アルビレックス新潟

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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディアの専門家気取りたちが「アルビレックス新潟」の項目を執筆しています。

アルビレックス新潟(- にいがた)とは、新潟市を本拠地とするプロサッカークラブである。

目次

[編集] 概要

Jリーグチームであるが、本州日本海側では最大規模を持つプロスポーツチームであり、女子サッカーチーム「アルビレックス新潟レディース」は元より、シンガポール唯一の日本人サッカーチーム「アルビレックス新潟シンガポール」を所有。さらにはシンガポールが出資する形で、2012年にスペインバルセロナに「アルビレックス新潟バルセロナ」を設立。さらに、同じくシンガポールが出資して、2014年1月にカンボジアの首都プノンペンを本拠地とする「アルビレックス新潟プノンペン」が設立するという、実に新潟県民もビックリな増殖を繰り返すクラブである。

その結果、日本で一番世界進出を果たしているクラブチームである。信じられないんだけど、海外に3ヵ所もクラブを抱えるということは、確かにそういうことになる。

愛称は干潟

なお、雪国を本拠地とするチームなので、J1に昇格して10年を経過し、今年こそACLを狙おうなどという話が出たとしても開幕直後に今年こそ降格だろうと思っているネガティブファンが大勢いるのが大きな特色である。今年こそ優勝だ! なんて夢物語は口が裂けても言えず、言ったとしても他チームのファンのみならず、自チームからもバカにされる運命にある。負けて納得し、勝って不思議がる、判りやすく言うと東北楽天ゴールデンイーグルスの先輩のようなチームである。ついでに言えばカップ戦(菓子杯、天皇杯)などは連戦連敗。まったく勝ち上がることができず、若手の練習試合だと割り切っている節もある。ただし、好くも悪しくも新潟市の気質にマッチしているため、地盤は新潟県のほか、お隣の庄内県魚沼県にも広がっている。

あわせて、サッカー以外にも別法人として野球チーム(新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ)やバスケットボールチーム(新潟アルビレックスBB、女子チームの新潟アルビレックスBBラビッツ、アメリカの独立リーグに所属するロングビーチ・ジャム・アルビレックス)、アルビレックスチアリーダーズ新潟アルビレックスランニングクラブ、スキーやスノボのチームとしてチームアルビレックス新潟、さらにはモータースポーツチームのアルビレックスレーシングチームなどが存在するが、新潟県民でもこの増殖にはほとんどついていけないため、この項目では割愛する。

[編集] 歴史

[編集] チーム結成以前

  • 1955年、前身となる新潟市のクラブチーム新潟イレブンSC結成。
  • 1994年日韓ワールドカップの開催に向け、新潟市にプロサッカーチームを! というサッカー関係者にとっての夢物語、一般人にとってのどーでもいい戯れ言が始まる。
  • 1997年、JFL(J2下部リーグ)昇格。チーム名を「アルビレオ新潟」変更することになったが、アルビレオなんて名称はとっくの昔に商標登録されていた。慌てて、アルビレックス新潟にチーム名を変更する喜劇を、新潟市民は生暖かい目で見守った。もっとも、この事件をきっかけに新潟市民にその存在を(一応)知られるようになる。(ちなみにこの時、「オラッタ新潟」と後一歩の所でつけられそうになった。笑われる名前にならなくてよかったね)

[編集] チーム結成~J1昇格まで

タダ券バラマキなど無謀なチーム経営の負債はこのような所に回っているが、所詮世間は冷た~い。
  • 2001年、日韓ワールドカップ開催にあわせ、新潟スタジアム(通称:ビッグスワン)建設完了。ただし、長野オリンピックの悪夢から抜け切れない雪国人は、こんな赤字を垂れ流す箱物を建てどうすんだと、ずっと無用の長物扱いしていた。さらに、開幕セレモニーとしてさだまさしのコンサートを選んだそのセンスに多くの人間が驚愕した。
  • 2002年、日韓ワールドカップが開催されると、日本人と一緒に新潟市民も世界のサッカーに触れる。そして、自分たちの県にもサッカーチームがあったことを思い出す。その結果、世界のサッカーとおらがとこのチームのレベルの差に愕然とした人間の多くは、ネタとして、日本で最も雪の多い地域の一つでサッカーチームを応援という自虐を楽しむようになる。そして、見事にJ2で昇格失敗。この段階で新潟市民のハートをがっちりつかむ。
  • 2003年に何の因果か最終節に1位をかすめとる劇的な展開でJ1に昇格。この時期の奮闘をきっかけとして、新潟では反町といったら隆史ではなく北京オリンピック康治(隆史も康治も、地元が浦和なんだが…)を指すことになる。ただし、代表監督の反町の下の名前が康治とは知らない人間も多い。ビッグスワン完成と同時に、タダ券のバラマキというそれまでになかった集客方法で熱心なファンを大量に生み出すことに成功する。思ったよりもでかいビッグスワンを橙色に染め上げたアルビレックスの成功があまりに派手だったため、日本全国に二匹目のどじょうを狙うサッカークラブが雨後の筍のように出現することになる。しかし、この時期から新潟の誇りだったなんて言うのはいくらなんでも言いすぎである。

[編集] J1昇格後

  • 2004年、J2で得点王としてチームを支えてきたマルクスが抜け、1stステージ終了時で14位と降格の危機に瀕する。予想どおりと大部分のファンは感じていたことは秘密。その後、南蛮国よりオゼアスを召集し、ファビーニョエジミウソンの3人で南蛮戦隊オコメンジャーを結成。この戦隊の活躍により2ndステージは6位と躍進する。
この時期から、強い相手に勝ち、弱い相手に負けるというアルビレックスのチーム性が固まっていく。
  • 2005年、隣の魚沼県大地震が起こったのに、「がんばれ新潟!」という垂幕で魚沼県民から苦情が来る。魚沼県の震災被災者からしてみれば、「魚沼の物は新潟の物? ふざけんな!」である。オゼアスが脱退したが、新たに代打の神様が入隊。世界レベルのフリーキックに驚いたファンは大勢いる。そして、そのフリーキック以外の得点源がなかったことに驚いたファンはもっと大勢いる。まぁ、この時期ぐらいなら新潟の誇りといえなくもない。
  • 2006年、反町監督勇退。代わりにモンテディオ山形から骸骨がやってきた!でも、代打の神様帰国。そしてぎりぎり残留だ!
  • 2007年、シーズン前に深井正樹千代タンデビ純カスマル様、そして新潟に骨を埋める覚悟でやってきた禁則事項ですを補強。これが功を制しチームは快進撃を続けた。中でも禁則事項ですはチームの精神的支柱となりそれまでチームの顔であった慎吾ゴーゴーをベンチへ追いやる程の活躍をみせた。一応、6位に滑り込んだ。その後、チームが引き抜きでガッタガタになるとは知る由もなかった。
  • 2008年、前シーズン終了後禁則事項ですが「やっぱ俺、猫より犬派だから…」と言い残し沈没しかけの泥舟に復帰する。そして、アルビレックスにとってのバースが埼玉のお金持ちのところへ円満に移籍。彼の活躍ぶりから引き止められるわけはないと達観していた新潟県人は多いが、どうせなら、ヨーロッパに行ってほしかった。なお、開幕後に泥沼の4連敗を達成し、エジミウソーーーン(泣)と多くのファンに嘆かせたが、幸い、アレスさんの補強が当たり、なんとか降格圏を脱出。ところが11月になるとなぜかアウェイ戦でゴールが決まらなくなるいつもの病気が再発、順調に順位を落し続け、ついに最終節に、運が悪かったらJ2降格というプチスペクタクルを演出することに成功する。幸いにも、ガンバ大阪をホームに退けることに成功、J1残留を勝ち取ったが、最終的に13位。でも、まぁ、ほら、新潟だし。ちなみにこの年、マル様不在の試合でまったく勝利できなかったことは秘密だ。
    このような順位でも監督の更迭の話が出てこないのが新潟クオリティだが、一つだけ強烈に動いているものがある。それは、2010年にJリーグの春秋制を秋春制に変更するだのいう戯言ついてである。新潟の冬に屋外でサッカー観戦するなどというのは、ある意味自殺行為であるため、サポーター、チーム一丸となって改悪に反対している。
  • 2009年、前年度のチーム得点王アレスさんを手放すことを決意。まぁ、ゴールした瞬間にユニフォームを脱いで、イエロー食らったおかげで、チームをJ2陥落の危機に陥れていたことはサポーターも理解していたため、エジミウソンほど惜しまれることはなかった。代わりに、大宮アルディージャからペドロさんが期限付き移籍やってくる。
リーグ開幕直後から、何か悪いものでも食べたんではないかと思われるぐらいに連携が機能しまくり、リーグ戦で一時は首位にまで立ち、その後もリーグ上位をキープするなどという、新潟の歴史に残る快進撃。もちろん、ファンはまったく盛り上がっておらず、期待もしておらず、なおかつ「今年、何位ぐらいだと思う?」「ここまで調子いいから10位ぐらいじゃない?」などと半ば本気で話していた。これは、褒めた直後に負けるという、悪しき伝統を回避するためにはどうしてもやらなければならない儀式である。あわせて、リーグ戦とはまったく関係ないナビスコ杯では連敗続き、あっという間に敗退している。そんな彼らを見て新潟サポーターは「やっぱり新潟だ」と安心しているのも現実である。
そして、夏に入ると同時にまったくシュートが入らなくなるいつもの病気が再発。多くのファンを安心させると同時に定位置へ向かって急降下し、無事、アジアチャンピオンズリーグ圏内から外れる。しかし、場合によっては、あの妙に薄っぺらな戦力でアジアの強豪と無駄な戦いをしまくるような状況に陥るとも限らないため、訓練されたアルビレックスファンでも気が気ではない状況が続くことになる。
8月末、レンタル移籍なのにチームでもっともゴールしまくっていたペドロさん大宮から完全移籍させる、と同時にネズミと11匹の仲間にン億円で売り渡す。仕組んだのがもちろん難波のあきんどであったが、その結果、新潟ではありえないほどの大金をタナボタで手に入れるが、このチームにそんな大金を有効利用できる経験はまったく存在しない。よって、ファンも気楽に、これでマリノスから移籍してきた大島秀夫がちったあ活躍するんじゃないか、などとてきとーなことをほざきつつ、ペドロさんの移籍からまっっっったくゴールが入らなくなった状況を、別の意味で楽しむのが、訓練されたアルビレックスファンのいつもの姿である。
その後、いつもの勝てなくなる病が続くも、なぜか同じように勝てなくなる病にかかった相手と連戦することになり、なんとか順位を下げることなく9月を乗り切る。すると、10月4日、首位を走っている鹿島アントラーズとの戦いを○様のスーパーゴールによる1-0で勝利し、見事、今年度の降格を免れる。一応、首位争いも翌年のアジアチャンピオンズリーグ出場も可能な首位との勝ち点差4点での5位という立場であったにもかかわらず、今年度の降格を免れる
2009年のJ1最終成績は13勝11敗10引き分けで8位。そして特筆すべきは、優勝した鹿島に2つ黒星をつけた上、2009年度降格が決まった3チーム、大分に2引き分け、柏に1勝1敗、千葉に1勝1分けと、まさしく強いやつらには強く、弱いやつらには弱いという新潟というチームの持ち味を発揮した一年となった。あわせて、ウィキペディアにすら「中位力の新潟さん」とかかれる始末。これは、ウィキペディアのような信頼性のおけない辞書のようなナニカでは、以下に示すような2010年の惨状が理解できなかったためである。

[編集] 2010年

2010年のアルビレックス新潟を参照ください

[編集] 2011年・前半戦

2011年のアルビレックス新潟・前半戦を参照ください

[編集] 2011年・後半戦

2011年のアルビレックス新潟・後半戦を参照ください

なお、なんで分割されたかについては、正直なところ、思い出したくない

[編集] 2012年

アルビレックス史上最低の1年にして最高の奇跡の年。

[編集] 2013年

この年、アルビレックス新潟は飛躍する。

[編集] 現在

[編集] 2014年

アルビレックス新潟というチームは、数年先を見越して種を撒くことに特化したチームである。

決してだの希望だの、にわかファンだの泡く銭だのといった不確定なものに過大な期待をしないチームである。無論、それらも大事であることに代わりはないのだけれど、多くの強豪チームがそういった不確定要素に振り回されて没落していった向こう側で、アルビレックスがこつこつ借金を返済しながら有望な若手の育成に力を注ぎ続けたのは、そちらのほうが確定された要素であったためである。そして、実にまったく小さいことからコツコツと積み上げていくのがアルビレックスで、チームの肝であるブラジル人選手とのコネクションを長年にわたって重視。帰国した元選手とのつながりから多くの選手を招聘し、彼らの住環境を大事にし、移籍する際もその後のケアまでしっかりと取り組んでいる。さらには地元のマスコミや各種企業、そして古くからのサッカー関係者との良好なパイプを築き上げ、さらには海外へも未来を見越して様々な拠点を整備。その結果、ウィンタースポーツぐらいしか取り立てて話題のなかった新潟に、通年で情報が発信できるサッカー文化が根付くことになる。

ただし、大本であるJリーグ機構とは0円移籍から秋春制、さらには2ステージ制への移行も含め常に因縁があるというのが玉に瑕だけれども、そういった逆風の中でも決して信頼を裏切るようなことをしなかったチームである。そして、有力選手の無体な引き抜きや有望選手の獲得競争などで汚名をかぶることは、なかったわけではないけれど、人としてファンとして後ろ指を指されるようなことをしていないチームであるというのが、多くのJリーグファンのアルビレックスに対する共通認識である。

で、なぜこういった話を年初しかも冒頭で行わなければいけないかというと、2014年シーズンというものが、Jリーグクラブライセンス制度によって定められた、財務基準に深く関わる年だからである。

[編集] クラブライセンス制度

2011年にJリーグ機構が導入を決めたクラブライセンス制度とは、元は健全経営の申し子みたいなドイツのブンデスリーガが最初に導入した制度で、ようはサッカーチームとしてちゃんとした基盤を備えているチーム以外はリーグに参加させないという、ある意味、当然な話を具現化したものであるのだけれど、それを2009年にAFC(アジアサッカー連盟)が導入し、ACLに出場する資格として採用することを決定したことで、一部チームに大変に大きなお金が動く日本において、いろいろと楽しい話が出てくることになる。

で、結局のところ、このライセンス制度は放漫経営がネックとなっていたJチームに大鉈を振るうことを目的として導入されることになる。

具体的に言うと、2012年から3年連続で赤字を出したチームはライセンスを剥奪されてJFLに降格の可能性があり、さらに2014年末に債務超過に陥っていたとしても一発でアウト。リーグからサヨウナラ。ついでに、選手の移籍金や給料の未払いが起こってもグッドバイという大変に厳しい制度である。分かりやすくいうと、横浜・F・マリノス&ヴィッセル神戸、そして何よりもアビスパ福岡が本当にマズイ。とてつもなくマズイ制度である。

ちなみに、2013年末の段階でマリノスの債務は16億円強。ヴィッセルは9年連続の赤字経営。アビスパの選手への給料は2013年11月に支払いが滞る寸前だった。他にも危ないチームはJ2で多いのだけれど、それらのチームは財政の規模が小さいため、栃木FCのように債務を圧迫するようなブラジル人選手を移籍させ、2014年は若手主体で挑むことで今回のライセンス制度に引っかからないような対応が可能な状況のチームがほとんどである。

しかし、アルビレックスは2011年にこの話が出る以前から健全経営に徹しており、そういった世の中金じゃなんて話は対岸の火事であるのだけれども、いかんせん2011年と2012年に成績が火達磨になったのは明らかにこの制度が原因である。こんなクソ大事な時期であるにも関わらず、対岸から飛び火して選手を掻っ攫われた結果である。が、それでも生き残った生き残れた悪運については、アルビレックスが異常だった。ということにする。

そして、迎える2014年である。はっきり言うと2014年のJリーグは、アホな運営をしているチームが地獄へ落ちる年である。そして常識的な経営をしてきたチームでも、風向きによっては大変に厳しくなるシーズンである。そのため、シーズン開幕前に名古屋グランパスが大幅に戦力を放出し、ベガルタ仙台もU-21の監督に就任した手倉森誠監督以下続々とレギュラーメンバーを移籍させ支出を削減。そしてあのビッグクラブ鹿島アントラーズですら、生え抜きの超有力選手である大迫勇也選手をドイツへ移籍させることで赤字の解消に努めるなど、まさに焼け野原といった雰囲気がそこにある。

そんな中、われらがあるびれーっくすは、毎年毎年無体な引き抜きを仕掛ける連中が軒並みライセンスに引っかかって健全経営を目指さないとならなくなるという僥倖の中で、珍しく、本当に珍しくも、ある程度の戦力を維持したまま新シーズンを迎えることになる。なお、そんな中でもヴィッセルとマリノスがなんら大規模な支出削減をせずに、ガンバ大阪が1億円もの大金をかけて東口順昭選手を掻っ攫っていけたのは、はっきり言えば親会社が強いから、である。

で、アビスパがとてつもなくマズイのは親会社がでかくないのに放漫経営しまくってたためである。

こういったチーム運営を、羨ましくなくもないが代わろうかと言われても断るだろう。(さだまさし、戦友会より)。

なんにせよ、砂をかんで地にはいつくばった健全経営のチームにとって、まさに2014年は格好のチャンスである。親会社が強いチームであっても、夏場に大きく情勢が動く可能性は高く、そこに付け入るチャンスがある。といいんだけれども、そういった話とアルビレックスが結びつかないのは、これまでの積み重ねのせいであり、こりゃまたどうしようもない。

けれど、2014年はアルビレックスにとって大きなチャンスであることは間違いない。なんせ、躍進した翌年に中心選手を引き抜かれなかった年なんて、それまでなかったんだから。

[編集] 1月

過去に例を見ないほど順調に推移した2013年12月から14年1月にかけてのストーブリーグ。本来であれば絶叫や七転八倒があまた見られる新潟がこれまでにないほど順調な日々をすごすことになるのだから、どう考えてもフラグにしか見えない。などと書いた直後、実はチームの絶対的な守護神とキャプテンを引っこ抜かれているにも関わらず、新潟ファンのほとんどが平穏無事な日々だと考えていることに愕然とする。けれど、それも、悲しい事実であり現実である。

そして、中心選手のぶっこ抜きで空いた大穴を埋める移籍も逐次行われ、昨年と同様、戦力の補強ではなく既存の戦力と新戦力の競争を促すチーム体制が整うことになる。最終的にチームが胎動する1月16日の段階で、2014年のレギュラーメンバーとして確定しているのが、川又堅碁選手にレオ・シルバ選手、そしてキム・ジンス選手の3人しかいないという、実に素晴らしいというかというかなんというかまぁ、新潟らしい戦力の高め方である。

2013年度の不動のレギュラーメンバーである田中亜土夢選手や成岡翔選手ですら、強力な対抗馬をあてがわれ、ややもすると開幕レギュラーの座が危ぶまれるという状況であり、それはDF陣においても同様である。特に、昨年、開幕から閉幕まで常に穴が開きっぱなしだった右SBの熾烈な争いは、今年のアルビレックスの命運を決める可能性が高い。

[編集] 移籍その1

というわけで、一気に。まず、1月7日に酒井宣福選手がアビスパ福岡へレンタル移籍し、早速チームとも合流。ぜひ、今年こそは酒井高徳選手の弟であるという枕詞を使用せずにすむような活躍を期待すると同時に、の名称は酒井高聖選手のものとなることも確定する。

で、その翌日の1月8日に、三門雄大キャプテンが横浜・F・マリノスに完全移籍。あべし。いや、けれど、うん、まぁ、なんだ。財政に不安を残すマリノスだからこそ、2013年で契約満了だった三門選手を取ったわけで、取らざるをえない状況になったわけで、そういったステップアップの可能性を掴み取った三門選手の作戦勝ちとも言える。無論、パスセンスが求められるマリノスでチームになれるにはけっこーどころか相当に辛そうだけれど。けれど、2014年シーズンの活躍を祈るものである。言いたいことは山ほどあるけれどもさ。

そして1月9日、ジュビロ磐田から柳下正明監督のツテで小林裕紀選手を獲得。なお、獲得には東口資金の一部が当てられた模様。これで、元ジュビロ所属で過去に柳下監督の薫陶を受けたアルビ選手は、サガン鳥栖に移籍した菊地直哉選手と2013年バリッバリのレギュラーだった大井健太郎選手、そして成岡翔選手に次いで4人目であり、なおかつ、それら全ての選手と監督も含めて、磐田のフロントやファンとギクシャクしての移籍という時点でちょとおかしいと思わざるをえない。まぁ、だいぶおかしいからこそチームが崩壊したのだけれど。無論、菊地選手の件は別にしても。なんにせよ、これでMFのレギュラー争いがとんでもないことになる。

で、その後は続々と出て行く選手の話題になってしまうのが悲しい話で、1月11日にカターレ富山にレンタル移籍をしていたキム・ヨングン選手がそのまま富山に移籍することが決定。セットプレイ時のキッカーに困る新潟であっても、基本は走って走って走り続けるチームである以上、アジア枠を争う相手がスタミナお化けキム・ジンス選手であったことが彼の一番の不運であった。けれど、2013年は富山で31試合に出場しているように、今後もよりいっそうの活躍を祈るものである。

[編集] 移籍その2

1月15日、いつもとは違う形で奥山武宰士選手との契約を解除。本来であれば最後の最後まで移籍先を探すアルビレックスが単に契約満了のみを発表するというのは大変に珍しいけれど、筋肉の怪我という話もあることから、非情であるけれどチームの動きとしては特に間違ってはいない。しかし、今後の彼の動きが、アルビレックス新潟シンガポールに所属する選手に大きな影響を与えることを考えると、やはり最後の最後までしっかりと面倒を見て欲しいけれども、こればかりはどうなるか分からない。ただ、退団する際のメッセージに悲壮感がないことが幸いである。

そして同日、西村竜馬選手がJ3のアスルクラロ沼津へレンタル移籍。とりあえず川又堅碁選手を筆頭に、黒河貴矢選手やフィッツジェラルド舞行龍ジェームズのように、下部リーグへのレンタルからたたき上げてJ1レギュラーの座を奪い取った選手がいるアルビレックスというチームは、本当に若手選手に道しるべを与えることに長けている気がする。無論、それが長い長い道のりであっても。なんにせよ、西村選手の3年連続のレンタルの先に何があるかを決めるのも西村選手なわけで、どうなるかは誰も分からないけれど。

で、またさらに1月15日。なんと、Jリーグでは大変に珍しいトレードが行われ、大分トリニータからU-21代表に選出されたSB松原健選手がレンタルで移籍すると同時に、アルビレックスからCBの増田繁人選手が大分へレンタル移籍。この結果、韓国代表に定着したキム・ジンス選手のバックアップができる選手がリハビリ真っ最中の坪内秀介選手しかいなかった問題がようやく解決する。もっとも、松原選手の本職は右SBであり、そちらの競争の激化もまた新潟ファンとしては喜ばしいことである。そして、大分も2013年に崩壊したDF陣を埋めるピースが獲得でき、双方でよい結果が出たらいいな、というトレードになったことは間違いない。無論、松原選手はその崩壊したDF陣の一員であり、攻撃力は十分、でも守備はまだまだつたないということであり、それは増田選手でも同じ。ようは、今後の成長に全てがかかっている。

[編集] 移籍その3

翌1月16日。左ひざ十字じん帯の大怪我と兵役との兼ね合いで懸念されていたキム・クナン選手の契約満了と他チームとの移籍交渉中であるという話がアルビレックス広報よりもたらされる。本当に、ほっとする。2013年の春、新チームのチームワークが整っていない中、クナン選手の個人技と身体能力で数々のピンチを切り抜けたことをいまさらながら感謝する。と同時に、韓国でも活躍できるよう、心から祈るものである。

そのクナン選手の抜けた穴を埋める形で、同日、身長190センチ、体重83キロのソン・ジュフン(宋株熏)選手の入団が決定する。韓国の建国大学に通うソン選手は、U-21の代表でもあり、本来であればアルビレックスよりも格上のチームに取られて当然の選手であるのだけれど、若手育成に定評のあるアルビレックスが、韓国代表のキム・ジンス選手を育てたことから、他チームのオファーを蹴ってアルビレックスに入ることを決めたという経緯が存在。その結果、2013年にクナン選手が無双を決めたセットプレイ時の跳ね返し要員が1人補充されたと同時に、大井健太郎選手と舞行龍選手の不動のレギュラーの座を脅かす存在が出てきたことを心から喜ぶものである。

そして最後に、水戸ホーリーホックにレンタルで移籍していた木暮郁哉選手が、1月16日に西村選手が移籍したアスルクラロ沼津へこれまたレンタルで移籍。とにも。かくにも。フィジカルを鍛えてくだせえ。体重62キロはやはり、やばいです。本当に、沼津の監督及びスタッフの皆さん。木暮選手を鍛えてやってください。本当に、10代でJ1に12試合も出場するほどセンスのある選手なんです、後は、後はフィジカルだけなんです。

で、この木暮選手の移籍をもってして、2014年のアルビレックスの新体制が整うことになり、柳下監督の下、総勢26名の選手と14人のスタッフで1年間戦い続けることになる。

あわせて同日に行われた2014年新体制の発表会で、新加入の小泉慶選手が自己紹介で「本田圭佑です」と発言。見事、柳下監督の苦笑を獲得する。ある意味、事故紹介であるけれども気にしない。

[編集] 沼津キャンプ

1月24日、アルビレックス新潟は沼津で第一次キャンプに入る。このキャンプは2013年と同じく、まずはチーム作りのためのデータ収集がメインとなるもので、1月30日の最終日までに選手の走力や心拍数の計測、さらには精神的なスタミナの把握も重視した基礎トレーニングが始まる。

今回キャンプ地に選ばれた愛鷹広域公園多目的広場は、2013年にも新潟が一次キャンプを行った場所であり、その際に、初めてアルビレックスの選手の能力について本格的なデータ収集が行われた場所でもある。その結果、浦和レッズから移籍したばかりの田中達也選手の筋バランスの問題が発覚。怪我の予防のために、ただちに別のトレーニングメニューを組んだという逸話があり、それだけでも2012年のアルビレックスは取り組む姿勢が違うなあとファンが感じた、などという話がある。

で、それ以上にバランスを直した田中選手がすごい活躍をした点が大きい大きい。結局、一次キャンプの時点でバランスを直した結果、田中選手は1年を通してスタメンで試合に出場することになり、スペ呼ばわりされていた浦和レッズ時代では考えられないレベルで試合に貢献。これだけでもすごいのに、それ以上に、あれほど怪我に泣かされたアルビレックスが、このキャンプを経て選手のデータが集めた後、2012年とは比べ物にならないほど選手の怪我というものが激減。それがそっくりそのまま、チームの順位にも現れることになる。

無論、キム・クナン選手の全治8ヶ月という膝の怪我があったことについては、大きな課題であるけれど。

なお、今回のキャンプではデータの収集は元より、選手間の競争もまた開始されることになる。実際、2013年の沼津キャンプでは、最初のデータ収集時点で強スタミナと良コンディションを猛アピールできた三門雄大選手とキム・ジンス選手が、二次、三次キャンプを経てもまったくライバルにその座を譲らずに早々にレギュラーを確約された状況になり、実際にシーズン通してほぼ不動のスタメンとして活躍。また、試合でも90分間まったくスタミナ切れという話が出ないレベルで毎試合活躍するんだから、そらあポジションを争う他の選手達にとっては高い壁になるわなあ。でも、アルビレックスがそういうチームである以上、争うほうが準備しとかんのが悪い。

2014年シーズンのレギュラー争いは、実は2013年から始まっている。特に、右サイドバックについては2013年の春から始まっている。どうなることやら。

そして、キャンプ最終日の1月30日。選手達の疲労がピークに達した中で行われたTM(トレーニングマッチ)HondaFC戦では、2013年にJ1で猛威を振るったハイプレス&ショートカウンター戦術が遺憾なく発揮され、45分×2セットの試合を6-0で勝利。JFL所属とはいえ、難敵として知られるHondaFCに対しシーズン前の段階で無難に勝利できるのだから、13年からの上積みに相当期待できる。かもしれない。無論、これはあくまでも練習試合である。その上、旋風を巻き起こした新戦術とはいえども2年目に入れば、優秀なJ1のスカウト陣にとって穴の開いたチーズのようなものであり、更なるレベルアップと更なる連携の強化が期待できなければ中断期間前どころかリーグ開幕までに対応策が全チームにいきわたる可能性すらある。結局、現状維持のままでACL出場などという話は夢のまた夢のまた夢でしかない。無論、若いチームというものはその上が期待できる。だからこそ、あの、常に最悪を想定する新潟ファンですらそれなりの希望を保持できるのだけれど。

ま、なんのこっちゃない、レギュラー陣に怪我人が出たら即座に閉じる狭き門である。あわせて、出ないでくれと願い続けた怪我人が今年は早々に出てしまい小塚和希選手が負傷。足に裂傷を負ってTMの出場を回避することになる。どんなに細心の注意を払っても、悲劇は起こる。もちろんひげきなんてえものはあるびれつくすにとつてはいつものはなしだけれども。

なお、次のキャンプの舞台は高知県。2月2日から15日までの間、J1屈指のハードトレーニングが選手達を待ち受ける。

[編集] ハッピースタジアム

1月31日、アルビレックスと、ユニフォームの胸スポンサーである亀田製菓が記者会見を行い、1996年から続くスポンサー契約を3年延長することが決まる。とりあえず、新潟がクラブチームとして出発した際に、多くの県民に驚かれた、こんな弱小チームのスポンサーに亀田製菓がついたよおい、という話が実は、長期的な投資としてまったく間違いでなかったことを証明する。なお、ベトナムの工場の件は騙されただけである。

さらに、2014年は亀田製菓もアルビレックスも勝負の年と見て、なんと共同で新規ファンの開拓を行うことでも合意し、プロジェクト「ハッピースタジアム」としてデンカビッグスワンで行われるリーグ戦17試合全てで、来場者数や勝敗に応じて、選手のサイン入りユニフォームや色紙を抽選で贈ることも決定。これで、2012年に2万5千人を割り込んでいた動員を何とか3万人にまで回復させる筋道は一応付いたことになり、後は勝つだけである。後、移籍させないでくださいお願いします。そして、できれば、できることならば、あのJ1昇格の際に4万人で埋まったスタジアムも再現したいというのが、目下のところ、一番の目標である。まぁ、こういう話ができる程度の戦力を保持したことが大きい。さらに、遠方の子供達にアルビの試合をスタジアムで生観戦させる亀田製菓の独自事業、「ハッピーシート」も継続して行われることになり、2014年の新潟は、確実にいつもと違うということを見せ付ける。まぁ、けど、こういうアオリは外れたときが怖いから、なるべく、地道なファンの獲得のほうも継続してお願いします。

なお、今回のプロジェクトの名前はもちろん亀田製菓の誇る麻薬、もとい白い粉によるものである。

[編集] 2月

1月後半から2月にかけ、各地からJ1チームのキャンプ情報が上がってくる中、珍しく各チームのファンから「ぐわああああ」だの「ぎやあああああ」だの、今シーズン絶望という言葉とともに聞こえる絶叫が聞こえないキャンプ序盤となっている。しかもJ2でも大きな怪我人が出たという話はなく、こういった状況がもし維持されるとしたら、日本のサッカー界にとって大きな進歩であるといえる、のだけれども、何事も例外というものがある。本当にある。しかもアルビレックスの関係者の話だと思うと悲しくなる。

というわけで、浦和から2014年シーズン最初の重傷者の情報がもたらされる。もっとも、キャンプ中の負傷ではなく、昨シーズン終盤に股関節を負傷、だましだまし試合に出場し続けた○様の怪我の詳細が判明しただけなんだけれどもさ。てか、股関節の怪我の影響で左ひざの機能不全を起こし全治6ヶ月&即手術・・・なんちゅうか、その、優勝争いをしていた以上仕方ないのかもしれないのだけれど、クラブとしてもうちょっと選手のケアの体制を何とかしたほうがいいんじゃないかと思うんだわな。無論、チーム戦略にあるどでかい穴に気づかないままシーズンインしたほうが、優勝を争う他のチームにとっては都合がいいんだろうけど。。しかも、○様の膝に古傷があるということはすでに知られているんだから、なおさら大事にせにゃならんはずだろうに。

その後、レッズでは大宮アルディージャから新加入の青木拓矢選手がキャンプ3日目にして負傷、別メニューとか言う話が出たことからも分かるように、各チームの怪我人情報だけでキャンプの質、そして選手の体調管理のレベルというものが、ある程度は把握できるってのが恐ろしい話である。とりあえず、J1の歴史の中で、数多くのチームが怪我人によって優勝を逃し、そしてJ2へ降格せざるをえない状況に追い込まれる中、いかに怪我を防ぐか、重症化しないよう予防策をとれるか、そして怪我人が出た際にチームバランスが崩壊しないよう対策をとれるかが、チーム運営の肝になる。

結局、春の段階でシーズンを通しての思想もしくは運営方針のあるチームとそうでないチームの差が顕著に現れるのが世の中てえものである。無論、アルビレックスでも小塚和希選手の裂傷の話があったり、さらにはガンバ大阪東口順昭選手の膝の状態がよくなくて別メニューとか言う情報もあるなど、マスコミやその他の外部関係者に出す必要のない軽症はそこらじゅうのチームにあるものと思われるけれど、これから先、J1が開幕するまでの1ヶ月間、各チームのフィジコおよびトレーナーの皆さんの表には出ない活躍が、選手及びチームそして関係者の未来を決める。そのため、ぜひとも、最先端のトレーニングの導入地域の病院との連携、さらには各地の大学との連携の中、医学部でも体育学科でもいいのでマスコミを介さないサッカーに関する新知識を得るための窓口の確保だけはやっといてもらいたい話である。ハードルがめちゃくちゃ高いのは知ってるけどもさ。

あわせて、例年、中心外国人選手が帰国しないとかいう話が出ていたりするけれど、そこらへんについては通訳の皆さんのご検討を祈る。

[編集] 高知キャンプ

沼津の第一次キャンプで筋力や持久力といった所属選手のデータを得た直後、わずかばかりの休息を経て、即座に四国へと移動するあるびれつくすの選手達。で、そのわずかばかりの2日間で、柳下正明監督他スタッフ一同が、新潟の特徴であるハイプレス&ショートカウンター、すなわちスタミナ天国というチームカラーに沿ったキャンプのトレーニングメニューを組んで、一次キャンプの段階で頬がこけていた選手達をさらにもう一段追い込む追い込む。これによりハードな状況でのデータが収集可能となり、夏場や連戦など本当に厳しい状況におけるチーム運営に関わるもろもろが取りまとめられる。

おっと、一部訂正。頭を使ったスタミナ天国というチームカラーに沿ったトレーニングを組んでいく。

そして、この2週間が選手にとって、特にレギュラーを争う選手達にとって生命線となる。さらに、そこから一歩引いた場所にいる選手たちにとっても、シーズンを通して不意のチャンスをつかむための基礎作りという意味でとても重要になる。なお、キャンプ地となる高知市春野総合公園陸上競技場はアルビレックスが2010年から毎年キャンプを行っていて、そのたびごとに高知大学と練習試合を組むことでも知られている。で、レギュラー陣が無難に勝利しても、控えや若手中心となると苦戦。そんな話も毎年繰り返されていることでも知られている。

けれども、2014年はちょっと違う光景が訪れる。2月8日に行われた高知大学との試合は30分×4本、2チームごとに分かれるという形式で行い、アルビが7-1で快勝。しかも、レギュラー陣は4-1での勝利の中にセットプレイでの失点が含まれるの対し、控え組は無失点で3-0で勝利というほぼ互角の内容となっている。もちろん、連戦になる分、高知大学側が疲労した後半のほうが有利であるのだけれど、重要な点として、2013年とは明らかに控えのレベルが違うということと、2014年は控え組にも得点力が備わっている、かもしれない、ということである。2013年の岡本英也選手のように、途中出場でシュートをたたっこめる精度と精神力を持つ選手は、アルビレックスの戦略には必要不可欠であり、なんとしてでも確保しておかなければならない育てなければならない存在である。無論、レギュラーも控えもまだ流動しまくる状態で、ベテラン選手と若手の差も大きく、今後のキャンプでさらに変わる可能性が高い話だけれども、相手にとって脅威となる途中出場選手の数をどれぐらい確保できるかが、躍進の鍵を握る。無論、緊急事態の穴を埋めることも重要であるけれど。

あわせて、今回のTMには2月5日よりキャンプに合流したキム・ジンス選手も参加。これによってようやくアルビレックスの全ての選手が顔を合わせることになる。

そして、1次キャンプから1ヶ月、いいかげん疲労が蓄積されまくった2月12日に練習試合を組むところが実にあるびれっくつ。しかも、チームを2つに分けてAチームはファジアーノ岡山ネクストと、Bチームは大学サッカー界の強豪、関西学院大学と戦わせるんだからまぁ激しい激しい。その結果、2013年のレギュラー陣を中心にメンバーを組んだ初戦のファジアーノ岡山ネクスト戦には3-2で辛勝したものの、控え選手中心の関西大学戦は1-2で敗戦。2014年初めての敗北となる。無論、なぜ敗れたかという貴重な情報を得ることも重要な時期であるためまったく問題はない。

そしてキャンプ最終日となる2月15日、もっとも疲れた状態で高知大学およびカマタマーレ讃岐との練習試合を組むんだから実にまったくあるびれっくすすぎてもう。結果は、高知大学戦は4-0で勝利するものの、讃岐戦では1-1のドロー。夏場の連戦時に大変に参考となる選手の心の強さを測る一戦となる。と思うことにする。無論、疲労度が蓄積された際のプレーの精度については、あのレオ・シルバ選手もけっこーな度合でやらかしたなんて話があるため、データとして取り揃えておかないと後が怖い。そして、2014年はW杯イヤーであるため、選手の代表選出も考えてのデータ取得の意味もある。と思うことにする。

[編集] キム・クナン選手の移籍先が決まる

2月14日、アルビレックス広報より、2013年秋より懸念されていたキム・クナン選手の移籍先について、蔚山広域市(ウルサン)に本拠地を置く蔚山現代FCへの完全移籍が決まったというアナウンスがあり、これで2013年のアルビレックスの移籍関連情報が全て出揃うことになる。なお、蔚山現代FCは2012年にアジアチャンピオンズリーグを制覇した強豪であり、2000年から2008年にかけて金正男監督が率いていたことでも知られている。無論、同姓同名であり、韓国サッカー界の歴史に残る名監督であるのだけれども、ウィキペディアを見て思わず吹いてしまった情報である以上、隠すことなく記載するものである。

[編集] 静岡キャンプ

長く苦しい高知キャンプを終えわずかばかりの休息の経てもなお、さらにさらに選手を追い込むのがキャンプの醍醐味っちゃあ醍醐味である。というわけで、2月18日、アルビレックスの第三次キャンプである静岡は清水市でのキャンプが始まるとともに、これまた例年通りとなるキャンプ日程の変更が行われ、2月18日から28日まで予定されていたスケジュールを早めに切り上げ、2月23日まで清水で練習を重ねた後、チームは開幕まで新潟での調整に入ることとなる。

とりあえず、関東圏のチームに申しわけないと思いつつ、近年にない少雪万歳。後、雪に負けるなヴァンフォーレ

そしてまったくとりあえずなんていいますかその、試合に負けるなあるびれつくす。というわけで、疲労疲労にまた疲労のアルビレックスは、清水キャンプでさらに連携を深めるため、20日に町田ゼルビア、23日に湘南ベルマーレとトレーニングマッチを行い、両試合ともふるぼっこにされっちまう。30分×4試合で組んだ町田戦の前半2セットは1-4で大敗。後半2セットは2-0で取り返すものの、トータル3-4でJ3チームに敗北するという話が襲い掛かると、次の23日の対ベルマーレ戦、こりゃまた45分4セットで組まれた試合は、1点も取ることができないまま2-0、1-0で敗退。開幕に思いっきり暗雲が立ち込める。

けど、2013年は清水エスパルスを相手に圧勝した後、開幕後に悪夢を見たのに比べれば、悪い部分が先に出ているところを良しとする。開幕後に悪い部分が発覚したなんてのよりはずいぶんとマシ。無論、新戦力がチームになじむまではどこもかしこもJチームであれば似たようなもんである。開幕後に悪いところが出たとしても、それはそれ、しょうがない。

開幕まで1週間。疲労の抜けたアルビレックスがどんなチームになるか、それは柳下監督にしか分からない。

[編集] 悲報

静岡キャンプを課題山積みで終えたあるびれつくすに、新たな試練がやってくる。

誰も、降格を、予想しない。いや、うん、当たり前なんだけれども。主要なテレビ番組や雑誌などで軒並み中位に名を連ねるならまだしも、中山雅史氏の開幕予想などは2014年のアルビレックスを優勝とまで言ってのけるんだからもう。とりあえず、Jリーグは世界で一番予想が難しいリーグという話である以上、大はずれしてもさほど経歴に傷は付かない上、視聴者にとってもアルビレックスファンにとってもいいジョークとして受け入れられる絶妙な順位である。

本当に、中山選手は絶妙な位置で受ける才能を持っている。周りの人間にどう思わせるかという才能にあふれている。

ただ、その、アルビレックスの周囲に氾濫する例年にない楽観主義というものの根拠が川又堅碁選手やキム・ジンス選手のような若手選手の台頭である以上、多くの人々の予測どおり活躍したとしても、それはすなわちブラジルW杯で国の代表として選ばれることに他なく、世界の舞台で活躍したらしたで、夏の移籍でごっそり持っていかれて即終了。という話に直結している。そのため、予測できる活躍は活躍でいい話なのだけれども、世の中そんなに甘くない

でも、開幕直前に大怪我してW杯絶望の上、得点原の喪失にチームもファンも目の前が真っ暗なんていうガンバ大阪宇佐美貴史選手のような悲劇よりはだいぶマシだけれどもさ。

無論、惜しくもW杯に出場できなくても、基本、日本屈指のフォワードであり左サイドバックであることは間違いないため、そして、実にあるびらしい大変においしい年俸と実にまったく素晴らしき移籍金、さらには基本、貧乏な懐具合という話、何よりも海外への移籍に対するアルビレックスの積み重ねから、ヨーロッパへの移籍についてはもはや諦めの境地に立って考えるべきである。

とりあえず、8月に絶叫するか、それとも12月か。それが問題だ。

[編集] 呪い

しかし、開幕直前の2月24日、かくも不幸なアルビレックスに幸運な話が舞い込んでくる。静岡での最終キャンプを取材した新潟のローカルテレビ局、NSTの報道で放送とは無関係な女性の声で「お腹いたい」という謎の声が入り込むという心霊現象が発生。そのせいかどうかは不明なものの、小林祐希選手がキャンプ中の怪我でスタメンから脱落すると、最終キャンプでの練習試合でボロ負け。さらには開幕直前になって急なインフルエンザソン・ジュフン選手が脱落という、実にまったく見事なぐらい毎年恒例の呪われたアルビレックスネタが降りかかってくる。

まぁ、幸せすぎて足元がおぼつかなくなるより、気を引き締めるこういった不幸をしっかりと受け止めることが大事っちゃあ大事である。それに大事にならなくてよかったということもあるし。

なんにせよ、デスブログの恐怖に比べればかわいい話である。

[編集] 新キャプテン

開幕を直前に控えた2月28日、アルビレックス新潟の新キャプテンとしてDFの大井健太郎選手が任命される。無論、開幕前日になって任命されるキャプテンということはすなわち、人選に難航したか、もしくは選ぶのを忘れていたかのどちらかである。とりあえず、いろんな言葉を飲み込んで後者ということにする。もちろん、年齢と実績、監督との付き合いの長さから考えれば、29歳の大井選手はキャプテンとして文句の出ない存在である。

ただ。ちょっと。キャプテンシーという言葉に夢を見たかっただけで。

あわせて、キャプテンに求められる情報発信能力、つまり、しゃべりについては前任である三門雄大選手と同じレベルであることがシーズンオフの際のラジオなどで確認されている。そのため、よい雰囲気でチームをまとめていくのについてはまったく問題はない。けれども、選手層の薄いアルビレックスは、中心選手の離脱が即連敗につながりうるチームであり、そういった非常時に、いかにしてチームをまとめていくかが重要になるチームである。

そう思うと、元キャプテンである本間勲選手や同じくベテランの域に達した田中達也選手、黒河貴矢選手の存在が大きくなってくる。まぁ、ACL出場を目指すシーズンの開幕直前に考えるような話ではないけれど、2012年の悲劇を思えば、開幕前の期待に振り回されないようにしておかないといけない。多分、大丈夫だと思うけれども。

訂正、思いたいけれども

[編集] 3月

というわけで、開幕。

およそ1ヶ月半のキャンプで繰り広げられた激しいポジション争いの結果が発表され、見事2014年のスタメンを獲得したのは、GK守田達弥選手、左SBキム・ジンス選手、CB大井健太郎選手、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手、右SB松原健選手、左MF岡本英也選手、MFレオ・シルバ選手、成岡翔選手、右MF田中亜土夢選手、FW川又堅碁選手、田中達也選手が3月1日のピッチに立つことになる。

大体の予想通りと言える布陣であり、移籍したGK東口順昭選手、右SB三門雄大選手の抜けた穴以外は全て2013年の最終戦でビッグスワンのピッチに立っていたメンバーである。ということはつまるところ、昨年末からの戦術とほぼ同じ試合がそこにあることになり、右サイドの穴とセットプレイという話も、もしかしたら、受け継がれる可能性がある。んなことはないと思いたいのだけれど、こういう話がなぜだかないわけがないということが分かるところが新潟ファンというものである。

[編集] ろーどとぅえーしーえる アウェイベガルタ仙台

3月1日、アルビレックス新潟の2014年が始まる。で、始まった直後に色々と終わるってどうよ

前半10分過ぎ、セットプレイで川又堅碁選手負傷。繰り返す。川又選手利き足である左足を負傷

は?


われわれは呪いというものの存在を信じない。ただ、アルビレックスの不幸という現実を深く信じるものである。しかし、その後も川又選手は無理をしてピッチに立ち続けるものの、25分に鈴木武蔵選手と交代。そんな全アルビレックスファンをどん底に突き落とす不幸の後、ベガルタ仙台の守備のミスという望外な幸運が発生するんだから世の中ってものはまったく。前半39分に仙台のMF角田誠選手がPA内で痛恨のハンドを犯してしまい、ある意味、プレゼントされたPKを見事レオ・シルバ選手が決めて新潟が先制。1-0。悪夢の交代劇で叫びたくなるところをぐっと我慢した状態のまま、前半終了。中心選手の交代という悲劇に動揺することなく、新潟は2013年に完成した「新潟らしい試合」を組み立てていく。

しかし、そんな小さな幸運もまた、即座にかき消されるのが新潟というものである。不幸とアンラッキーと悪夢が手をつないでスキップしながら扉をノックして郵便箱を確認して呼び鈴を押すのがアルビレックスというものである。で、ドアを開けてお茶にご招待するからこそのにいがた。

後半開始直後の4分。フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手、仙台のFWウイルソン選手と交錯して交代。繰り返さない。繰り返したくないので繰り返さない。

はぁっ?


そして、舞行龍選手が大野和成選手と交代した直後の後半7分。思い出したくもないセットプレイから失点するのもまた、アルビレックス。間接FKから見事に仙台のMF富田晋伍選手にたたっこまれて1-1の同点。いや、だから、どうして、2013年の弱点が翌年に継続されてるのでしょうか。なしてマンマークが外れてドフリーの状態で・・・って、そうですね、2人も怪我で交代してたらそうなりますよねぇぇぇぇぇぇ。けど、それでも、フリーにするほうが悪いことは確かである。不運だけれども。

が、さういった対応しきれない悲劇を埋めるために、新潟は新潟の戦術を磨いてきたわけで。というわけで、いつもの試合の鍵となる後半の交代が行われ、後半28分に田中達也選手とホージェル選手が交代。その後はスタミナが落ちてきた仙台相手にいつものハイプレス&ショートカウンター地獄、別名レオ・シルバ無双が始まり、仙台ファンの絶叫と新潟ファンのため息が交差する。改めて、2014年の新潟の中心選手がレオ・シルバ選手であることが再確認される。んが、かくも奪い続けたボールがことごとく最後の精度というものに跳ね返され、昨年と同じように新潟ファンの心に重くのしかかる。3ヶ月ぶりとなるこのため息はしかし、川又選手がそこにいたらという話であるため、こりゃまた仕方ないどうしようもない。ぐはあ

しかし、仙台の攻撃の芽をつぶしまくっているから特に問題はないんだけれどもしかしそうなんだけど、とか何とかゆうてたら、後半44分にホージェル選手がPAの外からスーパーゴールぶっさすんだから、まったくもう。とにもかくにも新潟の控え選手万歳としか言いようがなくなるわけで。

なんちゅう試合じゃ

1-2。もう1回。なんちゅう開幕じゃ。試合はそのまま新潟が仙台の攻撃の芽を摘みまくって時間を上手く使い、残りのロスタイム4分を無難に終わらせる。これは、2013年の新潟が積み重ねてきた光景であり勝利の方程式である。が、その、怪我人が多すぎて喜びを喜べない上、確実に次節に影響がないわけがないちゅう話でもある。とりあえず、次節はホーム開幕戦、2月8日にビッグスワンにガンバ大阪を迎える、ということはすなわち東口順昭選手がやってくるということでもあると同時に、宇佐美貴史選手を欠くガンバという点において、中心選手が怪我をしたチーム同士の戦い、にもなる。心より、川又選手と舞行龍選手の怪我が軽いことを祈る。祈るしかない。

[編集] うぎゃあ

試合が望外な勝利に終わったとしても、まだまだアルビレックスの不運体質が終わるわけではない。なんせ、午後のひと時、みんなでお茶を召し上がった後、お帰りになられる際に不幸アンラッキー悪夢の皆さんに、しっかりとお土産を持たせるからこそのアルビレックスである。本当にそうである。

というわけで、3月3日、W杯ブラジル大会に向けたトレーニングマッチ、対ニュージーランド戦のメンバーの追加召集が行われ、すでに代表に選ばれていたセレッソ大阪柿谷曜一朗選手が、本人の急な発熱で取りやめとなった結果、サガン鳥栖豊田陽平選手が急遽、3月5日に国立競技場で行われる代表戦に呼ばれることになる。なお、豊田選手は2013年にも日本代表に招集されており、東アジアカップでブレイクした柿谷選手とのFW争いに1歩遅れをとってから召集が見送られるようになったという経緯が存在。今回の召集は再挑戦及び最後のチャンスという意味合いが強い。

・・・ということはつまり、その、うぎゃあ

はいそうです。まったくもってそのとおりです。怪我さえなかったら川又堅碁選手の初代表選出が十分ありえました。てゆうか、対戦相手や開幕直後というコンディションの面から見て、ものすごいどころの騒ぎではない大チャンスでしたよこんちくしょう。開幕戦でここまで呪われるか普通。って、アルビレックスは普通じゃありませんでしたそうでした。

けど、まぁ、まだ挽回は可能である。5月末からの日本代表の最終合宿までに調子を取り戻すことは十分に可能であり、今は今、そもそも柿谷選手の発熱という話に乗っかるよりも、FWとしての実力および実績で選ばれたほうがいろんな意味で確実である。そのため、怪我を治すことと一戦一戦ゴールと勝利を積み重ねることが重要である。んだけれどもしかし。なに、この、見事な、不運体質。開幕戦における利き足の怪我および途中交代だけでもひどすぎる話だってのに、なして代表初参加のチャンスがこういう不運で過ぎ去っていくのでしょうか。「アルビレックスだから」という答え以外で。

・・・まったく分からん

なお、3月4日にようやく川又選手の怪我の詳細が判明し、膝の打撲ですでに練習を再開しているとの一報が流れ、ファンは安堵すると同時に、だからこそそのタイミングの悪さが心に沁みる。んとーに。

[編集] 藤田征也選手、湘南ベルマーレへレンタル移籍

3月4日。実にまったく新潟らしい話。

2月26日、Jリーグ開幕直前に湘南ベルマーレの右MF、古林将太選手が練習の際に負傷、精密検査の結果、全治7ヶ月の大怪我と判明する。これは、2013年にJ1で30試合出場したバリッバリのレギュラーをシーズン開幕前に失い、その上、リハビリと試合勘を取り戻す作業も含めれば、今シーズンを棒に振ることになることを意味しており、ベルマーレのスカウト陣は大急ぎで、穴埋めのための人材を求めてツテを頼りにいろいろといろいろすることになる。

その結果、2012年から2年間、大野和成選手をレンタルしていたアルビレックスに白羽の矢が立つことになり、3月4日、藤田征也選手が湘南へレンタル移籍することが決定。出場機会を求める藤田選手と、選手の成長のきっかけを惜しまないアルビレックス、そして戦線が崩壊する寸前だったベルマーレの3者とも納得の移籍となる。のだけれでも、4者目である新潟ファンのもやもやについては、こりゃもう致し方ない。

まさか、シーズン始まってからこーいう話になるかー。

なお、1月中旬に2014年の所属選手が発表された段階で、アルビレックスの登録メンバー26人、少数精鋭だなあという話がそこかしこであったにもかかわらず、さらに少数になるんだからファンの心のもやもやたるやもう。

けれども、今回の移籍は藤田選手の飛躍のきっかけになるという点において衆目は一致しており、急な話かつ、後々苦労するかもしれないけれども、快く藤田選手を送り出すからこそのアルビレックス。ただし、本職はMFながら、右SBのスキルも有する藤田選手の移籍により、右SBが本職である松原健選手と川口尚紀選手がU-21日本代表として韓国で行われるアジア競技会に赴く9月までに、バックアップの体制について模索しなければならない。

なんにせよ、2015年1月の段階で藤田選手がどれぐらいスキルアップして新潟に戻ってくるかを楽しむと同時に、様々な思いをぐっと飲み込んで、藤田選手の活躍を祈ると同時に、彼の類まれなるクロスを無駄にしないようにベルマーレのスタッフにお願いしつつ、ディフェンス面での向上を湘南のほうで何とか、何とかしてくださいと土下座するものである。

[編集] ああひがしぐち ホームガンバ大阪

3月8日、当たり前の話ながら、東口順昭選手のいるガンバ大阪戦。この試合は、前節のベガルタ仙台戦で負傷した川又堅碁選手は先発出場を果たすものの、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手は脳震盪ということで大事をとってベンチ外に退くことになり、代わりとして大野和成選手がスタメンに名を連ねることになる。

そんなわけで、ホーム開幕戦。相手は川又選手と同じ日本代表候補である宇佐美貴史選手を怪我で欠くものの、遠藤保仁選手、今野泰幸選手というW杯出場が濃厚な2人を有するビッグクラブ。そこに、アルビの歴史上最高のGKである東口選手が加わった結果、どうなるかというと、こうなるわけだ。

あわせて、この試合の2日前に行われた各国の代表戦で、韓国代表としてギリシャ戦をアウェイでしかもフル出場したキム・ジンス選手は中1日、時差ぼけも解消できない超強行軍で先発出場を果たすものの、その動きはやはり悪く、その結果、左サイドからの崩しというアルビの攻撃力の30%を有する武器ががっつり失われることになる。無論、ガンバの遠藤選手も代表戦に出場したものの、後半のみで中2日という状態では、コンディションが悪化するほどとはいえない。

そんな状況の中、さらにガンバ大阪はアルビレックスが大嫌いな遅攻をしかけてくるんだからたまらない。つまるところ、2013年のアウェイサンフレッチェ広島戦の悪夢が繰り返されることになる。アルビが前線でどれだけプレスをかけてボールをダッシュしても、ゴール前でガンバは十分に人数をかけて守る上、取られることを見越したディフェンスを繰り返す繰り返す。で、前半の時点で攻撃が停滞しまくるしまくる。その上、前半だけでアルビレックスのコーナーキックについては今年も得点のにおいがしないことが明らかになり、9本ほどチャンスを棒に振る。結局、風上にたった前半はアルビレックスがガンバを押し捲るもののことごとくチャンスを得点に結び付けられないまま0-0で終了。ここまで両チームとも攻撃が停滞しまくって得点のにおいがしない試合におけるキーとなるもの。それは、アルビレックスにはないけど、相手にある、しかも遠藤選手のセットプレイという日本屈指の飛び道具である。それだけでも怖いのに、前半の時点で代表のDFを担う今野選手も大暴れ。そして何よりも東口。ああ東口。

このように、押し捲っていても嫌な予感しかしない試合というものは現実に存在する。そして、そんな現実が大当たりするからこそのあるびれーっくす。しかし、そうは言ってもせめなしゃーないのである。というわけで、後半14分にいつもどおり田中達也選手と鈴木武蔵選手が交代するものの、いつものスピードによる崩しはがっつりと息を潜め、徐々に重苦しい雰囲気がアルビサイドを覆い始める。これは普段であれば田中達也選手が消耗させていたDFラインが、無理に攻めないという意識の統一の下、本来であれば消耗しているはずの後半20分すぎになっても元気一杯。ということはつまり、そういう話だわな。

っとーに、そういう試合でアルビに点を取れる手段がないことを熟知している選手がいるチームというのはやりづらいし怖い。

しかも、向こうはそういう試合で点が取れる。取れっちまうんだからもう。その上、とんでもないレベルで。というわけで、後半24分、アルビ右サイドの突破から生まれたFKのチャンスで、キッカーの遠藤選手がニアサイドに芸術的な軌跡を描き出すと、そこにマンマークをガッツリ引き剥がした岩下敬輔選手がヘッドでズドン。0-1、ガンバが先制。この段階でアルビファンの心を覆った感情の80%が、東口選手の実績によるものです。えぇ、まったく。本当に。

実際、派手なセーブこそ無かったものの、なに、あの統率の取れまくった守備。特に、ゴール前の守備について、どっかで見たことあるなあと思ったら、思いっきりアルビレックスでよーく見たやり方です。人数をかけて、マンマークを切らさず、中盤の選手と挟み込むようにシュートコースを切りまくって、で、最後の最後に絶対的なGKが控えることで、見ている側にぜんぜん失点のにほいを感じさせない、ミスを極力排除するDFの動きを、まーさか攻め達磨のガンバが取り入れるとは、長谷川健太監督、恐るべし。おかけで川又選手も途中で入った鈴木選手もまともに攻撃参加できないままただただ時間は過ぎていく。

まさかこんな形でアルビレックスと対戦するチームの気持ちを実感できるとは思わなかったぜこんちくしょう。

そして、後半33分に川又選手がホージェル選手に交代しても、その傾向はより強く続き、で、直後の後半37分。中1日での試合に時差ぼけ、そんな中でも走り回るスタミナオバケ、キム・ジンス選手もさすがに運動量が落ちた時間帯に、普段のアルビでは考えられなかった左サイドに空いた穴を突かれるんだから、悲しい話である。

後半37分、アルビ左サイドで倉田秋選手がゴールエリア直前でキム・ジンス選手を振り切った大森晃太郎選手に決定的なスルーパスを送ると、そのままゴールエリア直前まで進入、角度のないところからそのままキーパーである守田達弥選手の手元をぶち抜いて0-2。2013年のアウェイ川崎フロンターレ戦のように、一瞬の切れ味と個人技で失点。

まぁ、なんだ。攻撃の停滞も2失点もアルビレックスの弱点すぎて笑うしかねえや。

けど、まぁ、強豪ガンバ大阪がアルビレックス相手に相手に合わせた試合をするということはつまり、そういう難敵にまでアルビは成長したということである。そう思わないとやってられないという話でもあるけれど、仕方ない。試合はそのままアルビレックスに何の見せ場もなく0-2で終了。連勝は6でストップ。ホームでの連勝も9で止まることになる。なんにせよ敗因は明らかであるから気にしない。そもそも、GKというのはボールをキャッチするほかにも、DFラインを統括するのも重要な仕事である。というわけで、いつもどおり、相手チームの元アルビ選手大活躍という、ちょっと頭をかきむしりたくなるだけの敗北である。なんにせよ、ガンバ大阪は1億円で勝ち点20を買った気がしなくもない。アルビノホウハカチテンヲ10ヘラシタグライニナレバイインダケドナ。

次節は3月15日にアウェイでヴァンフォーレ甲府戦である。なお、平成26年豪雪でホームである山梨中銀スタジアムでの開幕が行われなかったため、実質、ヴァンフォーレにとっては次節の新潟戦がホーム開幕試合となる。

[編集] コネクターのいない試合 アウェイヴァンフォーレ甲府

3月15日、アウェイ甲府戦。この試合の前に、またしてもまたしても、アルビレックスに悲報が訪れる。およそ60分限定のFWとして前線で相手DFをかき回してチャンスを作り上げてくれる田中達也選手が練習で怪我をしてしまい、前線でのチャンスメイクという、とてつもなく重要なピースが欠けてしまう。この段階で、ある程度の苦戦は予想されたものの、まさか、あそこまでガタガタになるとは思いもよらなんだというのが、サッカーの面白いところというか、困ったところである。

前半。予想通りというか当たり前というか、ヴァンフォーレは若干引き気味の戦術を選択。アルビレックスの前線からのハイプレス対策を行うことを選択した瞬間、本日のアルビレックスは、ものの見事にバラッバラだということが判明する。何より、前線からのプレスが効かない。というのも、今回の試合のスタメンは2013年に後半残り20分から何度もゴールを決めてきたコンビである川又堅碁選手と岡本英也選手だったのだけれども、双方とも、前線でパスをつなぎ、キープするコネクトの役割が苦手ときたもので、その結果、2人にパスが渡る前にことごとく甲府DFにつぶされるという、新潟ファンが前半だけで「この試合ダメだあ」と嘆くような試合になる。いかに田中選手の存在が大きかったか、という話のほかに、田中選手の代わりに3年ぶりとなるJ1出場を果たしたプレースキックのスペシャリスト加藤大選手と他の選手とのパスの呼吸が微妙に合わず、逆に甲府の選手にパスをカットされてピンチになる場面が続出。

この段階で、新潟ファンの半分以上がACLを諦めた件についてはいかんともしがたい。基本、ショートパスで敵のDFの近くでつなぐ技術には、微妙なところでマークを外すオフザボールの動きが必須なのだけれども、もーーー、ガッツリ。ベッタリ。甲府DFさん僕を見て状態で、FWの2人が背後霊か何かのごとくに常時DFを背負っていては、そらあパスは通らんわ。そんな状態でことごとく新潟の攻撃がつぶされる中、甲府の攻撃陣が実に見事に素晴らしくいやらしく新潟の弱点を突いてくる。そう、右サイド。改めて言う、右サイド。

前半37分、右サイドの突破から甲府FWのクリスティアーノ選手がボールをキープ。加藤選手のマークを大井健太郎キャプテンがケアするものの、何の意も無くてらいもないクロスをあげさせてしまうと、そこを盛田剛平選手がドンピシャヘッド。大野和成選手の寄せをかいくぐっての見事なヘディングで1-0。なんちゅうか、その、盛田選手は普段DFの選手だけあって、DFが嫌がる動きを熟知しているなああとしか言いようがない。それぐらいの綺麗な位置取りとオフザボールの組み合わさった動きでまず甲府が先制。

そしてまったくチームとして何もできないまま前半が終了。前半、アルビレックスのシュートはわずか2本。暗雲が立ち込めるどころの騒ぎじゃない。このままではACLではなく、残留争いを気にしなければいけないぐらい、チームがかみ合っていない。思い出したくもないおととしの光景を思い出すレベルである。これは、いかに田中達也選手の存在が大きかったかという話と同時に、こういう停滞感あふれるチーム状況をどうやって打開するかを試行錯誤できるかという点において、今後のチームを占える。

もっとも、今回の試合は相手の甲府サイドにも実は不運な面があり、平成26年豪雪のためにキャンプ最終盤において地元での調整が上手くいかなかった結果、甲府はスタミナの面が不安視されており、実際、開幕からの2試合とも後半の失点を食らっている。そのため、アルビレックスのいつもの試合であるならば、いずれかはミスを見出せる、と思いたいなあ、という話があったりする。

そんな予想がありがたいことに当たると同時に、柳下正明監督も戦術の修正を行い、似たよーなパッターンでボールを失いまくっていた前線へのパスが散らされ始めると、ようやく、サイドからのクロスが上がり始める。もっとも、得点のにおいなんてまるでしないクロスなんだけれども、しかし。そのオマケがこの試合、とてつもなく生きてくる。なんせ、たった1試合でアルビレックスにおける最高のプレースキッカーの座を加藤選手が奪取。FKもCKも合わせやすい見事な曲線を描いて前線の選手へと飛んでいくんだから、んだらば、チームとしてやるべきことぐらい見えてくるわな。

というわけで、後半28分。田中亜土夢選手のコーナーキックを、ついに、ようやく、やっとのことで、川又堅碁選手がズドン。1-1。え?加藤選手?彼は右サイドで、今回のコーナーは左サイドです。得意なサイドのコーナーキックを蹴り分けることが可能になっただけでも十分な収穫です、はい。その後も、セットプレイで惜しいチャンスを作り続けるアルビレックス。前節っていったいなんだったんでしょうね。などと、口から思いっきり出た言葉をぐっと飲み込みつつ、遅攻戦術を持って新潟に対応しようとした皆さんをにっこり笑って迎え撃てる体制を心から喜ぶものである。

しかし、同点になった直後から、甲府の猛反撃が始まるんだから困る困る。しかも、新潟が加藤選手からホージェル選手、岡本選手から鈴木武蔵選手へと交代、より前へのプレッシャーをかけた直後に、甲府が得意とするカウンターがガッツンガッツン新潟のゴールへと襲い掛かるんだから、タイミングが悪いなんてもんじゃない。しかし、再三のピンチをGK守田達弥選手がセーブ。改めて、新潟のスカウト陣の実力を知ると同時に、誰だ、スタミナ面で不安があるなんていったのは。

そして、試合は後半30分から実に攻守にわたって激しい攻防が始まる。前半のアレはいったいなんだったのだろう。そして、両陣営のDFが大活躍。結局、試合は1-1の引き分けで終わると同時に残り15分でそれまでの70分間の停滞感を打破することに成功。そして、アルビレックスは遅攻戦術、つまりドン引き戦術を取るチームから得点1と勝ち点1を獲得するという、得がたい経験を得ることになる。もっとも、ボロボロのバラバラだった前半を立て直して後半のセットプレイ一閃という話はJ2で弱小チームが強豪を屠る際の定型であるけれど、J1でも、それができなくなったチームから最初に勝ち点レースからこけていく傾向が強い。その点がサンフィレッチェ広島森保一監督を名将たらしめている。なんにせよ、最低でもアウェイで勝ち点1という話は、ACLという言葉を残留に変えることを防ぐには、大変に重要になる。

なお、次の試合は3月19日、アウェイでナビスコ杯徳島ヴォルティスとの一戦であると同時に、アルビレックスの開幕スタメンから外れた選手達による1年間におよぶ長い戦いの始まり&2015年に向けた試行錯誤の始まりである。あわせて、リーグ戦は3月23日、ホームでW杯ブラジル大会に向け、代表FWの座を争う2人の選手が直接対決する。開幕を怪我で乗り遅れた川又選手と開幕から絶好調のサガン鳥栖豊田陽平選手が直接対決するこの一戦は、ほんとーーーーーに、重要な一戦となる。

[編集] 博打の打ち方 ナビスコ杯アウェイ徳島ヴォルティス

3月19日のナビスコ杯徳島ヴォルティス戦。この試合はなんと、2ヶ月前に入団したばかりの本田圭佑選手、もとい小泉慶選手を柳下正明監督は大抜擢。お手本であるレオ・シルバ選手との間で中盤を形成する。そして、右サイドの川口尚紀選手やFW鈴木武蔵選手といったアルビ期待の若手もスタメンに名を連ね、まさに彼らがJ1で生き残れるかどうか、今後を占う一戦となる、はず、だったのだけれど。

徳島ヴォルティスの小林伸二監督は、この試合を若手主体から超若手主体へと切り替えて、リーグ戦からスタメン全員総とっかえ。おーーーい。そう、くる、かあああ。とりあえず、さすが、名監督の呼び名が高い小林氏である。博打の打ち方を知ってらっしゃるという他ない。

なお、今回の徳島の判断は別に問題でもなんでもない。2014年度J2降格候補No1の呼び声の高い徳島ヴォルティスは、この試合までのリーグ戦を3戦全敗得点0、失点10というまさにボロックソ、悲惨な状況で終えており、もちろんJ1ぶっちぎりの最下位。そんな状況の中でナビスコ杯をマトモに戦うなんて話を押し付けるほうが悪い。けれども、イの一番、もっとも初めにカップ戦を切り捨ててまでリーグ戦を重視するんだから、現実が見えてるなあと言うほかない。とりあえず、23日に徳島が戦う柏レイソル戦を前にスタメンを休ませることができた上、ファンとフロント、そして選手達にさえ覚悟を求めている。これは、どこぞの反町康治監督がブラジル人3人前線後全員で守るとかいう大博打でJ1にギリッギリ残留を果たした話と同義である。ようは、危機に陥った際に、非常手段を早い段階で打てるかどうかで、チームの趨勢が決まる。そのため、試合を捨ててまで若手が化ける可能性を選んだ徳島は、なんら間違ってはいない。

ま、降格するチームというものは、そーいう非常時に限って中心選手が怪我をして、さらに、それを埋められる人材が見当たらないままズルズルと降格していくのがデフォなのだけれども、そういった悲劇を回避するために、この試合のような全員若手&全員ステップアップのチャンスという機会を設けるのは、これから先の悲劇を回避するのに重要になる。と同時に、こういう試合をどうコントロールするかもまた、新潟に課せられた重要な課題となる。

幸いなことに試合はアルビレックスが若手主体のヴォルティスを粉砕。前半の初めからズッタズタに相手の攻撃のラインをハイプレスの餌食とするとともに、ボール奪取後に数多くのシュートチャンスを演出。前半16分には田中亜土夢選手からのスルーパスを受けた鈴木武蔵選手が相手DFを上手く交わして早くも0-1。さらにはその直後の24分、岡本英也選手のミドルシュートを、これまた鈴木選手が上手く体に当ててコースを逸らして0-2。ガタイとスピードで徳島のDF陣を圧倒する。また、怖い怖い縦パスも新潟の最終ラインで脳震盪から復帰したフィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手が跳ね返しまくり、徳島にマトモな攻撃をさせないでそのまま前半は終了。後半もそんな状況はまったく変わらないまま、後半28分。CKからのこぼれ球を加藤大選手がクロス、そこを田中亜土夢選手があわせて決定的な0-3。で、これでそのまま終わってくれればよかったんだけれども、後半42分。川口選手の不要なバックパスに反応したドウグラス選手がボールを掻っ攫ってPA内に侵入。たまらず、舞行龍選手がファールを犯してしまってPK。2014年初めての徳島の得点は、新潟のDF陣のミスから生まれましたって、そらあ、試合後に柳下正明監督が嘆くのも無理は無いぜよ1-3。

結局、試合はそのままタイムアップ。猛省すべき選手とほぼレギュラー獲得を果たした選手との差がくっきりと分かれることになる。後、小塚和季選手、J1初出場おめでとう。

もっとも、今回の試合はあくまでもボーナスステージと割り切って、もう1つ上のレベルでどう動けるかを注視しないといけない。無為な期待で若手を押しつぶすよりも、ある程度の余裕を持ったほうがいい。それ以上に、恥も外聞も無く1点を取りに来て、ボロクソに負けても1点取った徳島が、今後どう変わっていくか。ファンもフロントも覚悟を決め、中心選手の怪我を回避するなど幸運に望まれたとしたら、カップ戦で消耗した相手に金星を上げる可能性もある。それぐらい、現状を認識して早めに博打が打てる監督はしぶとい。強いではなく、しぶとい。ま、そんなに上手くいくわきゃないんだけれどもさ。ただ、後半になってから、新潟の攻撃が跳ね返されまくったってのは、それぐらい、前半45分の間で自信を持った選手がいる、かもしれない、という話になるわけだな、うん。

なお、アルビレックスは3月23日にホームでサガン鳥栖戦である。今週、ナビスコ杯が休みだったサガン鳥栖戦である。ほんと、新潟のラックの値の低さを実感できる日程であると同時に、レオ・シルバ選手が出ずっぱりかあああああ。しょうがないけれどもさああああああ。

[編集] とある悲劇の翌日 ホームサガン鳥栖

3月23日のホームサガン鳥栖戦、の前日。新潟県のスポーツシーンで大変によくある光景が繰り返される。2013年の秋に行われた明治神宮野球大会に準優勝したことから春のセンバツで珍しく、本当に珍しくも新潟県勢として躍進が期待された日本文理高校が、ものの見事に甲子園の魔物の餌食となり、愛知豊川高校から大逆転サヨナラ負け。そんな、なかなかにキツイ一撃を食らった翌日、多くの新潟県民がアルビレックスのことを思い出す。まぁ、なんだ。過去の成功や現状に関する甘い認識に浮き足だつとホントーにロクなことにならんという現実を改めて実感した、ということにする。

そんなわけで、多くの県人が軽くへこんだ状態でのホーム、デンカビッグスワンでのサガン鳥栖戦。この試合は、先週のヴァンフォーレ甲府戦と同じく、腕に喪章を巻いての試合となる。これは、アルビレックス新潟の取締役にして、新潟県サッカー協会会長である澤村哲郎氏が3月5日、肺炎のため急逝したことを受けたものである。氏の尽力の結果、アルビレックスが出来上がり、ビッグスワンが完成し、その結果、日韓W杯で新潟で試合が行われることになり、環境の変化によってサッカーの面白さに目覚めた子供達の中から、日本代表に選ばれる酒井高徳選手など、続々と若い才能が出てくる。

世の中というものは種を撒き続ければどこかしらで花が咲くものである。

なお、試合については、ナビスコ杯での活躍から鈴木武蔵選手がスタメンに抜擢され、腰の怪我がまだ不安な田中達也選手はベンチスタートとなる。で、予想どおり、前線からのプレスが不足した上、鳥栖は中盤をすっ飛ばすロングボール主体の戦術を選択。本当に、どこのチームも新潟の得意な戦術を取らせてくれない。もっとも、序盤は鳥栖にペースを握られるものの、最終ラインで鳥栖の絶対兵器である豊田陽平選手に仕事をさせずがっちりマンマーク。拮抗した状態で試合は推移していく。となると、後半の交代に味のあるアルビに優位だなあと思っていたらばその前に。前半30分、スローインからの鳥栖のPA内でパスがつながり、マークを外した川又堅碁選手がシュート、DFに跳ね返されるものの、こぼれ球を再度レオ・シルバ選手がゴール右隅に蹴り込んで新潟が先制。1-0。

うん、これは日本文理と同じ展開だなあと感じた県民が思いのほか多かったのは秘密だ。

けれど、前半は特にピンチらしいピンチも無いままに終了。で、問題の後半。本当に問題の後半。いきなり右サイドから崩されて金民友選手のシュートがサイドネットに外れてからもう。すっかんすかんと守田選手が1対1でボールをとめるシーン続出になるんだからもう。舞行龍選手のスーパークリアに守田選手の立て続けのビッグセーブ、そしてスーパーセーブにスーパーゴールポストの活躍を堪能するレベルで、まさにフルボッコの状態で攻められるあるびれっくす。けれど、後一歩のところでゴールラインを割らせることなく、いつもどおりのカウンターを繰り出すものの、ナビスコ杯の疲労からか動きが後半に入って一段落ちてしまい、さらに怒涛の鳥栖の反撃を食らうというシーンが繰り返される。

てゆうか、右サイドやばすぎ。分かりやすく言うと、鳥栖の安田理大選手すごすぎ。いやもう、ばっつんばっつん抜かれまくる抜かれまくる。

けれど、その結果、よーく分かったこと。それは、今日の鳥栖は絶対に何かがおかしい。特に、後半31分の豊田陽平選手のシュートがポストに弾かれた場面などは、完璧にマンマークを外された状態でラストパスがわたり、誰もがやられた!と思ったにも関わらず、ゴール目前のドフリーのシュートがポストの内側を直撃。てんてんと枠の外へ転がっていく。そんなシーンのさらに上を行くのが後半40分。ハイボールのクリアをミスしたGKの守田達弥選手とフィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手が交錯、こぼれ堕ちたボールを早坂良太選手がゴール前でカットして、無人のゴールに流し込むもうとしたら、そのまま宇宙開発したシーンなど、フリーの素材として後世に伝わるレベルである。とりあえず、あまりの決定力の無さから一昨年のあるびれっくす、てゆうかブルーノ・ロペス選手の姿を思い出してしまうレベルである。

つまるところ、あれだ。甲子園に続いて2日連続で似たような後半一気の大逆転なんて試合をするのは、さすがに神様が許してくれなかったということだ。で、もう1つファンの間でささやかれた話はちょっと不謹慎だからしないけれども気持ちは分かる。

ただし、こういった強烈な幸運に見舞われた試合でネタの神様に供物を用意するところが実にまったくアルビレックス。この試合、なんとまったく驚くことに、選手交代なし。まるでなし。理由。交代選手の身長が低いと、それだけ鳥栖のロングボールを跳ね返せなくなるし、下手にリズムを変えるほうがいい流れが寸断されるから。そのため、至極当たり前の話ながら、ナビスコ杯に出た選手は全員ヘロッヘロ。そんな状態で後半40分過ぎから怒涛の鳥栖のパワープレイが開始され、危険なシーン続出。と同時に、鳥栖の運の悪さもパワープレイ。

一言で言い表すなら、「アルビレックス以外のチームがここまで不幸になるのを初めて見た」。

不幸の比較対象としてアルビレックスが出てくるというのは、かなり重症である。で、試合はそのまま鳥栖に押しに押されっぱなしの状態のまま、ゴールだけは割らせずに1-0でアルビレックスが勝利。てゆうか、シュート16本も打たれて、なおかつ、ほぼゴール確実のシュートを何本も外した段階で、この試合はアルビが勝利したというよりもサガンに負けてもらったという感覚が近い。無論、一番の勝因は守田選手がビッグセーブを連発したおかげであるけれども。

けど、たまには、こういう勝利があってもいい。それに、新潟ファンにとってそんなGK無双な試合は東口順昭選手で大変によく見知ったものであるためなんら問題はない。なお、次節以降、アルビは序盤の山場を向かえ、強豪チームと連戦に入る。その初めは3月29日、アウェイでセレッソ大阪戦である。つまり、アルビレックス新潟と世界的プレイヤーであるディエゴ・フォルラン選手との初めての邂逅、となる。

[編集] 本当に久しぶり アウェイセレッソ大阪

3月29日、アルビレックスが本当に久しぶり出会う世界的プレイヤー、ディエゴ・フォルラン選手を擁するセレッソ大阪戦inキンチョウスタジアム。この試合は、アルビレックスが久しぶりにいつものハイプレス&ショートカウンター戦術でガンガンに押しまくれる=戦術レオ・シルバが発揮できる環境となる。とりあえず、アルビレックスの弱点である遅攻やロングボール連発とかいう普通の試合をしてもらえない相手とは違い、セレッソは前節までで3勝1敗の2位。戦術も柿谷曜一朗選手を筆頭に、若手名選手をずらりと揃えて勢いそのままに真正面からやってくれる相手なのだから、ありがたいことこの上ない。

実際、試合はそのままレオ・シルバ選手の中盤における収穫作業をお楽しみください。という、いつもの刈り取り作業がセレッソお得意のパス回しを苦しめ続けるものの、セレッソのほうもめげることなく何度でもアタック。刈取りからこぼれたところを上手くつないで新潟ゴールを脅かす。しかし、アルビレックスも最終ラインでしっかりと弾き返して逆襲、という光景が繰り返され、とりあえず、昨年とは違いセレッソクラスの強力な攻撃陣を相手にしてもまったく動じないディフェンスが、春先に出来上がっていることが証明される。

問題は、相も変わらず攻撃のほうで、もーーー、嫌になるほどのマンマークがいつも通り川俣堅碁選手にべったりと張り付いて動きを阻害。そして、そういった状況をチャンスとしなければならない鈴木武蔵選手もまた、若さ若さがこれまたあふれにあふれ出る出る試合になる。分かりやすく言うと、前線の2人が対戦相手の誰もが嫌がる動きができないため、試合中にボールに絡めず消える時間帯ができてしまい、むはっとかいう話になる。具体的に言うと田中達也選手がいつもやってる動きとは違う動きというやつで、柳下正明監督が嘆くのも仕方ない。特に、前線からのプレス、チェイス、マークをはがすスクリーンにコーナーやスローインを得るプレーといった、相手DFではなく相手チームや相手ファンが嫌がる動きができてない。できても、繰り返すことができない。繰り返し続けることができない。90分の試合を60分で終えるような相手が嫌がるペース配分とかいう話じゃない。けど、まぁ、数年先を考えれば、それもまた仕方ない。日本代表にまで成長した柿谷選手も通った道であり、破綻しなければそういった積み重ねを続けていくしかない。

さすがにそのままだったらまずいけれども。

実際、後半に鈴木選手とと田中選手が交代したところ、一気にアルビレックスの攻撃が活性化することになったのだからちょつとまずい。けれど、結局のところ、そういう話なわけである。なお、試合はそのままアルビのDF陣もセレッソのDF陣も踏ん張って0-0のスコアレスドロー。途中、セレッソのDFゴイコ・カチャル選手の靴が脱げ落ちたにもかかわらず試合が続行され、その間、まったく試合が切られることのないままソックスでボールをクリア、さらにソックスでタックルといったネタが織り込まれることになる。素晴らしいファイティングスピリットであると同時に素晴らしいネタをありがとうございまう。そんな一進一退の好ゲームは、アルビにとって2012年10月に行われたの対ヴィッセル神戸戦以来、1年5か月ぶりとなるスコアレスドローに終わる。けれど、アルビレックスにとって強豪相手にアウェイで勝ち点1をもぎ取ったことは上々であり、下位チームにさえ取りこぼさなければ、上位チームと互角であることを証明した試合でもあるといえる。わんすもあ。下位チームに散りこぼさなければ。

次節は4月6日、これまた強豪だけれども新潟相手に自分たちの戦術を押し通す可能性の高い、すなわち戦術的に相性のいい横浜・F・マリノス戦である。けどその前の、4月2日にナビスコ杯、ホーム名古屋グランパス戦が控えている。2014年の新潟には、控えや若手に華も実力もあるため、カップ戦であっても、その後のリーグ戦に深くかかわる試合になる。で、相手には矢野貴章選手。華も実力もネタもあるという意味で、本当に素晴らしい気がする。やってみなわからんけども。

[編集] 4月

例年にない順調な仕上がりの中、春の連戦に挑むアルビレックス。しかし、そういうときに限ってリーグ上位との戦いが目白押しな上、ナビスコ杯やW杯の日程などで試合がきっつきつ、そしてそういうときに限って上位との戦いが待っている(2回目)。

もっとも、アルビレックスもつらいけれど相手もつらいから気にしない。むしろ、夏場の連戦にリーグ上位とかいう話よりも、まだ、マシ。

[編集] これぞ天下のバカ試合 ナビスコ杯ホーム名古屋グランパス

4月2日、お互いに相手ホームだと勝てないことで知られる名古屋グランパス戦。この試合、先発メンバーとしてFWの田中達也選手が実戦に復帰、川又堅碁選手はベンチスタートとなり田中選手は鈴木武蔵選手と初コンビを組むことになる。ということはすなわち、なんとしてでも前線における田中選手の動きを鈴木選手に教えよう、もしくはベンチから川又選手に見てもらおうという柳下正明監督の意思が見え隠れする。さらに、ルーキーである小泉慶選手もスタメン出場を果たし、これまたなんとしてでもレオ・シルバ選手の動きをうんぬんかんぬんという話がごにょごにょと。

そんな試合は、前半、珍しく新潟が主導権を握り、てゆうか、田中達也選手がばっしばし相手DFを崩しまくり、チャンスを演出。その結果、前半17分にキム・ジンス選手が今期初ゴールをあげると、続く前半29分にセットプレイから田中選手が追加点。一気に2-0で新潟がリード。

で、まさかここから試合が大きく動くどころではなく、試合が壊れるとは普通思わんわな。

後半開始直後、リーグ戦に備えて松原健選手を交代、坪内秀介選手がピッチに立つと同時に、2013年にあれほど身に沁みていた交代直後のセットプレイで失点するってんだからもう。というわけで後半4分、CKから田中マルクス闘莉王選手に上手く決められて2-1。そこからはもうひどいひどい。その2分後の後半6分に矢田旭選手にDFの裏を狙われて同点ゴールをたたっこまれ2-2。さらに10分たたないうちに、後半15分、矢田選手の突破から小川佳純選手に大逆転ゴールを決められ、わずか11分間で2-3。なんていうかその、ああああるびれーっくすすすすぎてどうしようもない。

が、これでまだ終わらないところがまったくもって恐ろしい。後半38分、逆転シュートをたたっこんだ小川選手が今度は坪内選手の顔面にエルボーをたたっこんでしまって2枚目のイエロー→レッドカードで退場。このピンチ対し、グランパスの西野朗監督はついにあの矢野貴章選手をピッチに投入。その際、新潟ファンがどんな想いを抱いたかは、想像に難くない。うわー、守備固めだー、まずいなー、どーしよーという言葉の後ろに、という文字が見え隠れした件については目の錯覚である。ちょっとうれしかった件についてはもっと秘密である。

なお、そんな形で多くの新潟ファンが抱いた予測が外れていなかったことについては、こちらの責任ではない。まったくない。

で、まぁ、なんだ。今年1年間を通して語るべき試合、別名、笑うしかない試合確定。後半44分、加藤大選手の絶妙な浮きパスに反応、PA外から中にむけてスルスルと走りこんだ小泉選手による劇的な同点ゴールが決まり3-3、2012年のナビスコ杯大宮アルディージャ戦で0-3から大逆転、4-3とひっくり返して以来となる大量得点大量失点の試合となる。なお、矢野選手は悪くない。最後の小泉選手のシュートの際、若干寄せが遅れて体をぶつけられなかったけれども、悪くない。なんとなく、空気と先の展開を読んでしまった、読めてしまった新潟ファンが悪い。結局、試合はそのまま3-3のドロー。わけのわからん、勝ち点1を獲得する。

これぞ天下のバカ試合。次の試合は4月6日、ホームで横浜・F・マリノス戦である。

[編集] W杯への道

4月3日、ブラジルW杯に出場する日本代表の最終選抜に関する重要な発表が行われ、日本代表に選ばれる可能性を持つ最後の23人が4月7日から9日にかけて行われる国内組だけの合宿に参加することになる。その中の1人に、アルビレックスからFWの川又堅碁選手が選ばれるのはまぁ、予想通り。そのほか、GK東口順昭選手にDF鈴木大輔選手が、アルビ出身選手として最終選考に名を連ねており、ほぼ確定と言える酒井高徳選手を含めた4人のアルビレックス関係者が6月に行われるW杯に出場する、かもしれないところまでたどり着く。もっとも、川又選手については開幕いきなりの怪我とその後の不調から、ファンの間でも代表選出にはちょと厳しいか、という話が広まっていて、ようやくコンディションが上向きになり始めた状態の中、ギリギリ滑り込んだ滑り込めたという認識で一致。

あわせて、その、FWのライバルがライバルすぎてまったくもう。

川又選手とFWの座を争う国内組だけで、サガン鳥栖豊田陽平選手、サンフレッチェ広島高萩洋次郎選手、川崎フロンターレ小林悠選手、横浜・F・マリノス斎藤学選手、柏レイソル工藤壮人選手、浦和レッズ原口元気選手にセレッソ大阪南野拓実選手という、まさに綺羅星のごとくという言葉がピッタリの面々がでそろっており、このメンバー相手に残りFWの1~3枠を争わなければいけないというのが実に厳しい。

正直、書いてて嫌になる。

とりあえず、実績という点で見れば川又選手も上位に食い込むのだけれども、いかんせんアルベルト・ザッケローニ監督の求める代表のFWの役割がすなわち、ジュビロ磐田前田遼一選手のようなオールマイティで何でもできるという話だと、川又選手にとってやーけにつらくなるのが悲しい。そもそも、全ての基本である足元の技術とファーストタッチの技術いうものについて考えると、どーしても上記のメンバー中で、川又選手はごっつ下位かもしくは一番下という気も少々、とかいう話になってしまう。その分、クロスへの対応や競り合いでの強さ、前線からの守備などは上位であり、特に泥臭い動きすなわち運動量で見れば随一であり、代表を争う他の選手から見れば、ものっそく嫌な存在であることは間違いないけれど、だとしても、弱点が弱点すぎて悲しくなる。

けれど、わずか3日の合宿において、いかにして他の選手との連携を構築し、チームプレーを高められるか=コミュニケーション能力で現状を打開できるかどうかを考えると、オフの間それなりにテレビ出演もこなしていたことから、まだ、何とか、なるんじゃ、ないかと、思い、たい。すっげつらいけど。

ちなみに、年齢的に代表選出が微妙な前田選手(32歳)が、長年ザッケローニ監督に求められ続けた動きは、結局のところ前線における何でも屋に相違なく、ついてはアルビレックスに田中達也選手という素晴らしいお手本が存在している点も、少し有利な点である。あわせて川又選手自身、それなりに両足が使えるということが、ものすごく、有利、だ、と、おもいたひ。そして、田中選手の人柄と鈴木武蔵選手ばりの情報発信能力の高さ(質を問わず)も含めれば、よりとんでもないお手本が2人も側にいるということであり、とりあえずはなんとかなってほしいなほんとうに。

といいつつ、実はザッケローニ監督以外でも全ての国の全てのチームの監督が重視し、なおかつ川又選手の実績において日本代表に選出されてもまったくおかしくない要素が1つだけ存在している。それは、2013年の最終節に自身の得点王の可能性を捨ててまでチームの勝利に徹したようなフォア・ザ・チームの意識であり、その点については召集されたメンバーの中で、川又選手が最も上である。と思いたい。もっとも、どうやったところで厳しい話であることに代わりはない。

[編集] 固いよー困るよー ホーム横浜・F・マリノス

4月6日、DFとセットプレイ能力ともにJリーグ屈指の横浜・F・マリノスをデンカビッグスワンに迎えての一戦。この試合は、昨年度のマリノスの歴史に残る悪夢、最終節の逆転サヨナラ準優勝に大きな影響を与えたアルビレックスに対する恨み骨髄、とまではいかないまでも、昨年度もっともマリノスを苦しめた戦術レオ・シルバを、いかにして封じ込めるかが一つの焦点となる。

結果、見事に対応されてしまうからこそ、新潟というものぢゃないですか。

なお、別に奇抜な戦術的にどうのこうのとかいう話ではなく、単に、前半をある程度落とし気味で試合に入り、ある程度アルビレックスに持たせた状態で試合を進め、うまーくDF陣で刈り取り、いなし、両チーム無得点のまま後半勝負を仕掛けてくる。それだけである。その結果、戦術レオ・シルバの肝である中盤がガッタガタになってしまうのが悲しいところ。しかも、レオ・シルバ選手以外の新潟の選手たちが軒並み後半20分以降動きを落としてしまい、なぜか元気なレオ・シルバ選手を尻目に、中村俊輔選手を起点としてスパンスパン両サイドをえぐられてしまう。まぁ、なぜだかもクソもなく、ナビスコ杯の疲労のせいだけれど。しかし、齋藤学選手や中町公祐選手といったスピードのある選手のドリブル突破を、疲労困憊気味で抑えるというのもきつい話で、結局、後半は両サイドからずるずるとDFラインを押し込まれ、嫌になるほどセットプレイされまくることになる。

しかし、そういった話に備えて、本日もアルビレックスはスタメンにフィジカルでマリノスの強力DF陣に対抗できる鈴木武蔵を先発させ、川又堅碁選手とともに、ガタイがよくてタッパのあるFWがしっかりセットプレイで新潟のゴールを守り続ける。そして、アルビDF陣もナビスコ杯名古屋グランパス戦のような11分で3失点とかいう気の抜けた失点は許さず、危ないシーンでも最後の最後で守田達弥選手がビッグセーブを連発し、すんでのところでマリノスにゴールを割らせない。

そんなピンチの中、柳下正明監督はレオ・シルバ選手以外の中盤の選手を全員交代という荒業に打って出る。明らかに疲労で動きが悪かった田中亜土夢選手を後半19分に加藤大選手に交代させると、37分に成岡翔選手をルーキー小泉慶選手に、そして43分に岡本英也選手を田中達也選手と交代することで、ようやく押されに押されまくったマリノスが支配した中盤を奪い返すと、今度は立て続けに反撃。が。最後の最後でレオ・シルバ選手のシュートはポストに嫌われ、鈴木選手のシュートがゴールから外れていくこの悲しさよ。

結局、試合は0-0のままタイムアップ。2013年に1度もなかったスコアレスドローを2試合連続で経験することになる。もちろん、相手が強豪マリノスであるため、まったく問題はないけれど、ネタ拾うこっちの身にとっては大問題である。次節は4月12日、アウェイで鹿島アントラーズ戦である。

[編集] 愚直と洗練と アウェイ鹿島アントラーズ

4月12日、2014年のJ1で首位をひた走る鹿島アントラーズとの一戦。なお、前節までの鹿島は、得点数最多、失点数最小というまさに王者の風格すら漂う戦績を残しており、若手とベテラン、さらには外国人選手のバランスがうまくかみ合ってまさに強豪鹿島復活をアピール。多くのサッカーファンがこりゃアルビも厳しいかなあと思ったらばしかし、いきなり主力選手であるダヴィ選手がカードの累積で試合出場停止。6節で出場停止はさすがに早すぎるけれども、まぁ、ダヴィ選手なら仕方ない。あわせて、これでワンチャンスができたと思うくらいでは、まだまだアルビレックスの懐の深さというか運の悪さというか特性というものを理解していない。でなけりゃ、2-0の試合を11分で2-3にされるわけがない。ぶっちぎりの最下位だった大分トリニータに初白星を謙譲するわけがない。

基本、利点だの余裕だのチャンスだのを持った瞬間、弱くなるチームというものは現実に存在する。

さて、試合のほうはまさに戦前の予想どおり、洗練されたパスワークで崩してくる鹿島を、新潟が愚直なマンマークで対応。ボール奪取後のカウンターを鹿島DF陣が柔軟に跳ね返すというシーンが続出。特に、絶対的にセットプレイに自信を持つ鹿島は、新潟程度のセットプレイを苦にしないとしか思えないレベルで新潟のチャンスをセットプレイでつぶしまくる。けど、まぁ、これもまた予想どおり。

唯一、予測できなかったのが、前半20分。成岡翔選手のクロスに日本代表選出のための事前合宿に参加していた川又堅碁選手がボレーで合わせ、首位チーム&最小失点のDF陣相手に値千金の先制ゴール。0-1。とりあえず、先週まで相手DFのマークに苦しんでいた川又選手が、わずか3日間の合宿で化けて帰ってきました。心より、アルベルト・ザッケローニ代表監督の選手指導力を感謝するとともに、前回大会に続く、アルビレックス選手の代表入り&W杯出場の可能性が少しだけ増えたことを心より喜ぼうとしたらばしかし、前半31分。アルビレックスの右サイドを突破した山本脩斗選手がクロスをあげると、走りこんだ土居聖真選手がしっかりとあわせて即座に同点。さすが首位チーム。嫌になるほどアルビレックスの弱点を突いてくる。さすがアルビレックスの右サイド。こなれたネタをしっかり忘れずに提供してきやがる。

結局、同点のまま前半を終了。鹿島相手に互角の争いをするアルビレックスというのも、ある意味、珍しいかもしれない。

そして後半。疲労がたまった鹿島アントラーズを相手にあの選手が無双をはじめる。というわけで、まるで新潟平野の秋、稲穂にゆれる田んぼに投入された最新鋭コンバインのようにレオ・シルバ選手が鹿島の中盤のパスワークを刈り取りまくる刈り取りまくる。普通、1対3の状況でパスを刈り取るかあ?刈り取るのかああ。それぐらいえぐいプレイを鹿島ファンに見せ付けるのだから恐ろしい。けれども、鹿島もまた、少ないチャンスを反撃に結び付けて応戦。そんな一進一退の攻防はしかし、最終的にあの選手が決めてくれるんだから恐ろしい。

というわけで、後半31分。PA内に走りこんだ鈴木武蔵選手のクロスが、川又選手、ではなくて鹿島のDF青木剛選手の足に当たり、そのままゴールの中へ吸い込まれていく

・・・へ?


え、えーっと、その、なんといいますか、意外性のある選手というものは本当にオソロシイデスネとしかいいようがない。J1最小失点チームのDFからミスを誘発させるんだから、本当に恐ろしい。しかし、たとえ相手の足であったとしてもゴールはゴール。1-2。けれど、その結果として当然のごとくいつもの守田達弥タイム到来。鹿島のシュートがバカスカ降り注ぐことになる。しかし、試合開始時から始まっているレオ・シルバタイムと同じく、アントラーズ相手に決定的なシーンを防ぐ防ぐ。とりあえず、なんだ。慎重派の柳下正明監督が、ACLへのチャレンジを口にしても納得の試合運びである、と同時に、怪我をしたら&誰か1人でも引き抜かれたらシーズンごと終わるという気がしなくもないどころか、絶対に終わる

そんな将来の不安に心を曇らせるほど、強いアルビレックスというのも久しぶりである。試合はそのまま1-2で新潟が勝利。2013年、公式戦で3敗した相手に土をつけることに成功。そして、強豪相手の3連戦で1勝2分は上々であり、これでさらに気持ちよく連勝を狙いたい、と思いたいんだけれどもしかし。連戦の最後の最後に待っているのが勝手知ったる、ではなく、勝手知られたる森保一監督と千葉和彦選手というところがまったくもってその。

なに、この、不運。いや、新潟らしくて仕方ないんだけれどもさ。というわけで、次節は4月20日ホーム、デンカビッグスワンスタジアムでリーグ2連覇中のサンフレッチェ広島戦。の前に、4月16日のナビスコ杯、ホームヴァンフォーレ甲府戦があるというところがまったくもって。とりあえず、水曜日のカップ戦をはさむと、とたんに後半の動きが落ちるアルビレックスが、2013年のアウェイ広島戦でまったく手も足も出ずに敗北した経験をどう活かすかが試される。と同時に、どーしても活かせる気がしない、するわけがないという意識が働いて困る。ま、それも含めて経験なんだけれども。

[編集] ミス待ち試合のやるせなさ ナビスコ杯ホームヴァンフォーレ甲府

4月16日、毎度毎度引き分け続きで嫌になりそなヴァンフォーレ甲府との試合は、まったくもって予測されたどおりの試合すぎて悲しくなる一戦となる。つまるところ、開幕3戦目と同じく、甲府サイドが引き気味に試合を進めるのに際し、アルビレックスの引き出しの少なさが身に沁みる身に沁みる。そして、相手の遅攻戦術に際し、見せてはいけないミスをする選手が続出。前半39分にほぼ懲罰交代のような形でキム・ジンス選手が交代すると、その後は延々と新潟甲府ともに相手のミス待ちを狙う戦いとなる。

つまるところ、甲府の術中にはまった、ということである。もちろん、アルビレックスにもそういった遅攻戦術に対抗する術はあるものの、今回の甲府はミドルシュートやセットプレイなどへの対応も完璧。むしろ、いらだつ新潟のほうがミスを連発してピンチを招くなど、相変わらず王者の戦いや強者としての心構えができないあるびれえーっくすというものをファンに見せ付ける。まぁ、相手の対策を押しつぶせるほど戦力が固まってもいない状況では、さすがに厳しい話だけれども、今後、J1下位を相手に同じように苦戦しては、下位に対する取りこぼしでACLを失う光景が今から見て取れる。しかも、その可能性がものっそく高いこともよく分かる。

そんな悲壮感あふれる甲府との戦いはしかし、最後の最後で、ルーキー小泉慶選手が頑丈に固められた甲府のゴール前をこじ開ける。

後半48分、PA内への突破をはかった小泉選手がラストパスを鈴木武蔵選手へ渡すと、DFを引き剥がして振り向きざまのシュート。見事に相手DFの足の下を抜けたボールに甲府GK岡大生の指先をかいくぐって、1-0。ついに均衡を破ると同時に、アルビレックスをナビスコ杯Bグループトップへと押し上げる。最終的に、試合はそのままタイムアップ。90分間のモヤモヤを1分間で晴らせたとしても、やはりモヤモヤはモヤモヤとして心に残る。勝ったには勝ったけれど、反省点の多い、多すぎる勝ち点3である。

次の試合は4月20日、ホームでサンフレッチェ広島戦であると同時に、少しでも休ませたかったレオ・シルバ選手に川又堅碁選手が、結局出ずっぱりになった件については、そらあアルビレックスだものしょうがねえべさ、と思うしかない。

[編集] ミス待ち試合パートⅡ・最強の敵 ホームサンフレッチェ広島

4月20日、試合前から嫌な予感しかしないJリーグ連覇中のサンフレッチェ広島戦は、ナビスコ杯ヴァンフォーレ甲府戦とまったく同じかつまったく逆の試合となる。つまり、アルビレックスが格下で広島が格上という点で、前の試合以上にミスができない、ミスをしてはいけない試合となる。

んで、ミスがたくさん。ごっつたくさん生まれるところが実にまったくあああるびれっくすぅぅ。いや、攻撃の際に突っかけて奪われるのは仕方ないのだけれど、チャレンジしてないところでの単純なパスミスやチャレンジして取られたとしても、まったく粘れないミスが連発するてえのが、実に広島の守備の強さを物語る。と同時に、新潟の攻撃陣の未熟さも物語る。つまるところ、チャンスがそのままピンチに直結する場面多すぎ。ありていに言えば、アルビレックスが普段やってるような、中盤でのハイプレスに弱すぎ。けれども、ディフェンスでのミスについては、最終ラインの大井健太郎キャプテンと、フィッツジェラルド舞行龍ジェームズ選手がしっかりと対応。ミスを犯すことなくしっかりと広島の攻撃の芽を摘みまくるため、前半20分過ぎから試合はある種、こう着状態へと陥り、甲府戦以上のお互いのミスを待ち続ける試合が完成。ビッグスワンをため息が支配する。

そして、前半早いうちから新潟のオフェンス陣が組織的な守備、特にあわてないこと、ミスをしないことに定評のある守備陣をあわてさせることができない、ミスさせることができない素直な選手ばっかということも確定。Jリーグの全DFに嫌われるような前田遼一選手や大久保嘉人選手、さらには佐藤寿人選手のような個人技とチームワークと、も1つ個人技が合わさった動きができないできない。

てゆうか、この試合は、前から固い硬いと定評のある広島DF陣に対して新潟のあわてる選手がことごとくあわてるのが新潟らしいやこんちくしょう。その上、数少ないゴール前のチャンスでも、新潟のミドルはゴールの上にけりこまなければいけないルールでもあるのだろうかというぐらいふかしまくり、シュートを打った瞬間、相手がほっとする、相手が楽になるシーンが続出。そして、広島のGK林卓人選手が、数少ない枠内に飛んだボールをことごとく弾き返し、まさに守護神の名に恥じぬ活躍っぷり。そんなシーンが前半を通して&後半も17分からの新潟の交代までは延々と繰り返される。で、田中亜土夢選手が小泉慶選手、直後の鈴木武蔵選手が田中達也選手に交代してから、ようやく新潟の攻撃からミスが減ることとなり、なんとか試合らしくなる。とりあえず、田中亜土夢選手は広島のプレス&素早いプレッシャーに負けすぎてミスを連発し、鈴木選手も鈴木選手でドリブル中に自分のフェイントで自分がこける段階で、まったくもって妥当すぎる交代である。

しかも、フェイントのモーションが大きすぎて相手DF陣が引っかかりもしないときたもんだ。

もっとも、そんなミス連発のアルビレックスに対し、サンフレッチェも森保一監督も、今回の試合をきっつい連戦の中のきっついアウェイでの1試合とみなし、最低限のラインを早くから設定。なんにせよ、ACL狙いの強豪を相手の試合と考えた結果かどうかは知らないものの、新潟相手に最低限の勝ち点を得ることに徹してくるのだから、実にまったくすさまじい。そら、2連覇するわ。結局、後半開始直後から明らかに疲労で動けない広島の中心選手を早めに下げた上、全体の運動量が少ない状況でミスを少なくする失点を回避する引き分け狙いを選択。つまるところ、前線に怖い怖い佐藤寿人選手を置くものの、残りの10人をハーフウェイラインより下げて新潟のオフェンスに対応させるフォーメーションを選んだ結果、新潟の凡ミス以外、広島の攻撃がほっとんどなくなってしまう。しかし、森保監督がよーく知ってるように、新潟がそういう相手から点を取れるような引き出しがたくさんあるかというと、ほっとんどない。まったくない、とは言い切れないけれど、そういう戦術を組織的な守備が最も得意な相手がやってくると、まず、得点できやしない。あああるびれつくすということを再確認させてくれるという点で実に嫌な監督かつ元アルビレックスヘッドコーチである。

実際、新潟は試合中、わずかながらも相手のDF陣を崩しシュートに持ち込み、少ないながらもセットプレイも獲得。けれども、最後の最後のツメが甘いシーン続出。後半、川又堅碁選手と林選手が1対1になり、シュートが見事に弾かれた時点で、あ、こらダメだという話が出てくる。てゆうか、広島の守備陣が機能しまくり、常時DFを多めにしてPA付近に張り付いた結果、アルビレックスのリズムの中に、最後の冷静さが抜け落ちる形ができてしまっていた。結局、最終的に成岡翔選手と加藤大選手を交代で入れて、リズムに変化を持たせたものの、時間が足りずにそのままタイムアップ。0-0のスコアレスドローに終わり、アルビレックスが首位相手に勝ち点1を獲得すると同時に、引き分け狙いの相手に勝ち点2を奪われる。

悲しい話であるけれど、これもまたアルビレックスの実力である、と同時に、ミスがあんだけ多かったらしゃあねえわな&少なくともこけんなあああああ、という話になる。ま、まだ春先の話である。1人の選手と1つのチームを育成していくには、それだけ多くの時間と勝ち点が必要になる。しょーがない。次の試合は4月26日、アウェイでぶっっっちぎりの最下位徳島ヴォルティス戦である。つまり、強い相手に強く、弱い相手にとことん弱いアルビレックスにとって天敵ともいえる相手との試合である。

なお、新潟市民、または日本中の新潟市出身者は、9割が強かれ弱かれアルビレックスを応援している。(ということにしておく)

[編集] その他

ビール業界と結託して洗脳活動にも余念がない。けどサッカー日本代表を応援してるビール会社とは違うんだよね
  • 試合は藤前干潟に1〜2週間に一回訪れるという大白鳥の背中の上で行われる。新潟が負けると、大白鳥が死んでしまい、動物愛護団体から訴えられるはめになる為、アウェーチームは勝ってはいけない。、
まあ、その昔、横浜のとあるクラブが6-0で勝っちゃったわけなんだが…。ただし、アルビレックスにそこまで求めていない、つまるところ、現状を十分すぎるほど理解しているファンが多いため、埼玉や大阪みたいにバス取り囲んで監督出せや騒ぎ2012年までは起きていなかった。しかし、1試合ごとに3万人を超える観客動員という新潟市民の人の良さに胡坐をかいていたら、2012年になっていつの間にか2万人前半までファン激減。そして、歴史上初めてのバス囲み。

弱いってのは、つまりそういうことである。
  • ユニフォームの胸に「亀田」の文字が入っている通り、亀田三兄弟が強力にバックアップしている。せやな、貴章、トゥーリオの怒りの矛先に選ばれて名古屋ガタガタにせえよ。
  • 本拠地は新潟市となっているけれど、クラブハウスと練習グラウンドは、田んぼと畑が多く残る北蒲原郡聖籠町存在しており、練習風景の写真からは都会的な建物がまったく見えない。
  • 2002年から2004年まで、大変珍しい金王国国籍の選手である安英学(アンヨンハッ)が在籍しており、J2優勝やJ1残留などに大きな貢献をしている。そのため、いまだにインターネットなどで金王国問題が噂されても、安の活躍があるからなあと感じる人間もいる。
  • なお、2012年に入団したキム・ジンス選手の活躍により、韓国に対しても同じ話が出てくる模様。
  • アルビレックス新潟に在籍歴を持つ選手は、他のJリーグチームでは浦和レッズ柏レイソル名古屋グランパスエイトのどれか2つに在籍歴を持つ選手がしばしば見られる。アルビからこれら3チームへの移出、これら3チームのどれかが古巣の選手がアルビに移入の、両方が含まれる。代表的選手として、山口素弘、安英学、矢野貴章、永田充など。
  • アルービレックス! ドンドンドドドン!! アルービレックス! ドンドンドドドン!! と連呼する応援スタイルが一般的だが、はっきり言えば、テーッハミング! ドンドンドドドン!! からパクっている。そのためか、いつの間にか「ア・イ・シ・テ・ル・ニ・ガ・タ!!」が主流となっている。
  • が、元となっている楽曲がユニコーンの「アイム・ア・ルーザー」というのが実にアルビレックスらしい。正確に言うとアルビファンらしい。元の歌詞がまた素晴らしくて、届かない身動きも出来ない叫んでも叫んでも空回り・・・うっ胸が。
  • エジミウソーーーン(泣)。
  • マルシオーーーーー(泣)。
  • 東口ーーーーー(泣)。
  • オシムに勝ちたかった。大佐にも勝ちたかった。ヴェルディにも勝ち逃げされた。(←こんなことを書くから2010年の天皇杯で勝てるチャンスを失うことになる。但しヴェルディが勝ち上がったら多分負けてた)
  • 中位論ではこのクラブのことを「新潟さん」と呼ぶ。これは「中位王」こと名古屋様に継ぐ中位力を持っていることから来る敬称である。また名古屋様から新潟さんの間の順位を「中位」とする説も存在する。つまり2010年の場合、1位や2位であろうと中位。10位以下は下位ということになる。しかし、1位が中位というのはちょっとまteという非常識な輩もいる。
  • なお、神社がスポンサーである以上、どこぞの宗教団体と相容れない関係で様々な制約がある気がしなくもない。まぁ、気のせいだ。多分。
  • 実は全星巧者。その昔、Jリーグでオールスターが行われた場合には負けたことが無い。なお新潟は東軍になったり西軍になったり、はっきりしない中途半端な地域なんだ。

[編集] 関連

ExSport.png この項目「アルビレックス新潟」は、エキサイト不足のようだね。
さあ、君もこの記事に胸が高まるような文付け足してみよう。レッツトライ! (Portal:スタブ)
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