ゆきなみ型護衛艦
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
ゆきなみ型護衛艦(ゆきなみがたごえいかん)は、海上自衛隊が保有するイージス艦。こんごう級の能力向上型として1990年に防空能力の向上を目的として導入が決定した。
一番艦ゆきなみの竣工は2000年。自衛隊が保有する戦闘艦の中では最大の排水量を誇る。ゆきなみ型はあわせて4隻が建造される。海上自衛隊に配備された第2世代のイージス艦で、護衛艦隊隷下の1個護衛隊群に1隻ずつ配備され、艦隊防空の要となっている。
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[編集] 概要
かつて日米貿易摩擦対策で購入された「こんごう型」による、イージス艦導入は高価な買い物ながらそれに引き換えられるほどに、自衛隊艦隊の防空能力向上の発展と次世代艦隊のあり方についてのガイドラインを示す事なった。
次世代88艦隊(航空機搭載護衛艦1隻、ヘリコプター護衛艦2隻、通常型護衛艦8隻、ミサイル護衛艦5隻)への変更や 近年における北朝鮮のテポドン等の弾道ミサイルへの対応と各国が積極的にイージスシステムの導入を決めている事も有り、防衛省や統合幕僚本部を中心として、艦隊への更なる防空能力向上と不足されていた対地攻撃能力の強化としてイージス艦の追加導入を決定することになった。
なお、当艦がDDH(ヘリコプター護衛艦)とされたのは、艦隊防空を行いつつ対潜ヘリによる対潜哨戒と搭載偏向翼機による作戦能力の向上に伴い、ヘリコプターを搭載しないDDG(ミサイル護衛艦)をバックアップの為とDCVHへの艦種変更に伴う空番を埋める為に決定された。
かつて、DDHと呼ばれた船は現在ではDCVH(航空機搭載護衛艦)に変更されている。
なお、アメリカのイージス艦同様に自衛艦としては初めて対地攻撃用のトマホーク巡航ミサイルが搭載されているほか、センサー等の技術も国産化が図られており防空専門のこんごう型よりも防空戦闘能力の向上が図られているが、その分排水量が増加している。なお、イージスシステムは3番艦まで最新鋭のベースライン7を導入している。
[編集] こんごう型からの変更点
ゆきなみ型はこんごう型イージス護衛艦をベースとして、こんごう型に不足されていたヘリコプター整備運営能力と対地攻撃能力の向上の開発されたが、その他の基本的な能力はほぼ同様である。
次世代のイージス護衛艦として自衛隊を代表する水上艦艇の一隻でもある。
[編集] みらい消失事件
日米新ガイドラインによる南米エクアドル争乱における法人救助として、エクアドルの派遣が行われる事となった。「イージス艦はあまりにも高性能であるため派遣をするべきではない」などの意見があったが、政府は2002年末に派遣を決定した。
派遣の理由としては
- 司令部機能を持つ護衛艦のローテーションが組みやすくなる。
- 高い情報処理能力を持つため安全性を確保しやすい。
- 居住性がよいため乗員の負担が軽減できる。
当三番艦「みらい」は派遣艦隊の一隻として派遣されるが、6月4日中部太平洋ミッドウェイ島沖にて低気圧に巻き込まれた同艦は突如として通信を途絶した。
海上自衛隊の及び米海軍も含め当海域を中心に捜索するも、残骸すらも発見する事は出来なかった。
日本海軍からの歴史を含め、戦没ではなく跡形無く船が消滅した事件としては、1886年に建造後フランスから回航中に消失した巡洋艦畝傍(うねひ)以来であった。
防衛省はみらい消失に伴う代艦として、平成14年度計画艦にゆきなみ級同様ヘリコプター搭載能力のある「改ゆきなみ型」あたご型護衛艦1番艦のDDG-177「あたご」を盛り込み、三菱重工長崎造船所で現在艤装中である。
なお、消失したみらいの末路をつづった作品が「ジパング」である。
[編集] スペック
- 全長:171m
- 全幅:21m
- 深さ:12m
- 喫水:6.3m
- 基準排水量:7,735t
- 満載排水量:9,998t
- 機関:石川島播磨重工業製LM2500ERガスタービン×4基(COGAG方式) 2軸推進
- 機関出力:100,000PS
- 最高速力:30kt+
- 乗員:241名(うち航空要員25名)
- 航続距離:4500海里-20kt(予測値)
- レーダー
- 対空レーダー AN/SPY-1D×4
- 対水上対空レーダー OPS-28D×1
- 射撃指揮装置
- ミサイル管制 Mk99/SPG-62×3
- 127mm砲管制 81式射撃指揮装置2型21(FCS-2-21)
- ソナー
- 艦首バウソナー OQS-4低周波ソナー
- サイドソナー OQS-21フランクアレイソナー
- 曳航ソナー SQR-19 TACTAS
- 電子戦装置
- ESM/ECM NOLQ-2
- チャフ発射機 US Mk 137×4
- 武装
- 艦載機
- MVSA-32J 多目的哨戒偏向翼機×1
- SH-60J哨戒/救難用×1
[編集] 同型艦
[編集] DDH-180 ゆきなみ
[編集] DDH-181 あすか
- 建造:三菱重工業長崎造船所
- 竣工:2001年3月16日
- 所属:第3護衛隊群第63護衛隊
- 母港:舞鶴
- 艦名の由来:飛鳥時代から。
- 同一名称艦:あすか級試験艦 (護衛艦)
[編集] DDH-182 みらい
[編集] DDH-183 あさひ
- 建造:三菱重工業長崎造船所
- 竣工:2002年4月20日
- 所属:第4護衛隊群第64護衛隊
- 母港:佐世保
- 艦名の由来:朝に昇る太陽(日)より(決して同一名新聞への当てつけではない)
- 同一名称艦:朝日 (戦艦)

