アミノ酸
ナビゲーションに移動
検索に移動
アミノ酸(-さん)とは、世界で一番機数の多い戦闘機のことである。サイズは小さいものの、無限に連結が可能である。
概要[編集]
アミノ酸の大きさは非常に小さく、一機あたり1ナノメートルにも満たない。一見するとデメリットにしか見えないが、アミノ酸はそのミニマム級のサイズを最大限に利用して敵を駆逐する。また、戦闘機は破壊されてもすぐに組み立て直すことができるため、ゾンビの様な戦闘機とも言える。
アミノ酸にはもう一つ、史上稀に見る特徴がある。それは遠距離型の武器がないということだ。普通、戦闘機には銃が付いており、それで敵機を撃ち落とす。だがアミノ酸にはそのような武器は存在せず、装備されているのは全て接近型の武器である[1]。この理由は、コンパクト化するのにあたって邪魔だったから、というものが有力である。
構造[編集]
- アミノ基
- 窒素1個と水素2個から構成される部分。酸化されやすく、ニトロ基への転換も可能な、戦艦の接近型主要攻撃部である。
- カルボキシ基
- 炭素1個と酸素2個、そして水素1個から成る中枢部。酸素と炭素の二重結合部分には大量のエネルギーが秘められており[2]、特攻する際にのみ本領を発揮する。
- 側鎖
- 戦闘機の組み替え部分。ここを取り替えることでタイプを変えることができる。
特徴[編集]
一番の特徴といえばやはり「バリエーションが豊富である」ということだろう。アミノ酸には実に20種類ものタイプがあり、それぞれが異なった役割を持っている。中には偵察専用のものや、水中での活動に向いているものなど、本物の軍隊さながらの周到っぷりである。また、ペプチド結合という特殊な結合を形成することで戦闘機同士を連結させ、タンパク質という名の空母を作り出すこともできる。
なおどーでもいいことであるが人間はアミノ酸を自分で作れない。植物や他の生命体が自力で作ったそれを喰らって奪って取り込むというバイオレンスなことを何食わぬ顔でしでかしている。このことを考察、特に歴史のなんたらに演繹することはかたく禁じられている。
種類[編集]
前述した通り、アミノ酸のバリエーションは全部で20種類ある。
- グリシン
- 側鎖部分に水素1個のみを装備した、最も軽い戦闘機。機動性において優れているが、攻撃には向かない。偵察機としての使用がほとんどである。
- アラニン
- 側鎖部分にメチル基を装備した戦闘機。グリシンの強化版だが、いずれもガラクタに等しい性能である。
- バリン
- 側鎖部分にメチン基を装備し、そこからさらにメチル基を2つ装備した戦闘機。メチル基は切り離すことで非常に不安定になるので、ある程度は攻撃に使える。
- ロイシン
- バリンの側鎖の根元に、メチレン基を装備した戦闘機。「メチル基の爆発が本体にまで届く」というバリンの欠点を補うために開発された。
- イソロイシン
- ロイシンの側鎖を組み替えただけの改良型。2つのメチル基のリーチを変えることで、より広範囲の攻撃に対応できるようになった。
- セリン
- メチレン基の先にヒドロキシ基を装備した戦闘機。そのおかげで、液体中でも異常に素早く活動できるというメリットを手に入れた。が、迎撃には滅法向かないため偵察機として使用されていたようだ。
- トレオニン
- メチン基、メチレン基、ヒドロキシ基を1個ずつ装備した戦闘機。機動性だけではなく、迎撃に関しても有能である。
- プロリン
- 環状アミノ酸と呼ばれるもののうち最も簡素な造りの戦闘機。もっぱら輸送用である。
- アスパラギン
- メチレン基の先にカルバモイル基を装備した戦闘機。カルバモイル基には4種類の元素が使われているため、他の戦闘機を修理することができる。
- アスパラギン酸
- メチレン基の先にカルボキシ基を装備した戦闘機。液体中での動きはゆっくりとしているが、その代わりにその液体を酸性にすることができる。
- グルタミン
- アスパラギンの改良型で、メチレン基を二つに増やすことでリーチを長くした戦闘機。
- グルタミン酸
- アスパラギン酸の改良型で、メチレン基を二つに増やすことでリーチを長くした戦闘機。
- リジン
- メチレン基を4つも連ねた先にアミノ基を装備した戦闘機。リーチにのみ重点を置いた結果、縦長になってしまったという。
- アルギニン
- メチル基を3つも装備しているが、その先端にゴチャゴチャと付いてしまった不良品。しかしリーチは最長で、なおかつゴチャゴチャと付いている中にアミノ基を含んでいるツワモノ。一見すると何でもできそうだが、どの分野に関しても今ひとつである。
- システイン
- メチレン基の先にチオール基を装備した戦闘機。とりあえず臭い。
- メチオニン
- メチレン基2つの先に硫黄を装備、さらにその先にメチル基を持つ戦闘機。硫黄の用途は一向に不明だが、「黒色火薬を作るためではないか」という説も存在する。
- ヒスチジン
- メチレン基の先にイミダゾイル基を装備した戦闘機。戦闘用ではなく、応援用として製作された。
- フェニールアラニン
- メチレン基の先にフェニル基を装備した戦闘機。水中での活動には向かず、戦闘に関しても門外漢である。物資支給を主な役割としている様だ。
- チロシン
- フェニールアラニンの先にヒドロキシ基。フェニールアラニンを水中でも活動できるように改造した結果である。
- トリプトファン
- メチレン基の先にインドール環を装備した戦闘機。インドール環は酸化されやすく、トリプトファンはこれを切り離して放置することで攻撃する。なお、インドール環の反応には多様性があり、何が起こるか分からないので最終兵器として用いられる。
亜種[編集]
上に属さない特殊任務を担う。
- S-メチルメチオニン
- メチオニンの硫黄に魔法でもう1つメチル基を付けた輸送機。キャベツはこれでできており、キャベジンコーワの主成分である。かつてビタミンUと呼ばれたことは黒歴史。
- オルニチン
- リジンよりメチレン基が1つ足りない戦闘機。シジミはこれでできており、アルコールで弱った肝臓にいいと神格化されている。
- γ-アミノ酪酸(GABA)
- アミノ基とカルボキシル基の位置が他のアミノ酸と異なる特異戦闘機。GABA(ギャバ)と呼ばれ、中枢神経に影響する電波(でむぱ)。