だからよ
だからよ(dakarayo-)とは、鹿児島県や沖縄県で多用される便利な言葉。非常に頻繁に用いられる言葉だが、未だに他言語に訳せない難解な語句である。他の地域においては全く使用されず、意味も通じないため、日本語であるかどうかは議論の余地がある。
概要 [編集]
「だからよ」はその成立時期さえ明確にはわかっていない謎の言葉である。しかし、鹿児島県内及び沖縄県内においては、相手の発言への応答として極めて高頻度で用いられる。これが理解できないと同県内では生活できず、テレビ番組や雑誌に踊らされた馬鹿な移住者一年中暖かな沖縄で第二の人生を切り開こうとする移住者が、現地に溶け込めずに、移住を断念する最大の理由となっている。
意味・使用例 [編集]
「だからよ」の意味を一つに特定することはできない。しかしながら、おおむね下記のように分類できる。
Ⅰ.話題中止型[編集]
「概して、相手の質問を煙にまき、逃れる際に多様される。このパターンの際、「だからよ」以降に同じ話題を続けてはならない。「だからよ」が出現した時点で、「この話は強制終了」という暗黙のルールがある。続けた場合はKY認定される。
【例文】
- A:「お前、いつになったら結婚するの?」
- B:「だからよ~」 (俺もそんなことはわかっているから、聞いてくれるなよ)
Ⅱ.驚異表明型[編集]
話し手以外の第三者に掛かるパターン。話題に対する驚きを示すもの。驚きの内容・程度に関しては問題にしない。
【例文】
- A:「そういえば、Cのやつ結婚したんだってな」
- B:「だからよ~」(Cのやつ内緒にしやがって/Cがまさか結婚できるとは)
Ⅲ.単純肯定型[編集]
話題をやんわりと肯定するパターン。しかし、抑揚の加減を間違うと「Ⅳ型」の意味になってしまうことがある。
【例文】
- A:「お前、結婚したんだって?」
- B:「だからよ~」(そうなんだよ)
Ⅳ.不本意肯定型[編集]
話題を肯定しつつも、それが本人の意思と反していることを明示するパターン。「Ⅲ型」と区別するのはネイティブ・オキナワンでないと難しい。「だ」にアクセントを置き、「だっからよ~」と言えばなお良い。
【例文】
- A:「お前、結婚したんだって?」
- B:「だっからよ~」(そうなんだけど・・・)
※たとえば、この結婚ができ婚であったりするとこの返答となる
Ⅴ.否定準備型[編集]
これからその話題について否定的な意見を述べる、という前口上。「Ⅳ型」の亜種。不本意でありつつ、肯定もしない、という点が異なる。大切なのは、「だからよ」は「いいえ」には当たらず、あくまでも前口上であるということが大切。
【例文】
- A:「どう?結婚生活は。うまくいってる?」
- B:「だっからよ~」(それがさぁ・・・)
総説[編集]
そのほかにも、多数の「だからよ」が存在するとされ、完全な否定語としても用いられることがある。もちろん、単に「because」にあたる「だから」も存在する。沖縄県民は、抑揚の微妙な加減によって、これらを完全に使い分けられる能力を有している。また、「だからよ~」のほかに「だからさ」、「だからね」、「だからな」なども多様され、沖縄県民の会話の70%を占めている。
会話例[編集]
以下は「だからよ」を用いた代表的な若者の会話。
- A「そういやB。お前、入試どうなった?」
- B「だっからよ~」
- A「そっか・・・二次試験頑張るしかないな」
- B「だからよ~。それでA、お前は?まさか受かったとか」
- A「だからさ」
- B「え、マジ?」
- A「だからよ、言ったさ。勉強しないと、って」
- B「だからよ~。でもいいなA。春休み超遊べるじゃん」
- A「だからよ。お前も二次試験がんばれよ」
- B「だからよ~」
- このように、沖縄県民の会話は「だからよ」と「だからよ」以外でほぼ成立する。沖縄県で言葉に窮したら、「だからよ」と答えればとりあえずオッケーだ。しかし使用法を間違うと村八分を食らうので注意。