こゝろ
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
こゝろ(こころ)とは、友人から彼女を奪った男が大学を卒業するも、ろくに職にも就かないまま、たわごとを言いながら死んでいく話。いわば、明治時代のNEETのたわごとである。著者は夏目漱石。
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[編集] 概要
漱石の後期三部作のひとつであり、代表作であることは言うまでもない。
先述したように、要はろくに仕事に就かないで親の遺産を食いつぶしながら生きている男、今で言うNEETの苦悩を描いた小説作品なのだが、ここに人間の本質が描かれているとして、現在でも非常に高く評価されている。授業で取り扱うと一部の女子生徒のテンションが上がる。
なお、この小説の設定をある程度引き継いだ作品が、久米田康治によって週刊少年誌に連載されている。
[編集] あらすじ
明治時代のある日あの時、かくかくしかじかの理由で人生に絶望している男に、大学生の『私』は鎌倉の海岸で出会う。
その男の人の言動に惹かれた『私』はその男の人を『先生』と呼んで慕うようになり、『先生』のお話を聞きにたびたび家に上がりこむようになる。そして、『先生』には何か複雑な過去があるのだと気付き、質問するも先生はなかなか答えてくれない。それに、突然教訓じみた助言をしてくる。
ある時、父親が重い病だというので帰省している最中、100ページ強にわたる、とても封筒に入りきるとは思えないぐらい多い量の手紙が先生から送られてくる。そこには、先生の壮絶な過去が記されていた…。
[編集] 登場人物
- 私
- 大学生で、この小説の語り手でもある。
- 本を読むのが好きで、世界中の本を読みたいと思っている。
- 『先生』の自殺後、この人も後を追って自殺したとかしなかったとか。
- 我が輩は『私』である。名前はまだ無い。
- 先生
- この小説の主人公。本名不詳。仕事には就いていない。
- 妻はもともと友人『K』の彼女(?)だった。
- 『K』を結果的に死に至らせてしまったこと、自分の親の遺産を不法に横取りした、自分が最低だと思ってるはずの叔父と、自分は同じ性質の人間だと気付いたことに絶望している。
- 絶望した!!叔父と同じで自分のためなら平気で他人を傷つける、人として最低な自分に絶望した!!
- 最終的には自殺。
- 人としての軸がぶれている。
- K(Y)
- 『先生』の友人。本名不詳。でも他の二人に比べれば、イニシャルがついてるだけでもまだマシである。
- 慕っていた女性を先生に奪われたことに絶望、軽装で雪山に入り自殺してしまう。その自殺は、結果的に『先生』も死の世界に導いてさしあげてしまった。
- 『先生』よりも背が高くてイケメンだったらしい。お嬢さんと一緒に地元を観光し片貝花火や山古志の闘牛を楽しむが、『先生』の妨害によりゴールインには至らなかった。
- 映画「黒服の男たち」とは関係ない。白川郷に住んでいたという記録もない。測量士でもないし歌手でもない。
- 先生の妻(お嬢さん)
- 先生の妻。浅草にある老舗のウナギ屋の娘。自分が『K』と『先生』の自殺の原因になってることを知らない。
- 名前は静。『私』・『先生』・『K』と違い、まともな名前が付けられている人物。漱石はよほど名前をつけるのが面倒だったようだ。
- 先生の妻の母(奥さん)
- 未亡人。本名不詳。欲求不満ゆえ、下宿人である『先生』を性的な目で見ていた。
- 沢山の下宿人を集めて如何わしいことをしようと企んでいたが、2人目の下宿人『K』がマグロであることに絶望し死去する。
- 坊っちゃん
- 『先生』の近所に住んでいる非常に短気な青年。本名不詳。
- 『先生』とは思考パターンが180度逆であることもあって相性が悪く、ろくに仕事に就かずにうじうじと過去のことに悩んでいる『先生』のことを快く思っていない。そのためご近所付き合いをほとんどしていない。
- 東京育ちの江戸っ子。以前はド田舎と名高い松山の中学校で教師をしていたが、その学校の校長達との人間関係がうまくいかなかったため、東京に帰ってきた。現在の職業は電気技師。
- 人にあだ名をつけ、その人のことを心の中にてあだ名で呼ぶのが趣味。ちなみに、『先生』には絶望先生とあだ名をつけた。
- 小川三四郎
- 熊本から上京し、大学で『先生』と知り合った青年。この人物もまともな名前が付けられている。
- 様々な人と出会い、己が三つの世界に囲まれていることを見出す。一つ目は母のいる故郷熊本。二つ目は『先生』や『K』のいる学問の世界。三つ目は華美溢れる世界。三四郎は三つ目の世界に惹かれた。
- 意中の相手が兄の友人と結婚してしまい絶望する。

