。

よって、

死ね、


電通。


大変に分かりやすい結論である。なお、報道の詳細について説明すると、いつもの、の4文字で事足りるため、特に加筆しない。あわせて、その裏のもろもろについてガッツリ解説すると、サッカー日本代表がブラジルの試合会場の気候や、キャンプ地と試合会場の環境の違い、さらには長躯移動による疲労を考慮しなかったことが代表の惨敗の原因という話が出ている中、どうしてだかそういう話はサッカー協会の責任問題とはならず、さらに怪我明けでコンディション調整などをまったく考慮せずに初期の初期から戦術を固定させた失態もまるで無視、その上で、キャンプ地及び選手選考を推し進めた協会の今後について、本来であればその責任と失敗を糧にした話が出ないといけないにも関わらず、なぜだかマスコミおよび報道各社はアルベルト・ザッケローニ監督の後任問題一色となり、サッカー協会の責任のセの字も出てこない。そして、いきなりスポニチなる媒体が、今回の日本代表のブラジルW杯惨敗の原因は欧州リーグと日本のリーグの日程の違いによると勝手にぶちあげることで、より分かる話が出てくる。正確に言うと、自分達の責任を取らないですむように動く連中がよーく見える、ただそれだけの話である。よって、この話については秋春制の実現うんぬん影響云々以前に、サッカー日本代表のブラジルW杯の話はなかった事にして、新生日本代表のためにJリーグのほうを改革しましょうという、実に分かりやすい目隠しおよび責任転嫁が粛々と行われようとしている。ただそれだけの話である。

というわけで繰り返します。

死ね、


電通。


結局、どこぞのアホどもが選手のコンディションや現地の気候といった実に分かりやすい要素を、金、カネ、かねのためにガン無視して現場においてもガン無視させた結果、なぜだかまともに試合に出れていない選手が代表の中心に据えられることになり、怪我明けで動きの悪い選手が監督の意思に反してなぜだかレギュラーになり、なぜだか惨敗の原因である協会の失態がJリーグの日程のほうにかぶせられる。

さて、責任を取ろうとしない人は誰でしょう?

その結果として、なぜだかJリーグがその根本に据えている全国47都道府県に1つのチームという構想が破綻しようとするのが実に痛々しい。北陸や東北、北海道、さらには長野の松本も含め、いわゆる北日本・裏日本に存在するチームや関係者に対して、自分達の失態を隠すために真冬にサッカーやれという、大変に分かりやすい死刑宣告を日本サッカー協会の裏で蠢くアホどもは画策している。もちろん、こんな話は一スポーツ新聞の飛ばし記事であり、ファンや関係者の反応を見るためのリトマス試験紙であることも確かなのだけれども、いかんせん、毎度毎度の話である上、そもそもにおいて、代表の惨敗の原因が協会とスポンサーの意向、さらにはそれに伴うクソ、もとい貧乏神電通の暗躍である以上、一サッカーファンのやれることなんてほんの小さなことである。

せっかくなので、もう1回。

電通は


貧乏神


です。

てゆうか、ブラジルW杯における代表の惨敗を予想せず、協賛企業に可能性の高いリスクとして考慮させずに、煽りに煽ってスポンサーから宣伝費だけせしめた上、肝心のスポンサーにとんでもない被害を与えた疫病神電通という企業が、ケツをまくってトンズラぶっこいてる件については、心をこめてしっかりと記述しなければいけない。そもそも、電通という徹頭徹尾リスクを嫌う企業が張り付くようになったことでサッカー日本代表が、様々な形で不利益をこうむっていることは事実である。カネになるからという理由で、アウェイでの練習試合すらまともに組まさせず、日本の視聴者が見やすい時間になるように大会のレギュレーションまで変えた上で、無理やりな時間設定を代表に押し付け、さらにはそういったリスクを顧客にまともに説明しないさせないという状況の中、W杯のネームバリューだけで大金を各企業からせしめていく企業が日本には存在する。無論、そんな話は企業活動としては当然なのだけれど、そういった失態を覆い隠そう自分達の責任を無にしようとするために、アホみたいなJリーグのシステム変更をぶちあげた結果、こんな連中と付き合うような企業ではいずれとんでもない不利益を蒙ることが確定という、大変に分かりやすい経験則が見えてくる。

幸いなことに、日本全体で見れば、かくばかり無能な連中がインターネットの隆盛とともにその企業活動にスポットライトを浴びせられた上で利益をがっつり失い、それと平行して、日本経済がどんどん上昇していく。まぁ、基本、リスクを背負わず説明もしない、それどころか失敗を隠すためにより大きな失態をかぶせる、虚業とはそういうもんだわな。で、なぜだかどうしてだか日本サッカー協会とその周辺のスッポンサーが世界でもっとも稼げるはずのW杯において、大損の嵐に吹き飛ばされる。

予選で敗退してから決勝までの3週間、ひっそり惨めに在庫を処分させた上で、失態を隠すために動くことすら許さない。そんな宣伝方法もあるそうです。

結局、4年前の南アフリカ大会の際にはかすかに存在していた、サッカーという競技をメジャーな存在にしようという、ごくごく底辺の思想が無くなったと同時に、いつの間にかサッカーこそ王道、華美、お金がかかって当然なイメージが一斉にぶちまけられ、その結果、わずか4年の間に日本代表がとんでもない大金を動かすバケモノと化したことが、ブラジルでの惨敗の根本的な原因となる。イメージを高く売りつけてアホな期待を売り抜けて、いざ本番の際に積み重ねた嘘を暴かれる。

イメージはサッカーをしない。

けれども、イメージが垂れ流されるその裏で、決してサッカーに向いている環境とはいえない日本各地の小さなサッカーチームがもくもくと実力と実績、何よりも現実を積み上げているなんて話がある。けれども、そんな地道な活動が軽くかるーく見られた結果、観客を凍死させろなどというアホな協会の意向が出てくるんでは、とてつもなく悲しいなんてレベルじゃない。そういった小さなチームが現行のルールの上で数々の失敗と大きなリスクをちゃんと考慮して、継続と将来の発展のために、貧乏と無力に耐えて耐えて耐え続けた質素な活動の中で、ようやく地元に認められ、その上で尚、10年以上も関係者の熱意と尽力、何よりも日本中で芽吹いたそういった環境を受け入れる素地のおかげで、ついによーやくやっとのことで一部のチームでその努力が花開き、微々たる、けれども決して無視できない利益を得ようという中、カネも言葉も使うだけのアホども自分たちの失敗を勝手にリーグのシステムの不備のせいにしていつまでものうのうとしている。という光景を見せ付けられるというのは、あまり気分がいいものではない。でなけりゃ、テンプレート:大を7回も使ったりはしない。

結局のところ、電通なる、まったく自分達の失態の責任をとろうともしない企業がそこにいる限り、いつまでもいつまでもこういったアホな責任転嫁の話が垂れ流される可能性が高い。高い?違うな。垂れ流される、だな。

というわけで、なんとなく観測気球を高射砲で撃墜してみたくなった上、リトマス試験紙を玉川毒水に突っ込みたくなったので、ブラジルW杯の惨敗の原因は日本サッカー協会の意向を裏で操ったスポンサーと電通のアホどもというメッセージを残すものである。あわせて、今後、電通を利用される企業のミナサンに対して、電通という企業がこういう企業であることも、こりゃまた声を大にして語るものである。まぁ、こういう負の実績を考慮しないでヘラヘラと電通と組むような企業の将来を、顧客は冷静に見てるわけだわな。後、もうちょっとマシな形で観測気球をあげとけば、こんな話をせずにすんだのに。

[編集] 未だ模索の途上 天皇杯 アウェイサウルコス福井

7月13日に行われる天皇杯2回戦、アウェイサウルコス福井戦の前に、7月12日の話。多くの人間にとってはまったく普通ごく普通の土曜日であったこの日、実にまったく恐るべき悪夢がJ1チームに襲い掛かる。というわけで、カップ戦1回勝負の恐ろしさを見せ付けるかのごとく、この日一日だけでジャイアントキリングが3つも立て続けに発生。しかも、リーグ戦再開直前ということで、各チームともメンバーをほぼレギュラーをそろえていたにも関わらず、鹿島アントラーズがホームにJFLのソニー仙台に迎えての一戦は、前半30分までに鹿島が2失点という段階で大騒ぎ。一応、即座に追いつくものの、試合はそのまま延長を経ても決まらず、PK戦に持ち込まれるとなんと、あの鹿島が4回連続でPKを外すという失態を重ねた結果、PK戦とは思えない1-2というスコアでソニー仙台が勝利。

なお、これがまだマシなところが恐ろしい。というわけで、同じくホームに5部に相当する奈良クラブを迎えたベガルタ仙台は、なんと、後半30分過ぎからの2失点で逆転負け、しかも元仙台所属の選手2人にやられるという、なおさら心に響く1-2というスコアで敗北する。さらにさらに、なんとJ1で3位つけているヴィッセル神戸が、関西学院大学に1-2で敗北。しかもしかもしかも、関西学院大学は海外遠征に主力の3選手を出しているという状況の中、請おう半ロスタイムに1失点するまでヴィッセル攻撃陣を完封するというまさにとんでもない事態になっており、この時点でいろいろといろいろなことを考えなければいけない。さらに恐ろしい話として、上述の3チームのほか、川崎フロンターレセレッソ大阪なども後半途中までリードを許す苦しい展開の中、延長戦でギリギリうっちゃるという失態を見せた時点で、この1日は平成26年台風8号による全国的な大雨が起こしたピッチコンディション不良に見事はまったと見るのが正しい判断である。

けっして、アルビ菌が感染したとか思わないでください。

とりあえず、このようなJ1チームの失態は、それこそどこぞの日本代表が、華麗なるパスサッカーでヨーロッパの強豪を次々と撃破して臨んだブラジルW杯の第1試合、不意の大雨のおかげで積み重ねた4年間が崩れ去っていった件とほぼ同じであり、つまるところ、そういうチーム作りに大失敗した、という話になる。実際、敗北した3チーム全てが、いわゆる相手GKが大当たり、その上でセットプレイで得た1点を選手全員で守りまくられての大金星を献上、とかいう話ではなく、普通に2失点して追いつけないまま、追いついても突き放せないままの敗北である。もちろん、各チームともキャンプ明けの上、実戦から1ヶ月以上も離れた状態での試合で動きが悪かった可能性もあるけれど、しかし、ここは日本代表の話に戻して考える。

ようは、自分達のサッカー病に感染してないか、ってえ話になる。アルビレックスの不幸は感染しないけれど、こっちの思想の感染は正直危険である。そらあ、自分たち弱かった時分から失敗を苦労を罵声を積み重ね積み重ね乗り越え踏み越えてきた中、ようやくつかんだ自分達のスタイル、自分達だけのサッカーで無双することは気分がいい。けれど、それがある一定の条件の下でしか発揮できない特殊な戦術であったり、特別な選手がいないとできやしない試合運びであったりなんかすると、こういう不意の豪雨でその戦術が出来ない上、その選手も実力を発揮できずにサヨウナラとかいう話になりやすい。むしろ、自分達のサッカーが出来ない中でどうやって対応力を身につけるかが、チームを強化する。ではない。チームを弱体化させない。大雨の中、パスサッカーを封じられたらドリブルで突破するシステムになぜ変更できないか。ドン引きの相手を崩す際に、どうしてセットプレイの戦術を磨かなかったのか。世界屈指の強豪を相手に、なぜ、泥仕合にすら持ち込めないのか。これらは全て、自分達のサッカーとかいう幻想が撒いた種が花開いた結果である。あわせて、どこぞのブラジルもまた、たった1人の選手の負傷をきっかけにチーム全体が崩壊。準決勝、3位決定戦合わせて10失点という記録的な大敗をしたように、単に強くなるだけではチームの弱体化は防げない。

などとまったくアルビレックスに関係ない話をしたくなるのは、サーバーの不調でアンサイクロペディアに書き込めないせいであると同時に、アルビもまた、天皇杯2回戦、梅雨前線による大雨のせいでピッチコンディションがびっちゃびちゃの中、さらにレギュラーメンバーを大幅に変更。何が起きても不思議ではない状態で試合に臨むためである。

が。なんっじゃそりゃ。いや、当たり前の結果であり、当たり前の話であり、当たり前のスコアなんだけれども、日本代表とJ1の強豪を苦しめた悪天候をものともせず、アルビレックスはサウルコス福井を相手に1-8で完勝。しかも、鈴木武蔵選手が公式戦でハットトリックを達成したほか、岡本英也選手に田中達也選手も2得点ずつ、残りの1点も成岡翔選手のビューティフルミドルがズドン、という段階で、まーーーた、2013年のように、新潟だけ梅雨明けが異常に遅くなりますように、と願いたくなってしまう。つまり、あれだ。あまりに不幸すぎたせいで、アルビレックスは、自分達のサッカーがマトモにできるような環境をまったく信用していない、ということだわな。その結果、いつもどおりの硬いDFでサウルコスの攻撃をほぼシャットアウト。無論、1失点は言い訳になりゃしないけれども、それは次の試合までの課題であるわけで。

結局、アルビレックスはこういう強さを持っているチームだってえことだわな。

強すぎたり負けなかったりすると、課題が見えなくなっていくと同時に、弱点を隠したくなる。で、あはれ、自分達のサッカーに凝り固まってしまい、いざというときに、ボロが出てしまう。うん、まぁ、あれだ。前半戦における川又堅碁選手を思えばやはり、成功というものは、次の大きな課題とさらなる失敗へ続く単なる門でしかないてえことだわな。こういうとき、まったくもって華麗ではない、ドイツの無骨さと鬼のような経験の積み重ねが大変に参考になる。

次の試合は、ついにようやく2ヶ月ぶりのリーグ再開、ということで7月19日、アウェイで浦和レッズ戦である。

[編集] 意味のある補強

W杯がドイツすなわち世界最高の選手育成組織の優勝で幕を閉じ、リーグ戦再開まで待ったなしとなった7月15日。アルビレックスは、祭りの後の余韻を楽しむ間も無いままに、全国のサッカーファンがアッと驚く補強を慣行する。その結果、いろいろとめんどくさい話もちらほらと出てくるものの、明らかにそれまでにないアルビレックスの武器が出来たことについてをまず喜ぶものである。

というわけでアルビレックスは、誰も予想しえなかった欧州はスペインの3部リーグ、バレンシアCF・メスタージャに所属する日本人選手、指宿洋史(いぶすきひろし)選手の獲得を発表。なお、肝心要のお金の話については、詳細は不明であるものの、やはりキム・ジンス選手の移籍金が動いた可能性が高い。あわせて、誰も何も考えてない時からアルビレックス新潟バルセロナを立ち上げてスペインとのパイプを太くしていたアルビレックスフロントの先見性が、実にまったく恐ろしい。そして、ファンもマスコミもまったく想像だにしない状況の中、あまりにも不意打ちすぎたこの移籍のせいでこの文章を書いているのが16日にずれ込んだ件について、気にしないことにしたいのだけれども、叫びたくなるのは当然である。まぁ、歓喜が含まれているからいいけれどもさ。そして、それ以上に、誰も予測できない移籍ほど他のJ1チームへの影響が大きいため、今回の移籍で相当な数のJ1各チームの首脳陣が頭を抱えたことも確かである。

実にまったく手錬れのアルビレックスフロントらしいらしいらしい。

ちなみに、J1の相当数のチームが頭を抱える指宿選手の大きな特徴として、これまでアルビレックスにいなかったどころの騒ぎではない、これまでJリーグにいなかった身長195センチの日本人フォワードという段階でおなかが一杯な上、アルビレックスの弱点であったセットプレイにおける得点能力の高さを有しているという時点で、あれほど空気及び時間の無駄だったアルビレックスのセットプレイが楽しみで楽しみで仕方ないという話になり、何よりもJ1の各チームのDF陣に果たして指宿選手の対策がどこまで可能かというと、ほぼ可能ではないってところが実に素晴らしい。まさにこれまでにない選手の獲得の結果、新潟の夏に正月がいっぺんに来たという話である。

もっとも、喜ぶだけではすまない話もいくつかあり、今回の指宿選手の移籍が小塚和季選手のレノファ山口へのレンタルのきっかけになったどころの騒ぎではないほか、残念な話として、アルビレックスにはアルビレックスの現実というものがある。実際、アルビレックスの選手、特にフォワードの選手の動きについては、Jリーグで屈指の特異な動きが要求され、何よりもかによりも前線からの積極的なプレスという話が戦術的に必須となっている。そのため、スタミナおよびアジリティ(敏捷性)に難のある指宿選手にとっては、少々どころではなく、なれるまで、もしくはスタミナが強化されるまでは相当なレベルで厳しい話である。そして、一番の問題として、Jリーグ自体が単純な放り込み戦術を忌避する傾向が強く、名古屋グランパスジョシュア・ケネディ選手のように、一時無双して得点王を獲得したような選手についても、いつの間にか相手DFによる背中からのしかかるような悪質なファールを審判が取ってくれないような事例が頻発。その上で、加齢による運動量の低下もあいまった結果、本来の調子を取り戻すことができなくなってしまう話があり、実際、Jリーグでは小さなDFに対するえこひいきのような判定が繰り返された結果、多くの長身外国人選手にリーグ全体への不信とプレイスタイルの混乱を招いた結果、本来の動きを見失ってしまうといった悲劇が繰り返されている。そのため、何よりも指宿選手はスペインのサッカーと日本のサッカーは大きく違うことを理解しなければならず、そして、その上で何ができるかを模索しなければいけない。

もっとも、模索するも何も、まず初めの一歩として、その身長を生かしたセットプレイが求められるって、まぁ、単純な話である。で、後半30分過ぎの投入で相手チームに強烈な高さというプレッシャーを与える役割がまず期待され、それ以上に、その残り15分間でどれぐらい前線からのチェイスが出来るかが、後半戦における新潟の躍進の鍵となる。さすがに、田中達也選手のような60分ぶっ通しで前線でのチェイスという話は厳しいものの、いかにして短い時間内で効率的に動けるかプレッシャーを与えられるか。まずはそこからである。あわせて、J1における特異点である指宿選手の加入により、それまで新潟では考えられなかった、負けている状況でのパワープレイもまた可能になる。

なんにせよ、まずはW杯による中断期間明けの体力作り、そして新潟の戦術を理解することが求められる。けれど、今回の移籍はすでに固まりかけている新潟の戦術にさほど影響しない上、より多彩な動きが可能となる。そして何よりも各チームから脅威とされる選手の補強、すなわち前半戦、川又選手を地獄に落としたガッツリマンマークがだいぶゆるくなることを喜ぶものである。

[編集] HAPPY

指宿選手の移籍が発表された7月15日、もう1つ、アルビレックスファンにはたまらない話が出てくる。

2014年3月に発売されたアメリカの歌手、ファレル・ウィリアムスのシングル「HAPPY」はアメリカで10週連続でチャート1位を獲得する大ヒットを記録し、その影響が世界各国におよぶ中、なんと22カ国でランキング1位を獲得。そして、その特徴的なPV、すなわち数多くの人間がファレル・ウィリアムスの歌声に合わせて踊り続けるという映像が多くのファンに好印象を与えた結果、その形式をそっくりしのままマネをして、動画サイトに投稿する人たちが続出。このムーヴメントは即座に反響を呼んで、各国の動画サイトでは似たようなダンスが繰り返し繰り返しアップされ続けるなんて話になる。それはアメリカから欧州へとび、世界中に広がっていき、W杯に沸いたブラジルや台湾、東京、さらには福島の被災地などで特徴的なリズムに乗って踊る映像が撮影され続ける。そのほかにも、各種クリエイターによる様々なHAPPYがYoutubeほか様々な動画サイトであふれんばかりになった中、

どうしてアルビレックスがチームを挙げて動画を撮影したかについては、不明である。

そして、おっそろしいほど出来がいい件についてはもっと不明である。まぁ、冒頭の川又堅碁選手の存在感もさることながら、鈴木武蔵選手とフィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手のリズム感とダンステクニックがことのほか高かったという話と、思った以上にノリのいい選手ばかりだった件が大きいなんてもんじゃない。また、アルビレックス新潟レディースの選手も一緒になって踊るという華やかさに加え、数々のネタが仕込まれているとあれば、そらあ全国のサッカーファンも驚いて当然である。しかも、相当にネタのレベル以上に動画の構成のレベルが高いときた上で、あくまでもファレル・ウィリアムスの歌を邪魔しない奥ゆかしさも取り揃えているという時点で、なんていいますか、その、アルビレックスファンの耳にHAPPYのメロディが焼き付いて離れない離れない。

で、何よりもまたこれがいい歌なんだまったく。あわせて、アルビレックス新潟およびアルビレックス新潟レディースの選手全員が登場しているにも関わらず、大変に田中達也選手の姿を探すのが困難であるということも、耳に焼きつかせる大きな原因である。

[編集] もはや見たくないもない相手 アウェイ浦和レッズ

7月19日、待ちに待ったJリーグ再開、とはならないところが実にまったくアルビレックス。なして、その、新潟ファンが大嫌いな浦和レッズと試合をしなければいけないのでしょうか。しかも、アウェイで。その上、大雨の中、しかも柳下監督がバクチに打って出た中で。

というわけで、速報です。なんと、アルビレックスの柳下正明監督は、先発メンバーにとてつもない大鉈を振るい、2013年のベストイレブンである川又堅碁選手をスタメンどころかベンチからも外し、先発に岡本英也選手と鈴木武蔵選手を抜擢した上で、ベンチには田中達也選手しかいないときたもんだ。このスタメン発表の結果、そらあ、新潟ファンの動揺がひっどいものとなることは致し方ない。とりあえず、水面下で移籍の話が進んでいるためだの、単に水曜日にビッグスワンでFC東京戦があるのでターンオーバーをしているだけだの、怪我か何かではないかだの、単に川又選手が不調だから外しただけだのと、そらあもう大騒ぎ。

で、繰り返しますが、スタメン発表の段階でかくばかりファンの動揺が収まらない中で、その、なんだ。試合相手が浦和レッズてあーた。泣きたくなるなんてもんじゃない。ついでに言うと、天候も最悪で、梅雨前線が関東を直撃。大雨が降りしきる中での試合となる。

けれども、逆に考えれば、どこその日本代表とは違い、大雨でも急な選手交代でも崩れないアルビレックスサッカーをファンに見せられると思えば、それなりにそれなりにこれからのアルビレックスに希望が持てるぢゃないですか、などと思った前半16分にオウンゴールで失点てどーよ。

・・・ぶっ。


そらあ、吹くわ。むしろ、吹くしかないわ。とーりあえず、ひーだりさーいどをとーっぱさーれて、ふっつーっにくろすーをあげられてーの、そいつーを、松原健選手がくーりあしよーとしたらば、ゴールにズドン。周りに浦和の選手なんていない状況でゴールにナイスシュートが突き刺さる。意味が分からない。いや、分かりたくない1-0である。なして、その、アルビレックスの不幸属性は浦和と戦うとはじける性質を持っているのでしょうか?むしろ、1年に2回同じチームを相手にオウンゴールが突き刺さる確率って、どれぐらいなんでしょうか。そんな、形の、リーグ再開って、ところが、じつにまったくあるびれつくす。

何が悲しいって、どうせこういうド不運な話が出てくるに違いないと悟っていたファンがことのほか多かったことが悲しく、2回連続オウンゴールというのは、もうちょっと考えろと、ネタの神側にダメだしをしたくなるのがなお悲しい。その後、浦和レッズは大雨によるピッチコンディションの悪化と対アルビレックス戦の相性を見込んでそのままに徐々に引き気味に試合を進め、実にまったくあるびれーっくす。つまり試合は膠着。前半が終了する。改めて、この試合の結末が予測できる分、泣けるなあ。

そして迎えた後半、柳下監督は早速動き、左サイドバックの大野和成選手に代えて新加入のイ・ミョンジェ選手を投入。そして、とにもかくにも、同点を願うアルビレックスにいつもの現実がやってくる。そう、いつものように、アルビレックスを相手にするGKは、なぜだかビッグセーブを連発し、そして、アルビレックスのドフリーのシュートはゴールを外す軌道を取らねばいけないという、いつもの話である。うん、知ってた。だから、浦和レッズが嫌いなんだ。その後の話は特にいいか。

だから浦和レッズが嫌いなんだ。というわけで、いつものように自滅。分かりやすい敗北。語る必要すら存在しない1-0でアルビレックスは試合を落とし、浦和レッズは首位を堅持する。まぁ、とにもかくにも、相手チームはともかくサッカーが嫌いになるような試合はやめれ、としか言いようがない試合は終わり、アルビレックスはいつもどおりの残留争いを覚悟しなければいけない立場となる。なってしまう。まぁ、その、なんだ。選手の移籍で希望が潰えるなんて話は、よーくあるってことだわな。あわせて、かくばかり腐れた試合の後、川又選手のベンチ外という話が、なぜだか心の支えになる件については、本当に柳下監督の慧眼である。

次の試合は7月23日、ホームでFC東京である。

[編集] さらばACL ホームFC東京

7月23日、しのつく雨の中行われたホームFC東京戦。アルビレックスは特に語ることもなく0-1で敗北。前半18分、FC東京の武藤嘉紀選手に先制点を許すと、どこぞの浦和戦と同じように引いてブロックを作る相手に何もできないアルビレックスを見せ付けた結果、心をこめて短文の試合結果を記載することになる。

次節は7月27日、アウェイで川崎フロンターレ戦である。悲しいけれど、叫ぶ価値もない日々というものは現実に存在する。

[編集] 元気になる話

7月25日、夢も希望もないウノゼロ(1-0)の連敗の後、大変に素晴らしい話がやってくる。とりあえず、まだかまだかと待っていた指宿洋史選手の登録が完了。晴れてアルビレックスの一員となったという話のほか、昔懐かしいデスブログ&前田遼一の呪い系の、いわゆる食らったチームが降格するというアレについて、見事新シリーズが登場し、アルビレックスが2014年度のソレに当てはまるなんて話が出てくる。というわけで、Jリーグの呪い新シリーズ「年に一度、市制記念日に川崎フロンターレが行っている西条秀樹のYMCAショーが開催されたチームは2009年から5年連続で降格」という、あまりにも地味すぎて悲しくなるけれど、それなりに実績を積み重ねている話は、実はアルビレックスにとって本当にありがてえやって一面を持っている。

つまり、まったく似ても似つかぬこの2つの話は、両方とも危機感の無いチームに救世主が登場するという側面を持っている。

つまるところアレだ。2012年にもおんなじよーにACLを目指して開幕直後から地獄を見て、決死の想いでファンも選手もフロントも一体となって降格を防いだ余力を借って2013年に飛躍した後、なーぜだか、そんな元降格寸前のチームという矜持を忘れてしまった結果、いろいろと他の死い話になった以上、自分たちの元の姿を思いださなあかんてえ話だわな。変換ミスったけど気にしない。実際、後半戦が始まってから2チーム続けてアルビレックスが大嫌いな「前半のスタミナ万全な状態での得点」の後で「引いた守りに徹し」て「カウンター」を繰り出し、「アルビレックスにボールを持たせた」上で「アルビレックスになーんもさせない」という明らかな意思を持った試合運びのチームに1-0で連敗した以上、つまるところ、全J1チームどころか天皇杯で当たるJ2チームにすらアルビレックス対策はいきわたってるばれているという話である。それは元から穴のある「右サイドバック」及び新しい大穴の「左サイドバック」に「セットプレイ」という形で明確に確実に卑怯なほど、ここを狙ってくださいお願いしますという形でアピールされているため、新潟も早くからその穴を埋めようとしているものの、なぜだか、かくばかりそいつが埋まらないときた。

というのも、弱点を殴られたら痛いってのはあったり前であるにも関わらず、毎度毎回いつものように、失敗したらしたでチーム全体が初めて殴られたような精神的な動揺を隠さないんだから、埋まるわけがない。破られたら破り返すという発想もない。

というわけで、それまで若手の成長で穴をふさいでいたチームが、いつの間にか若手はミスをするものだと諦めのチームとなる。で、そんな気の重いチーム状況の中、それを打開する話として、指宿選手の登録と、YMCA=今度こそ降格という明確な話がやってくる。あぁ、なんてアルビレックスは不運なんでしょう。幸運なのでしょう。結局、前半戦においてなまじっかチームに穴が開いていても負けなかった結果、穴を埋めないと死ぬという考えが出てこなかったからこそ、いつの間にか死に掛けている。いつまでも。どこまでも。いつの間にか。幸い、デスブログ以来となる素晴らしき西条秀樹の呪いの話がやってきたおかげで、よーーーやく、アルビレックスは弱小チームであり、なおかつ、とんでもない場所に立たされていることをチーム関係者に知らしめてくれる。

というわけで、ども、お久しぶりです、残留争いさん。今年もまた、よろしくお願いします。なお、7月25日現在、降格圏内である16位のヴァンフォーレ甲府の勝ち点は17となっており、10位のアルビレックスの勝ち点22とさして代わりがない状況である。果たして、決死の想いを忘れたチームが、呪いに勝てるかどうか。アルビレックスに悪運は残っているかどうか。遠い遠い勝ち点40を目指す日々がまたやってくる。

[編集] 考えたほうが負けって、おい アウェイ川崎フロンターレ

7月27日、点の取り方を忘れてしまったアルビレックスの前に、よーーーーやく、引かないで守るチームが現れる。けれど、それが攻め達磨の川崎フロンターレだってところが実に困ったところで、さらにまったくいい思い出のないアウェイ等々力陸上競技場と来たもんだ。幸いというかなんというか、基本、中央から崩す川崎はサイドからの崩しに若干のブレがあるため、思い出したくもない前の2試合ほどの悲劇性はないのだけれど、いかんせん、さほどかつほどほどの崩しですら崩されるのがアルビレックスのサイドという段階で頭が痛いなんてもんじゃない。そしてなおかつそれ以上にそれ以上なのが、実にまったく毎年恒例のアルビレックスのFW陣であり、ドッドドドドウドドスランプに陥った川又堅碁選手がベンチにすら入れない時点でお察しの通り。けれど、さすがに前2節で柳下正明監督も懲りたと見えて、この試合は鈴木武蔵選手に代えて田中達也選手が先発を果たすものの、チャンスにチャンスにチャンスに、アルビレックスの攻撃意識の遅さが重くのしかかる。

とりあえず、前半はいつもどおり。本当にいつもどおり。新潟のDF陣が踏ん張ってフロンターレの攻撃陣を上手にいなす中、嗚呼攻撃陣。まぁ、あれだ。オフサイドトラップを仕掛けるDFラインを混乱させる頭のいい動きができるアルビレックスの選手なんて、ついぞ見たことがない以上、それもまたいたし方のない話だけれども、とりあえず中盤でアルビレックスの選手がボールを奪って、相手DFの防御の意識が働くと同時に、なぜだかアルビレックスの攻撃陣のスイッチが入る時点で、遅すぎるどころの騒ぎではない。とりあえず、2013年のように前線のありえない位置で奪って相手DF陣が混乱、そして脳内の防御のスイッチが押される前に2人から3人ほど選手がカウンターで突っ込んできてさらに混乱、守備陣形をバラッバラにズタズタにして得点とかいう話は、わずか半年で過去の遺物となりひたすらに仕掛けるタイミングの悪い可能性の薄い攻撃ばかり続くことになる。

そもそも、2014年の春の時点でレオ・シルバ選手がボールを保持した相手に絡んだ時点で、相手の防御スイッチがオン、素早く陣形を整えたところに、なぜだかその動きに対応できていないアルビレックスのFW陣が突っ込んでいくってんだから、そらあ点が取れるわきゃねえわな。なんにせよ、新潟の中盤でのボール奪取は、もはやJリーグにおける伝統芸能であるため、他のチームはさっさとささっと対策をたてているってのに、アルビレックスの対策のみ遅れに遅れている。結局、それを打開し2013年のように相手の守備陣系が整う前にショートカウンターを発動させるには、レオ・シルバ選手の位置よりも前の位置でボールを奪わないときついってのに、なしてそれができないのかって、まぁ、チーム自体がレオ・シルバ選手のボール奪取を基本戦術としたためですかそうですか。実にまったく世の中はかみ合わないものである。

そんな新潟ファンの嘆きをよそに、試合はそのまま前半を0-0で折り返すと後半。問題の後半。アルビレックスはスタミナに難のある成岡翔選手を後半開始早々に田中亜土夢選手に代えたことはまぁ予想通りであるのだけれど、後半10分にもう1つのいつもの話である田中達也選手と鈴木武蔵選手が交代する段階で、嫌な予感しかしない。前線で相手を混乱させる動きができる選手とそうでない、混乱したところを突ける選手が1人ずつだといいのだけれど、残念ながら岡本英也選手ともども、鈴木選手の日本人離れしたフィジカルに混乱するようなチームはJ1上位に存在しない。そんな嫌な予感が漂う中、後半15分、大久保嘉人選手のスルーパスをが右サイド、つまりアルビレックスの左サイドへと渡り、ほぼノーマークで受けた森谷賢太郎選手がきれいに突破、キレイに決めて1-0、この段階で多くのアルビレックスファンの心によぎった言葉は「またか」である。

つまりあれだ。世の中、楽に勝てる戦術なんて存在しないというのに、なぜだか楽に勝とうとするから、レオ・シルバ選手だけが無双し他の選手がほうけてしまうってことだな。ちなみに、漢字を使うと呆けるである。そもそも、元から走る走るアルビレックスだったからこそ、レオ・シルバ選手の加入の結果、2013年の夏以降、鬼スタミナとレオ・シルバ無双が合わさって対戦相手を地獄に突き落とす新潟版ゲーゲンプレス戦術が出来上がったというのに、なぜだか、1年を経たら、相手の足が止まる夏場になってもアルビレックスの選手のほうが走らないときたもんだ。なぜだか、ボールを見て考える瞬間がそこにあり、相手に対応させる瞬間が出来た時点で、相手が疲れなくなってしまう。混乱させて、無理やりに走らせてこそのスタミナ勝負だというのに、いつの間にかアルビレックスの戦術が複雑になった結果、攻撃の際に考える時間が必要になってしまい、その一瞬で相手DF陣が対応できるようになってスタミナ勝負に持ち込めなくなっていったことは確かである。

その結果として、3試合連続ウノゼロてあーた。まぁ、アルビレックスの選手が頭を使うとロクなことにならないという話なのか、それとも、運が悪いのかについては、選手の尊厳を守るためによく分からないということにする。さすがに、アルビレックスの選手は頭を働かせないほうが強いだなんて言えない。いいですか、絶対にアルビレックスの選手は頭を働かせないでガムシャラに動き回ったほうがよっぽどいい試合をしやがるなんて思わないでくださいね。ガリンシャベッケンバウアーのようなことをやらせるほうが悪いだなんて、言いすぎです。でも、絶対にガリンシャのほうがアルビレックスに合っている件についてはその通りだと思います。

というわけで、悪夢というか笑い話というか、試合はそのまま、新潟の現実を痛感させる1-0で敗北。リーグ戦6試合連続完封というチームワースト記録を達成する。改めて、川又選手が試合に出ていないことと指宿洋史選手の獲得が、新潟ファンの心の支えとなるのだから困ったものである。次節は8月2日、ホームでセレッソ大阪戦である。なお、新潟ともども、選手の移籍や監督の更迭で強烈にチーム力がとんでもないほど落ちているセレッソを相手に、どちらがJ1から落ちるかを決めなくもない大事な試合である。

あぁ、そうか。2012年のアルビレックス新潟にも、選手が考える時間があり、それが多ければ多いほど得点が少なくなっていったっけなあ。

[編集] 8月

後半戦が3連敗で始まった上、3試合連続で2013年のベストイレブンである川又堅碁選手をベンチ外に置くことになったあるびれーっくす。当然、こんな不可解な起用については、ファンや関係者、さらにはマスコミにいたるまで様々な憶測が流れることになる。曰く、海外移籍に向けた布石であるだの、不調から脱却できないから仕方ないだの、最悪、国内移籍の前の準備期間だのという話がポロポロとこぼれ出てきて、しまいにはYahooのトップページにまで掲載される。無論、川又選手のネームバリューを思えばこの扱いも当然な上、そして何より、常時に新潟の情報を集めていてもなお、真相が予測できないときた。

一応、柳下正明監督によれば、調子が一向に上向きにならないためにベンチ外に置いているとしているものの、いかんせん、移籍期間という時点で時期が悪すぎる上、3試合連続敗北している状況でベンチ内にも置かないというのはおかしすぎる。そのため、新潟ファンの中でも監督の話を信じる人が3割程度しかいないときた。もっとも、事前にこういった話が出ているおかげで、いろいろと心の準備が出来ることも確かであり、尚且つ、川又選手がいない状態での組み立てを大急ぎで考えないといけないのだけれども、すんません。

どう考えても厳しいです。えぇ。ファンの心情としても、選手の実力という点でも。幸いなことに、チームの守備力が破綻していないから精神的にまだなんとかなる、2012年5月ほどの絶望感を感じないですむのだけれど、これから移籍ウィンドウの閉まる8月15日まで、果たしてこの問題はクリアできるだろうか。と書けば書くほど、クリアできるわきゃねえだろ、という今までの実績が深く心に突き刺さる。なお、移籍した際は、サイズ10cm越え、PCの画面でしかまともに表示できない文字がずらずらと並ぶことになります。ちなみに、それでも新潟ファンの心の叫びは表現できないでしょうが。

[編集] 相手と傷をなめ合う試合 ホームセレッソ大阪

8月2日、セレッソ大阪をビッグスワンで迎え撃つ前に、どうしても逃げられない話がやってくるのがアルビレックス。というわけで、川又堅碁選手の起用とアルビレックスの3連敗から端を発するもろもろのいろいろが、見事、2日連続でYahooのトップページを飾ることになったってんだからまぁすごいすごい。というわけで、川又選手のニュースバリューはアルビレックス史上最高の存在になりましたが、運が悪いと8月中にフンダララ。一応、報道によると正式オファーについては国内外ともにないけれど、ドイツロシアから獲得の打診があったところに、アルビレックスから相当な額での長期契約が提示された結果、実にまったくメンタルがアレでアレな川又選手が調子を落とした、という話になっている。無論、憶測で語ればいっくらでも語れるけれど、せめて試合の日ぐらいは報道を信じるものとする。

というわけで、ファンの心をやきもきさせる話はいったん脇に置かれ、問題のセレッソ戦と問題のアルビレックスの得点力である。この試合、アルビレックスが川又選手の騒動に一呼吸置けたのに対し、セレッソは肝心要のスター選手である柿谷曜一朗選手が7月16日にスイスFCバーゼルに移籍した結果、それまで、戦術柿谷でやってきたチームを瓦解せざるをえなくなり、とたんに1人の選手にチームを任せていた弊害が露になる。そして、今後のセレッソ大阪を組み立てるべく試行錯誤の中で、こりゃまた川又選手のいない試行錯誤を繰り返すアルビレックスと試合をするってんだからまぁ、両チームのファンとも大変に相手の心情をおもんぱからざるをえない試合となる。もっとも、アルビレックスの場合は少しだけ意味がことなっており、アルビレックスから川又選手、ではなくてレオ・シルバ選手が移籍したら、あーなるという大変に素晴らしい具体例が示された、という話になる。

残念ながら、川又選手の不在については、得点力はともかく、アルビレックスというチームを瓦解させるほどではない。けど、ボコボコのボロボロにすることは確かだけれども。

結局、柿谷選手の驚異的なファーストタッチが相手DF陣の一瞬、コンマ数秒を奪いまくることで混乱させて切り裂いて多くの得点を稼ぎまくっていたというのに、その移籍の結果どうなるかという想像力がちょいと上層部に足らなかったおかげで、得点チャンスが激減。結果、0-1で3連敗とかいうアルビレックスほどではないにせよ、後半戦開幕から1敗2引き分けという、実にこれから先、暗雲立ち込めることが分かりきった状況に陥り、なおかつ、先がまったく見えないときたもんだ。

そんな。相手に。よーやく。新潟の。アルビレックスの。キチガイ。プレスが。再来。するってんだから、実にまったくセレッソの不運にもほどがあると同時に、それでもなお、点が取れないからこそのあるびれーっくっす。前半、両チームとも惜しいシュートを決めきれずに0-0のまま後半。けれど、ようやく、ついに、前線からの積極的な守備が相手DFを混乱させることを思い出したアルビレックスだからこそ、2013年の後半という要素もまた復活するってえもんじゃありませんか。

後半6分、画期的なことに、柳下監督は効果的なキチガイプレスを試合終了まで継続させる手段を見つけ出すことに成功。というわけで、田中達也選手と交代でピッチに立ったのが、なんと本職MFだけどFWも可能な成岡翔選手という時点で、大変にすんばらしいどころの騒ぎではない。ついこないだまで、レオ・シルバ選手と一緒に中盤でプレスしまくった成岡選手が前線に投入されるんだから、あぁ。これで、後半も敵陣ゴール前で効果的なプレスが継続されるぜやったぜ万歳。となるのも道理である。そして、そんな新潟ファンの喜びが交代直後に上乗せサクサクとなるのだから恐ろしい。

後半10分、カウンターから田中亜土夢選手が前線の岡本英也選手へボールをつなげると、岡本選手が即座にクロス。一度はセレッソのGKキム・ジンヒョン選手に弾かれるものの、そこにつめた成岡選手が押し込んで、ついにっようやくっっやっとのことでっっっ。アルビレックスが得点。2ヶ月以上、得点を見てなかった現実がことのほか重いけれど、だからこそ、1-0というスコアに感動できることもまた事実である。後、やっぱりアルビレックスは考えない&相手に考えさせる余裕を与えない攻撃のほうがいい。センスがなくても、リズムとスピードで相手を自分たちの世界に引きずり込むことは可能なのだから。

後は、まぁ、2013年の夏への回帰である。危ないシーンを守田達弥選手ががっつり止め、いわずもがなのレオ・シルバ選手が無双。ディエゴ・フォルラン選手を要するも、試行錯誤が長引く長引くセレッソ攻撃陣を上手く絡め取って刈り取って受け止めて、試合はそのまま1-0で終了。大きな、とても大きな1勝を手にすると同時に、川又選手関連でやきもきしまくったファンが、よーーーーーーーーーやく一息つけることが本当に素晴らしい。あわせて、この試合でもベンチ外だった件についても、しっかりとYahooのトップページは掲載。うん、まぁ、あれだ。アルビレックス史上、初となるスキャンダルになる、かもしれない。ファンも関係者もまったくそんな雰囲気を感じてないんだけれども。あわせて、次節は8月9日、アウェイでヴィッセル神戸戦である。

[編集] 導火線に点火しました

8月6日、各種報道機関が一斉に川又堅碁選手の移籍に関する報道を解禁。なんと国内の5チームから正式にオファーが届いたという記事が各種スポーツ新聞はもとより、アルビレックスのスポンサーでもある新潟日報に掲載されたことから、とりあえず、2014年8月6日は新潟県にとって重苦しい1日となることが確定。1人の選手の動向が確実に県の経済活動に悪影響を与えることとなる。

ちなみに、移籍金については、1億にいってない。どころか。5000万円にもいってない可能性が高い。ついでに、クラブライセンス制度と共に絶賛緊縮財政中である清水エスパルスがオファーを出している時点で、もはや知りたくもない。

あわせて、川又選手にオファーを出したチームがこれまた微妙なチームが多く、横浜・F・マリノス名古屋グランパスセレッソ大阪FC東京、そして最後に清水エスパルスという時点で、すいません。相当な確率で移籍が失敗する未来しか浮かばないんですが。というのも、基本、川又選手のプレイスタイルというのは新潟の堅守速攻に特化した、カウンターで相手のDFラインが整う前の得点や、サイドから崩してクロスをワンタッチでゴールするというスタイルであり、日本人選手離れしたガタイと前線における献身的な守備、何よりも泥臭さと評される体のぶつけ合いを惜しまない攻撃性が川又選手の持ち味だというのに、すいません。オファーしたチームの中に、確実に川又選手を飼い殺そうとしか思えない戦術のチームが存在してるんですが。

ちなみに、J1でもっとも川又選手のプレイスタイルとチーム戦術が合致するのが、選手全員が動けてガタイが良くてぶつかることをいとわない上、J1屈指のクロスの精度を誇るサイドバック安田理大選手を要するサガン鳥栖と、堅守速攻に特化しているヴァンフォーレ甲府、さらに問答無用、攻撃力が上がるならどんな選手でも欲しい徳島ヴォルティスなどが挙げられ、この3チームについては移籍即レギュラー確定でもおかしくはない。あわせて、今回オファーを出した名古屋グランパスも基本、カウンター戦術でガシガシ体をぶつけるチームであるため、レギュラー争いは激しいものの、プレイスタイルはあっている。

けれども、パスサッカーだのポゼッションなどという足元の技術と判断力、何よりも技術が無ければ無いほど鋼のメンタルを求められる戦術と、初スタメンと言われた2011年のホーム柏レイソル戦で緊張のあまり腹を下してしまい、結局、その座を酒井宣福選手に譲ることになった川又選手については、相容れないどころの騒ぎではない。そして、上記の川又選手のプレイスタイルについても2013年の時点で研究されまくって、2014年にはゴール数が激減している中、チームを挙げて、どうやって相手DFのマンマークを外すかを模索している真っ最中に今回の移籍報道である。新潟県民は泣いていい。心の底から泣いていい。とりあえず、新潟県の経済活動のためを思えば、代理人の心変わりを願うか、後は、ひたすらに、8月15日までに海外からのオファーが来ることを祈るほかない。

あわせて、どうしてこんな話になったかについては、いかんせん情報が錯綜しまくっているため、まだ詳細に語ることはできないけれど、海外移籍のためにアルビレックスからの複数年契約を保留した川又選手サイドの動きに対して、チームが即ベンチ外へ外したという話であり、そこに国内からオファーが来まくったという話のようである。こういった動きについては、0円移籍の悲劇を繰り返したアルビレックスの歴史を思えば、当たり前である。幸いなことに、多くのアルビレックスファンは今回の移籍報道に関するチームの方針を支持している。

が、支持したところで気が狂いそうになることも確かである。チームも選手も、場合によっては移籍先のチームすらも不幸にする可能性がある以上、川又選手の代理人の能力を疑って当然の話である。あわせて、チームの戦略のためにはエースでありチームの顔である川又選手ですら特別視しないフロントと柳下正明監督の意思が恐ろしい。本当に恐ろしい。後、チームの未来を見据えての姿勢を支持するファンもまた恐ろしい。後、お茶が怖い。

[編集] 先にこちらが爆発しました

8月6日、川又堅碁選手の国内移籍騒動が過熱する項目を書いたわずか数時間後、いきなり別の場所に飛び火するのが実にまったくアルビレックス。しかも、川又選手と絡んでの話となっているため、実にまったくアルビすぎるアルビレックスである。というわけで、なんと川又選手と同じ代理人と契約している坪内秀介選手が電撃的にジュビロ磐田へレンタル移籍することが決定。寝耳に水どころの騒ぎではない上、アルビレックスのウィークポイントである左サイドバックの層がさらに薄くなってしまうことも覚悟の移籍である。この段階で、移籍の裏から見える意思の強さが半端ないどころの騒ぎではない。

しかも、悪夢の2012年の大逆転サヨナラ残留劇を支えてくれた大功労者の突然の移籍である。

というわけで、すいません、今回の移籍でよーく分かりました。アルビレックスのフロントは将来の禍根をつぶすためだったら、代理人との関係を選手ごと切ることも辞さないことがよーく分かりすぎるほど分かりました。正直、日本における代理人ビジネスの歴史の中でも、滅多にないレベルで非情な采配が振るわれた結果、アルビレックスは戦力を大幅に削減することになるものの、アホな代理人に振り回され続けての戦力削減という、どこぞの2012年のガンバ大阪がはまったドツボを回避することに成功したという話であり、それ以上に、アルビレックスというチームの方針を、現在の選手およびこれから来る選手、それ以上に既存の代理人たちにきょーれつに刻み込むことに成功した、という話である。

つまり、アホな代理人と契約するようなアホな選手は覚悟しとけという話であり、監督と一緒にファンの総意を汲み取りつつ関係の深いメディアを通して情報をコントロールし、さらにはフロントがチームの未来をしっかりと把握し、それに沿った運営をすることで10年以上もJ1にいるチームに対して、たかが契約金の多寡と選手の海外志向、さらには契約内容のどうこうで代理人が無理やりに吹っ掛けたらどうなるか。

結果、自分とこのビジネスが破綻して信用が失墜したとしてもそれはそれでしょうがない。そして、あにはからんや、関係者についてもとばっちりが及ぶのはなおさら仕方ない。あわせて、この話はある意味、そのほかのちゃんと情報をコントロールできるJチームが模倣してしかるべき話である。とりあえず、代理人を介した人間関係の構築の結果、人間関係ごと吹っ飛ばされても情報をコントロールさえすれば被害は少ないという話は、ある意味、今後のJリーグの裏のビジネスモデル足りえる。

けど、まぁ、2013年度のベストイレブンを半年でベンチ外に置き、ゴタゴタの中で移籍という話は、今更ながらとてつもない悲劇であり、今後、新潟のチーム情勢が下降したとしてもしょーがない話である。けど、まだ何とかなる。けど、ACLはもとより賞金圏内は諦めた上でのイチからのデナオシである。

あわせて、坪内選手がいなくなるとただでさえ人材不足のアルビレックスの左サイドバックがさらに厳しい話となり、専門職が足りなくなってヘタに怪我人が出たらまーた紅白戦も出来なくなるという話もあるものの、幸いなことにイ・ミョンジェ大野和成選手のほか、小林慶選手の左サイドバックでの起用が試されており、出場機会によっては化ける可能性もある。もっとも、まずは無難に勤め上げることが先だけれど。そのため、今回の坪内選手の移籍に際しても、ギリギリ何とかなるというのがファンの総意であると同時に、夏場を迎えて台所事情も厳しいジュビロにとって、両サイドバックができる坪内選手の移籍はかゆいところに手が届く話であり、ここ数年、大変にお世話になっている柳下人脈のお返しという意味では、両チームのファンも納得できる移籍である。

そして何より、今回の移籍がリーグ全体に与える影響は大きく、アルビレックスというチームが血のなみだを流して育て上げた生え抜きの選手とチームのフロントとの間を円満に取り持つことが出来なかった代理人について、移籍の主導権が代理人にではなくチームにあることを明確にするという点において、これ以降の移籍の話における重要性が段違いである。今回の川又選手に関する一連の騒動は代理人ビジネスによってボロボロにされた欧州の各リーグへの反省という意味でも、Jリーグの今後という意味でも大変に重要である。そして、レンタル移籍であれば、代理人の頭を通り越して2つのチームと選手の了解で可能になるという話が出てきた以上、代理人をけん制することが可能になり、それはチームのイニシアティブをチームが保持し続けるための一つのスキル足りうる。無論、使わなければ使わないほどいいスキルであるけれど。

[編集] ラファエル・シルバ選手を獲得

8月7日、さらにアルビレックスに激震が走る。なんとただでさえ移籍関連でひっちゃかめっちゃかの状態の中、新戦力として、ラファエル・シルバ(Rafael da Silva)選手をスイスの2部リーグに所属するFCルガーノより獲得。もちろん、レオ・シルバ選手と同じくブラジル人であり、そして、その、ポジションが、フォワード・・・。

なんだろう。とりあえず、アルビレックスのフロントが怖い。本当に怖い。

なお、思いっきりレオ・シルバ選手とかぶるため、アンサイクロペディアでは正式名称が決まるまではラファエル選手と明記するものである。あわせて、ラファエル選手のステータスについてある程度公開すると、1992年生まれの22歳、身長179cm、73kg。2013年7月にブラジルのコリチーバFCからルガーノに移籍後、スイス2部リーグで1年間に10ゴールを獲得。なお、プレイスタイルとしては、いわゆる足元の技術のあるフォワードという話になり、ドリブルやファーストタッチの技術でアルビレックスに違うリズムを取り入れることが期待されるという意味では、ホージェル選手と同じ、試合終盤に相手DFを引っ掻き回せる選手を補強できたという意味合いが強い。

つまり、よりアルビレックスの交代の妙が強化されたという話になる。あわせて、これから先、アジア大会やU-23の国際大会などで鈴木武蔵選手がいなくなる機会が増えるため、その穴を埋められることも大きい移籍となる。

もっとも、基本、クセの強いアルビレックスの戦術である以上、まずは慣れることから始めないといけない上、それ以上の問題として、川又堅碁選手の移籍問題が収まる前にアルビレックスのFW陣への補強が実行されるという時点で、ちょとだけ悲しい。無論、チーム運営としてはまったく間違いではないのだけれど、悲しいものは悲しい。

なんにせよ、わずかな希望が潰えた気もしなくはない移籍である。

[編集] 模索は続くよどこまでも アウェイヴィッセル神戸

8月9日、アルビレックスファンの心が「代理人のクソったれ」でほぼ一つになった状態でのアウェイ神戸戦は、新潟ファンの心象風景そのままに、台風が直撃する寸前の中、大荒れに荒れた試合となる。

なんせ、開始1分に左サイドバックのイ・ミョンジェ選手を上手く狙われてペドロ・ジュニオールがPKを獲得。けれども、こりゃまた新潟ファンの悪運の強さを見せ付けるかのように、キッカーのマルキーニョス選手が外して試合はそのまま膠着。もっとも、基本、新潟のフォワードというものは飾りか置物か、もしくはフォワードらしき何かであるため、相手の度肝を抜くようなシュートをするでなく、相手に突っかけて突っかけて、PK狙いと見て相手が緩めるほど突っかけるわけでなく、さらには相手キーパーの思い通りの動きしかできないため、新潟に得点を取られたら交通事故です。

3点以上取られたら、隕石の衝突か何かです。

それぐらい、素直で心優しいまっすぐなフォワードではなくて、ふぉわああどです。というわけで、あえて言います。聞くな。後、アルビレックスのフォワードができない攻撃を、全部ヴィッセルがやった件については、正直、考えたくも無い。やはり、川又堅碁選手の移籍問題は、選手の心に深い傷を残している。というわけで、全部代理人が悪い

まぁ、とりあえず、そういう結論になってしかるべき敗北の中、そう言われても仕方ないことをやっちまえば、そう言われる。そして、そう言う。心をこめて。

というわけで、深くを語らずに試合結果だけ。後半47分、守りに守り続けたGK守田達弥選手をあざ笑うかのように、ヴィッセル神戸のセットプレーが炸裂。MFチョン・ウヨン選手のコーナーキックを河本裕之選手がドンピシャリでヘッドで叩き込んで、そのままタイムアップ。1-0、またしても、1-0、ウノゼロで新潟が敗北。少なくとも、後半戦、5試合で4失点しかしていないチームが、1勝4敗という時点で、実にまったくアンサイクロペディアらしく笑うしかない。しかも、得点がわずかに1、5試合やって、4試合完封負けって、どう見ても2012年の東口無双で薄氷の勝利を重ねたまったく逆の光景が繰り広げられている。そして、その原因が実にまったく明確で、犯人はすでに特定されており、関係者にも粛々と処分が行われているにも関わらず、当の代理人がまったくの無傷という時点で、気が狂いそうになる。

けれども、新潟がこれほど苦しむのは、クソ代理人が選手を騙してチームの実情を理解させずにいいとこどりをした上で、チームに多大な被害を及ぼしてなおかつ、代理人の懐に巨額の利益を入れるためである以上、そういった有象無象が蠢くJリーグに少しでも風穴を開けるよい機会であり、金で全てが回ると思い込んでいる連中に現実を叩き込むにはよい機会である。同時に、心から。本当に、心から言わなければいけない。

アホ。


次節は、8月16日、ホームで大宮アルディージャ戦である。なお、PA内で極限まで粘るアルビレックスのフォワードが見れたら、野生の朱鷺の巣立ちを見るぐらいの奇跡の光景ですので、乞うご期待。

[編集] 少々お待ちください、イロイロと準備が必要ですので

8月12日、ついにというかようやくというか、川又堅碁選手、名古屋グランパス入りを決断、とかいう文字が各種スポーツ新聞に踊ることとなり、異様に打たれ強いアルビレックスファンをどん底に近いレベルまで叩き落す。が、どん底でもないのが、アルビレックスのフロントの情報力であると同時に、一言、死ね、代理人という想いがファンの間を駆け巡る。

結局のところ、今回の騒動については、海外への移籍を考える川又選手と移籍金を欲するチームとの間を取り持つべき代理人がアホすぎて、交渉が決裂。結果、川又選手はその価値を落とすこととなり、アルビレックスはたとえ中心選手であったとしてもチーム運営にそぐわなければ試合から外すこともいとわないという姿勢を堅持。そして、打たれ強い上に現状を理解することに長けたファンは、後者を支持することを選んだという話である。

というわけで、今回のJリーグの歴史に残る銭闘は、アルビレックスフロントの大勝利であり、なおかつ、チーム情勢についても、最悪へのダイブをぎりぎり免れる。5試合を1勝4敗、しかも全て1-0という状況でるけれど、それでも、最悪ではないところが恐ろしい。2012年に比べれば、まだ笑ってられる。

というわけで、叫ぶのは少々お待ちください。スポーツ新聞ではまだ、情報としては不明確ですので。

[編集] シー・ユー・アゲイン、ミスターアルビレックス

だからあ、同日に2つのニュースをリリースされるとめっちゃ困るんですって。しかも、ミスターアルビレックスこと本間勲選手の移籍だなんて、本来であれば、ファンが騒然、マスメディアのサッカーニュースのスタッフも動き、さらにはフロントの姿勢についてどーのこーのという話が出て当然のニュース、テンプレート:大も使いまくるような大事件じゃないですかまったく。

ぎゃあ

けれどしかしまったくもって、今はこれが精いっぱい。2014年8月12日午後0時過ぎ。新潟県のサッカーファンに流された本間勲元キャプテン、J2の栃木SCへ移籍のニュースは、淡々と冷静に粛々と静々とファンに受け入れられることになる。これは、2014年の公式戦出場が1試合にとどまっているという事実およびレオ・シルバ選手を筆頭に、激烈を極めるアルビレックスのボランチのスタメン争いに敗北したという現実もさることながら、今後の彼のサッカー人生における伝手の形成と、それ以上に新潟以外のサッカーに触れることの重要性をファンが理解し、そのうえで、本間選手がまだまだサッカー選手として活躍できることも信じているからである。後、栃木の取締役には、日本サッカー界の中でも屈指の名将である松本育夫氏がいるため、稀代のばくち打ちである反町康治監督と松本氏の思想にふれることは、今後のサッカー人生に大きな影響を与えるものと、思いたい。本当に、思いたい。

もちろん、アルビレックスは彼が指導者として戻ってくることを前提に動いているどころの騒ぎではなく、彼がいなければ新潟の良さが1つ消える、むしろこれからのアルビレックスに彼の後を継ぐべき存在を即探さなければいけないとすら考えている。それぐらい、新潟一筋、地元出身、J2時代の苦労を知る唯一の選手の移籍は重い。なお、彼のよさすなわち新潟のよさとは、言うまでもなく度重なる不運にへこたれないことである。アルビレックスに降りかかる数々の不幸、不運、2012年のアルビレックス新潟のような激烈な悪夢の中でも、アルビレックスの選手たちが諦めることがなかったのは、一にも二にも本間選手の類まれなるきゃぷてんしーのおかげである。なお、ひらがなで書かないとそのすごさは伝わらない。彼のようなゆっるーいキャプテンがいたからこそ、選手が選手をつぶさない、ファンも選手をつぶさずに、どんなに負け続けてもある一線で耐え続けることができ、そうやって彼の積み重ねたチームの空気のおかげで、2012年の10月11月を乗り切れたことは、ある意味奇跡であり偶然であるけれど、どんだけえっぐい成果だかと思うと、正直、言葉にできない。そして、アルビレックスというチームにおいて、若手が委縮せず、跳ね返されても跳ね返されても格上の相手やチームメイトに挑み続けられたのは、本間キャプテンの存在がなければ不可能であったわけで。

いや、まぁ、必然の敗北を重く受け止めないチームというのはよくもあり悪くもあるけれど。それでも10年にわたって最悪を回避できたことは素晴らしいわけで。

よって、今回の移籍によって、アルビレックスがバラッバラになってもおかしかないのだけれど、残り5勝、勝ち点40という明確な目標を考えれば、まぁ、何とかなる。はず。少なくとも、ACLを目指していたチームとしては悲しい話だけれど、そういう現実をうけとめるからこそのあるびれーっくす。こういうとき、ゆっるーいきゃぷてんしいを持った本間キャプテンは、周囲に、自分でやらなければいけないと思わせる達人であり、最後の一線でチームを踏ん張らせることについては、もはや神の域に達していた。

ということにする。

なお、褒めてないように見えるのだけれど、めっちゃくちゃなべた褒めである。改めて、本間勲キャプテンのこれからの活躍を祈るとともに、新潟だけでなく、栃木でも、緩いからこそ自分でやらなければいけないという空気を育ててくれることを祈るものである。

とりあえず、ついにこの時が来てしまった。嗚呼。

[編集] ばかあ

というわけで、皆さん、お待たせしました。8月12日午後5時ジャスト。アルビレックス広報より一斉に川又堅碁選手、名古屋グランパスへ移籍とのメールが送付されました。

では、みなさん、用意はよろしいでしょうか。隣近所に迷惑がかからぬよう配慮ください。あわせて、川又選手への恨みつらみはすべて、クソ無能代理人のほうへぶん投げてください。いいですか、いきますよー、

馬鹿あああ


あー、くそったれ。なお、名古屋との契約期間はおよそ2年半、年俸は推定で4000万円、移籍金については3000万円程度ではないか、とのこと。あわせて、新潟との契約金と名古屋の契約金の額がほぼ同じな件についてはつまり、その分、買いたたかれたということである。あわせて、今回の移籍については、Jリーグの代理人ビジネスに風穴を開けたどころの騒ぎではなく、それまで海外志向を理由に代理人が所属チームと契約をさせずにそのまま0円移籍で安いイメージ張り付けたまま海外へ島流し、というケースを打破したことはことのほか大きい。むしろ、日本人選手が安く買える宝くじ、もしくは只でもらえる金の成る木でしかなかった現実がようやく終わったということになる。

そもそも、海外のチームだって金がかかっているからこそ試合に出そうという気になるわけで、単に0円で移籍するだけ年俸も安く抑えられるだけの移籍だったら、ほぼ移籍直後に次の移籍要員になって当然、そう思わなかったらただのバカ。結局、移籍先も商売である以上、使えなかったら干すだけの話である。そのため、試合に出して勝利するかどうかわからない他国の選手よりも、日本のような金持ちの国で、単にネームバリューだけで取って後は野となれ山となれで十分元が取れ、しかも、向うは移籍失敗でも、日本へ戻すことでまた商機が生まれるんだから、試合に出さなくても特に問題はない。まったくないわけで。そんな、スポンサーからの金やもしくは日本からの移籍金目当ての、ある意味、日本人選手をバカにした移籍が続いていた中、ようやく、日本と欧州で価値観を維持させる環境を整える、つまり、0円移籍を目指す選手の価値を0円にするというチームが現れたことは、大変に素晴らしいことである。

なんにせよ、今後の代理人ビジネスが非常に難しくなったと同時に、もう1つ、決定的に素晴らしい話が存在する。それは、移籍金問題がこじれる間、チームへの悪意をすべて、一切合財、何もかも、代理人に向かわせるという手段が形成されたことである。

そして、その移籍金のこじれは代理人と契約するほかの選手にも影響があるものの、これ幸いにチームの改革をばんばんに進めても、その余波やらひずみなども一切合財、アホの代理人に背負い込ませることが可能になった件について、ぜひとも、他のJチーム、特に育成型のチームは参考ください。新潟は、この1か月間で、よーく考えてみるととんでもないチームの改革を成し遂げようとしてますが、そのひずみもファンからの悲鳴も何も、すべてチームはスルー。重い敗北も、ベテランの移籍も、何よりもシーズン当初の目標がほぼ不可能になったことですら、代理人が原因だということで一致。

ちなみに、もし川又選手の代理人が普通の契約を結ばせて、2014年12月のシーズン終了をもって海外移籍+移籍金がっぽりとかいう話で進めていたとしたら、かくばかり大規模な選手の移籍を、ほぼ1人の責任に負わせることが不可能であると同時に、アルビレックスの肝である新しい血の無理やりな入れ替えが停滞する危険もあったわけで。そういう意味でも、今回の移籍問題に関するアルビレックスのフロントの動きは、鬼である。

あわせて、川又選手に関する情報を名古屋グランパス関係者のみなさんがものすごく欲していると思いますので、手短に説明すると、徹頭徹尾、カウンターでしか使えない選手だと思ってください。考えさせて、最善を選ばせて、技術を駆使してプレイとかいう話は川又選手のためにやめてください。後、メンタルは弱いようでふてぶてしく、調子に乗ると手が付けられませんが、考えさせた瞬間にもろもろが崩れ去ります。また、上手なクロスを上げられる選手をご用意ください。あわせる技術は天下一品です。また、ガッツリマンマークを背負わなくてもいいよう、ある程度、力のあるフォワードも準備ください。

なお、こういった話については、打たれ強いアルビレックスファンだからこそ、血の涙を流しつつ、情報を操作、徹底的に操作することで、それなりに破綻を防いでいられるため、その他のチームのファンは決してマネをしないでください。J1で23ゴールも上げた選手が他のチームに移籍して気が狂わないで済むというのは、本当に奇跡です。

[編集] 課題多くとも ホーム大宮アルディージャ

8月16日、嵐の一週間もようやく収まり、傷だらけでボロボロであるけれども、ようやく次の一歩を踏み出せたアルビレックス。改めて、死んだ子の歳を数える気にはなれないものの、さりとて、その反動で今いる子を持ち上げても意味がない。できることからせにゃあしゃーない。というわけで、大宮アルディージャ戦である。幸いなことに、2014年シーズンの大宮アルディージャは、2013年シーズンから続く選手と監督との軋轢がチーム情勢に悪影響を与えるほど顕在化しており、なんと、チームの雰囲気を維持するのに欠かせない、日本語ぺらっぺらな外国人選手が夏の移籍で中東へ引っこ抜かれた結果、チームがよりバラバラとなったなんて話がある。そして、後半戦開始よりまったく勝利から見放され、監督の解任騒動まで勃発する中、改めて、改めて、アルビレックスのお墨付きですんばらしい外国人選手であったチョ・ヨンチョル選手を使いこなせなかったアルディージャの何かについて考えたくなる。

まぁ、考えるも何も、チームというものは、監督選手フロントファンが一つになって、1つの勝利を目指してようやく勝ちきれるというのがあったりまえの世界であるにも関わらず、2014年の大宮が、2013年のジュビロ磐田2012年のガンバ大阪レベルで、それぞれが明後日の方向を向いていることも確かである。むしろ、川又選手の移籍問題がこじれればアルビレックスがそうなっていた可能性すらあった。けれど、そこから巻き返すことに長けたチームが大宮というものであるため、決して油断は出来ないのだけれども、8月の段階で得点が取れないアルビレックスが守備組織が破綻しているアルディージャと試合を組める段階でありがたく、アルビレックスらしくない幸運さが身に沁みる。なんにせよ、秋口から急激にチームを立て直すことに定評のある大宮戦については、夏の対戦を心から喜ぶものである。

この試合、アルビレックスは懸案のFW問題にさらにメスをいれ、ついに成岡翔選手をFWとして先発させることを決断。早い段階で前線からの強烈なプレスを主軸に戦術を組み立てることを選択する。実際、一瞬のキレでの得点はなくとも、2013年のアルビレックスで無双ぶっこいた「相手に絶え間ない圧力をかけ続けて、相手のDFラインを常なるプレッシャーで整えさせないことを目的にした戦術」を再度導入した結果、ただでさえ崩壊しかけていたアルディージャのDFがさらに混乱。なんと、前半20分にアルビレックスのセットプレイで失点するというJ1のチームにあるまじき体たらく。いや、まぁ、ひどい話だけれど、アルビレックスのセットプレイが良かったなんて話はほっとんどありえない以上、こういわれても仕方ない。ちなみに、成岡選手の得点については、セットプレイからの折り返しにアルディージャのDF陣が反応しきれずに、PA内でつながれると、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手がDFを背負った状態でオーバーヘッド、わずかにゴールからそれるという軌道を成岡選手が押し込んで先制に成功という話であるため、うれしいんだけれどもうれしすぎるものでもない。けれど、予測力がちょいとアレでこぼれたボールへの反応がさらにアレなアルビレックスFW陣がなしてかくばかり長期間にわたってセットプレイで得点が取れなかったかを知らしめるゴールである。

つまりあれだ。こぼれ球が来た際に、来た!と思って反応するのと、来る!と思って準備しとくのとではコンマ数秒という大きな差が生まれるってことだわな。後、DFを背負ってのプレイというものには、背負ったなりの技術があるちゅう話も少々。

というわけで、成岡選手のFWへのコンバートについては柳下正明監督のチョイスがまず成功したといえる。しかし、その上でなお、点が取れないからこそのアルビレックス。改めて、川又堅碁選手の存在感が懐かしいと同時に、でも今シーズンの川又選手の前線からのチェイスがまるでダメだったことを考えれば、一選手の動向に左右されずに、アルビレックスのために、より前線からのプレッシャーを重視する戦術を選ぶことに間違いは無い。

いや、死んだ子の歳どころか成長記録を語りたいレベルで、言いたいことはたくさんあるけれどもさ。

試合はそのまま前半を終了。で、問題の後半。大宮はアルビレックスにとって因縁のある選手を投入してくると同時に、それが大当たりするんだから、アルビレックスのネタ度というものは実にまったく困ったものである。というわけで、後半開始早々に投入された大宮のMF泉澤仁選手は効果的なドリブルでアルビレックス守備陣をズッタズタにしまくるのだけれども、その泉澤選手は思いっきりアルビレックスユース出身の上、早くからトップチームへの合流を期待された中、阪南大学へ進学。多くのファンからもったいないと思われつつ、より強力になって帰ってくるかと期待した中、2013年になっていきなり大宮に掻っ攫われたなどという話がある。まぁ、レオ・シルバ選手を筆頭に強烈な層の厚さを誇ったアルビレックスのMFよりも、出場機会のある大宮のほうがいいよなーという新潟ファンも多かったのだけれども、いかんせん、その新潟ファンが一様に頭を抱えるプレイをアルビレックスユース出身の選手が見せ付けるとなると、さすがに問題である。

というわけで、後半15分、泉澤選手がアルビレックスの右サイドバックの裏を狙うパスに効果的に反応。ハンドオフで松原健選手を崩して体幹の強さで吹っ飛ばしてボールを奪取すると、そのままゴールめがけて突進。そして、ラストパスがゴール前にまで走りこんでいたムルジャ選手の足元にわたりそのままきれーにゴール。1-1。うん、まぁ、あれだ。新潟らしいや。その後、前線からのプレスがパッタリと止まり、徐々に大宮ペースで試合が推移。二度三度とGK守田達弥選手のビッグセーブがアルビレックスを救い、ピンチの連続、という話もあるものの実際はしっかりといなしている面もあるため、後は、そう。いつものアレを待つばかり。

ということで、後半25分のアルビレックスの選手交代であるバテバテの成岡選手に代わって、ついに指宿洋史選手がビッグスワンのピッチに立つことになると同時に、J1初出場おめでとうございます

さらに、岡本英也選手に替わって鈴木武蔵選手が投入されると、一気に試合はアルビレックスペース。そらあ、前線からのプレスがもう1回最初から始まったわけだから、アルディージャも大変である。けれど、それでアルビレックスが点を取れたかというと、そんな話も極少数なわけで。後はいかに、後半投入の選手一堂が、大宮ディフェンスのクセを把握し、さらには接触プレイを恐れずに、何よりもアルビレックスの戦術を崩さずにプレイするかである。

そして、見事、指宿選手がやり遂げる。と同時にJ1に順応できることが判明。そして、アルビレックスのFWとして立派に活躍できることがが判明しました。

うん、まぁ、その、でかいって正義。てゆうか、手足の長さがとんでもないため、PA内で本来求められたヘディングでの高さよりもずっと大事かつアルビレックスにとって一番に必要だった、PA内での冷静な対応が、指宿選手の投入でもたらされたという話である。アルビレックスの選手の中で誰も持っていなかった、PA内で1秒以上時間が稼げる能力を体感させてくれる選手が出てきた結果、アルビレックスのドタバタFW陣がようやく冷静な判断を行える時間ができました。

後半42分、PA内に放り込まれたボールを指宿選手が受けると、山本康裕選手、小泉慶選手との細かいパス交換から最後は鈴木選手へ渡すと、鈴木選手はキーパーの虚をつく狭いスペースへけりこんで2-1、アルビレックスのチャンスメイクもさることながら、大宮のDFの対応力もちょいと、というプレーで新潟が勝ち越しに成功。とりあえず、この得点は、前半から大宮DFが絶え間ないプレッシャーでラインの維持すら困難なほどボロッボロになった結果でもある。もちろん、指宿選手のおかげでアルビレックスの足元の技術がつたない選手でも、PA内での効果的なパス回しが可能になったことも大きい。そして、このプレイで一体どれだけの新潟ファンが安堵したかについては、言葉にしきれない。

死んだ子うんぬんはともかく、今を生きることに喜びが持てるというのは大変に重要である。

試合はそのまま2-1でアルビレックスの勝利。勝ち点は28に増えて、降格圏のチームとは9ポイントほどの差が生まれる。このままチームの雰囲気を維持できれば、来年も新潟の姿をJ1で確認できると同時に、大宮がJ2へ落ちることになるのだけれども、いかんせん、大宮すぎて、まったく落ちる気がしないのもちょっと困ったものである。

次の試合は8月20日、ビッグスワンで天皇杯V・ファーレン長崎との試合が組まれており、リーグ戦は8月23日にこれまたホームで徳島ヴォルティスと対戦である。移籍に次ぐ移籍で、フィールドプレイヤーが20人しかいなくなった新潟にとって、大宮戦も含めたホーム3連戦は今後のチーム情勢を占う大切な一戦となると同時に、控えメンバーにとっては最後のチャンスとなる可能性が高いと同時に、新規加入のメンバーにとっても大きなチャンスとなる。

[編集] 移籍後の初戦もろもろ

さすがに、ここまでゴタゴタした以上、事後報告もせにゃあなるまいて。なお、信頼と実績のアルビレックスブランドは今回の一連の移籍でも十分に発揮され、移籍した選手全員が移籍直後に試合に出場。中でも、名古屋グランパスに移籍した川又堅碁選手は、ガンバ大阪との試合で早速後半から途中出場。しかも、右MFという、利き足も適正もまるで違うポジションに急遽投入された結果、なぜか、右サイドバックで活躍する矢野貴章選手との連携が発揮され、見事、なれないポジションを無難にこなすことに成功する。もっとも、基本、運動量がある川又選手である以上、パスの精度と細かい判断力さえ目をつむれば十分に中盤でも活躍はできる。まぁ、攻撃面では厳しいけれど、DFの際にガシガシ体をぶつけられるMFというものは、相手にとっては嫌な存在なわけで。けれど、FWとして移籍直後にDF面での適正を求められるというのも少々悲しいと同時に、目下5連勝のガンバ相手に、しかもこりゃまた信頼と実績の東口順昭選手が守るゴールをこじ開けての1-0の勝利に貢献したというのは、ある意味できすぎである。結局、連敗が続いて降格までささやかれていたチームを覆う閉塞感を吹き飛ばすには、川又選手のような濃いキャラクターは大変に有効という話でもある。

そして、ミスターアルビレックスこと本間勲選手については、栃木SCでの初戦、見事スタメンで登場するものの、相手がJ2首位を爆走中の湘南ベルマーレ&藤田征也選手という時点でちょいとまずく、結果、そこここでベテランらしい動きができたものの、16位対1位の試合を決定付けるほどの活躍はさすがに難しかったと見え、0-3で敗北。もっとも、ちょいと悲しい話として、本間選手移籍の時点で栃木の経営問題から来る選手層の薄さについては、サポーターに同情してしまうレベルで厳しいことになっており、まずは2012年5月のアルビレックスレベルで、ボロボロになったチームの建て直しから始めないといけない状況になっている。そのため、敗北にけっこー強い本間選手の存在は栃木ファンにとっては重要になるものと思われる。

最後に、ジュビロ磐田にレンタルで移籍した坪内秀介選手は、早々にスタメンを確保することに成功。夏場を迎えて調子を落としていたジュビロのDFにようやく明るい兆しが訪れることになる。けれど、あのジュビロがアルビレックスからの移籍選手をレンタル獲得後即スタメンという話に少しだけさびしくなる。とてもいい話なんだけれども、やはりさびしくなる。そんな試合は後半終了間際まで3-0でジュビロがリード、坪内選手もしっかりと仕事をし、このまま楽勝かと思われていたところを、相手のカターレ富山が意地を見せて最後の最後で反撃、最終的に3-2まで追い込まれることになる。しかし、そういった反撃を抑えきることも重要で、結局試合は3試合ぶりにジュビロが勝利。とりあえず、とんがっている選手の多いジュビロの中に、調整役の坪内選手の投入することの重要性が今後の焦点となる。なんせ、1位の湘南はともかく、J2で2位をひた走る松本山雅のフロント監督選手ファンの一体感のすさまじさは、まるでどこぞのアルビレックスのJ1昇格時と大変に似ており、しかも率いるのがアルビに大変関係の深い、少ない戦力を効果的に使うことにとってつもないほど定評のあるさすらいの博打うちこと反町康治監督である。

なお、さすらいのバクチメガネというあだ名も考えたけれど、さすがにそれでは失礼である。

そんな選手育成およびフロントとの折衝、さらにはファンのコントロールも含めて名将の域に達している反さんこと、反町監督&山雅については、いっちゃあなんだけれども、試合に勝たないと関係者が一体になれないジュビロよりもずっと精神面で優位に立てていて、なおかつ、戦績面でもやっぱり優位にたっている。このような状況の中、果たして、なまじっか知名度がある分、ピッチの外からのプレッシャーのひどいジュビロについて、坪内選手がうまーく熱気をコントロールできるかが、今後の焦点となる。なんせ、ハナのアル選手がトテモトテモ多いジュビロにもっとも必要だったのが、目立たないけれども縁の下の力持ちプレイヤーすなわち坪内選手なのだから。

あわせて、湘南の藤田選手はJ2の歴史に残る爆走を続ける湘南に無くてはならないプレイヤーとなっており、同じくアビスパ福岡で出場経験を重ねる酒井宣福選手についてもチームの顔として、アビスパが経営危機にも関わらず、福岡ファンは買い取りをって、さすがにそれはまずいだろう。うん。

[編集] どんな相手でも善戦するって、おい 天皇杯V・ファーレン長崎

8月20日、2013年にJ2で旋風を巻き起こしたV・ファーレン長崎との試合は、実にまったくあるびれえっくす、という試合となる。つまり、その、マジメに文章を書きたくないけどかかなしゃーない、という試合である。具体的に言うと、前半17分に田中亜土夢選手のフリーキックで先制するものの、そこからはまったくその新潟の得点力不足が、たまねぎか、それともサメ皮でおろしたわさびのごとく新潟ファンの目にしみる。そして、後半に明らかに暑さで動きが悪くなる新潟を諦めないことで定評のある長崎の選手が押し込んでいくってんだからもう。J1の強豪とも善戦するアルビレックスは、J2の下位チームとも変わらずに善戦します。えぇ、その得点力不足を原因にして。

まったくもって、ジャイアントキリング達成の条件が整いすぎじゃありませんか?後、新潟の山本康裕選手にイ・ミョンジェ選手と指宿洋史選手、さらにはラファエル・シルバ選手が天皇杯への登録の都合で出場できないって時点で、あるびれつくすのとくてんりよくについてはおさつしのとおり。

そして、試合終了間際に同点にされるからこそあるびれええええええっくす。後半41分に長崎のMF古部健太選手に左サイドからのどうってことのないクロスを合わせられて同点。1-1。ソン・ジュフン選手の一歩が届かなかったばかりに、世の中は悪いほうに転がっていく。そして、やらんでいいはずの延長前半、しっかりときっかりと、長崎に逆転される新潟。せっかくなので、太字にして長く後世に伝えておこう。

長崎に逆転される新潟。延長前半11分、ゴールからかなり距離のあるフリーキックで、ものの見事にマンマークを引き剥がされ、髙杉亮太選手がアルビレックスのDF陣の裏を疾走、そのままボールをトラップしてゴールにたたっこんだ段階で、まぁ、あれだ。あほう。明らかに動きが悪くなったどころではなく、明らかに精神的、メンタル的にやばい動きだった件については、全て川又選手の代理人のせいである。心をこめて、そういう話にする。

後、ここを見ている長崎ファンの心を振るわせる文章として、年棒が安くたってチームが弱くたって同じピッチで同じボールを追っかけているかぎりメンタルの強いほうが有利に試合を運べる。これは、どこの世界でも同じ話である。

いやー、うん、やっぱりフィッツジェラルド舞行龍ジェームズを育てたチーム、つよいなあ。後、アルビレックスの得点力はホンオフェなみにファンを涙させるなあ。で、試合はそのまま1-2でアルビレックスが敗北。いや、うん、その、なんだ。このしょーもない敗北についても、元を正せば川又堅碁選手の代理人が悪いという話に落ち着くのはさすがにどうかと思うけれど、アルビレックスの底なしの得点力に直結している事実である以上仕方ない。

改めて、FW陣の建て直しが急務だと思う反面、この問題については、確実に年をまたいで対応せざるを得ないってことがよく分かる以上、どうしようもない。勝負事というものは、相手と一緒に見てから判断するんでは遅いわけで、相手の反応をいかに上回るかが勝負だってのに、イケイケオセオセの長崎相手にこの体たらくである。せめて誰かキャプテンシーを発揮してくれと思いたいてえときに、新潟にそんな選手がふんだらら。まぁ、改めて言おう「さらばACL」。

もっとも、チームの建て直しの真っ最中だってことを考えると、この結果も受け入れるべき現実であると同時に、2014年の前半戦の悪いところが全て出た試合でもあり、その中でも最も悪い何かを語ろうとすると、即座に代理人の3文字が出てくるという話もまた問題である。たとえ、事実だとしてもスケープゴートとしての使い勝手がレオ・シルバ選手並みにいいという話も問題である。まぁ、2014年シーズンの間は、心をこめて使用せざるをえない。

あわせて、次の試合は中2日、8月23日にホームで徳島ヴォルティス戦である。ちなみに、同じく天皇杯3回戦で浦和レッズ川崎フロンターレがともにJ2チームであるザスパ草津・群馬愛媛FCに敗れ、さらには横浜・F・マリノスギラヴァンツ北九州に、柏レイソルジェフ千葉にそれぞれ敗れているため、あるびれっくすのきずあとはおもったよりもあさい。でも、かくばかり、新加入選手の得点力に期待せざるをえない現実が、ことのほか重い。

[編集] 鈴木武蔵選手、U-21日本代表に選出

8月21日、韓国仁川広域市で開催される第17回アジア競技大会(9月19日~、なおサッカー予選は9月14日から)のU-21日本代表選手が発表され、アルビレックスからは鈴木武蔵選手が選出される。なお、選出の基準として1チーム1人という大変にありがたい規定が設けられた結果、オリンピック予選のたびごとにチームがボロボロになったなんて話を回避することになり、もっとも懸念されていた松原健選手の選出や小泉慶選手のステップアップといった話はひとまず回避されることになる。

無論、選定の基準についてはアジア大会だけの話であり、2016年のリオデジャネイロオリンピックについてはJ1チームにとって厳しい選手の選定基準が設けられる可能性が高い。無論、アルビレックスの選手が選出され続けるかどうかは時と場合によるけれど、悲劇とそれ以上の喜劇を覚悟しておかないといけない。

あわせて、今回の鈴木選手の選出については、日本人若手選手随一のポテンシャルと、何よりも今後の成長を見越しての選出である。この部分についてひらたく言うと、あんまし得点についてはほにゃららという話である。とりあえず、経験が少なすぎて、頭がいいプレイというかずるがしこいプレイがずえんずえん出来ない鈴木選手については、とにもかくにもアルビレックスが、まず試合経験を必死になって植えつけている真っ最中であり、なおかつ、いまっだに、その芽すら出てこない件については、お察しのとおり。そのため、今回のアジア大会についても、全国のサッカーファン以上に新潟ファン全員がよーく分かっている話が多すぎて悲しくなる。

けれど、チームにとってはかなり重たい話で、9月13日の23節ホームベガルタ仙台戦から最短で9月23日の25節ホーム浦和レッズ戦(予選敗退)までフォワードのレギュラーだった選手が欠けるわけで、最長で27節の10月5日、ホーム川崎フロンターレ戦(決勝進出)までいなくなると、正直、本来であればファンもチーム関係者も青ざめてしかるべき状況である。のだけれども、実にまったく冷静なアルビレックスファンというところが頼もしいと同時に悲しい。結局、今回の代表選出は鈴木選手にとってもチャンスであると同時に、夏の移籍で獲得した指宿洋史選手やラファエル・シルバ選手にとっても下克上のチャンスであるとファンがみーんな分かってるっちゅうことである。そのため、代表選出によって鈴木選手がひゃっほーいなんて話はまったく逆で、代表に選出されても試合にも出れず活躍できずにさらなる成長を見込めず、なんて話になった場合、韓国から帰ってきたら自分のポジションを奪われていたなんて話になる可能性もある。むしろ、その可能性のほうが高い。

あわせて、よりむごい話を言うと、多くのファンが補強した選手にアルビレックスの得点力不足を解消してほしいと願っている以上、そうあってほしいという気持ちもふんだらら。

つまり、今後、アジア大会が始まるまでに活躍するか、もしくは大会で活躍しないとどうなるか分かっちょるだろうな、という話でもある。無論、実にまったくアルビレックスらしく、補強した選手もまったく点が取れないなんて悲劇の可能性もあるんだけれどもさ。

[編集] 混沌とする残留争い ホーム徳島ヴォルティス

8月23日、天皇杯をメンバーを落として順調に負けた徳島ヴォルティスと、フルメンバーで戦ったのになぜか負けたアルビレックスの試合は、まさにメンタルの差が試合結果の差となって生まれる。なんちゅうか、うん、選手の動き悪すぎ。てゆうか、目標を失いすぎ。そらあ、開幕前の川又堅碁選手をブラジルにだのGO!ACLだのという話が夏を前に頓挫したことは確かであるけれど、その後の試合を全て消化試合にする理由にはならないわけで。

ちなみに、そんな新潟県民の心であるのだけれども、さして波だっていない。もっとも、これには大きな理由があり、8月22日に行われた夏の甲子園準々決勝、新潟代表日本文理高校対福島代表聖光学園の試合、5-1で日本文理が勝利し、2009年以来となる準決勝に進出した時点ですでにアルビレックスが長崎に負けた程度の話はどうでもよくなっており、正直なところ、徳島に負けてもなお、県民の心は24日に行われる三重代表三重高校との試合に釘付けであることは間違いない。

間違いないんだけれども、うん、まぁ、なんだ。こういうときに限って最下位徳島に負けるのがアルビレックスだと思ってましたよもう

試合は前半、徳島のファーストシュートがアルビレックスのゴールに突き刺さって幕を開ける。とりあえず、前半5分、PA前の混戦から一度外に出たボールが最終的に徳島の高崎寛之選手へドフリーの状態で渡ってそのままシュート。きれいなカーブを描いてゴール左隅に突き刺さると同時に、なして相手チーム1のゴールゲッターをフリーにするんですか。

そんなとき、こういった悲劇に慣れている新潟県民は8月19日に行われた日本文理対富山代表富山商業との試合、9回裏の逆転サヨナラホームランを思い出すことで精神を抑えることができる。

しかし、そうは言ってもアルビレックスだってそれなりに強いチームである。心をこめて、クエスチョンマークをつけたいけれど、一応は強いチームである。即座に、FWに抜擢された成岡翔選手が同点ゴールを返すのだから、ちゃんと試合に対する心がけができている。本当にこういうピンチのときには頼れるベテラン選手が大事である。というわけで、前半27分、松原健選手のクロスを岡本英也選手がダイビングヘッドで競り、田中亜土夢選手が折り返した後、最後は成岡選手がまさにごっつぁんゴール。オフザボールの動きとポジショニングの上手さを見せ付けると同時に、うん、まぁ、なんだ。

前半29分にその成岡選手が負傷。FWに抜擢されてから、アルビレックスで一番得点を重ねていた選手がいなくなるのが実にまったくあるびれっく・・・

・・・ぶっ


直後に、鈴木武蔵選手が投入されるものの、うん、まぁ、あれだ。聞くな。とりあえず、日本文理が準決勝に進出したのは、アルビレックスの持っている幸運を神にささげたためである。その結果、前半38分、ゴール前の混戦からたまたま高崎選手がドフリーになるのも仕方なく、またまたシュートをゴールに突き刺すのも仕方ないじゃないですか。

それとも何か?アルビレックスはそういうシュートがゴールから外れるような幸運なチームだと思ったか?まぁ、相手のゴールゲッターを2回もフリーにするようなチームだとも思ってなかったけれどもさ。しかし、そうは言ってもまだ前半。2-1というスコアは十二分に取り返せる上、ひっくり返せるスコアである。

あぁ、アルビレックス以外のチームではな。というわけで、この後、アルビレックスは意気消沈という4文字熟語が似合うチームNo1を目指すかのごとく、散漫なプレーが連発。頼みのレオ・シルバ選手も疲労からミスが目立ち、決して上手くはなく怖さもさほど感じない徳島を相手に、苦戦どころか、精神的に優位に立たれた上、うまーく試合をコントロールされるってんだから実にまったく困ったものである。

後、誰でもいいです、アルビレックスのFW陣に、バランスを崩して倒れた後、寝ながらボールを見るんではなくて、急いで立ち上がってからボールを見るよう言ってください。そして、それ以上に、誰か、アルビレックスから慢心を取り除いてください。元が弱小チームだってことを思い出させてやってください。そして、このままでは慢心相違ならぬ満身創痍なんてレベルじゃねえぐらいに実にまったくあるびれつくすがAlbirexすぎてアルビたいことも理解してにいがた。というのも、前半47分にレオ・シルバ選手がイエローをもらった結果、次節のガンバ大阪戦の欠場が決定。しかも、後半42分には大井健太郎キャプテンがこの試合2枚目のイエローカードをもらってこりゃまた次節に休養が決定。そして、成岡選手、である。

これは何か?本間勲選手や坪内秀介選手といったいざというときにいてほしいベテランを軒並みレンタルで出したことに対する何かの抗議でしょうか?それとも、アルビレックスというものはこういう生き方しかできない不器用な存在なのでしょうか。まぁ、絶対に器用じゃない。絶対に。であるからして、不器用なファンの心をつかんでいるんだけれども、それにだって限度がある。成長のない不器用なんてものは悪夢である。けれども、試合はそのまま終了。選手達のメンタルが最悪なまま、まったく次節以降の希望もクソもないまま、後半はビッグスワンをファンの怒号と選手のため息が押し包むことになり、1-2でアルビレックスは敗北。徳島は勝ち点12に到達すると同時に、勝ち点16で苦しむ17位大宮アルディージャの尻尾を捕まえることに成功する。あわせて、残留ラインギリギリ15位のヴァンフォーレ甲府ですら勝ち点21という時点で、どんだけ下位チームの勝ち点がやばいのか、って話になる。

なお、心をこめて現実逃避を謀る意味で、アルビレックス及び各チームの勝ち点を振り返ると、ぶっちゃければ、ここまで下位のチーム情勢が悪くなかったら、アルビレックスは相当やばかった。無論、現状でも降格の危険はあるものの、それでもまだ、残り4勝で勝ち点40が計算できるだけまだマシであり、それ以上に、後半戦開始直後からチーム内のゴタゴタのおかげで不調を極めるアルビレックスであるものの、なぜだかそれ以上にフロント以下選手やファンがゴタゴタしてるチームがいっぱいという幸運の中、勝ち点28で11位である。ちなみに、後半戦でアルビレックスが勝ったチームが、ゴタゴタしてて絶賛チーム崩壊中の大宮とセレッソ大阪であることは偶然ではない。しかも、上位陣もそろってチーム情勢に不安を抱えているため、言っちゃあなんだけれども、まともに点をとってそれなりに勝ち点を積み重ねていたら、軽く優勝争いに加わっていた。実際、1位の浦和レッズの勝ち点が41しかないため、後半戦調子を落とさなければ上位争いも可能であり、次節以降、まかり間違って、もしくは何か変なものでも食べて、なんだったら悪魔に魂でも売り渡して連勝することが出来たらば、ACLという目標も達成可能であるのだけれども。

残念なことに、2014年8月末の段階で、アルビレックスの情勢はどん底にある。次の試合は、8月30日に東口順昭選手が絶好調で、後半戦になって大躍進したけれども、実は勝ち点31でアルビレックスとさほど変わらないガンバ大阪戦である。とりあえず、ベテラン選手が田中達也選手しか残ってない件についてはいかんともしがたい。どないせいちゅうねん。というわけで分かりやすい話として、精神を維持するためにやるべきことをやる。

がんばれ日本文理。

[編集] 松原健選手、日本代表に選出

8月24日、祈る新潟県民の目の前で三重高校が4点目を取った瞬間にいろいろといろいろなものが折れた4日後。完封負けの傷もいえぬまま夏休みの終わりを迎えようとしていたさなかの28日。びっぐさぷらーいずがやってくるのが世の中というものである。この日、9月5日と9日に行われるキリンチャレンジカップウルグアイベネズエラと戦う日本代表選手が選ばれるという話があった中、わずかにかすかに守田達弥選手が選ばれたらいいなーとかいうレベルでしか興味の無かったアルビレックスファンに、世の中は動いていることを知らしめたのが、新たに日本代表監督に就任したハビエル・アギーレ氏。

彼にとって初めてとなる日本代表選出が行われた中に、なんとアルビレックスから松原健選手が選出される。なんとアルビレックスから、右サイドバックの有望株、アジア大会で引っこ抜かれたらシャレにならなかったはずの松原健選手が、アンダー代表をすっとばしてA代表に選出された結果、あるびれっくすに大きな喜びと大変に困った、とても困った現実が襲い掛かるというのが実にまったく世の中というものである。

そうです、松原選手は大分トリニータからレンタルで新潟へ来ているのです。

ということはつまり、貧乏なことに定評のあるあるびに所属している選手が、まかり間違って日本代表に選ばれるか、もしくは選ばれそうになったらどうなるかというと、ついこの前、大変に嫌な思い出を背負ったばかり。ということはつまり、即座に代理人と呼ばれる職種の人が動いて、来年になったら大変にサヨウナラの可能性が高くなったと同時に、買取りの金額についても、ムハッとかいう話になるわけで。無論、大分がJ1に昇格したら即座に凱旋することも含めれば、実にまったくうれしいんだけれども大変に複雑な現実であるんだけれどもまぁうれしい。

世の中、なるようになるさ。

あわせて、この選出によって改めてアルビレックスの異常なサイドバック育成能力が証明されることとなり、酒井高徳選手、キム・ジンス選手に加え、鹿島アントラーズで活躍する西大伍選手に今回の松原選手と、右左満遍なくサイドバックの代表を輩出している。これは、アルビレックスの特色である内田式何でもできるサイドバックの思想が功を奏した結果であると同時に、組み立てに参加して決定的なパスも出せ、ドリブルで突破した上でゴールに結びつくクロスを上げ、その上でしっかりとディフェンスを怠らず、場合によってはセンターバックのケアに走るという、大変に書くだけなら簡単な内田潤元選手現アカデミーコーチがアルビレックスで実際に行ってかつ広めた思想でありスタイルである。で、これらのプレイのために何が必要かというと、人並みはずれた持久力とスタミナお化けの異名、さらには驚異的な心肺能力が必要になる。幸いなことに、松原選手はそれらをすでに有しており、後は試合経験とガタイ、体幹の強さを獲得すれば、日本代表の条件を一発でクリアという状況だったため、先行投資としてアギーレ監督が手を出すのもよく分かる。

ちなみに、もう1つ、気持ちの強さという話もあるけれど、リーグ戦再開直後の浦和レッズ戦でビューティフルオウンゴールを決めてもなお、折れなかった精神は見事である。逆に言うと、あれだけのゴールを見せ付けられてもなお、松原選手の才能を信じて擁護した一部のファンは、大変にいい目利きである。

なんにせよ、8月30日のガンバ大阪戦の暗雲が少し晴れたということを喜ぶと同時に、先の長雨への覚悟もようやくできる。長雨を乗り越えるきっかけさえあれば、何とかなる。ま、12月の大嵐は確定したんだけれどもさ。

なお、松原選手の代理人にどんな方が就くか、もしくは就いているかは分からないけれど、お願いですから、金の多寡を最善だと考えるのはやめてけれ。何よりも人間関係と選手の未来、そして信頼が一番です。えぇ、銭ゲバで醜態さらしまくって残ったものが悪名だけなんて話は、本当にやめてけれ。

[編集] 来シーズンへの試金石 アウェイガンバ大阪

8月30日、中心選手がガッツリ抜けた状態でのアウェイガンバ大阪戦は、来シーズンのアルビレックスを考えるために重要な一戦となる。特に、先発に抜擢された指宿洋史選手については、途中交代での出場とは違う動きが求められると同時に、アルビレックスの宿業である得点力不足をその個人技で何とかしてもらいたいという話をしたいってときに、立ちはだかるのが東口順昭選手。じつにまったくアルビらしいやどちくしょう。

また、レオ・シルバの代役として小泉慶選手が中盤を支え、大井健太郎キャプテンの代りにソン・ジュフン選手が最終ラインを任された段階で、このメンバーが2015年シーズンに生き残れるかどうかを占う大事な一戦になる。なお、幸いなことに成岡翔選手の怪我は軽く、ベンチスタートとなる。

で、試合開始直後、幸いにも投入された若手選手がしっかりとプレーをしてなおかつ、アルビレックスらしくないともいえる前線での動きから多くのチャンスを生み出すと同時に、岡本英也選手がブルーノ・ロペス選手の後継者であることが、心に重くのしかかる。いや、前線でのプレイの構築や崩しに必須なパスワーク、そしてアルビレックスの選手として必須であるスタミナの面でFW陣の中で随一だということは確かなのだけれども、いかんせん、新潟ファンですら心に来るシュートの決定率がやばいなんてもんじゃない。リーグ戦1得点ということはつまり、そういうことである。もっとも、岡本選手以外のアルビレックスのFW陣の得点能力について、MFが本職の成岡翔選手がチーム随一という時点でまずいのだけれど。

そんな形で若手の成長と心に重いFWの得点能力の2つを堪能させてくれた前半、アルビレックスにもう1つ決定的な不足成分があることを思い出させてくれたのが、日本を代表するセットプレイの名手、遠藤保仁選手だってところがもう。前半31分、アルビレックスの左サイドで得たFKが綺麗な放物線を描くとガンバDF西野貴治選手が上手に合わせて1-0。まぁ、あれだ。ディフェンスリーダーのいない試合というものは、そういうことだ。んで、そのわずか8分後に1失点でまたぞろ意気消沈を繰り返す新潟の悪い面が出た時点でうぉいってことだ。

前半39分、左サイドを崩したDF米倉恒貴選手からのクロスをドフリーの倉田秋選手が頭で合わせて追加点。2-0。(中略)、前半44分、PA手前で二川孝弘選手がシュート。3-0。

とりあえず、あれだ。選手の動揺を抑えられる選手が存在が、大井キャプテンのほかは本間勲元キャプテンしかいなかった弊害がここに来てドカンと来たわけで、後、いかに大井選手とレオ・シルバ選手が固かったかという話のほか、さすがに小泉選手とソン・ジュフン選手に彼らなみの活躍を期待するのは酷である。けれど、2015年シーズンのことを思うと、やはり心が重くなる。せめて、ドフリーでシュートされるのはやめてくれ。後、誰かがプレスをしてくれるという気持ちが見えるどころの騒ぎではないレベルで散漫なプレーで失点するのもやめてくれ。結局、足が後一歩届かない失点ではなく、チームとして機能していない状況での失点が積み重なることで、非常事態にチームを引っ張る人間が誰もいないことがよーく分かる試合になってしまう。チームのために動ける意識を持つ選手が見えてこない試合になってしまう。まぁ、徳島ヴォルティス戦で大井キャプテンがレッドカードをもらった時点で覚悟はしてたんだけれどもさ。ここまでひどいと思わなかったアルビファンも多いわけで。

ここまでひどいと思ってたファンもけっこーいるのだけれど。

そんな実に冷静で淡々と3-0という現実を受け入れつつ始まる後半戦、柳下正明監督は左サイドバックの大野和成選手と岡本英也選手を入れ替え、成岡翔選手と鈴木武蔵選手を投入。けど、左サイドバックには山本康裕選手が入り、もっとも得点の期待できる成岡選手がMFの位置でプレイする時点で、点が遠いどころの騒ぎではない。そして、何よりもガンバの攻撃力のことを考えれば、前線の選手を厚くするよりももっと大事なことがある。そんな予想が見事に当たり、後半27分、佐藤晃大選手のシュートをGK守田達弥選手が防ぐものの、こぼれたところをつめた倉田選手が本日2点目となるゴールをたたっこんで4-0、おかしいな。こんなにもキーボードが重く感じる文章、初めてだ。後、アルビレックスの試合で八百長という言葉を使用したくなったのも初めてだ。

で、後半45分にリンス選手が決めて5-0。耳を澄ましてください。新潟県から乾いた笑いが聞こえてきます。

しあいはそのままなにごともなくいきしょうちんしてなにくそというぷれーをみせることもないままだれもなみだをみせるようなにんげんのいないたいはいとなりまする。とりあえず、もうちぃっとばかし、選手層の薄さを何とかしなければならないと同時に、次節まで2週間ほど期間が空くため、その間に攻撃面をどうにかしないと監督の進退問題にまでいく気がしてならない。この試合の問題点、それどころか2014年シーズン最大の問題点は、5失点のDF陣ではなく、無得点のFW陣にある。

次の試合は9月13日にホームでベガルタ仙台戦である。

[編集] 9月

川又堅碁選手の移籍騒動とそれに伴う大量の選手の移籍から1ヶ月、明らかにアルビレックスの弱体化が異常進行して戦績も悪化って、むしろ良くなるわけがない。アルビレックスの根本に位置するショートカウンターの思想は鳴りを潜め、チームはまさに迷走の一途をたどるべくしてたどっている。そもそも、2015年シーズンの姿がまったく見えてこない。

まぁ、中心選手が移籍するとだいたいこうなる。

そのため、いつも通り、を吐きながら次の選手を育てなければいけないんだけれども、幸いというか不幸なことに、レンタル選手である松原健選手が次代のスターにピックアップされるところが実にまったく2014年のアルビレックス。いや、うれしいんだけれど、もしアルビレックスのフロントがちゃんとした買い取り契約を結んでなくて、育てたら育てた分、即座に収穫されたなんて話になったら、目も当てられない。その上、鈴木武蔵選手はまだ荒く、小泉慶選手は今年デビューしたばかりで若すぎるため、どうあがいても松原選手押しになるのは間違ってはいないんだけれども、小骨が喉元に引っかかる。けど、だとしても、育成を主体としてきたチームである以上、選手の成長を糧に前へ進まないといけないわけで。問題は、そういったチームの未来を示す情報量が、運が悪いと9月に決定的に不足する。むしろ、不足する可能性が高い。つまり、日本代表の試合に松原選手が出なければ、出ても活躍できなければ、活躍した選手がピックアップされ、アジア競技会で鈴木選手が活躍しなければ、活躍してもスポットライトが当たる前に敗退すれば、やはり新潟のファンが欲する次の一歩の情報が足りなくなる。

チームというものは、強くなればなるほど、ファンが必要とする情報の量が増え続ける。そこをマスメディアが埋められるうちはいいのだけれども、いかんせん、勢いが落ちたり中心選手が移籍したチームからは、メディアが離れて当然なわけで、自然とファンがやきもきするだけの情報しかこぼれてこなくなる。これは仕方ないけれども、いなくなった選手の次にメディアが生きていくための情報量を供給できる成長株が控えているチームだとその動揺は抑えられるため、そういう選手がいるアルビレックスはまだ幸運である。のだけれども、マスメディアがこれからもピックアップし続けたくなる実力のある選手にまで、果たしてアルビの若手選手たちが育っているかというと、実際の数字が全てを物語るわけで。

もっとも、数字が一定レベルを超えた瞬間に移籍の魔の手が伸びてくるのも知ってる。よーく知ってる。そのため、2014年9月は、ある程度ファンがやきもきしても仕方ない1ヶ月であるとハナっから諦めるものとする。もっとも、各種対外試合で大活躍して情報量も拡大、ファンもうっきうきになった直後のシーズンオフに、気が狂いそうになるのとどちらが幸福なのだろう。まぁ、どちらにしろ不幸なことはアルビレックスのいつもの姿である。

[編集] 雨雨フレフレ ホームベガルタ仙台

9月13日、アジア競技会でU-21日本代表の、なぜだか中心選手になった、なってしまった鈴木武蔵選手を欠いてのベガルタ仙台戦inビッグスワン。なお、鈴木選手について、足は速いが判断、決断のスピードについては聞かないでほしいというのが、全国のサッカーファンに対するアルビレックスファンの正直な想いである。あわせて、この試合は、前節の欠場でファンにトラウマを与えた大井健太郎キャプテンとレオ・シルバ選手が復帰。少なくとも、あんな5-0とかいう失態はないだろうという多くのファンの想いとは裏腹に、攻撃面についてがあんな失態だろうなあというのがアルビレックスの現実であると同時に、全てのファンの想いであるところが少し悲しい。

試合はそのまま、まさにファンの想いが具現化したかのような試合となり、アルビレックスは守り、そしてゴールは入らない。いつものという言葉を使いたくないけれど、使わざるをえないくらいいつもの光景が繰り返される。

さらに、この試合で先発に復帰した成岡翔選手が、なんていいますか、その、前半7分に左ひざを負傷して急遽、田中達也選手と交代。アルビレックスにおける最強のFWが、いきなりいなくなってしまったんですが。後、一番悲しいのが、本来であれば叫ぶレベルで悲しいはずなのに、アルビレックスの不運に慣れすぎてこの程度では心が動かなくなったという事実が深く悲しい。

そんな試合は、いつもどうり前半を0-0で折り返すと、急激に強くなった雨の中で始まる後半。2013年だと、相手のスタミナ切れからアルビの無双モードが始まるのだけれども、2014年は逆にアルビレックスのほーがスタミナ不足を露にするんだから実に困る。もっとも、基本、残留争いとかいう話が付きまとうチームは後半のスタミナ面に不安が残るからこそ、残留を争っているという話が多いため、前半にアルビを押していたベガルタも後半15分過ぎから徐々にペースダウン。アルビレックスの惜しいシュートが続くことになる。本当に続くことになる。

えーっ、とくてんですか?徳利って天ぷらになりますか?

・・・イカ徳利なら可能か。というわけで、バッシャバシャの大雨の中、後半29分に田中達也選手に代って岡本英也選手が投入され、よーやく、2013年のアルビレックスで無双した交代が再現される。その結果、イカでも瀬戸物でもいいんでとにかく天ぷらにしてくださいという想いが見事に当たるんだから、実にまったくアルビレックス。後半32分、ゴール前絶好の位置で田中亜土夢選手がファールをもらうと、FKを見事レオ・シルバ選手が叩き込んで1-0。なんでしょう。セットプレイでアルビが得点するという光景が信じられない光景にしか思えない事実が信じられない。後は、2013年のアルビレックスの再現である、再現であるといわせてください、再現させてくださいというファンの想いと15分間が、雨雨雨のビッグスワンに選手と一緒に駆け巡る。その結果、2013年を思い出すような見事なプレイで、最後の力を振り絞るベガルタの攻撃も上手くうまーく受け流すことに成功。GK守田達弥選手のビッグセーブもさることながら、1-0で浮つかない姿勢が一番うれしい勝利である。

もっとも、この勝利に喜ぶ前にこれから先のスケジュールに気を引き締めないといけないのもあるびれっくす。次節は9月20日にアウェイでサンフレッチェ広島と、さらに23日にはホームで浦和レッズと、そして27日にはアウェイで名古屋グランパスと、ここまで相性の悪い相手との3連戦という時点で気が重いなんてもんじゃない。とりあえず、引き分けでもよしとする相手がここまで連なるのはやべでぼらいだい。けど、まぁ、実にまったくあるびれっくすだから仕方ない。

[編集] アジア競技会開幕

9月19日に開幕する2014年アジア競技大会韓国仁川広域市)に先駆けて、9月14日に始まったサッカーの予選。アルビレックスの鈴木武蔵選手は予選第1試合の対クウェート戦で見事2ゴールを上げて勝利に貢献すると同時に、日本全国のサッカーファンとそうでない人々からの視線も集めることになる。とりあえず、アジア予選後のそれなりの観客増員が見込めるという点においてはうれしい話であるものの、いかんせん次の相手が優勝候補のイラクという時点で少々心が重くなる。実際、9月17日に行われた予選第2戦では、大方の想像通りに鈴木選手他日本のアンダー代表選手らをイラクのガチメンツが上手にいなすどころの騒ぎではない。実際、イラクの国民的英雄であり、A代表のキャップも120を数えるユニス・マフムード選手がオーバーエイジ枠で参戦しているほか、イラクのメッシとも呼ばれるフマム・タリク選手や俊足と強烈なFKからアジアのロベルト・カルロスの異名を持つアリ・アドナン選手などまさにオールスター。

そんな中で、アルビレックスファンの期待を一身に背負ったすずきせんしゅがかつやくするよーーーなこーーーーけいを思い浮かべるようでは、まだまだ修行が足りない。幾度どなくDF陣の裏を狙うものの、そもそもパス自体が出てこない上、イラクの攻撃がとんでもないと来たもんだ。なに、あの、ロベカル。サイドバックなのに、ゴール前に飛び込んで得点するは、FKをぶっさすわ、結局、日本も中島翔哉選手が1点を返すものの前評判通りに3-1で完敗。鈴木選手の見せ場は結局訪れないまま終わることになる。ちなみに、この話には続きがあり、このまま予選を2位で突破することになると、決勝ラウンド2回戦で韓国と当たることになる可能性が高い。ということはつまり、懐かしきキム・ジンス選手とも戦う可能性が高い、という話である。

あわせて、9月6日および9日に行われた日本代表戦について、事前にハビエル・アギーレ監督が「できれば全員を見たいと思っている」と言ったにも関わらず、やはりというかなんというか松原健選手は力不足であり、試合に出れないままアルビレックスファンは最後までテレビ画面を見続けることになるものの、10月10日に行われるビッグスワンでの対ジャマイカ戦では、確実に観客を集めるためにしゅつじょーすんだろーなーと、うれしいんだけれどもよくよく考えるとあまりよろしくない予想を立てているのがアルビレックスファン。せめて、勝ち取ってもらいたいのだけれども、相手が、さすがに。ねぇ。よくも悪くもそんなところでネタを提供する松原選手がアルビレックスらしいというかなんというか。ちなみに、10月14日にはシンガポールブラジル戦が行われることになっており、せっかくなので実に困ったアルビレックスファンは、ブラジル相手に活躍する松原選手、という書くだけで笑える文章を用意するものである。

[編集] 喪章の似合うとき アウェイサンフレッチェ広島

9月20日のサンフレッチェ広島戦を前に、アルビレックスに激震が走る。なんと、松原健選手の親族にご不幸があり直前の代表合宿でもチームを離れていた影響から、調整不足ということでこの試合ベンチスタート。代わりに川口尚紀選手が出場することになる。この時点ですらかなり大きな話であるのだけれど、さらに現実はその上を行くんだから恐ろしい。この試合、田中亜土夢選手がカードの累積で出場停止、ポイントゲッター成岡翔選手も怪我と、まさにガンバ大阪戦並みに中心選手が欠けた陣容となっており、田中選手の代わりに小泉慶選手がスタメンに名を連ねるという時点で、10代の選手が2人もスタメンという、アルビレックスじゃなければ非常事態宣言が出てもおかしくない状況になる。で、そんなときに限って4-4-2が大好き、カモ、バッチコイというサンフレッチェと森保一監督を相手にするってんだからもう。そのため、柳下正明監督はこれまでにない決断として、アルビレックスのフォーメーションを4-4-2から3-4-3に変更、得点力不足と選手の欠場の2つの大穴を一気に埋めようとする。そして、ついにようやく2人目のシルバことラファエル・シルバ選手がベンチ入りし、ホージェル選手以来となるドリブルを武器にするブラジル人選手が秘密のベールを脱ぐ、かもしれない。

なおポジションの変更については本来右サイドバックの川口選手は一列前の右サイドハーフへと上がり、大野和成選手と大井健太郎キャプテン、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手の3バックとなっている。そして左サイドハーフには小泉慶選手、真ん中には問答無用のレオ・シルバ選手と小林裕紀選手、そしてフォワードとして岡本英也選手、指宿洋史選手、山本康裕選手という陣容になる。

で、前半23分にディフェンディングチャンピオンの一撃を食らうのが実にまったくアルビレックス。悲しいかな、川口選手の右サイドを高萩洋次郎のスルーパスから柏好文選手に突破され、そのままPA内に進入されると、最後は青山敏弘選手に決められて1-0。まぁ、新システムというものはこういうものだという話であると同時に、ここから引いてくる相手にどう立ち向かうかが、今後の焦点となる。こういうとき、指宿選手の存在感が高まればありがたいのだけれども、いかんせん、セットプレイ能力に難のあるアルビレックスにとっては、長身FWという至高の存在ですら戦術に組み込めない時点でやばい。セットプレイ練習をしない伝説を作った浦和レッズが失点の多さからACLを逃したなんていう2013年の話を思い出すレベルでまずい。っで、そんなアルビレックスの弱点を知る森安監督は、しっかりとセットプレイでアルビレックスの攻撃に対応。その結果、前半の時点でシステムに合っている選手とそうでない選手の差が激しい激しい。仕方ないけれども、プレー中に消えた選手が幾人もいた件については、今後の反省としなければいけない。

そんな後半開始直後、もはや儀式として惜しいチャンスを作るものの、いつだってそんな思いとは裏腹にありきたりの悲しいふんじゃららという形で、どこぞの日本の歌謡曲みたいに点が入らないときたもんだ。まぁ、新潟ファンの思いを乗せた歌詞なんていえば、ド演歌レベルになるのだけれどもさ。

だとしても、昭和枯れすゝきだけは思い出さないくださいお願いします。

で、んで、そんで、後半18分に追加点を取られるのもあるびれっくす。いつものように右サイドから崩されると、一度は森崎浩司選手が放ったシュートを寸でのところでGKの守田達弥選手がブロックするものの、こぼれたところを石原直樹選手が押し込んで2-0、まぁ、あれだ。なぜ広島が2連覇できたか分かる試合だなあと。で、なしてあるびは弱いんだかもよおおおおおおおおおおく分かるなと。向こうは戦略が一貫してどう戦うか分かって試合をしているのに、あるびれっくすはその試合のやり方を模索してるんだから勝てる試合は偶然に頼るしかないわいな。しょーがないんだけれどもさ。後、DF陣がしっかりしてるからできる話なんだけれどもさ。その後、ついにというか遅きに失したというか、ラファエル・シルバ選手が投入されるものの、2連覇中の相手が引いて守る時点で、そう簡単にはいかないわいな。けれど、ちゃんとボールを保持し、前を向けることが確認できただけでも大きな収穫である。

試合はそのまま2-0で広島が勝利。とにもかくにも、新システムを導入した後で試合で消えている選手が2人以上いたら試合にならないことがよく分かる試合となる。そして、それが10代の2人ではない時点で、もうちょっと試合に臨むメンタル面を何とかしてほしい。とにもかくにも、2013年後期の試合をもう1度。幸い、次節までには松原選手のコンディションも戻り、欠場した田中選手も復帰するため、それなりに2013年を思い出させる布陣であるのだけれども、いかんせん、相手がJリーグで一番嫌な相手で顔も見たくない相手だってところが実にあれだわな。とにもかくにも、次の試合は9月23日、ホームで浦和レッズ戦である。今シーズン、首位を独走中の相手に果たして、試合になるかどうか。それがまず問題である。

[編集] 毎度毎度負ける試合の前に

9月23日。とりあえず、すでに試合結果は出ているのだけれども、今後のアルビレックスに関わる大事な話から始める。というのも、名古屋グランパスに移籍した川又堅碁選手の件と鈴木武蔵選手の件についていろいろとチェックしておかないと、やっばいなんてもんじゃない。現状は現状として、すでに来シーズンに関する布石を始めないといけない時期になっているため、浦和レッズ戦を奇貨として深層に切り込まないと、同じ間違いを繰り返す危険性が高い。

というのも、8月に新潟県民を地獄に落とした川又選手の移籍の結果は、グランパスにとってまさに大成功で、川又選手はゴールアシスト共に量産、あっという間に名古屋ファンにとって神様仏様川又様レベルでチームに無くてはならない存在にまで上り詰める。そして、わずか1ヶ月でグランパスの順位も一気に上り調子になって残留争いから抜け出すことに成功。ただ、どう見ても、2013年のアルビレックスの光景だよなあと泣きたくなるレベルで、川又選手の活躍、特に得点シーンがそっくりときたもんだ。結局、カウンター&優秀なクロッサー&考えさせる暇を与えない攻撃にマークを散らせる相棒という、まさに川又選手を輝かせるために必須な条件がそこにあり、あった結果の話である。実際、移籍して花開くことが分かる陣容の中に移籍すれば花開くという、大変素晴らしい例がそこにありましたとさ。えぇ、翻って、あるびれっくす。あるびれっくす。あああるびれっくす。

移籍すれば花閉じることが分かっている移籍がそこにありました

えっとですね。とりあえずですね。浦和レッズとアルビレックスの大きな違いがそこにありまして、浦和は、チームを自分に合わせることでチームに利益も悪影響ももたらす人間が大挙してやってくるというイメージに対し、アルビレックスは自分をチームに合わせることで、実力はともかく、チームに悪影響を与えない人間ばかりがやってくる。

としか思えないわけで。

で、浦和レッズは俺が俺がの個人技に長けると同時に、チーム内に不和が生じたら一気に瓦解するもろさを持つのとは別、アルビレックスはあなたがあなたがというスタンスで全員が走り回って、1人のスタープレイヤーを支えることで一気に上り詰めることのできるチームを維持し続けている。けれども、この方式はスターがいなくなったら暗闇の中をさまよい続ける危険性があり、どちらがいいとは決していえない。無論、レッズは莫大な資金と放漫な経営で無理も無駄も多いけれど、それなりの結果を残しているのに対し、アルビは経営規模に比べて信じがたいレベルで安くJ1に残留できる態勢を整えたにも関わらず、タイトルとは無縁である。結局、スター選手がいなくなるとチームも光らなくなるというバクチは、スターを光らせる選手にも一定の水準を求めないと厳しいのだけれども、アルビレックスの悲しい財政は、その一定の水準、すなわちスターを輝かせることのできるレベルの選手を維持できないときたもんだ。

2013年にあれほど輝いた川又選手の調子を2014年に壊滅させたのは、ひとえにアルビレックスの移籍のせいである。その結果、2014年のアルビレックスは、スターもしくはスター候補生がいるにも関わらず、スターのいない戦術を取らざるをえず、チーム全体があなたがあなたがあなたがという、一歩身を引いた試合しかできなくなる。もっとも、東口順昭選手からの速攻とキム・ジンス選手のクロスのない川又堅碁選手を一体全体どうやって光らせればいいんだろう。実際、Jリーグ屈指のクロスへの反応を持つ以外は、足元のヘタな日本人FWでしかなく、優秀なクロッサーを封じられた結果、2014年の前期、川又選手はほぼ無意味な存在と化していた。で、まったく同じように、川又選手以後のアルビレックスでも、優秀な鈴木武蔵選手の裏抜けを支えるスルーパスの出し手もスルーパスを出すためのキープすらできる中盤の選手が存在せず、さらには日本人屈指のポストプレイヤーである指宿洋史選手がいくらボールを納めても、そこから打開できる個人技を持つ選手がいない。

なお、浦和にはいる。いっぱい、いる。

結局、こういった極端なギャップの結果、チームが弱体化したという話を掘り下げておかないと、2014年シーズンの残りの試合が無意味になってしまう。いかにして、光る才能を持つ選手を光らせる選手を育てていくか。特に、マルシオ・リシャルデス選手なみに中盤でボールを保持できてなおかつスルーパスも出せる選手さえいれば、確実に伸びる鈴木選手のようなコマをどう生かすかを考えてチーム作りをしていかないといけない。

あわせて、あなたがあなたがというチーム作りの結果、アルビレックスのチームとしての判断力と決断力の遅さはJ1屈指である。せめて、私も協力しますのであなたもお願いしますレベルでプレイの幅が広がれば、ワンツーパスや個人技、さらには個人技のケアぐらいは自然に出るのだろうけれども。

[編集] 守備に動けて攻撃で止まる ホーム浦和レッズ

9月23日、秋分の日に行われた浦和レッズ戦は、2戦連続して3バックという、改めて新潟の攻撃力を何とかしようという涙ぐましい努力のあとがにじむ試合となる。けれど、相手に考える余裕を与える攻撃しかできないアルビレックスが得点するにはどうしたって偶然が必要になるのだけれども、そういった偶然を伴うプレーができるチームかというと決してそうではないわけで。決して。実際、4-4-2の際に指宿洋史選手がほぼ必然的にハイボールを処理、けっこーな確率でボールをキープするという話の後に、偶然でもいいから誰か走りこんでるとか、偶然でも誰かがノーマークでいるとかいう話は、アルビレックスの守備的意識の結果、ほぼ必然的に存在しないこととなり、なぜだか守備の際に相手選手のマークのつきやすい位置に選手がいるという話が攻撃の際に相当な重荷になる。逆に、ボールを取られた瞬間の全選手のイメージの共有力たるや、J1屈指どころの騒ぎじゃねえ。おかげで、とにもかくにも、J1残留に関してのみは安心していられるのだけれども、まったく試合に爽快感だの高揚だのファンと喜びを共有できる空気が存在しやがらない。

とりあえず、改めて新潟県民の打たれ強さが身に沁みる。後、イタリアの国民がウノゼロ、すなわち1-0の試合を至高と考える理由がよく分かった。マゾだからだ

というわけで、不慣れな3バックでも、基本やることは変わらないアルビレックス。ボールをもたれたら速攻でつぶす。愚直なまでにハイプレスを続けるその守備的意識の高さはJ1屈指であるのだけれども、逆にゴールシーンに関するイメージの共有、すなわちいいクロスを上げるだのいいスルーパスに反応とかいう話のほか、セットプレイ時のマークの外し方、FKの際にゴール前に飛び込む姿なんぞがまーるで出てこないからこそ、実にまったくアルビレックス。てゆうか、チャンスの際にもう1人いてくれというシーンが多すぎる。そんなアルビレックスにはさらに不幸が続き、アジア競技会のために次代の中心選手である鈴木武蔵選手が欠けてしまい、指宿選手を1トップに据えた3-6-1というこりゃまた初めてのフォーメーションになるものの、その結果、すんません。何かが出来る選手が少なすぎです。

結局、ゴール前に飛び込む選手をイメージできればPA内にドリブルだってできるし、確実にあわせてくるキッカーさえいればセットプレイでスクリーンすることも簡単になるのだけれども、残念ながらアルビレックスのチーム内でもっともゴール前でイメージの共有が可能だった成岡翔選手については、怪我の回復が思わしくなく、逆に不在であることがチーム全般に悪影響を与えるという話になる。その結果、柳下正明監督の意図する攻撃なぞできるわけがない状況となる。とりあえず、惜しいシーンはいくらでも存在する。けれどもそれは、結果的に惜しくなっただけであって、ゴールに入れるためのプロセスがつたなすぎるから、GKが取りやすいシュートを惜しいなどと形容しているに過ぎない話の多いこと多いこと。少なくとも、アルビレックスだって基本DF陣がシュートコースを限定し、GKの正面に打たせるような守備をしている中で相手に惜しいシュートを連発させて、失点を極力少なくしている中で、なぜ相手がそんな守備をしないと思えるのやら。そこにうまーくはめられただけの話を惜しいなどと言ってはいけない。

というわけで、浦和レッズの惜しくないシュートを参考にしなければいけない。何と言ってもレッズはサンフレッチェ広島とともに3-6-1で勝てているチームであり、さらにいうならどちらのちーむもあるびれっくすのてんてきである。

前半22分。アルビの左サイドの裏のスペースを上手く突いて関根貴大選手にロングボールが渡ると、ラストパスをゴール前に飛び込んできた興梠慎三選手が見事に決めて浦和が先制。0-1、まぁ、あれだ。新潟の選手にこういったプレイのイメージを共有してくださいといっても、そんなプレイやったことのない選手ばかりすぎるわけで。もちろん、かわま・・・いや、言うまい。しかし、前半はそのまま終わる。少なくとも、失点したシーン以外、守備面は浦和レッズを圧倒。けれど、それは浦和にも言えるってところが問題だわな。

で、問題の後半開始直後の5分、ポジションチェンジでマークをひっぺがして左サイドでドフリーとなっていたDF森脇良太選手に、こりゃまたドンピシャリのロングパスが渡った結果、長躯疾走でPA内に進入、フェイントで1人かわした直後にシュートで0-2って、もうなんですかええ。めっちゃアルビレックスの選手全員があわてていることを見越しているからこそ、フェイントが決まってシュートも決まるっていうイメージを、どうやっても浦和レッズのDF陣に当てはめることができないんですがええ。まぁ、でなけりゃJリーグ単独首位なわけはないわな。結局、このゴールをきっかけに試合はいつもどおり膠着。アルビレックスはいつもどおり。言葉にする価値がないほど手のひらで踊らされ、浦和もいつもどおり偶発的なゴールを極力抑えるプレイに徹する徹する。で、こういうイメージだけはファンも選手も関係者も全員共有できるってのもまた悲しい話である。んで、試合はそのまま終了。0-2という相性以前に、アルビレックスの重い課題ばかりが心に残る試合になる。

けれど、まぁ、だからこそ、あるびの足りない話を再確認するにはとてもいい試合であると同時に、いい加減、2015年の話を今から始めるにはこの2試合で負けた経験をどう活かすかである。少なくとも、絶対的両サイドバックがいなくなったアルビレックスに2013年の再現は不可能であるならば、3バックという図式は間違いではない。けれども、浦和のような守備意識や広島のような攻撃という話を突き詰めずに、今いる人間を試すだけ新潟スタイルの模索だけという話では、むしろ2014年に降格の危険すらある。2015年についてはいわずもがな。とりあえず、次節、9月27日のアウェイ名古屋グランパス戦、考える時間を与えない名古屋の攻撃陣、てゆうか2013年のアルビレックスの攻撃の前に、果たして結果が出せるかどうかが鍵である。

[編集] やあどうもお久しぶりです アウェイ名古屋グランパス

9月27日、矢野貴章選手および川又堅碁選手と2人の元アルビレックスのキープレイヤー、だった2人と対峙する試合。ということはすなわち、名古屋グランパスにとってのキープレイヤー2人の動きやら性格やら弱点やら何やらについて、大変に詳細な情報をアルビレックスの各選手たちが共有している試合であることを意味する。これは、今まで聖籠町でやってきた紅白戦の積み重ねであり、何よりも移籍被害者である新潟にときたま訪れるチャンスの1つである。もっとも、あの2人の弱点というものは相当に知れ渡っているのだけれど。しかし、こういった少しでも有利な状況が生まれることを喜ぶと同時に、逆にアルビレックスに所属する選手たちが以前に所属していたチームについて調べると、調べてしまうと逆の意味で悲しくなってしまう。いや、J2所属チームが悪いわけではないんだけれどもね。

アルビ生え抜きの選手を除くと、この試合のスタメン全員、前の所属チームがJ2もしくは2部に属するチームってどうよ。しかも、欧州帰りの指宿洋史選手やラファエル・シルバ選手、レオ・シルバ選手ですら、トップリーグちゃうかった件について、とにもかくにも、世の中はそういうものである。としかいえない。ベンチを含めても、元浦和レッズ田中達也選手と元鹿島アントラーズ岡本英也選手しかいないときたもんだ。

なんとなくせめてライセンス制度の獲得に成功したんだから来年ぐらいはJ1チームの選手を獲得してもいいと思うんだけれども、まぁ、チーム方針だから仕方ないか。

そんな形で元J1チーム所属選手だらけの名古屋と、元J2上がりの選手だらけのアルビレックスが戦う試合は、珍しく、本当に珍しく、ゴールの枠内にボールが飛ぶ試合となる。もちろん、そういうときに限って名古屋のGK楢崎正剛選手が大活躍さ!あったりまえじゃねえか。けれども、この試合でスタメンを勝ち取ったラファエル・シルバ選手もそれに負けず劣らず活躍。数々の惜しいシュートを連発する以上に、前線でのキープ力が某鈴木武蔵選手と段違いであったため、アルビレックスにようやく出掛かりの早い攻撃が戻ってくる。パスの出し手が受け手の性能を考えなくてもいい攻撃が戻ってくると同時に、そもそも名古屋のDF陣がちょいとアレ。無論、矢野選手のがんばりがあってこそ無得点という話であるけれども、だとしてもやっぱりアルビレックスに出掛かりを与えている時点でアレ。

というわけで、前半をいつもどおりの0-0で折り返すと後半開始早々、名古屋の西野朗監督が動き、守備的MFで元コロンビア代表のダニルソン選手を投入。しかし、ようやく前を向いて相手の陣形が整う前に攻撃することを覚えた、もしくは思い出したアルビレックスの攻撃陣が執拗に名古屋DFに襲い掛かると、ついにというかようやくというか後半14分。右サイドから松原健選手のクロスに田中マルクス闘莉王選手がふれてコースが変わるものの、そこに反応した指宿洋史選手がシュート、見事ゴールを揺らして0-1、均衡を破ることに成功する。

ちなみに、この得点の前、セットプレイではない普通の攻撃での得点が思い出せなくて泣きたくなった。なお、しっかりと調べて8月16日ベガルタ仙台戦における鈴木選手の得点以来だと分かった瞬間、別の意味で泣けた。

しかし、この時間帯での得点はアルビレックスのいつもの後半とはちょっと違う上、そもそも、鬼門中の鬼門、浦和レッズ戦に次ぐ敗北率を誇るアウェイ名古屋戦である。一瞬の隙を突かれるだの、勝ってるほうの自滅だのといった話がなければ、9年間も勝てないなんて話はないわけで。そんな話を思い描く中、後半34分に松原選手に替えて川口尚紀選手が投入された結果、いろんな思いを心に描く新潟ファンの多いこと多いこと。でもあえて口には出さない。だから、後半35分に名古屋の中心選手であるレアンドロ・ドミンゲス選手にイエローカードが出されてもさほど心を動かさない新潟ファン。で、直後の後半37分に2枚目のイエローで退場。

・・・何か聞こえてきますが錯覚です。あえて耳をふさぐからこそ、静かに世の中を渡っていけるってものです。えぇ。

とにもかくにも、相手の自滅という話はアルビレックスの試合では本当に久しぶりであると同時に、ああ川又劇場ああ矢野シアターという言葉をそこはかとなく思い出すのが新潟ファンの感想である。心をこめての感想である。とりあえず、この試合、アルビレックスのDF陣がどれぐらい川又選手の長所をつぶしたかについては、ご想像にお任せします。けれど、もちろんというか当然というか後半40分から名古屋のパワープレイが始まる始まる闘莉王選手が前線に顔を出す顔を出す。けれど、反パワープレイに定評と実績のあるアルビレックスの守備陣は、いくつか危険な場面を迎えるもののクロスバーに救われーの審判の笛に救われーのと、まさにギリギリのところで名古屋の攻撃をいなし続け、そのまま試合はタイムアップ。0-1で、およそ9年ぶりとなるアウェイ名古屋戦での勝利を獲得する。

3連敗を覚悟した日程で1勝できたことを喜ぶと同時に、次の試合が10月5日、ホームに強敵川崎フロンターレに迎えるってところが実にまったくアルビレックスの不運属性炸裂である。けれど、勝ち点34で11位という成績はアルビレックスの歴史に残る夏の悲劇を思えば上々であり、何より残留の目標である勝ち点40はもうすぐである。

[編集] アジア競技大会 対韓国戦

というわけで、9月28日に行われた2014年アジア競技大会の男子サッカー、日本韓国戦。0-0の均衡のまま後半43分に川崎フロンターレ大島僚太選手がイ・ジョンホ選手を倒してしまってPKを献上。なお、審判の判定についてはなんら疑問をはさむどころの話ではない、むしろ何とちくるってんじゃあレベルの反則である。で、そのままチャン・ヒョンス選手に決められてそのまま日本は敗退。

なお、日本のエースだった鈴木武蔵選手は、残念ながらそのプレイスタイルを知り尽くした元同僚のキム・ジンス選手の存在により、見事に活躍を封印され後半47分に無念の交代となる。なお、鈴木選手は大会通産5得点を記録、本来であれば活躍した、という形容される内容であるものの、いかんせん、いつもの話ながらいいところの悪いところの差が極端で、イラク戦でも韓国戦でも、結局はDFの能力が高いチーム相手だと期待に沿うことができなった。もっとも、この結果については、すいも甘いもかみ分けたアルビレックスファンどころか多くのサッカーファンにとっても十分に想定内の内容である。これから始まるリオデジャネイロオリンピックの予選への対応や、極力、選手の怪我を避けるようなプレイの選択、何よりも完全敵地の大ブーイングの中での試合経験というものは、今後の代表の試合で必ず役に立つ。と思いたい。あわせて、10月5日の川崎戦が、鈴木選手&大島選手の復帰試合になる可能性が高く、営業面で見ればけっこーおしい試合である。

そして、日本戦から4日後の10月2日に行われた第17回アジア競技大会の男子サッカー決勝に進出した韓国は、北朝鮮を相手に延長後半15分にイム・チャンウ選手の劇的なゴールで勝利。その結果、見事キム・ジンス選手は兵役の免除を獲得することに成功。あわせて、Jリーグのサガン鳥栖で活躍するキム・ミンヒョク選手やチェ・ソングン選手、モンテディオ山形に所属するイ・ジュヨン選手、さらにV・ファーレン長崎イ・ヨンジェ選手他が晴れて自由の身となる。

あわせて、大会の詳細について簡単に説明すると、あれはスポーツ大会ではない。絶対に、ない。

[編集] 10月

夏の移籍の喧騒からようやく一息つき、粛々と来シーズンに向けた備えを考えなければいけない10月。無論、残留争いが激烈を極める中で、決して気を抜いてはいけない、抜いたら2012年のヴィッセル神戸のような最終節大逆転でJ2に降格とかいう悲劇に見舞われかねないのが新潟というチームである。そもそも、DF能力がJリーグトップクラスだというのに、後半戦に入ってからというものまったく引き分けという話がなくなってしまっており、計算できる勝ち点というものが実にまったく少なくなってしまった中で、ぎりぎりの1-0の勝利を積み重ね続けるんだから心臓に悪い。ちなみに、3月1日の開幕戦以降、リーグ戦で新潟が2点差以上で勝ったのは、3月19日のアウェイ徳島ヴォルティス戦しかない。

けれど、悲しいことにFWの中心選手がいなくなってしまった中で、この成績はまだマシなのである。セレッソ大阪のように、中心選手である柿谷曜一朗選手がW杯後に欧州移籍した結果、攻撃面で支えていたDF面が一気に悪化、一気に戦績も悪化してJ2降格の可能性が日に日に高くなっていくなどという話よりも、少なくともDF面の破綻を防いで攻撃陣の成長を歯を食いしばって見守るほうが、爽快感はないけれども破綻しない可能性が高い。後は、ようやく目処がついた指宿洋史選手にラファエル・ダ・シルバ選手、そして鈴木武蔵選手がどうなるかである。

[編集] このばかちんがああああ ホーム川崎フロンターレ

10月5日、台風の接近に伴い全国的に大荒れの天気が迫る中、ギリギリ小康状態を保ってのホーム川崎フロンターレ戦は、開始直前に大事件が発生。なんと、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手が練習に遅刻。罰則のため先発メンバーどころかベンチ入りすらならないという、実にまったく柳下正明監督らしい非情な采配が振るわれた結果、小泉慶選手が左SBとして先発、CBを大野和成選手と大井健太郎キャプテンが担うことになる。あわせて、新潟の強力DFの中心選手であった舞行龍選手の突然の休場はしっかりときっかりと広報を通じてファンに通達された結果、実にまったく武田鉄矢のセリフが似合うどころの騒ぎではない。

もちろん、情報の管理に定評のあるアルビレックスのフロントであるため、もしかしたら、裏の話がほにゃららで、来年度の契約うんぬんでもめたせいで試合出場ふんだららという可能性もあるけれども、こればっかりは神に祈るしかない。少なくとも、移籍金がないとアルビレックスは立ち行かないのだから。

そんな緊急事態の中で始まった川崎戦はしかし、予想に反してフロンターレの強力FW陣を大ゴマを欠いたアルビレックスDF陣ががっちり受け止め、前半から危ういピンチを何度も迎えるものの、しっかりと最後の最後でゴールを許さずGK守田達弥選手のファインセーブがチームを救い続ける。そして、前節にようやく化けてエンジンがかかったFW陣がしっかりと機能。特にラファエル・シルバ選手のハイプレスが異常なほど利きまくり、もちろんレオ・シルバ選手もいつもどおりに刈り取り、結果、4位につけている川崎を新潟が上手にコントロール。

そして前半38分、FKのチャンスからレオ・シルバ選手が芸術的ゴールを叩き込んで1-0、強豪川崎が毛嫌いする魔境ビッグスワンの恐ろしさが、また今年も具現化する。しかし、試合はそのまま前半を終了。いつもどおり押し捲ってもいつもどおりゴールから外れていくボールを前に、多くのファンがいつもどおり1-0で勝てればいいな、後は大久保義人選手や中村憲剛選手といったフロンターレの強力な攻撃陣をどう跳ね返すか、いなすかが焦点だろうと思っていた矢先、信じがたい光景を新潟ファンは目の当たりにする。

後半20分、山本康裕選手がドリブル突破から一気にPA付近に侵入すると、そのまま左足を一閃。見事ゴールに突き刺さって2-0、新潟にとっておよそ6ヵ月半ぶりとなるリーグ戦2点差という奇跡を、雨の中、ビッグスワンに集まった17000人の観客は目撃する。なお、日曜の夜7時、台風が直撃する寸前の雨の中という状態では観客数2万切りも仕方ないけれども、少々さびしい。

が。んがっ。そういう試合のときに限ってろくでもない話をするからこその新潟であるわけで。後半41分、小林裕紀選手のFKをラファエル・シルバ選手が頭で合わせると、あれほど、信じがたいほど、ろくでもないほど、嫌われ続けた新潟のゴールが、ついに、ついに、ついに、3点目を吐き出すことに成功。とりあえず、何があったかは不明であるものの、一選手が遅刻して欠場した結果、チームが大勝するという話は、少なくとも遅刻した選手にとってはいい話ではない。なお、リーグ戦3点差という話は、アルビレックスにとっては奇跡以上の何かであるため、強調する必要はない。後、一選手の自己管理のミスの結果、そういう試合になる、なってしまった以上、そらあ、こんバカちんが、と言われても仕方ない。あわせて、アルビレックスがJ1で対戦相手に3点差をつけたなんていう試合は、2012年のホーム名古屋グランパス戦における5-0とかいう試合以来になるところが恐ろしい。

試合はそのままうっきうきのわっくわくのまま、川崎のチャンスらしいチャンスもないまま、どっきどきなどという話が皆無のまま順調に勝利。てゆうか、なに・あの・ハイ・プレ・ス。春のキャンプで一番汗を流したチームが秋に相手チームを圧倒できるという話は、2013年でも心底味わったけれど、まさか夏場に1度、どん底を経た上で2014年にも繰り返されるとは。まぁ、遅きに失した気もするけれど、それでも、この時期に降格を気にしないでいいチーム状況で試合が出来る。それだけで十分な話である。なお、次の試合まで2週間ほど空くため、舞行龍選手による遅刻による失態と、それに伴うチームの爆発とかいうもろもろに関する挽回は可能である。てゆうか、そうしないとやっばいなんてもんぢゃねえ。

次節は10月18日、ホームでヴァンフォーレ甲府との試合であると同時に、残留圏内である勝ち点40のかかった大事な一戦である。

[編集] 2015年シーズンの始まり

すっかりと秋も深まった10月11日。2015年シーズンの始まりを告げる、新規加入選手に関する情報の第一弾がアルビレックス広報からもたらされる。新潟市出身で元アルビレックスユース所属、国士舘大学FWとして活躍している平松宗選手との新規加入が内定、仮契約が結ばれることになり、2015年のアルビレックスが早くもスタートする。なお、12月の絶叫もといいつもの話については、予定しておりましたキム・ジンス選手および川又堅碁選手の両名とも前倒しで済ませているため、青田買い鈴木武蔵選手、超高額移籍でレオ・シルバ選手、松原健選手の出戻りなどが懸念されているものの、それぞれ移籍の可能性が低いかもしくは覚悟がすでに完了している話ばかりであるため、悪夢悪夢の2014年夏に比べればどうってことはない。多分ない。きっとない。

あわせて、東口順昭選手、三門雄大元キャプテン以来の大卒選手となる平松選手の獲得については、某大宮アルディージャの某泉澤仁選手のように、新潟ユース出身で大学で活躍した選手を横から掻っ攫われた結果、見事J1でブレイクとかいう悲劇を繰り返さないためにがんばったという説に賛成である。

なお、公表された平松選手のデータによると、身長183cm体重76kg、ポストプレーと高さを活かしたヘディングが武器のセンターフォワードという話であるけれども、それはすなわち、同ポジションに思いっきりでかく長く厚い壁がそびえていることを意味する。とりあえず、新進気鋭のブラジル人に日本人で最も高身長のセンターフォワード、さらにはU-21代表の主力選手と、強烈なライバルが3人ほどそろっているという大変に厳しい状況である。のだけれどもの、実は2人だけである。実際、3つの壁となるには2014年シーズンで大変によく身に沁みた鈴木選手の得点力不足が解消されるかどうか、具体的にはそれやったらどうなるかを考えてないプレーが解消されるかどうかが鍵となる。けれども、基本、アルビレックスのいいところはチームのプレイスタイルに合うまで選手を我慢して使い続けるところにあると同時に、合った瞬間即試合に出られるという点に尽きる。そのため、小泉慶選手のように入団直後からガッツガツ当たりにいけて人よりも前に出られる高卒ルーキーがいきなり本間勲元キャプテンを押しのけてベンチ入りとかいう話が2年連続で繰り返されることも十分に可能である。

ただし、そのためには90分間ぶっ通しで前線からハイプレスを行い&ショートカウンターでダッシュを繰り返し、ポゼッションサッカーにも対応した上で、得点を決めるという人外の動きが求められるけれども、そんな新潟のプレイスタイルに沿った動きは平松選手以外のほかの大卒選手もまずできないわけで、そういう無理くりな話を一歩ずつクリアしていけるかどうかである。けれど、もし1つでも春先のキャンプまでにクリアできていたらば、高い高い壁である3人から十分にその座を奪い取ることが可能である、のだけれども、いかんせん、新潟のプレイスタイルがJ1でも屈指のはーーーーどわーーーーーーくである以上、無理な期待はしない。できない。けど、これから大学卒業までどういう計画性を持って行動するかが、半年後、もしくはそれから先の将来を決めることになる。もっとも、んな話はどこの高卒、及び大卒の選手でも同じであるけれど。

[編集] チャンスの目というもの ホームヴァンフォーレ甲府戦

10月18日、秋晴れのビッグスワンに大勢の観客を集め、ついでに地方局でTV放送なんてしちまって、まさにスポーツの秋、サッカー観戦日和、絶好のコンディションの中でアルビレックスの3連勝とかいう話を全て、何もかも、見事に、ことごとくぶち壊すような試合をやってのけるからこそのアルビレックス。

なお、基本的に甲府の戦術が引いて守ってカウンターという話で、アルビレックスがとにもかくにもハイプレス&ショートカウンターという話である以上、かみ合わないことこの上ない試合が予想されたものの、ここまでかみ合わないとは思わなかったレベルでかみ合わなかったというのも珍しい。なお、アルビレックスもヴァンフォーレも、守備陣のがんばりは光った。本当に。まったくもって。レオ・シルバ選手の芸術的な刈り取りを堪能するには、本当に素晴らしい試合だった。だのに、なぜ、歯を食いしばり、こういった話になるかというと、ひとえに両チームの攻撃陣と審判の笛に原因が存在する。

とりあえず、もうちょっと考えて試合をしてくれ。とりあえず、ホームゲームでシュート1本しか打てない時点で、この試合はアルビの攻撃陣が甲府の守備戦術にはめられたどころの騒ぎではないのと、元から貧弱だった甲府の攻撃陣が、アルビレックスのリーグ屈指の守備陣に跳ね返されいなされまくったのと、その上でなお、審判が順調なゲームの推移を邪魔をした、しまくったという、実にまったく新潟県人の精神的にくる0-0の引き分けである。というわけで、まったくもって、両チームの守備陣と甲府の攻撃陣は問題ない。特にない。けど、アルビレックスの攻撃陣の組み立ての意識のなさが余りにもひどすぎ。やばすぎ。

あわせて、この試合は川崎戦で大活躍を見せたラファエル・シルバ選手が急遽試合に出場できないという話になった代り、先発を果たした鈴木武蔵選手が、深くは語らないもののあべしであり、かつひでぶだったうえ、まったくもってたわば。つまり、鈴木選手からボールを奪うことがとれだけ簡単かを、J1チームの多くのDFが理解してるんだなあレベルで、アレ。正直、ヘタクソはヘタクソで仕方ないのだけれど、考えないヘタクソを見せ付けられても困る。結局、チームとして試合を組み立てるどころの騒ぎではないまま、同じ光景が繰り返され、同じ光景が繰り返され、同じ光景が繰り返される。そこから分かる話は、とりあえず、アルビレックスはチームとして絶好の位置でのファールを狙った仕掛けをせず、PA付近でのスローインを狙わず、コーナーキックはいつも空気。たとえ惜しい場面があったにせよ、一片たりとも、攻撃陣にセットプレイの機会からの試合の組み立てという話がない。ない。ない。ないまま、考えずに試合をすると、シュート1本で完封されるなんて話になり、一足早い寒い冬をファンに見せ付けることになる。

まぁ、年中真冬だという気もするけれど、結局、一瞬の判断力が求められるフォワードの動きと、チームとしての判断力が求められるフォワードの動きは違うという話である。シュートを1本しか打てないまま試合をが終わるというのは、普通の崩しからのゴール以外のルートをまったく、全然、とにもかくにも、考えていなかった、想像だにしていなかったという話であり、どんだけ攻撃の手段が無いのか、という話でもある。まぁ、だからこそ、シーズンの得点力がひっでえことになり、相対的に守備力が異常に増すわけだけれども。

そうせにゃ、死ぬる。

なお、この話を突き詰めるとキム・ジンス選手のロングスローとサイドからの仕掛けによるコーナーキックの獲得、さらには、果敢な攻撃参加といったチャンスの目の作成能力がいかにすごかったかという話になり、そこから相手の致命的なミスや味方のスーパープレイで平凡なチャンスを得点に結びつけたことも多々あるわけで、決して、シュート数1での勝ち点1という話は、無碍にしていい話ではない。とりあえず、この試合は、いかにキム・ジンス選手がすごかったかがよく分かる試合にしかならなかった。この試合は、FW陣とその他の選手の攻撃的な試合の組み立て力のなさばかり目立つこととなる。もっとも、もっと大局的な視点で言うと、勝ち点1でも残留につながる時期になるため、んなひっでえ試合でも、実は間違ってはいない。間違ってはいないのだけれど、ひでえものである。次の試合は10月22日、アウェイで清水エスパルスとの一戦である。

[編集] まぎれというもの アウェイ清水エスパルス

10月22日、中3日でのアウェイ清水戦は、秋雨前線の直撃する中で19時試合開始という、まさにすぐ側まで迫った冬の匂いのする中での試合となり、アルビレックスの攻撃陣もまた、いつものように寒い得点力を見せ付ける、そんな試合となる。

なお、対する清水エスパルスは7月に4シーズンに渡って指揮を取り続けたアフシン・ゴトビ監督を成績不振で解任。あの戦力でよくもまあという、チームの立て直し名人は2014年シーズンも健在で、春先に不信を極めたものの、直後から徐々に戦力を整えていき、今年もまたかーという、話になっていた中、なぜそこできる。もちろん、戦績の不信は大きな理由であるけれども、そこから立て直した実績についてはJリーグ屈指であり、アルビレックス並みに育てては取られを繰り返したチームが曲がりなりにも降格しなかったのは、彼の手腕が大きかったにも関わらず。

もっとも、チームに変革を求める気持ちも分かるけれども。

しかし、その結果として、見事なレベルでチーム力も戦績も悪化し残留争いの波に飲み込まれてしまい、アルビ戦を前に残り6試合で勝ち点28の16位、しかも6勝3分8敗で中位を維持していたゴトビ監督の解任後は2勝1分8敗という急降下。そんな中で、3年間1度も敗北も引き分けもないまま、清水にだけは勝つというアルビレックスが相手になるのだからまぁ、大変である。なお、あの2012年でも普通にホーム&アウェイで勝利しているんだから、相性というものは恐ろしい。

んが、そんなフラグだからこそ、即座に折れる。むしろ、折れろ。というわけで、試合開始直後、前半12分にMF大前元紀選手のCKをDFの平岡康裕選手がコースを変えて、最後は石毛秀樹選手がズドン。1-0、いきなりのビハインドで試合がスタートすると、こりゃまたまったくもってもう。アルビレックスのくおうぐえきずいんてえものはもう。いや、正確に言うと、某S選手はもう。なお、名前のほうをイニシャルにするのはやめる。心からやめる。けれども、ある意味、アルビファンの心情というか性質をよく理解したイニシャルをもつ某選手のプレイの結果、アルビレックスの攻撃というものは、大変に相手に理解されやすく対応されやすいものとなり、その結果、意外性というものが存在しない攻撃となるため、テンプレどーり動けば何とかなる、なってしまうという話につながる。そのため、相手のミスが少なくなると同時に、相手の攻撃の芽を摘むのもまたテンプレどーりになるという側面があり、大変に失点を防ぐのに効果的ではあるものの、見てるほうがワクワクという感情を放棄せざるをえなくなる。また、セットプレイについても相手がテンプレどうりに動けばPKなどという話は皆無となるほか、CKなどの動きについてもテンプレが支配。そのため、PA内の混乱というまぎれに対応しきれないで、コースを変えられたり、もしくは変えたりした直後の失点及び得点はあるものの、数限りない駆け引きの中で一発でズドン、とかいう話がいつの間にかアルビレックスから消えた件については、つまり、そういう話である。

まぁ、ショートコーナーやトリックプレイなどが出来るようなチームではない、まったくないことも確かだけれど、そういった引き出しがあり、なおかつそれなりの制度をそろえると、けっこー相手DF陣の判断力のキャパを奪えるのだけれども、まぁ、しょうがない。

そんな素直なアルビレックスが、1点リードされたまま迎えた後半27分。やっぱり、まぎれって大切だよね、後、まぎれに対応できる心構えはもっと大切だよね、というプレーで得点するんだから、世の中というものは。というわけで、田中亜土夢選手が蹴ったCKは一度こぼれ球になるものの、そこを拾った小林裕紀選手からのクロスを大井健太郎キャプテンが頭で押し込んで見事同点、1-1。こういったCKからのこぼれ球や、競り合いでそれたボールなどにDFが得点できるのはいいことだ。もっとも、そういう機会をFWが演出できればさらによく、むしろ、FWはそういったまぎれを起こせるプレーやまぎれに対応したプレーをせな、せっかくの相手PA内に選手がわんさかという得点機会をみすみす逃すことにつながるわけで。てゆうか、めっちゃつながってるわけで。結局、得点を求められる人間は得点機会をまず作り出さないといけない。某S選手の弱点はここにある。

けれどもしかし。そんなアルビレックスにいつもの話がやってくる。まぎれの中でも最たるまぎれがやってくる。

後半45分、誰がどう見てもアルビレックスのCK、と思ったらなぜだか清水のゴールキックになって、えぇっ!という話になって選手もファンも一瞬、気持ちが切れた直後に、ドリブルで仕掛けた村田和哉選手がPA内で上げたクロスを、ノヴァコビッチ選手がズドン。2-1。

・・・


はぁっ?


とりあえず、こんなまぎれを予想できるわけはないんだけれども、こういった誤審が世界中のサッカーに与えた影響の大きさたるやもう、それはそれは。とりあえず、当たり前の話ながら、こんなまぎれに対応できたら八百長を疑われるため、少なくとも、誤審で得点機会を得る可能性を考えてのプレーはしないほうがいい。人として。けど、まぁ、とりあえず、誤審で失点しないことを常時考えてのプレーは重要になる。本当に。心から。まったくもって。

なお、この試合の主審は家本政明氏。これまで、多くのJ1チームのファンから蛇蝎のごとく嫌われた審判による被害が、ついに新潟にまで及ぶこととなった件については、言葉にできない。もっとも、偶然だろうけれどもさ。結局、試合はそのままタイムアップ。アルビレックスは誤審で勝ち点を失い、清水はギリギリのところで勝ち点3を得た結果、順位は残留圏内の15位にまで上昇。なお、残留を争う15位のヴァンフォーレ甲府が引き分けて16位に落ちた他、17位のセレッソ大阪も勝った結果、16位と15位の境である降格ラインが勝ち点30にまで引き上げられ、さらに17位と16位の境も勝ち点29にまでアップ。その結果、2012年の悪夢の残留争いと同じレベルのすさまじい消耗戦が今後1ヶ月の間に繰り返されることもまた確定する。ちなみに、残り5試合で勝ち点38、11位のアルビレックスもまた危険水位の中にいるため、後1勝、さらには1つの引き分けがこれから先、とてつもないほど重要になってくる。あわせて、2012年にヴィッセル神戸が降格したのは自分たちが安全圏にいると錯覚した結果である。そのため、決して安心してはいけない。絶対に安心してはいけない。

次節は10月26日にアウェイでサガン鳥栖との1戦である。

なお、新潟市民、または日本中の新潟市出身者は、9割が強かれ弱かれアルビレックスを応援している。(ということにしておく)

[編集] その他

ビール業界と結託して洗脳活動にも余念がない。けどサッカー日本代表を応援してるビール会社とは違うんだよね
  • 試合は藤前干潟に1〜2週間に一回訪れるという大白鳥の背中の上で行われる。新潟が負けると、大白鳥が死んでしまい、動物愛護団体から訴えられるはめになる為、アウェーチームは勝ってはいけない。、
まあ、その昔、横浜のとあるクラブが6-0で勝っちゃったわけなんだが…。ただし、アルビレックスにそこまで求めていない、つまるところ、現状を十分すぎるほど理解しているファンが多いため、埼玉や大阪みたいにバス取り囲んで監督出せや騒ぎ2012年までは起きていなかった。しかし、1試合ごとに3万人を超える観客動員という新潟市民の人の良さに胡坐をかいていたら、2012年になっていつの間にか2万人前半までファン激減。そして、歴史上初めてのバス囲み。

弱いってのは、つまりそういうことである。
  • ユニフォームの胸に「亀田」の文字が入っている通り、亀田三兄弟が強力にバックアップしている。せやな、貴章、トゥーリオの怒りの矛先に選ばれて名古屋ガタガタにせえよ。
  • 本拠地は新潟市となっているけれど、クラブハウスと練習グラウンドは、田んぼと畑が多く残る北蒲原郡聖籠町存在しており、練習風景の写真からは都会的な建物がまったく見えない。
  • 2002年から2004年まで、大変珍しい金王国国籍の選手である安英学(アンヨンハッ)が在籍しており、J2優勝やJ1残留などに大きな貢献をしている。そのため、いまだにインターネットなどで金王国問題が噂されても、安の活躍があるからなあと感じる人間もいる。
  • なお、2012年に入団したキム・ジンス選手の活躍により、韓国に対しても同じ話が出てくる模様。
  • アルビレックス新潟に在籍歴を持つ選手は、他のJリーグチームでは浦和レッズ柏レイソル名古屋グランパスエイトのどれか2つに在籍歴を持つ選手がしばしば見られる。アルビからこれら3チームへの移出、これら3チームのどれかが古巣の選手がアルビに移入の、両方が含まれる。代表的選手として、山口素弘、安英学、矢野貴章、永田充など。
  • アルービレックス! ドンドンドドドン!! アルービレックス! ドンドンドドドン!! と連呼する応援スタイルが一般的だが、はっきり言えば、テーッハミング! ドンドンドドドン!! からパクっている。そのためか、いつの間にか「ア・イ・シ・テ・ル・ニ・ガ・タ!!」が主流となっている。
  • が、元となっている楽曲がユニコーンの「アイム・ア・ルーザー」というのが実にアルビレックスらしい。正確に言うとアルビファンらしい。元の歌詞がまた素晴らしくて、届かない身動きも出来ない叫んでも叫んでも空回り・・・うっ胸が。
  • エジミウソーーーン(泣)。
  • マルシオーーーーー(泣)。
  • 東口ーーーーー(泣)。
  • ジンスーーーーー(泣)
  • オシムに勝ちたかった。大佐にも勝ちたかった。ヴェルディにも勝ち逃げされた。(←こんなことを書くから2010年の天皇杯で勝てるチャンスを失うことになる。但しヴェルディが勝ち上がったら多分負けてた)
  • 中位論ではこのクラブのことを「新潟さん」と呼ぶ。これは「中位王」こと名古屋様に継ぐ中位力を持っていることから来る敬称である。また名古屋様から新潟さんの間の順位を「中位」とする説も存在する。つまり2010年の場合、1位や2位であろうと中位。10位以下は下位ということになる。しかし、1位が中位というのはちょっとまteという非常識な輩もいる。
  • なお、神社がスポンサーである以上、どこぞの宗教団体と相容れない関係で様々な制約がある気がしなくもない。まぁ、気のせいだ。多分。
  • 実は全星巧者。その昔、Jリーグでオールスターが行われた場合には負けたことが無い。なお新潟は東軍になったり西軍になったり、はっきりしない中途半端な地域なんだ。

[編集] 関連

ExSport.png この項目「アルビレックス新潟」は、エキサイト不足のようだね。
さあ、君もこの記事に胸が高まるような文付け足してみよう。レッツトライ! (Portal:スタブ)
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